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断捨離で本を手放すにはコツがある!残す本、手放す本の見極め方とは

本は意外に場所を取るアイテムです。いつの間にか増えた本で収納スペースが占領されている人は、断捨離をして上手に手放しましょう。本を断捨離するメリットや手放す本の見極め方、気持ちよく処分する方法を紹介します。

更新 2022.02.16 公開日 2021.11.03
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部屋の片付けはしたいけど、本の断捨離ってしていいのかな?

本は知識や教養を得るために欠かせない教材であり、想像の世界にいざなってくれるエンターテインメントでもあります。本好きな人にとって、本の断捨離はとても勇気のいる行動かもしれません。

片付けに挑む前に、断捨離の本当の意味やメリット・デメリットをしっかりと押さえておきましょう。

「断捨離」の本当の意味、知ってた?

断捨離はやましたひでこさんが提唱した、片付けの基本的な考え方です。断捨離という名前は、ヨガの教え『断行』『捨行』『離行』から来ています。

断捨離はただ不要な物を捨てるだけの行為ではありません。自分に必要のない物を断ち、執着する物事から離れることで、心もストレスから解消されるという目的があります。

このため、断捨離では買ったときの値段や他人にとっての価値は関係なく、自分が心地よくいられるかどうかが、物を捨てるときの判断基準とされています。

本を断捨離する5つのメリット

本を捨てられない人は少なくありませんが、断捨離にはメリットがたくさんあります。主なメリットは下の通りです。

・掃除が楽になる
・部屋をキレイに保てる
・自分の好みが分かる
・衝動買いを防げる

部屋のいたるところに本が積んであると、掃除するのも一苦労です。断捨離して本の居場所を決めれば掃除が楽になり、いつもキレイな部屋をキープできます。
買ったけれど読んでいない本が多い人は、断捨離によって『早く読まなくては』と焦る気持ちから解放されるはず。
必要な本を残すことで自分の好みが分かり、無駄な本を買わなくなるのも断捨離の大きなメリットです。

デメリットも知っておこう

メリットばかりに注目してデメリットを知らなければ、断捨離後に残念な思いをするかもしれません。デメリットも押さえた上で、納得のできる片付けを実行しましょう。

断捨離は自分の心に問いかけながら、一気に進めるのが基本です。そのため、勢いのまま本当は必要な物まで捨ててしまう可能性があります。
大切な人に勧められた思い出の本や、再販していない貴重な本を手放して後悔するケースもあるので、十分注意してくださいね。
不要と思って捨てた本を、また読みたくなることもあります。同じ本を2回購入するのはお金がかかるだけでなく、精神的にもストレスを感じるはず。心を豊かにするための断捨離が、ストレスの元になっては本末転倒ですね。

「本当に必要な本」を見極める3つのコツを伝授!

必要な本と不要な本の基準を決めることが、断捨離成功の秘訣です。あなたにとって、本当に必要な本を見極めるコツを見ていきましょう。

まずは本棚に入る適量を考えることが大切

本の断捨離を思い立ったということは、部屋の本棚は既に本でいっぱいになっているはず。まずは、本棚に入る分だけを残すように意識しましょう!

本棚の容量に合わせて残す本の量を決めれば、あふれた本を捨てる決心がつきますよ。ただし、本棚の容量ギリギリまで本を残すのはおすすめできません。

本好きな人の場合、すぐに新しい本が欲しくなり、買った本が本棚からあふれてしまうのは目に見えています。本棚の容量の、半分から2/3程度に収まる分を残すとちょうど良くなりますよ。

残すべき本を見極めるための6つの基準

本棚に残すべき本は、以下の基準に沿って決めると迷わずに済みます。


・2回以上読んでいる
・インパクトが大きい
・読むと元気になれる
・趣味に役立つ
・装丁が気に入っている
・絶版になっている

2回以上読むということは、その本を相当気に入っている証拠です。また読みたくなるかもしれませんので、無理に手放す必要はありません。

内容が衝撃的だった本やページをめくるだけで元気をもらえる本、趣味のために買った本なども残した方が良いかも。

装丁がおしゃれな本はインテリアアイテムとして使えるので、デザインが気に入っていれば残しておいてもOKですよ。絶版の本を捨ててしまうと再び入手するのは困難なので、自分に必要かどうかは注意深く見極めて。

逆に、手放すべき本を見極めるための基準は?

続いて手放してもよい本の基準を見ていきましょう。


・もう使わない参考書・テキスト
・古い雑誌
・電子書籍で読めるもの
・長い間完読していないもの
・買ってから1度も読んでいないもの
・汚れや破れが目立つもの

受験勉強の参考書や資格試験のテキストなどは、試験が終われば用済みです。読みたいときにいつでも電子書籍で読める本も、断捨離の候補ですね。

買ったものの読み終わらなかった本や1度も手に取っていない本は、今後も読む可能性が低いので手放しましょう。表紙が破れていたり、紙が変色していたりする本も、この機会に処分すると片付きますよ。

断捨離した本をお金に変える方法は?

本は中古品として売ることができます!断捨離した本を売ったお金で新しい本を買えれば一石二鳥ですね。本をお金に変えるおすすめの方法を紹介します。

フリマアプリを活用しよう

『メルカリ』を始めとするフリマアプリを活用すれば、断捨離した本を簡単に売れます。自分で価格を決められるので、納得して手放せるのもフリマアプリの魅力です。

ただし、どんな本でも売れるとは限りません。売れたとしても、送料や手数料を引くとほとんど利益がない可能性もあるので、注意してくださいね。

新刊本や全巻揃っている本・珍しい雑誌・資格のテキスト・話題の写真集などは売れやすく、それなりの価格で売れることもあります。出品しても売れない本は、セット売りや値引きをするか、他の方法を検討しましょう。

本の買取サービスを利用する

忙しい人や一度にたくさんの本を手放す人は、本の買取サービスもおすすめです。宅配買取や出張買取を実施している業者なら、重い本を店舗まで運ばずに済みますし、フリマアプリで1冊ずつ売るよりも早く片付きます。

特に宅配買取は、ダンボール箱に入れて送るだけで査定してもらえるので、家に他人を呼びたくない人にもおすすめですよ。

売らずに処分したい人にはこんな方法も!

本を断捨離していると、新しいのに売れない本や、汚れ・破れがあって他人に譲れない本が出てくるはずです。売らずに本を手放す方法を見ていきましょう。

不要な本を図書館などに寄付する

あなたにとっては不要な本が、誰かの役に立つこともあります。フリマアプリや買取業者の売れ筋から外れている本は、寄付を検討してみましょう。

寄付には地域の図書館や学校の図書室などに寄贈する方法と、買取業者を通して全国の児童養護施設や、被災地の支援に役立ててもらう方法があります。

自宅の近くに図書館や小学校、幼稚園などがあれば、本の寄付を受け入れているかどうか問い合わせてみましょう。

買取業者の中には、寄付された本を換金してからボランティア団体に届けている会社もあります。現金の寄付なら、どんな施設にも喜ばれそうですね。

最終手段は「資源ごみ」として出す

買取も寄付もできない本は、自治体の資源ごみ回収に出しましょう。回収された本はリサイクル用の古紙となり、他の紙製品に生まれ変わります。

捨てる際はサイズごとに分けて、ヒモでしっかりと縛ってくださいね。ヒモがゆるんだりほどけたりしていると、回収してもらえないケースもあります。

なお、資源ごみの回収ルールは自治体によって異なるので、広報やホームページなどで確認しておきましょう。

美しい本棚にする整理術もCHECK!

残った本を本棚に戻せば、断捨離も無事終了です。本棚を美しく見せる整理方法や、二度と散らかさないコツを解説します。

本をキレイに収納するための3つのポイント

本をキレイに収納するポイントは以下の通りです。


・ジャンル分けする
・背が高い順に並べる
・背表紙を棚の手前で揃える

まずは本をジャンル別に分け、入れる場所を決めます。ジャンルは残った本の種類によって、あなたが探しやすいように決めてくださいね。仕事と趣味で分けたり、小説を作家別に分けたりするのもおすすめです。

ジャンル分けが終わったら、背の高い本から低い本へと順番に並べていきます。このとき本を奥まで押し込むと、背表紙の位置がバラバラになってごちゃついて見えます。

背表紙を本棚の手前で揃えるように置けば、どこから見てもスッキリとした美しい本棚の完成です。

本の持ち方のルールを決めてみるのもアリかも

断捨離が終わり本棚がキレイになったら、今後の本の買い方や持ち方を改めて考えてみましょう。断捨離を通じて、あなたの部屋に置ける本の量はほぼ把握できたはずです。

そこで今後は、『本棚に入る分しか本を持たない』と決めましょう。本を買い足すうちに断捨離で空けたスペースが埋まっていくので、棚がいっぱいになったら再び断捨離します。

このようにルールを決めておけば、本を選ぶ目が厳しくなり、『今回は買わずにおこう』『この本はどうしても欲しいから買おう』などと適切に判断できますよ。

1度読めばOKの本なら、図書館の活用もおすすめです

1度読めば用が足りる本は、図書館で借りるのもおすすめです。近年はインターネットで借りたい本を予約したり、貸出期間の延長を申し出たりできる図書館が増えています。

もし借りたい本が無い場合は、近隣の図書館から取り寄せてもらえるケースもあります。有名な建築家が設計したおしゃれな図書館や、カフェのようにゆったりと過ごせる図書館も少なくありません。

公共施設なので、基本的に無料で使えるのも大きなメリットです。近所の図書館を活用すれば、本の買い過ぎを防ぎながら大好きな読書を楽しめますよ。

いる・いらないをしっかり見極めて、快適な読書ライフを♡

本の断捨離は単に部屋が片付くだけでなく、臨時収入や社会貢献にもつながります。まだ読めるものを部屋に積んだままにしておくより、必要としている人に届けてあげる方が本もうれしいはず。

ただし、勢いで手放して後悔するようでは、本当の断捨離とは言えません。あなたにとっているかいらないかをしっかり見極めて、後悔のない片付けをしてくださいね!

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