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ICOCAの使い方、ぜんぶ教えます♡利用可能エリアやチャージの方法も解説!

同じ交通系電子マネーでも、ICOCAの使い方がSuicaと違うことを知っていますか?チャージの仕方やモバイルの有無など、違いを押さえておくと安心して使えますよ。ICOCAを使える乗り物や、ポイントの貯め方なども紹介します。

更新 2021.12.30 公開日 2022.01.05
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『ICOCA』ってなに?

ICOCAの名前を知っていても、どのような特徴があるのかまでは知らない人もいるはず。賢い使い方を知るためにも、ICOCAの基本的な知識を解説します!

JR西日本が発行するICカード

ICOCAは『JR西日本』が発行している交通系電子マネーです。Suicaの西日本版と考えると分かりやすいかもしれませんね。

鉄道を始めとする乗り物で使えるほか、電子マネーとして買い物にも使えます。利用すると残高は減っていきますが、チャージして繰り返し利用可能ですよ。

スマホには未対応

西日本版のSuicaのようなものと紹介しましたが、『スマホ未対応』の点は異なります。2021年12月時点ではカードタイプでしか使えません。

ただし、2023年春からは『モバイルICOCA(仮称)』の提供を開始する計画だと、JR西日本は発表しています。カードタイプと同じように使えるほか、さまざまな機能の実装が検討されているそうです。

例えば、アプリでチャージ残額・履歴のチェックや、新幹線の予約・支払い・乗車ができるようになるかもしれません。これが実現すれば、スマートフォン1台でICOCAのさまざまなサービスを利用でき、ますます便利になりそうですね!

ICOCAを使える乗り物は?使えるエリアも要チェック

ICカードのICOCAは、通勤や外出時に使う電車やバスなどで使えますよ。ICOCAを使える代表的なエリアを見ていきましょう。注意点もチェックしておけば、迷わず使えるはずです!

交通系ICマークのある鉄道・バス

ICOCAは関西を中心とするICOCAエリアに加え、『全国相互利用』できるエリアで使えます。具体的には下記の交通系電子マネーのエリアです。

・Kitaca
・Suica
・PASMO
・TOICA
・manaca
・PiTaPa
・nimoca
・SUGOCA
・はやかけん

上記エリアの電車やバス・加盟店での支払いにICOCAを使えます。使用に迷ったときには、『ICマーク』の有無をチェックすると確実です。

旅行や出張で各地域へ訪れたときにも、ICOCA1枚で交通から買い物までできて便利ですね。

エリアをまたがっての利用は難しい

全国の幅広いエリアで使えるICOCAですが、各エリアをまたいでの利用にはまだ不十分な点もあります。

隣駅まで一駅乗りたいだけなのに、エリアをまたいでしまうため、ICOCAをはじめとする交通系電子マネーを利用できない場所があります。ただし、エリアまたぎの不便さは徐々に改善中です。

例えばICOCAエリアの米原駅は、TOICAエリアからの利用もできるようになりました。他社線へ乗り換えるICOCA連絡定期券のエリアも拡大中です。現状は不便な点もありますが、少しずつ改善され便利になってきていますね。

ICOCAを使った乗車方法

ICOCAを使って電車やバスに乗り降りするときには、自動改札機の読み取り部分にタッチすればOKです。タッチすると『ピッ』『ピピッ』と音がして、ゲートを通過できますよ。

読み取りがうまくいかないときは、『ピピピピピ』という音とともにゲートが閉まり、ディスプレイに『もう一度ふれてください』と表示されます。この表示が出たときはもう1度タッチしてくださいね。

何度タッチしてもゲートが閉まるときは、パスケースに複数枚の交通系ICカードが入っていないか確認します。2枚以上のICOCAやその他の交通系ICカードが入っていると、出場も精算もできないので要注意です。

その他にも、ICOCAの使い方はいろいろ♡

電車やバスの利用に便利なICOCAは、他にも使い方がありますよ。使える場所や買えないものを把握しておくことで、ICOCAを有効活用できるでしょう!

電子マネーとして使う

ICOCAにチャージしておけば、残高を『電子マネー』として使えます。『ICOCAマーク』や『ICマーク』のある店舗で支払い可能ですよ。

エキナカのお店はもちろん、街のお店にも利用できる店舗がたくさんあります。通勤途中で急いでいるときやレジが混み合っているときなどで、財布を出さずに会計できて便利ですね。

ICOCAで買い物ができるお店

支払いにICOCAを使えるお店は、全国に100万店舗以上ありますよ。大手コンビニの『セブン-イレブン』『ファミリーマート』『ローソン』でも使えるため、ランチを買いにいくときにも便利です。

日用品の買い物ができる『イオン』や、ショッピングセンターの『アリオ』、おしゃれな雑貨がそろう『ロフト』でも使えます。『マツモトキヨシ』や『ウエルシア』などのドラッグストアも対象店ですよ。

おいしいラテで一息入れたいときには、『スターバックス コーヒー』や『タリーズコーヒー』でも使えます。『デニーズ』『ラ・パウザ』など、レストランでも利用可能です。『日本郵便』や『ヤマト運輸』で荷物を送るときの支払いもできますよ。

ICOCAでは支払えないものもある

通常の買い物にICOCAを使えるお店であっても、商品によってはICOCAで支払えないものもあります。例えばセブン-イレブンであれば、下記のアイテムの購入にICOCAは使えません。

・公共料金やインターネット代金など収納代行
・インターネットショッピング店頭受け取り時の店頭払い(セブンネットショッピング以外)
・マルチコピー機の代金
・切手・印紙・はがきなど
・QUOカード・テレホンカード・プリペイドカードなど金券類
・映画のチケット
・地区指定のごみ袋・ごみ処理券
・nanacoカードの発行手数料
・電子マネーへの現金チャージ

ICOCAを使えないアイテムはお店ごとに異なります。ICOCAに対応していないアイテムを購入する際には、現金など他の支払い方法を用意しておきましょう!

ICOCA利用で貯まる、『ICOCAポイント』に注目♡

日常使いする電子マネーなら、ポイントが貯まるとうれしいですよね。

ICOCAを利用すればポイントも貯められますよ。便利なだけでなく、お得にICOCAを使える仕組みです。

ICOCAポイントって?

利用登録することで貯められるようになるICOCAポイントは、電車の利用や買い物で付与されます。貯まったポイントは『有効期限がない』のが特徴です。

ただし、25カ月以上チャージやポイントチャージをしていない場合、利用登録が解除されてしまう点に注意しましょう!解除されるとポイントが貯まらないため、再び使うなら改めて利用登録が必要ですよ。

貯まったポイントはICOCAへチャージして、1ポイント=1円として使えます。ICOCAを使える自動券売機やのりこし精算機などで、ポイントチャージが可能です。

対象のICOCAと登録手順

ICOCAポイントを貯めるには、利用登録が欠かせません。登録の対象となっているのは、『ICOCA』『こどもICOCA』『ICOCAロゴのあるカード(記念デザインICOCA含む)』です。

JR西日本以外で購入されたICOCAでも、登録してポイントを貯められますよ。登録方法は『自動券売機』か『Webサイト』の2種類です。

自動券売機なら最初の画面で『ICOCAポイント利用登録』を選び、利用登録同意画面・登録完了画面へ進むだけで簡単に設定できます。Webサイトでの登録は、『Club J-WEST会員サポートページ』か『利用登録フォーム』のいずれかで行います。

ポイントの貯め方

ポイントは『電車の利用』と『一部のICOCA加盟店での買い物』で貯められます。電車で貯める方法は2種類です。

『時間帯指定ポイント』は平日10:00~17:00に入出場した利用と、土日祝日の終日利用で付与されます。1カ月間の時間帯指定ポイント適用区間ごとの利用回数が4回目以降になると、毎回運賃の50%か30%のポイントが貯まる仕組みです。

ただし、時間帯指定ポイントは京阪神地区の一部が対象なので、エリア外で使用してもこのポイントは貯まりません。
『利用回数ポイント』では1カ月の同一運賃区間の利用が11回目以降になると、毎回運賃の15%のポイントが貯まります。ICOCAエリア内の駅相互間の利用が対象です。

混雑する時間をさけたり、同じ運賃の区間を繰り返し利用したりするだけでポイントが貯まりますよ。

より便利な『SMART ICOCA』について知ろう!

ICOCAを使っている人の中には、「なかなかポイントが貯まらない」「現金でしかチャージできないのが不便」と感じている人もいるはず。日常で感じる不便を解消するには、『SMART ICOCA』の利用が便利ですよ。

通常のICOCAと何が違う?

SMART ICOCAは『クレジットカードと連携』して使う点が、通常のICOCAと異なります。連携したクレジットカードでチャージできるため、現金の持ち合わせがない日でもチャージが可能です。

さらにクレジットカードを利用すれば、チャージの度にクレジットカードのポイントを獲得できます。電車の利用や買い物でなかなかICOCAポイントが貯まらない人でも、日々の利用で確実にクレジットカードのポイントを貯められますね。

紛失しても再発行できる点や、Webで利用履歴・ポイント履歴をチェックできる点も便利なポイントです。

SMART ICOCAの購入方法

クレカチャージができてポイントも貯められるSMART ICOCAは、2種類の申し込み方法があります。運転免許証を持っているJ-WESTネット会員なら、『JRおでかけネット』からのオンライン申し込みが便利で◎

そのほか、JR西日本の主要な駅に置いてある『SMART ICOCA入会申込書』を郵送しての申し込みが可能です。発行時には初回チャージ1,500円と預り金であるデポジット500円の、合計2,000円が必要です。

連携してチャージに利用するため、申込者本人名義のクレジットカードも必須です。なお、SMART ICOCAへの申し込みは、1人1枚までに制限されています。

ICOCAはオートチャージできない!チャージ方法に要注意

使い始めたばかりのICOCAユーザーの中には、「クレジットカードと連携したのに改札でチャージされない」と困った人もいるかもしれませんね。チャージ方法を確認すれば、スムーズに利用できますよ。

ICOCAはオートチャージ機能がない

チャージ残高があらかじめ決められた金額を下回ると、自動的にチャージされる仕組みを『オートチャージ』といいます。改札を通過するときに自動でチャージされるため、残高を気にせず使えるのが特徴です。

ただし、ICOCAにはオートチャージ機能がありません。クレジットカードと連携するSMART ICOCAにもオートチャージ機能はなく、その都度チャージする必要があります。

SMART ICOCAはクイックチャージが可能

使っているのがSMART ICOCAなら、『クイックチャージ』に対応していますよ。駅に設置されているクイックチャージ機を使い、下記の3ステップでチャージ完了です。現金もクレカも用意する必要がありません。

1. クイックチャージ機右上のカードホルダーにSMART ICOCAを入れる
2. チャージ金額ボタンから希望の金額を選ぶ(3,000円・5,000円・1万円)
3. カードホルダーからSMART ICOCAを抜く

「クイックチャージもできない」と困ったときには、チャージ残高を確認します。残高が2万円を超えるチャージはできないため、範囲内におさまるようチャージ金額を下げるといいですよ。また、1日2万円、1カ月4万円というチャージ金額の上限にも注意しましょう!

ICOCAにチャージする方法

通常のICOCAへのチャージは、自動券売機か入金機で以下の手順で行います。

1. 『チャージする』ボタンを押す
2. ICOCAを挿入するか、カードリーダーに置く
3. チャージ金額を500円(自動券売機のみ)・1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・1万円から選ぶ
4. チャージ金額分の現金を入れる
5. 領収書の要・不要を選ぶ
6. ICOCAを受け取る

なお、SMART ICOCAと同じで、カード内の残高が2万円を超えるチャージはできません。

もっと便利に使うなら、『SMART ICOCA』を活用してみて♡

JR西日本が発行するICカード『ICOCA』は、電車やバスなどで使えるほか、ICOCAマークやICマークのあるお店での買い物にも使えます。

より便利に使うには、『SMART ICOCA』を申し込むのがおすすめです。クレジットカードと連携することでクイックチャージができるため、手持ちの現金がなくてもチャージできますよ。

クレジットカードのポイントを貯められるのも魅力なので、SMART ICOCAを上手に活用してみてくださいね。

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