Z世代が欲しいと思う製品やサービスって?
コスパ&タイパを重視し、スマホで情報収集をするのが活発なZ世代は、どんな製品やサービスを好ましく思うのでしょうか?
今回は「株式会社オリゾ」が行った18〜26歳330名を対象とした“Z世代に選ばれる企業/ブランドに関する実態調査”についてご紹介。
購入する際に価格以外で重視する要素や企業の信頼性をどこで判断しているか、オンラインとオフラインどちらで購入するのか、記憶に残っているブランドの広告・プロモーションについて詳しくお届けしていきます。
Q:製品やサービスを購入する際に、価格以外で重視する要素は?
まず最初に製品やサービスを購入する際に、価格以外で重視する要素についてのアンケートを見ていきます。
1番回答が多かったのは「品質(54.8%)」。
次に多かった「デザイン性(51.8%)」も1位とあまり大差なく、約5割いました。
3位の「企業としての信頼性(37.0%)」と4位の「トレンド性(33.3%)」は0.07%差でほぼ同じくらいの割合であることが判明しました。
Q:具体的にどのような点から信頼性があるかを判断していますか?
先程の質問で「企業としての信頼性」と答えた人に、具体的にどのような点から信頼性があるかを判断しているか伺った結果は画像の通り。
圧倒的に「製品/パッケージデザイン(83.1%)」が多く、全体の約8割が回答。
次いで「商品名(60.5%)」「SNSでの発信内容(56.5%)」と続き、TOP3を占めました。
Q:製品やサービスを購入する際に、オンラインとオフライン(店舗など)のどちらを好みますか?
こちらは、オンラインとオフラインどちらを好むかについての円グラフです。
全体の約5割が「オンライン(52.4%)」と答え、「オフライン(37.3%)」が約4割、「どちらともいえない(10.3%)」が約1割という結果に。
デジタルネイティブなZ世代は、オンラインを好む人が圧倒的に多いのではないかと思われましたが、意外とオフラインを好む人も多いことが明らかになりました。
Q:オンラインで製品やサービスを購入したい理由を教えてください
先程、オンラインを好むと回答した人にその理由を聞いた回答結果についてです。
上位3つを見てみると「商品の比較が簡単にできるから(59.0%)」が一番多く、次いで「買い物時間が短縮でき、タイパがいいから(56.6%)」「他の消費者のレビューを参考にしやすいから(44.5%)」と続きました。
店舗で商品比較をするのは時間と労力がかかることや、お店に行く時間や手間を考えるとオンラインの方が魅力に感じるようですね。
Q:オフラインで製品やサービスを購入したい理由を教えてください
こちらは、オフラインと答えた人の理由です。
回答が多かったTOP3を見てみると、1位と3位に「実際に商品を手に取り、試着や触感を確かめられるから(74.0%)」「商品状態の確認ができるから(41.5%)」といったオフラインでないとできない理由が入っていました。
「購入体験そのものを楽しむことができるから(42.3%)」という回答も多く、ショッピングに行くこと自体を楽しみに感じていることがわかりました。
Q:記憶に残っているブランドの広告/プロモーションはありますか?
最後は広告・プロモーションについて。
「記憶に残っているブランドの広告/プロモーションはありますか?」という問いに対し、約6割が「ある」と答え、約3割が「ない(34.2%)」と回答。
「わからない(8.2%)」は1割未満でした。
記憶に残っているZ世代の方が多いことから、広告・プロモーションが少なからず購買に影響していることがわかります。
Q:記憶に残っているブランドの広告/プロモーションはどのような内容でしたか?
先程、記憶にあると答えた人にどのような内容であったか質問した結果は画像通り。
1位と2位に「楽しさ、驚きなどエモーショナルで、感情に訴えかける内容(63.7%)」「ターゲットのニーズ/願望/価値観に深く共感する内容(51.1%)」といった回答が入っていることから、心に刺さる内容が記憶に残こる傾向があることが読み取れます。
デザインと品質にこだわる製品やサービスが好まれる!
アンケート結果から、若者のトレンドを取り入れたSNS映えするパッケージデザインや品質にこだわりが感じられる製品やサービスがZ世代から選ばれると考えられます。
オフラインよりオンラインを好む人の方が多いので、オンラインでも品質について詳細がわかるような工夫がされている製品やサービスの方が購買意欲に繋がると思われます。
【調査概要】
『Z世代に選ばれる企業/ブランドに関する実態調査』
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年11月17日~2023年11月20日
調査対象:18〜26歳 300名(月に30,000円以上製品やサービスを購入しているZ世代)
調査主体:株式会社オリゾ