韓国へのワーホリに行くまでの流れをご紹介
今回は、実際に韓国でのワーホリ(ワーキングホリデー)を経験した筆者が、韓国でのワーホリ体験について前半(準備編)と後半(渡韓編)に分け、感想を含めて紹介していきたいと思います。
現在はコロナウイルスの影響が続いているため、自由に海外へ行けるのはもう少し先になりそうですが、ワーホリを検討している方は準備期間としてお金を貯めたり、今のうちに必要な手順をマスターしておくことをおすすめします♡
まずは、お金などの準備編。渡韓する前に用意したもの・やったことをご紹介します。
かかったお金は?
渡韓するまでにかかった費用
・家の保証金+初月家賃+仲介費 約60万
・海外旅行保険 約20万
・ワーホリビザ申請用航空券 約8万
・携帯契約費用 約1万
・飛行機預け荷物超過料金 約7000円
合計 約90万
渡韓するまでの準備にかかった費用は約90万円。一番金額が大きいのは、韓国で住む家を契約するための保証金でした。
韓国では、家を借りるときに保証人ではなくこの「保証金」が必要になります。月の家賃が50万~200万ウォン程の部屋の場合、一般的な保証金の金額は1000万ウォン(約100万円)が基準となり、お部屋に問題がなければ、契約が終わるときに全額返ってきます。
渡韓後にかかった費用(1年間の合計)
・家賃 約66万(月5.5万)
・生活費 約120万
・一時帰国費用 約10万
・入院費 約10万
渡韓前の準備金と合わせると、1年間の合計で約300万円弱かかった計算になります。
かなり大きな金額に思えますが、滞在中はアルバイトなどの収入もあるので、全額を事前に貯めておく必要はありません!滞在時の生活については、次回の記事にて詳しくお伝えしたいと思います。
続いて、渡韓前の準備の方法を時系列でご紹介します。
準備① 日本で払っている社会保険や税金の処理や申請
社会保険や税金の処理
日本で払っている社会保険や税金などを整理するのは意外と時間がかかるので、早めに処理しておくことをおすすめします。主に国民健康保険、国民年金、住民税などがこれに当たります。
会社に属している場合は会社が払ってくれていることがほとんどだと思うので、会社を辞める場合は自分で払うべき税金を確認し、行く前に先払いするか、必要な申請をして支払いを止めておく必要があります。
「国外転出届」は必ず提出
国外転出届は、住民票を移し、海外へ移住する旨を申請するために必要なものです。
これによって日本での国民健康保険は支払いの対象から除外され、国民年金も移住期間の支払いは免除され、帰国後にさかのぼって払うことが可能になります。
地域によって多少異なる場合があるので、お住まいの地域にご確認ください!
ここでは参考に東京都渋谷区の場合を載せておきます。
渋谷区から国外に移住、または長期間滞在(1年以上の海外出張・海外旅行など)するときに必要な届出です。
出典 www.city.shibuya.tokyo.jp
法改正により、平成24年7月9日から外国人も住民票に記載されることになりました。
これに伴い住民登録のための国外転出届も必要となります。詳しくは、国外転出届(外国人住民)をご覧ください。
準備② お家探し
韓国で住む家は、事前にある程度決めておくのがおすすめです。
最近は、日本語でお部屋探しを手伝ってくれる業者などもあるので、あらかじめ決めておきたい方はそのような不動産業者を見つけてやりとりをするとスムーズです。
私はなんと家を決めずに渡韓してしまったので、到着した当日は友達の家に泊めてもらい、翌日に不動産屋さんに突撃して住む家を決め、その日から住み始めました。
準備③ 仕事・学校探し
語学学校に通う予定のある方にとっては、いちばん最初にやらなければならないことかもしれませんね。
私は学校には通っていなかったのですが、仕事はあらかじめ決めていました。
韓国で仕事を探すアプリは「JOBKOREA」や「사람인(サラミン)」、アルバイトなら「알바몬(アルバモン)」や「알바천국(アルバチョングク)」が有名です!
また、韓国情報サイトなどに日本人向けの求人が載っていることも多いのでそちらもチェックしておくと良いと思います。ただ、ワーホリビザは就労時間に制限があるので注意してください~!
準備④ ビザ申請
日本で必要な公的手続きを確認し、処理を終えたら、次はビザの申請です!
韓国ワーホリの場合、時間をかけて申請しなければならないものは特にないのですが、残高証明書は銀行によって発行に1週間程度かかることがあるので注意が必要です。
観光就業(ワーキングホリデー)のビザ申請に必要な書類
・査証発給申請書、写真、パスポート、査証発給手数料
出典 overseas.mofa.go.kr
・往復航空券、預金残高証明書等一定期間(3ヶ月)在留する経費を所持している事が証明できる立証書類
・在学証明書又は最終学歴証明書
・旅行日程、活動計画書など
活動計画書
ほかのビザ申請にはなく、ワーホリビザの申請でだけ必要なのが、活動計画書。
自分が過ごす1年間について、おおまかにどのようなことをするのかを記すものです。
ワーホリビザの場合は「ホリデー」という名前のとおり、働くことだけが目的ではないので、遊ぶ予定をたくさん入れても大丈夫です。もちろん計画は後に変更しても何か言われることは一切ありません!
私は旅行の予定なども書いていましたよ♪
筆者が思う、やっておいたほうがいいこと
目標を決めておくのがおすすめ◎
ワーホリの1年間は、長いようでとっても短かったです。
「1年間ひたすら遊ぶ!」でも、「韓国で国内旅行に行きまくる!」でも、「韓国語を話せるようになる!」でもなんでもいいのですが、何かひとつ目標があると、1年間をより有意義に過ごせると思います。
私の場合は、韓国語を使って仕事をしたい気持ちが強かったのですが、どんな仕事をしたいかが不明確だったので、「やりたい仕事を見つける!」を目標にしていました。
楽しい1年間になるように、ざっくりとでも目標を決めてみてください♡
交流は積極的に!
語学学校などに通えば、クラスなどで自然と友達ができるのですが、ワーホリは何もしないと孤独です(涙)。
韓国でも日韓交流会などが積極的に行われているので、そのような交流会に参加してみたり、習い事をしてみたりと、積極的に動いてみることでより現地になじみ、友達もできて楽しく過ごせると思います♪
お金よりも「楽しむこと」に意識を
就業時間に制限はあるものの、仕事ばかりしているとあっという間にワーホリ期間が終わってしまいます。
将来に向けての貯金も大事ですが、個人的には海外で過ごす1年間くらいは、貯金より遊びを優先しても良いのではないかと思います。
せっかく韓国にいるので、地方に旅をしてみたり、いろんなところに出かけてみると楽しいですよ♡
素敵なワーホリ生活を♡
ワーホリや留学などの海外在住経験は、絶対にしておいて損はないと思います。
まだしばらくは新型コロナウイルスの影響が続きそうですが、行きたいと思ったときに行けるよう、今のうちに貯金などの準備をしておくのも良いかもしれません。この記事が少しでもお役に立てればうれしいです♡
次回は、渡韓後の生活についてお伝えします!
リポーターProfile
名前:オンディ(日本人)
年齢:24歳
韓国在住歴:2年目
職業:会社員
出身地:東京都
好きな韓国料理:ユッケ、プデチゲ
好きなアイドル:Wanna One
韓国に住み始めたきっかけ:ずっと韓国が大好きで、日本にいるときもほぼ2か月に1回渡韓していました。いつか住んでみたいな、という思いがずっとあり、ワーキングホリデーで初めて住んだことがきっかけです!
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