今、Z世代に人気の韓国グルメとは?

Z世代の間では、韓国のコスメやファッション、アイドルなど、韓国発のカルチャーがよく注目を集めています。
そこで今回は、“韓国グルメ”をテーマにしたMERYユーザーアンケートを実施。
ご飯系からスイーツ系まで、今どんな韓国グルメがZ世代に人気なのかを探っていきます!
※2024年5月に実施した「MERYユーザーアンケート」Z世代91人の調査結果に基づく
Q:ご飯系orスイーツ系、好きなのは?

まずは、“ご飯系orスイーツ系ではどちらの韓国グルメが好きか”を伺いました。
結果は、「ご飯系」と答えた人が約8割で、がっつり食べたいときにもお腹が満たされるような韓国グルメを好むZ世代が多いようです。
ですが、韓国グルメといえば、SNS映えする太っちょなマカロン「トゥンカロン」や、クロワッサンとワッフルを掛け合わせた「クロッフル」など、スイーツ系がZ世代の間で話題になっている印象もあります。
Z世代の食の好みと韓国グルメのトレンドにあまり関連性がないというのは、意外な事実かもしれません。
Q:韓国グルメで好きなメニューは?

続いて、“韓国グルメで好きなメニュー”を具体的に聞いてみました。
Z世代が好きな韓国グルメランキング1位に輝いたのは、韓国風のり巻きの「キンパ」でした。
キンパは太巻きタイプのものが一般的で、具材には加熱した牛肉や卵、にんじん、たくあんなどがよく用いられます。
最近では、日本のスーパーやコンビニなどでも販売されるようになり、節分には、恵方巻とともにキンパが並べられている光景を見かけることも。
Z世代はもちろん、幅広い世代の日本人の間でキンパ人気がどんどん高まっていると考えられそうです。
2位には焼いた豚バラ肉をサンチュで巻いて食べるのが一般的な「サムギョプサル」、3位には甘辛いソースで味つけしたフライドチキンを指す「ヤンニョムチキン」が続きました。
TOP3にはご飯やお肉を用いた料理ががランクインしており、やはりZ世代はがっつり系の韓国グルメに目がない様子。
また、「スンドゥブ」「トッポギ」といった辛い系、チーズを使用した「チーズタッカルビ」「チーズハットグ」などの回答もちらほら。
Q:韓国料理はどこで食べることが多い?

Z世代が“韓国料理をどこで食べる(購入する)ことが多いのか”も調査。
最も票が集まったのは「レストラン・居酒屋」で、全体の7割を占めました。
Z世代は、ご飯系やがっつりとした韓国料理を外食で楽しむ傾向にあるのかもしれません。
また、次点で多かったのは約2割が回答した「自炊・テイクアウト」でした。
好きな韓国グルメTOP3にも入っていたキンパやヤンニョムチキンは、韓国料理のテイクアウト専門店の定番メニューであり、お家で食べられる韓国料理もまた人気があるみたいです。
Q:最近周りで流行している韓国グルメは?

最後に、“最近周りで流行ってる韓国グルメ”を具体的に伺いました。
1位に輝いた「カンジャンケジャン」は、しょうゆをベースにしたタレに、メインの食材となるワタリガニ、玉ねぎやにんにくなどの野菜を漬け込んで熟成させた料理のこと。
魚介系の韓国グルメではほかにも、タコの踊り食いをする「サンナッチ」、イイダコを甘辛く炒めた料理を一般的に指す「チュクミ」なども回答に挙がっていました。
続く2位、3位には、韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」や、薄く平たいシルエットとカリカリ食感が特徴の進化系クロワッサン「クルンジ」など、スイーツ系の韓国グルメがランクイン。
好きな韓国グルメを伺った質問でご飯系が人気だったのとは対照的に、こちらの問いではスイーツに関する回答が目立っていました。
また、直近ではタンフルから派生した「氷タンフル」もSNSで話題に!
基本の材料は氷水と冷凍フルーツのみで、作り方も一緒に混ぜ合わせるだけでOKとお手軽なのが魅力的。
ヘルシーでありながら、フルーツ飴のようなパリッとした食感を味わえるとZ世代の間でも人気を集めているようです。
ご飯系が好きだけど、流行に乗るならスイーツ系!
Z世代の韓国グルメ事情を深掘りしてみた結果、キンパやサムギョプサルといったご飯系を好む人が目立ち、韓国料理を食べる場所に関しても、がっつりとしたメニューが充実しているレストラン・居酒屋を挙げる人が多数でした。
一方で、周りで流行している韓国グルメを伺った質問においては、タンフルを筆頭としたスイーツ系に注目している人が多かったのが印象的でした。
リアルに食べたい韓国グルメはご飯系、でもトレンド感やSNS映えを重視するならスイーツ系を選ぶというのがZ世代たちの本音のようです。