頬にウクライナの旗を描いた子ども
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戦争で傷ついた人たちがいる。「私たちにできること」ってなんだろう?

2022年2月24日。ロシア軍による、ウクライナ各地への軍事攻撃が開始されました。現在、ウクライナでは、民間人を含め多くの犠牲者が出ており、深刻な危機が懸念されています。MERYでは、そんな現状に対して「私たちにもできること」を考えます。緊急支援の募金や、正しい情報を得ること。今後の動向に注目をすること。ロシアやウクライナという国を知ることも大切なこと。そしてきちんと自分たちの心も守ること。今、私たちができることをひとつひとつ一緒に考えてみませんか。

更新 2022.03.03 公開日 2022.03.03
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今、決して他人事ではない「戦争」。私たちができることを考えよう

連日、SNSやテレビなどを通して情報が流れてくる「ロシア軍による、ウクライナ各地への軍事攻撃」。

2022年2月24日にロシアによる軍事侵攻が開始されて以来、民間人を含め多くの犠牲者が出ており、今も深刻な危機が懸念されています。

現地の人々は住む家を追われ、国外への避難を余儀なくされたり、平穏な生活を奪われたり……眠れぬ日々が続いています。

そんな現状に対して、MERYでは「私たちにできること」を考えます。

「正しい情報ってどこから得ればいいんだろう?」
「緊急支援の募金はどうやってすればいいんだろう?」

まずは、知ることから始めてみませんか?

今、私たちにできることを、ひとつひとつ一緒に考えてみましょう。

錯綜する情報…。正しい情報ってどこから得ればいいの?

世界の情勢のことや、ウクライナの現状を知るためには、正しい情報を知ることが何よりも大切です。

しかし現在、さまざまな情報が錯綜していることは否めません。それらすべてが正しい情報であるとも限らず、間違った情報などが流れてくることもあるでしょう。

私たちは何をチェックすれば、正しい情報が得られるのでしょうか?

1:そもそもどうして戦争は起こったの?正しい背景を知りたい

MERY編集部内で「わかりやすい!」と意見が挙がっているのが、日本経済新聞のWEBサイト内の解説ページです。

「なぜロシアは侵攻したのか」と題して、ウクライナ問題の背景がインフォグラフィックでわかりやすく解説されています。

今回の戦争がどうして起こったのか、いまいち把握できていないという人は、ひと通り目を通してみると、より理解が深まるかもしれません。

2:Instagramでウクライナの今をもっと知ろう。

Instagramでも、ウクライナの現状を知ることができます。

たとえばアメリカの「ニューヨーク・タイムズ」のInstagram公式アカウントからは、ウクライナの現地の人の様子などが発信されています。

またハッシュタグ「#StandWithUkraine」で、現地の様子などを投稿しているアカウントが多数あります。こちらはもちろん公式ではない情報が含まれるため、100%正しい情報とは限りませんが、写真などからより身近に、ウクライナの今を感じることができるかもしれません。

3:Twitterで知る、今ウクライナが必要としていること。

Twitterでも、数多くの情報が発信されています。

ウクライナ大統領であるウォロディミル・ゼレンスキー氏のTwitterアカウントもあるんです。国の現状や、各国との連携、大統領の想いなどが発信されています。

Twitterの翻訳機能を使えば、現地の人やメディアの投稿もある程度理解できるので便利ですよ。

さらに、在日ウクライナ大使館のTwitterアカウントからも、各国の動きや負傷者の情報、寄付金の送付先などが発信されており、今ウクライナが必要としていることを、正しい情報として知ることができます。

寄付や支援はどのように行ったらいいの?

戦争という非常事態を前に、小さなことでも私たちができること。そのひとつに「募金」があります。

MERYの編集部内でも「私も募金をしたよ」という声が挙がっており、少しずつでも力になれればと思っている人が多いようです。

では実際、募金を行おうと考えた時、どのように行ったらいいのでしょうか?

さまざまな募金先がありますが、今回は3つだけご紹介します。

1:在日ウクライナ大使館への寄付金の送金

先ほどご紹介した、在日ウクライナ大使館でも、寄付金を募っています。

公式Twitterでは、楽天の三木谷浩史会長兼社長や、ミュージシャンのYOSHIKI氏らが寄付したことなども公表されています。

特に三木谷氏は個人で10億円という寄付を行ったことがSNSでも話題となっていますね。

2:支援内容が明確でわかりやすい「ユニセフ」への寄付を。

国連機関である日本ユニセフ協会でも「ウクライナ緊急募金」の支援を募っています。

「紛争で被害を受けた地域への安全な水の輸送」や「自治体と連携し、困窮する子どもや家族に緊急支援が届くようにする」など、支援内容が明確に示されているので、安心できますよね。

郵便局での振込のほか、クレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニ支払など、さまざまな送金手段が選べます。

3:ポイントで募金できる!「楽天クラッチ募金」

楽天が提供している楽天クラッチ募金「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」では、人道支援を目的とした募金を受け付けています。

集められた募金は、ウクライナ政府や日本ユニセフ協会へ寄付されます。

この楽天クラッチ募金のメリットとして「楽天ポイント」での募金が可能なことが挙げられます。

手軽に募金ができるので、クレカや振込での募金は躊躇する…という人でも、簡単に始められそう。

楽天の三木谷会長自身がこの募金への参加をTwitterで呼びかけ、その状況を継続的に更新しています。3月3日時点ですでに4億円以上が集まっています。

情報を知ることや募金だけ?それ以外にも私たちができることって?

正しい情報を知ること。
困窮している地域へ募金をすること。

もちろんとっても良いことだけど、私たちにできることってそれだけなのでしょうか?

MERY編集部ではこんな声も挙がっています。

「ウクライナの良さを伝えたい!みんなに知ってほしい!」

「ウクライナは親日国ですし、建造物が本当に綺麗なんです。ご飯もおいしいし、ウクライナの友だちはみんな本当に笑顔が素敵な人々ばかり。そんなウクライナの良さを、みんなに知ってほしい!」(編集部 Y.Oさん)

ちなみに写真は、ウクライナ北西部、クレヴァニに位置する「愛のトンネル」と呼ばれるスポット。

平和になったら行ってみたい!そんな想いから、自分たちにできることを考えてみてもいいのかも。

「ロシアの一般市民のことも、守ってあげてほしい!」

「ロシアの一般市民も大勢の人がデモをしていたり、国内でも戦っている人が多くいます。ロシアも本当に素敵な国で、優しい人ばかりなので、一般市民がこれ以上傷つかないことを祈っています」(編集部 Y.Oさん)

どうしてもウクライナの状況を鑑みると、ウクライナの側に立って考えがちになってしまいますが、ロシアにだって、戦争を反対している人は数多くいるんです。

こっちが悪だ、こっちが正義だ! と決めつけることなく、公平な立場から、私たちは「助けを必要としている人や地域」への支援を続けられるといいですね。

もちろんロシアにも素敵な場所はたくさんありますよ。写真はロシアの聖ワシリイ大聖堂です。素敵すぎ!

「その国の製品を買うと、その国を応援したことになる」という言葉の意味

「その国の製品を買うとその国の応援をしたことになる、といった言葉にも考えさせられました」(編集部 R.Nさん)

こんな意見もありました。だからといって戦争に加担した国の製品を買わないことが正しいのか、というと、また難しい問題ですよね。

それでも「ウクライナの製品を買うことで、彼らの助けになる」というのはあながち間違いでもないのかも。

例えば東ヨーロッパ最大のお菓子メーカーが、ウクライナにある「ロシェン(ROSHEN)」というメーカーなことはご存知ですか? チョコレートで有名なメーカーなんです。気になる!

ニュースを見て心を痛めてる「自分」も守ってあげて。

最後に。感受性が豊かなMERYユーザーの中には、ニュースを見ていたたまれない気持ちになっている人も多いと思います。

現地の人の情報を知ることや、寄付を行うこと、自分にできることを考えることも、もちろん大切だけど、それ以上に、「自分の心を守ること」もとっても大切なこと。

これ以上、戦争の話は聞きたくない! そんな気持ちがあっても間違いじゃないんです。そういうときは、情報はシャットアウトしても大丈夫!

今までと同じように暮らし、同じように考えること。

もしあなたが日本にいるならば、いつもどおりの平和な日本で、いつもどおりの平穏な暮らしを送ること。三食しっかりご飯を食べて、暖かい布団で眠ること。

それだって、みんなの「希望」になるんです。

世界のどこかに「平和」があること。それだけで、また自分たちの国にもその平和を取り戻そうと思える、そんな人たちもいるのではないでしょうか。

そうして、心が穏やかになったあとで、世界のどこかにある「困っている地域」のことや、今回のことによる日本への影響などを考えてみませんか?

難しいことは後回しで大丈夫。だけどひとつひとつ「私たちができること」を積み重ねていって、大きな支援の輪として広がったらいいですよね。

「一日でも早く、世界に平和が訪れますように」

MERYは、そう願います。

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