#20代のリアル恋バナ座談会

MERY編集部がZ世代のリアルを探るインタビュー企画。
第7回となる今回は、大学生のbibiさんにMERY編集部がお話をお伺いしました。
ぶっちゃけ恋人の存在はいるのか論や、恋愛や結婚に対しての考え方など、過去の恋愛座談会とはまた違った角度の意見が出てきたので、ぜひチェックしてみてください。
前回の恋愛座談会はこちらから↓
恋愛観や懐かしい恋の話まで、恋バナスタート

Q:ぶっちゃけ、恋人の存在っている?
bibi:全く恋愛したいと思ってないですねぇ。
中高が女子校で、一番そういう恋愛ごとが多い時期の6年間を女子校で過ごしてしまったんですよね。
編集部:bibiちゃん女子校なんだ!
bibi:はい、だから私にとって人生で彼氏がいる状態が普通じゃないんです。
だから逆に恋人がいると非常事態になっちゃうんですよ、恋愛してない状態がデフォなんですよね。
Q:結婚願望もあまりないタイプ?
bibi:結婚も絶対したいとは思ってなくて、ほんとにいい人がいれば…という感じですね。
恋愛に対する価値観みたいなのが、それこそZ世代っぽいかなと思うんですけど、人生を60-70年今後一緒に暮らすんだから、毎日暮らせるぐらい気が合う人が現れない限りはしたくないかなって思ってます。
編集部:確かに…ちゃんと今後一緒に暮らせる人1人としっかり関係を築いていきたい気持ちはめっちゃわかる…!
bibi:周りが結婚したら焦るのかな?と思うけど、でも今って結婚とか家庭以外にも楽しみがあるじゃないですか。
だから結婚も自分の人生を豊かにするオプションの一つみたいな感じとしか思えなくて。
もちろん恋愛したいならすればいいし、それ以外にしたいことがあればすればいいと思ってます。

編集部:結構自分の旦那とか彼氏をステータスに持ってる人って一定数いるじゃない?「〇〇大学で〜」とか「◻︎◻︎会社で働いてて〜」とか。
でも、自分じゃないものでステータスを感じてる人ってどうなんだろうって思ってて。だからこそ自分をきちんと持った上でのbibiちゃんの考えが素晴らしいなと思って。
bibi:私ほんとにステータスに興味なくって。別に「〇〇大学で〜」とか言われてもそれ自体になんの価値もないなって。具体的に何をしたかがすごい大事だなーって思うんですよね。
編集部:いやぁbibiちゃん、しっかりしてるわ…ほんと。とても大事にしてほしいその考え方…。
bibi:いやでもそんなこと言ってソロ充しすぎてダメなんですよ〜(笑)
それはそれで犠牲にしてるっていうか。自立しようとしすぎるとほんと色々いらなくなっちゃうから、これもどうなのかと思いますけどね。(笑)
Q:男女の友情に関しては?

bibi:「恋人がいるけど男友達と旅行する」って友達から聞くと、「ええ…」ってびっくりはするんですけど、でもお互いフリーなら何してもいいのかなって思ったりもします。 恋人がいたらパートナーと相談してラインを決めた方がいいと思いますね。
編集部:やっぱりお互いが納得するライン決めを話し合うのって必要だよね。
bibi:あとは、私自身愛が深いタイプなんですよね。
MBTIがめっちゃ好きなんですけど、私ENFPで、感情型人間なんですよ。
他者とのコミュニケーションの間の感情に左右されるから、この人がこうしたら喜んでくれるかなとか、気を配るのが好きなタイプだから、遊びで恋愛をすると心が疲れるタイプなんですよね。
編集部:私もENFPと似たINFPタイプだからひたすら納得しちゃうその考え…。
Q:アプリでの恋愛についてはどう思う?

bibi:アプリの恋愛はいいと思います!私の中で恋愛で外せない条件が、今後の人生自分と一緒に過ごせるぐらい気が合う人だから、その人と出会う場所自体はアプリだろうが直接だろうがそこは関係ないかなって。
編集部:なるほど!友達とか周りでアプリで出会った人はいますか?
bibi:友達でも全然いますね!まあ手段がアプリってだけだから抵抗はないかなと思います。
Q:恋人と同じぐらいの推しの存在っている?

bibi:推しに対して恋愛感情を抱かないタイプなんですよね。あくまで理想像だと思ってるから。
まあ推しみたいな性格みたいな感じの人がいれば、確かにいいなとは思うし、実際推しはいるんですけど、推しと付き合いたい!とは思わないですね。
編集部:結構巷で聞くのは、推しに対してリア恋の人とかいたり、あと推しを待ち受けにして彼氏に怒られるみたいなのあるじゃないですか。
bibi:え、でも推しを待ち受けにするのはめっちゃ嫉妬しません?私はしちゃいます(笑)
Q:女子校時代の恋愛の面白エピソードはある?
bibi:学力のレベルが似てる高校が近くにあって、その高校の人たちとかと塾で出会うんですよね。
編集部:やっぱり塾で出会うんだ! (恋愛座談会①でも女子校の子は塾で出会いがあるという話を聞いていた編集部)
bibi:そうですね、塾…勉強なのに出会いの場ですね。(笑)
あとは同窓会で再会して…みたいな子もいるみたいで。 その時はInstagramが主流じゃなかったので、LINEとかTwitterでDMやり取りして、その後お付き合いしてる子もちょくちょくいました!
編集部:塾・同窓会が主戦場なんだね。
bibi:あ、あとは学校内で先生にガチ恋しちゃう人が多いんですよね!ほんとにいるんです。
編集部:わ〜!なんかちょっとドキドキしちゃうそれ。
Q:初恋のエピソードを教えて

bibi:基本的に全部片想いばっかりだったんですけど…昔は結構すぐに「好き!」ってなっちゃうタイプでした。
編集部:かわいい!!
bibi:私は他の女の子と比べてあまりちょっかいを出されるタイプじゃなかったんですよね。
だからこそ、逆にちょっかいを出してくれるのが羨ましくて。でも小学生の頃初恋だった子はちょっかいを出してくれたからっていうのもあって特別感がありました。
編集部:ちょっかい出してくる以外に他に好きなところはあったりした?足が速いとか…
bibi:自分がハマってたものも一緒だったし、笑いのツボがあってたから好きになったのかなって思います!友達みたいな関係を持てる人が好きになるタイプなので、友達としてもずっと仲良かったです!
編集部:えーなんかニヤニヤしちゃう…。
bibi:小6の時にその子にバレンタインのチョコをあげました!ちゃんと告白しようと思ったので、「好きです」っていうメッセージ付きで。
編集部:ひゃあ!ちゃんと告白するのが偉い…!
bibi:でも、周りから見ても好き同士なのかな?って思われていたみたいで、告白する前ぐらいに、友達に好きなことをバラされちゃったんです! そこから絶縁状態になってしまって、顔も合わせらないぐらいになってしまって。
でもなんとかお手紙を共通の友達に預ける形で渡せました。
編集部:うぁあ、でも小学生ってからかわれたりすると両思いでも途端に話せなくなるよね…。
bibi:お返しは卒業した後、プレゼントと一緒に返されました。告白の返事もOKだったんですが、私が地元を離れた都心の中学へ進学したので、中1から付き合う予定だったんですけど、メールすらせずそのまま話さなくなってしまいました。
編集部:ううう…ほろ苦い…。
bibi:でも急に「あ、私この人に告白したな」って中2で思い出したんです!(笑)
「うちらって付き合ってるの?」って聞いて、彼は付き合ってる認識だったんですけど、私はメールもデートも何もしてないしもう付き合ってない認識だったので、そのまま別れようって言いました。
編集部:え、でも彼は付き合ってるって認識だったし、まだ好きだったんじゃ…。
bibi:でもほんと行動に出してはくれないからどうしようもないんですよね…。
編集部:これ小学校の同級生だった私の彼氏に聞いたことあるんだけど、男の子って両思いだと余計恥ずかしいらしくて行動に移せないらしいんだよねぇ。
だから向こうが「付き合ってるって思ってた」っていうのはちょっと切ないなって。
え、その後大人になってからは会ったりしたの?
bibi:いや、もう私は中高で都心に出てしまったので、それ以降は全然会ってないですね…。
編集部:えええそうなんだぁ、でも、中学生ぐらいのそういうほろ苦い行き違い話、切なくて物語としてはちょっと好き…。
恋愛が人生の全てじゃない、自分を持つことが大事

大学生なのに恋愛観がしっかりしているbibiさん。
色々な選択肢が生まれてきた現代だからこそ、恋愛以外に熱中できるものがあれば人生が豊かになると考えるZ世代は、bibiさんの他にも多いのではないでしょうか。
昔は「結婚してこそ一人前」という風潮があった時代もありますが、bibiさんの言うように結婚も恋愛も「人生のオプション」のような形で選びやすい時代になったのは、自分らしい人生を歩みたいと願うZ世代にとって、生きやすい世の中になったと言えるのかもしれません。
恋愛座談会は次が最終回!次回もお楽しみに。