Z世代の節約事情とは?
日頃から、あらゆる消費行動に対しコストパフォーマンスを追及しているZ世代。
そんな彼らは、やはり節約にも力を入れているのでしょうか?
今回は、企業のマーケティング支援を行っている『株式会社ブレイブ』が、1人暮らしのZ世代100人に聞いた節約事情に関するアンケートの結果をシェアしながら、その実態を深掘りしていきます。
Z世代なりの節約術や向き合い方とは一体?
主に何を節約している?
まずは、“普段どんな節約を意識して行っているか”について質問。
第1位となったのは「食費の削減」で、次点の「光熱費の削減」にもたくさんの票が集まりました。
一方で、交際費や趣味への出費を節約している人は少ない傾向に。
日々の生活に直結するような費用よりも、流行りの推し活や友達とのカフェ巡りなど、自分の好きなことにかけるお金を優先したい人がZ世代は多いのかもしれません。
“買い物の仕方に工夫を凝らす”ことでやりくり
さらに、それぞれの項目別で具体的な節約方法を伺ったところ、最も多かった食費の削減には「おなかが空いた状態で買い物に行かない」「惣菜は割引シールが張られたものだけ買う」といったコメントが寄せられました。
また、「服はフリマサイトで買う」「デパコスからプチプラに変えた」など購入時の出費をなるべく抑えているという声は別の項目でもちらほら。
買い方に工夫を凝らすというのが、Z世代にとっては鉄板の節約術なのかもしれません。
ほかに注目だったのは「美容院やネイルは安く利用できる予約サイトから予約する」とのコメント。
先ほど挙げたフリマサイトの活用にも当てはまりますが、ネットを駆使して費用を削減する節約テクはまさにZ世代らしいです。
Z世代が節約をする目的は何?
続いて、“節約をする理由”について伺った設問では「物価高のため」や「貯金のため」との回答が多くを占める結果に。
「結婚・養育・住宅購入費用を貯めるため」「老後の生活費用にするため」など将来に備えることを目的とした理由を挙げた人も一定数いて、コメントでは物価高や老後2000万円問題について言及する人も。
時事的問題をしっかり意識していたり、貯金を重要視していたりと、Z世代のお金に対する考え方はけっこう堅実的なようです。
節約に“自分なりのメリット”を見出している!
では、前述の質問で答えた状況が改善したり、意識の変化があったりしても、今行っている節約を続けたいと思うZ世代はどのくらいいるのでしょうか?
「すべて続けたい」と答えた人は6割で、「一部続けたい」と回答した人を合わせると全体の95%に及びました。
この結果を見ると、そもそもZ世代の間では“節約が習慣化している”とも考えられそうです。
また、続けたい理由として「ストレスでもなく、むしろお金が貯まり心身ともにハッピーな気持ちなので」「ただの節約だけではなく、不摂生も改善されたから」といったコメントが寄せられ、節約に自分なりのメリットを見出しているZ世代も少なくないようでした。
将来のために、節約に勤しむZ世代
Z世代には10代の学生も含まれますが、節約の目的として、多くの人が趣味などではなく“将来に備えて貯金をするため”に行っていると答えていたのが印象的でした。
また、具体的な節約方法を伺った設問では、ネットを活用して出費を極力減らすなど、今どきな若者らしい回答も。
彼らなりにうまく節約と向き合いながら、堅実的にお金の使い方を考えているようです◎
【調査概要】
『Z世代100人の節約事情』
調査時期:2023年6月16日~6月17日
調査対象:18歳~27歳の1人暮らしの男女
回答者数:100名
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社ブレイブ