今どきの写真加工事情が気になる

近年、Z世代を中心に“映え”というものが重要視されています。
SNSに投稿する写真は見映えを良くするため、アプリで加工するのが当たり前なんて人も少なくないのではないでしょうか?
今回は、MERY公式インスタグラム(@mery.jp)のストーリーズで、ユーザーの“写真加工事情”を深掘りしました。
写真を加工している人の割合や、ユーザーがリアルに使っているアプリとは?
※2024年10月10日-10月11日に実施したMERYの公式インスタグラム(@mery.jp)ストーリーズの回答に基づく
Q:写真加工アプリを使用している人の割合は?

まず、“普段、写真加工アプリを使っているかどうか”を伺ったところ、「使ってる」派が56%でした。
写真加工アプリを使用する派が多かったものの、加工をすることが必須ではない人も一定数いるようです。
Q:写真加工で使っているアプリ&モード・フィルターは?
自分の見た目を補正・加工できるアプリの需要高め

さらに、写真加工アプリを使っている人に向けて、“写真加工で使っているアプリ&モードやフィルター”を質問しました。
使っているアプリとして名前が複数挙がったのは、自撮りに特化したARメイク機能・AIを活用したスマートビューティー機能などが特徴の「SNOW」や、自動認識のナチュラルメイク機能・種類豊富なフィルターが魅力的な「SODA」、ワンタッチでイメチェンできるAIヘアや専門的な写真編集ツールを使用できる「EPIK」などです。
全体的には、顔や肌、髪の毛などの補正・加工ができる機能を備えたアプリが人気を得ている印象を受けました。
ふんわり・モザイクなどぼかし系の加工

使用しているモードやフィルターに関しては、
「モザイクってアプリでふわふわ加工とかモザイクとか使ってる!!」
「Lightroomでふわっとさせる加工してます!」
など、やわらかい雰囲気に仕上がるモード・フィルターを挙げる人が目立ちました。
上記のコメントで挙げられていた、指でなぞった場所にぼかし加工が入れられるアプリ「モザイク」に加え、かわいらしいふんわり加工が簡単にできるアプリ「わたあめカメラ」など、ぼかし加工に特化したアプリの需要も高いようです。
エモく仕上がるレトロ風の加工

ほかには、
「ダズカメラのCPM35」
「SODAのレトロフィルター」
など、レトロ風の写真に仕上げられるモード・フィルターを愛用しているとの声もいくつか寄せられました。
通称“Dazz(ダズ)カメラ”とも呼ばれている「Dazz」は、Z世代から注目されている最新アプリの記事でもご紹介したカメラアプリ。
80年代のクラシックなフィルムカメラをイメージしたフィルターが充実している点が魅力で、SNS映えするエモい写真を撮りたいという層にウケているみたいです。
Q:加工をしない理由は?

写真加工アプリを使わない人たちが、どのような理由であえて加工をしないのかも気になるところ。
無加工派のユーザーからは、
「ありのままの思い出を残したい!」
「実際に会った時に加工してるとギャップが気になるから」
「iPhoneのカメラで十分綺麗に撮れるから」
といったコメントが。
被写体に限らず、リアルさを大切にしているから加工はしないという人が多い印象を受けました。
また、スマホに搭載されているカメラの画質がどんどん向上していることも、無加工派が一定数いた要因として考えられそうです。
回答にも挙がっていたSNSアプリ「BeReal.」は、通知がきたタイミングで2分以内を写真を撮影し、その写真を友達同士でシェアするというもの。
通知が送られてくる時間帯がランダムなうえ、アプリ内では写真加工ができない点も特徴的です。
映えを求められがちな時代に、友達のリアルな日常を見られるという斬新さが注目を集め、Z世代の間でも大きな話題に。
そんなBeReal.の流行の影響もあって、写真のリアリティさにこだわる人が増えてきているのかもしれません。
自分の姿は加工したい、けどリアルな思い出も残したい!
MERYユーザーの写真加工事情を調査した結果、加工をする派が多数派でしたが、無加工派も約4割と一定数いることが判明。
加工すると答えた人の間では、SNOWやSODAといった自分の見た目を補正・加工できる自撮り向けのアプリが人気でした。
また、無加工にこだわる理由としては、写真のリアルさを重視しているからとの声が多く寄せられました。
自分の姿は映えさせたい、でも思い出は加工したくない、そんなユーザーの本音が垣間見れるアンケート結果だったのではないでしょうか?