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読書効果ってどんなものがある?7つのメリットと効率的に読み進める方法をご紹介◎

「読書するといろいろな効果がある」という話を、聞いたことがありますか?なんとなくいいような気がしていても、具体的な効果については知らない人も多いはず。読書するメリットや、効果を高めるコツを紹介します!

更新 2022.06.22 公開日 2022.07.06
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読書って、思っていたよりもメリットがたくさんあるみたい♡

日頃から読書をしている人の中には、単純に本を読むことが好きな人もいれば、勉強のために本を手に取っているという人もいるはず。

目的はそれぞれでも、本を読むことが習慣になっていると教養が身についたり文章力が上がったりと、さまざまなメリットが得られるんだとか!

「本のジャンルによって効果は変わる?」「効果的な読書の仕方とは?」といった気になる疑問にお答えしつつ、読書の効果について詳しく解説します◎

読書で得られる7つの効果をcheck!

読書の効果といわれても、ピンとこない人もいるかもしれません。読書によってどんなものが得られるのか、具体的にみていきましょう!

①知識・教養が身につく

BASE

本を読めば、知識や教養が身につきます。本にはいろいろな種類がありますが、例えば、お金の知識を身につけたいなら、お金に関する本を読めばOKですよね。本に書かれていることを理解できれば、その分自分の知識が増えていきます。

一度読むだけで、書いてあることを全て理解するのは難しいかもしれません。でも、完全に理解できなくても、内容が頭の中になんとなく残っていれば大丈夫。どこかで同じ話題に触れたときに、本で学んだことを思い出すことで知識が定着するはず!

また、読んだ本の中で興味を持ったことがあれば、関連する本をどんどん読むことで、その分野を深く知ることができ、教養を深められますよ。

②問題解決のヒントが得られる

仕事や人間関係で、問題にぶつかることってありますよね。そんなとき、読書をすれば問題解決のヒントが得られる可能性が。

人間関係に悩んだとき、人間関係について書かれたエッセイを読めば、似たような境遇で困難や課題を乗り越えた人に出会えるかもしれません。まったく同じ状況でなくても、何かヒントになる行動や言葉があれば、それが問題解決につながります。

仕事がうまくいかないケースでは、ビジネス書で具体的な実践方法を学ぶのもいいですね!人に相談しづらいことでも、読書なら自分で思いつかないさまざまなアイデアが学べますよ。

③ボキャブラリーが増える

読書の中でいろいろな言葉に触れることは、ボキャブラリー(語彙)を増やすきっかけになります!

日常会話をしているだけでは、なかなか新しい言葉を学べません。でも本を読めば、その分新しい言葉や表現を知ることができるはず。

実際に高校生から社会人までを対象に実施した調査では、「読書を好きな人ほど語彙力が高い」という結果が出ています。データによると、本を全く読まない人と、少しでも読む人の間では語彙力に大きな差があるのです!

④文章力のアップ

読書は、文章力のアップにもつながります。メールやSNSなど、日常で文章を書く機会は意外と多いはず。もちろん文章力をアップさせるには実際に書いてみることが重要ですが、読むことでも文章力をアップさせることが可能。

文章を書くときには、読む人に伝わりやすいように書くことが大切です。そのためには言葉をたくさん知っているだけでなく、文章をどう構成するかを考えなければいけません。

いろいろな文章を読むことで、ひとつの物事を伝えるときにどう表現すればいいかというポイントを、自然に身につけられますよ!

⑤想像力が養われる

本はほとんどの場合、文章だけで全ての状況を表現します。挿絵や図がある本もありますが、多くは文章だけですよね。

映画やドラマでは映像や音楽があるため、そういった演出によってシーンのイメージがかなりリアルに伝わります。一方、基本的に本は文章のみになってくるので、はっきりと描かれていない部分もたくさんあります。

作者が何を表現しようとしているのか、登場人物はどんな心情なのか、書かれていないことを自分で想像して補いながら読めば、想像力がUPしますよ!

⑥コミュニケーション能力が上がる

読書は、コミュニケーション能力の向上にも効果があります。人とコミュニケーションを取るには、相手の言葉を理解して、感情を読み取ることが大切ですよね。

読書で教養やボキャブラリーが増えれば、相手の話をよく理解できるようになって、自分の気持ちも適切な言葉で伝えやすくなります。

また、小説などを読むといろいろな登場人物に感情移入することで、他者への共感力がアップする効果も期待できるんですよ。共感力が高まれば、何かあったときに人の気持ちを想像しながら対応する力も育つはず。

⑦ストレスの解消にもおすすめ

読書はストレスの解消になります。例えば、魔法を使ったり、大きな問題を解決したりする小説を読んだケースを考えてみましょう!文章を読んでいるだけでも、登場人物に代わって、自分が体験したような気持ちになれることがあるはず。

もちろん、壮大な物語でなくても、ちょっとしたことでほっこりしたり、クスリと笑ってしまったりするようなものでも◎。中には、泣ける物語を読んで涙を流すことがストレス解消になる人もいるかもしれません。

ポイントは、読書することが気分転換になるかどうかです。ストレスを発散したいときは、短い時間でも普段の生活を忘れて、本の世界に没頭してみてはいかがでしょうか?

本のジャンルによっても得られるものは違う!

一口に読書といっても、本にはたくさんの種類がありますよね。本の内容によって得られるものが変わってくる点にも、ぜひ注目しておきましょう。本のジャンルによる違いをそれぞれ解説します◎

知識を得たいなら「ビジネス書」「専門書」

具体的に知りたい事柄があるなら、それに対応するビジネス書や専門書を読みましょう!

ビジネス書といってもその内容は幅広く、仕事に関する基本的な知識や情報のほか、考え方やマナーなど、いろいろな分野があります。まずは自分が何を知りたいのかを認識した上で、本を選んでくださいね。

最初から難しい内容の本に手を出すのではなく、中身をきちんとチェックした上で読みやすい本からスタートし、徐々にステップアップしていくのがおすすめですよ。

問題を解決したいときの「自己啓発本」

何か問題を抱えていて、それを解決したいときには、自己啓発本がおすすめ。自己啓発本とは自分をよりよく高めるための方法が書かれているもので、社会の中で生活していく上で、どのようにすれば問題が解決できるかを学べます。

環境を変えていく方法や、自分の能力をアップさせるための方法、意識改革の仕方など、本によって内容はさまざまです。書いてあることがそのまま、解決につながるとは限りませんが、何かしらのヒントは得られるはず。

成功者の生き方を解説している本なら、モチベーションアップにもつながりそうです◎

想像力のアップには「小説」

小説では、普段の生活とはまったく違った状況が描かれているケースもありますよね。それを疑似体験できる小説は、想像力のアップに効果的です。

その場面で描かれているのはどんな場所なのか、どんな登場人物なのかを、自分の中で思い描いてみましょう。正解はないため、自由にあれこれと妄想できるところも小説の魅力のひとつ。主人公を自分や好きな俳優に置き換えて、想像してみるのも◎

まるで登場人物になった気持ちで読み進めて、小説の世界にどっぷりとハマってみてはいかが?

みんなどのくらい読書しているの?

読書によって得られるエッセンスはわかりましたが、そもそもほかの人がどのくらい本を読んでいるのか、気になりませんか?今回は子供と大人に分けて、それぞれが一般的にどのくらい読書しているのかチェックしてみましょう。

子供の読書量は?

公益社団法人 全国学校図書館協議会では、毎年6月に『学校読書調査』を行い、5月の1カ月間の読書量の統計を取っています。2021年の結果によれば、小学4~6年生の1カ月間の読書量は平均12.7冊、中学生は5.3冊。

1991年の調査では、小学4~6年生で5.8冊、中学生で1.9冊という結果になっていて、年々増減はあるものの、少しずつ増えてきています。また、1カ月の間に1冊も本を読まない子供は、小学4~6年生では5.5%ととても少なく、中学生では10.1%。

一般的に、子供はたくさんの本を読んでいることがわかりますね!

成長するにつれて読書する人は減っている

「中学生ぐらいまではよく本を読んだけど、最近読まなくなった」という人も多いはず。実際統計でもそんな結果が出ています。文化庁国語課が、全国16歳以上の男女を対象に実施した『平成30年度 国語に関する世論調査』によると、1カ月にまったく本を読まない人は全体の47.3%と、ほぼ半数です。

また、以前と比べて読書量が増えたと感じている人が7.1%なのに対し、減ったと感じている人は67.3%もいるという結果になっています。減った理由に関しては「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」と答えた人が半分近くを占める結果に。

大人になると子供の頃に比べて、読書に使える時間が少なくなってしまったのが大きな原因として考えられそうですね。

読書の効果を感じられない原因は?

「それなりに本を読んでいるはずなのに、効果が感じられない…」と悩んでいる人もいるかもしれません。考えられる理由をいくつか挙げているので、一緒に原因を探ってみましょう!

「本を読むこと」が目的になっている

読書の効果を得たいからと、「1カ月に10冊は本を読む!」などの目標を立ててしまうと、「本から何を得るか」ということより「本を読むこと」自体が目的になってしまいます!

ただ本を読むのではなく、まずは本から何を得たいかを考えてみましょう。とはいえ、難しく考える必要はありません。欲しい知識があるならそれに関する本を読み、何かひとつでも心に残れば◎

ストレス解消したいなら、自分がスカッとできる内容の本を探してみてくださいね。なんとなく本を読むのではなく、何を目的に読むかがポイントですよ。

アウトプットをしていない

読書効果がないと感じている人の多くは、アウトプットをしていない傾向があります。読書ではインプットと同じくらいアウトプットが重要なので、本を読み終わった後「面白かった」「ためになった」と感じただけで終わってしまうのはもったいない♪

例えば、メイクに関する本を読んだら、その本に書かれていた内容をもとに、新たなメイクに挑戦してみましょう。本から得た情報を自分のものにすることで、より読書の効果を実感できるはず!

読書の効果を高めるには?

読書の効果は、読み方によって変わってきます。せっかく読書するなら、効果を高める読み方をしたいですよね。読書の効果を高める3つの方法をご紹介します!

興味がある本を選ぼう

読書するなら、興味がある本を選びましょう!もちろん、興味がなくても仕事上読まなければならない本もあるかもしれません。ですが、プライベートで読書をする場合は、興味が持てる本を選ぶのがポイント。

興味がない本を読もうとしても、集中できない可能性が高くなってしまいますよね。人気の本だからとベストセラーに手を出しても、最後まで読めずに挫折してしまうケースもあるはず。そういったことが続くと、読書自体をストレスに感じることにも…。

まずは読書自体を楽しめるよう、興味が湧くテーマかつ読みやすい文体の本を選ぶことを心がけましょう!

集中できる環境で読もう

読書するには、環境を整えることも大切。いざ本を読んでいても、なかなか頭に入ってこなかったり、何度も同じところを読み返してしまったりすることはありませんか?

それは、本に集中できていない証拠かもしれません。もしそういう状況になっているなら、環境を変えてみましょう!

人によって集中できる環境は違いますが、一般的には静かな場所がおすすめです。自分の部屋や図書館、静かな公園など、集中して読書できる場所を探してみてくださいね。

感じたことをまとめてみよう

読み終わったらそれで終わりにするのではなく、自分なりにまとめてみましょう!本を読んで感じたこと、頭に残ったポイントをまとめることで、得られた知識が整理できるだけでなく、文章力や語彙力のアップにもつながります。

ビジネス書など勉強に関する本なら、学んだことを誰かに解説するつもりでまとめるのがおすすめ。また、小説なども感想をまとめてみると、自分の気持ちがしっかり言語化できて、新しい発見になるかもしれません◎

同じ本を読んだ人と感想を語り合ったり、SNSや本のレビューサイトにアップしたりしてもいいですね。

無理なく読書を続けるためのコツ!

いくら読書にメリットがあるとはいっても、無理しながら本を読み進めるとストレスになって逆効果に。読書を無理なく続けていくために、チェックしておきたいポイントが3つあります。

図書館や古本を活用して節約

新しい本を手に入れようとすると、お金がかかります。文庫本の安いものでも1冊500円程度、ビジネス書や専門書になると、数千円かかるケースも少なくありません。それをどんどん揃えていくのは、なかなか大変ですよね。

本にかかるお金を節約したいなら、図書館や古本を活用しましょう!図書館はそれぞれの自治体にあり、基本的に無料で本が借りられます。返却日までに返さなければならない制約はありますが、お金がかからないのが最大のメリット。

ゆっくり読みたい場合には、古本屋で本を買っても◎。目当ての本を探すのがちょっと大変かもしれませんが、オンラインの古本屋であれば、検索ですぐに見つかります。過去のベストセラーなどはかなり安い値段で手に入ることもあるため、お得ですよ!

スキマ時間を有効活用

読書の習慣がない場合、本を読む時間を捻出するのが難しいと考える人も多いですよね。1冊の本を読むにはそれなりの時間がかかるため、読み始める前に躊躇してしまうかもしれません。

まずは一気に長い時間読もうとするのではなく、スキマ時間を有効に活用してみましょう!例えば、電車で30分かけて通勤しているならその30分を読書に使えます。ほかにも、人と待ち合わせをしたときの待ち時間や、レストランで食事が出てくるまでの間など、意外にスキマ時間は多いものです。

少し手が空いたら読書するように心がければ、読書時間の確保につながりますよ。

電子書籍ならスペースを取らずに済む

本をたくさん集め始めると、本の置き場所に悩んでしまう人も多いはず。1冊あたりはそれほどの大きさではなくても、量が増えてくると意外に場所を取ります。もしスペースを確保するのが難しいなら、電子書籍を活用するのがおすすめです。

電子書籍なら、読書するために本を持ち歩く必要がなく、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも本が読めるのも大きなポイント。

最近はKindleや楽天Koboなど、電子書籍サービスが増えてきているため、自分に合ったサービスを探してみてくださいね!

まずはちょっとずつ読書の習慣を身につけよう♪

読書は知識や文章力を身につけられたり、ストレス解消になったりと、いろいろなメリットがあります。とはいえ、毎日仕事や趣味に忙しい状況だと、「読書のためだけにまとまった時間を取れない…」という人もいるはず。

そんなときには、毎日少しずつ読んで、読書の習慣を身につけるのがおすすめです。スキマ時間を有効に使って、毎日本に触れる時間をつくり、読書を習慣づけるように心がけてくださいね!

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