今、Z世代が夢中になっているゲームとは?
“ゲーム”といえば、コロナ禍などの影響でお家時間が増えがちだったここ数年で需要が高まった存在のひとつ。
Z世代の中にも、日頃からゲームを楽しんでいる人は少なくないのではないでしょうか?
今回は、Z世代のゲーム事情を調査したMERYユーザーアンケート結果を参考に、今どんなゲームが若者に好まれているのかを考察していきます。
※2023年6月2日(金)~12日(月)に実施した「MERYユーザーアンケート」Z世代114人の調査結果に基づく
普段、ゲームで遊んでいる人の割合は?
まず、「ゲームはする方ですか?」と質問してみたところ、Z世代ユーザーの約4割が「はい」と答えました。
Z世代の趣味といえば、SNS・推し活などがパッと思い浮かびますが、ゲーム人気もそこそこ高いようです。
何の媒体でゲームをプレイする?
続いて、ゲームをすると答えた人に対し、スマホ・ゲーム機・PCのうち、どの媒体でゲームをプレイしているかを伺うと、全体の約半数が「スマホ」と回答。
ただ、「ゲーム機」も4割近い人から支持を集めており、スマホ派とそこまで変わらない割合に。
Z世代の中でもスマホが一強という結果にならなかったのは、少し意外だったのではないでしょうか?
スマホ派・ゲーム機派・PC派でそれぞれ何が人気?
スマホ派:男性キャラメインの「ツイステ」やパズルゲームが人気
スマホ派・ゲーム機派・PC派で、それぞれどんなタイトルが人気なのかも気になるところ。
まず、スマホ派の中で1番票を集めたのは「ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)」です。
同タイトルの大きな特徴は、ディズニー作品に登場する悪役たち(ヴィランズ)がモチーフになっていること、そしてメインキャラが男性ばかりという点。
アンケート全体でも男性キャラメインのタイトルが多く挙がっていたのが印象的で、個性豊かな刀剣男士を集めて育てるシミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」や、男性アイドルをプロデュースする〈Basic〉と、リズムゲームを楽しめる〈Music〉の2つのプレイスタイルが選べる「あんさんぶるスターズ!!(あんスタ)」なども複数人から回答が寄せられました。
ほかにスマホゲームで人気だったのは、「LINE:ディズニー ツムツム」「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」「ホームスケイプ」といったパズル系ゲームたち。
また、どちらのジャンルでもディズニー関連のタイトルが人気を集めていた点も注目ポイント。
ゲーム機派:Switchで遊んでいる人が多め
ゲーム機派で特に人気だったのは、長年親しまれている有名タイトルである「どうぶつの森」シリーズと「ポケットモンスター」シリーズの2つ。
その中でも具体的に名前の挙がった「あつまれ どうぶつの森」と「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」は、ともに『Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)』用のゲームソフトという共通点が。
同ハードで遊べるタイトルでいうと、「スプラトゥーン」や「マリオカート」といった回答も複数寄せられており、ゲーム機派はSwitchを愛用している人が多いことも伺えます。
PC派:ハリポタ・FF14など票がバラつく結果に
PC派の場合は、全シリーズ内で2作目のMMORPGとなる「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」や、オンライン麻雀ゲーム「雀魂(じゃんたま)」など、全体的に回答がバラつきました。
さまざまタイトルが並ぶ中でも注目だったのが、『ハリー・ポッター』シリーズの世界を舞台にしたオープンワールドアクションRPG「ホグワーツ・レガシー」です。
ハリポタといえば、先日としまえん跡地にオープンした体験型施設『ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター』や、『TULLY'S COFFEE』とのコラボなども最近SNSで話題になっていました。
ハリポタ関連のコンテンツは、今後もZ世代にとって目が離せない存在となりそうです。
Z世代は“魅力的なキャラクター”が登場するゲームを好む
今回のアンケートでは、特に人気の高かった男性キャラメインのゲームをはじめ、ディズニー、ポケモン、動物系など、魅力的なキャラクターが登場するゲームタイトルに票が集まっていた印象です。
また、スマホ派とゲーム機派の割合はそこまで大きく差が開かなかったり、PCでプレイする派もちらほらいたりと、Z世代の中にも家でがっつりゲームを楽しんでいる人はけっこういるのかもしれません。