Z世代が「高い」と感じるものは何?

スーパーへ行くたび、値上げしている商品を見てふとため息をついてしまう今日この頃。
物価がどんどん上がっていく中、Z世代はどんなものに「値段が高い…」と感じているのでしょうか?
今回は、顔文字キーボードアプリ「Simeji」がZ世代に聞いた「“高い”と思うものTOP10」の結果をご紹介します。
第10位:参考書
まず、第10位に選ばれたのは「参考書」でした!
「一時しか使わないものなのに高すぎる」「1冊3000円高いよ」といったコメントが寄せられ、学生時代に同じように思っていた大人もきっと多いはず。
本にしては高価格なうえ、試験に合格した後は不必要になりがちなアイテムなので、そういったコスパの悪い面がZ世代には高いと感じる要因なのかもしれません。
第9位:試験などの受験費用
参考書に続き、勉強系の「試験などの受験費用」がランクイン。
回答者から「志望校を受験するだけで、2万円の受験料がかかった」「自分が出すわけでは無いものの、私立に関しては正直驚いた。公立はそこまでではないので余計ですが。」といった声が届きました。
大学などの受験費用は数万円かかるケースが一般的で、合否に関わらすこれだけのお金がかかるというのは学生のZ世代にとって衝撃なのも納得です。
第8位:脱毛
「気になっているが高くて行けない」ともどかしいコメントが挙がったのが「脱毛」です。
ムダ毛問題に関しては男女問わず悩んでいる人が多いはず。
脱毛をすれば処理などが格段に楽にはなりますが、特におこづかいでやりくりをしている学生の場合、その費用を自身で工面するのはハードルが高いのでしょう。
第7位:プリクラ
続いては、女子高生の定番の遊びスポットである「プリクラ」がIN。
「母たち世代より高いらしい」「400円だったのが500円になった」など、Z世代たちはプリクラにも値上がりの波がきていることを嘆いてるよう。
また、注目だったのが「良いプリクラだと髪も綺麗になるけど、その分値段が高い」との声。
今の時代は、“盛れ具合”と“安さ”どちらを取るかで意見が分かれるなんて場面もあるのかもしれません。
第6位:ライブチケット
Z世代に大人気の推し活ですが、推しに会うための「ライブチケット」がここにきてランクイン。
「1席1万円を超えるともう嫌になる」とチケット代自体の高さに悩む人もいれば、「推しに会うために遠征して3万飛んだ!稼がないと!!」とチケット代+遠征費の捻出に苦労している人も。
最近は鉄道会社で運賃の値上げが行われていたのも記憶に新しく、そうなるとZ世代にとっては推しに会いに行くための交通費もネックな存在に。
約2時間前後のライブに1万、加えて決して安くない交通費や遠征費と、推しに会えるとは言え、その費用はZ世代にとって高額に感じてしまうはずです。
第5位:メイク用品
脱マスク化でコスメ市場がまた盛り上がりを見せそうですが、そんな「メイク用品」もZ世代にとって高いと感じる存在のよう。
近年は、Z世代の間で『DIOR(ディオール)』などデパコスブランドの人気に火がついており、実際に「ブランドコスメは良いけど高い涙」「一式揃えるのに10万は超えるってむり」といった意見も。
デパコスブランドに憧れを抱く人が多いことが、この結果にも表れているのではないでしょうか?
第4位:テーマパークのチケット

値上げと言えば、有名な「テーマパーク」でも入場料がどんどん上がっています。
Z世代からは「値上げしたから、行く機会が減ってしまった」という悲しいコメントが。
価格変動制が取り入れられているテーマパークでは、日によって入場料だけで1万円近くかかってしまうのが現状。
Z世代にとっては、もう気軽に遊びに行けるスポットではなくなってしまっているのかもしれません。
第3位:ゲーム/アプリへの課金
ここからはTOP3!
第3位は「ゲーム/アプリへの課金」で、「つい、ちょっとだけ課金するとつもりが、止まらない」「金額を見るとゾッとする」といったように気づけばたくさんお金を使ってしまうZ世代が多いよう。
以前、Z世代のゲーム事情について調査した記事では、「ディズニー ツイステッドワンダーランド」をはじめとした男性キャラメインの女性向けゲームが人気でした。
推し活をする感覚でゲームやアプリに課金してしまうという人もきっと少なくないのでは?
第2位:洋服
惜しくも第2位となったのは、トレンドがどんどん移り変わりする「洋服」。
流行りのファッションを楽しむのは若者の醍醐味でもありますが、毎シーズンごとに新作アイテムを購入するとなるとそれなりの出費に…。
コメントでは、「ユニクロとGUの値段はすごい」「ユニクロとGUに感謝」とお手頃な価格で買えるブランドを称賛する声も複数挙がっていました。
第1位:推しグッズ
注目の第1位は、もはやZ世代には欠かせない存在となってきつつある「推しグッズ」でした!
「2日間で2万円消えていった」「ライブの物販などで3ヶ月分ぐらいのお小遣いが消えた」などリアルすぎる悲痛な声が…。
推し活グッズはランダム要素のある商品も多く、1個数百円の缶バッジやキーホルダーでも推しを引き当てようと複数個買えば、あっという間に出費がかさんでしまうもの。
また、「送料700円とか…」「送料が高いんよ」と送料問題に悩まされている人もいました。
推しへの出費に悩まされがち?
Z世代から高いと感じるものとして挙げられた項目を並べてみると、推しグッズ・ゲームやアプリへの課金・ライブチケットなど、流行りの“推し活”に関わるものが目立っていました。
大好きなアイドルやキャラクターのための出費に、Z世代は日々悩まされがちなのかもしれません。
【調査概要】
『“高い”と思うものTOP10』
調査時期:2023年2月21日~2023年3月6日
調査対象:10歳~24歳の男女
回答者数:391名
調査方法:顔文字キーボードアプリ「Simeji」アプリ上
調査主体:バイドゥ株式会社