ふるさと納税、Z世代社会人は活用してる?

税金の控除や還付を受けるための制度として、近年注目を集めている「ふるさと納税」。
自分のふるさとや応援したい自治体へ寄付を行うことで、住民税の減額や所得税の払い戻しを受けられる制度です。
さらに、寄付金の使い道は自分で決めることが可能。
地域の名産品をはじめとするお礼の品“返礼品”をもらうことができるのも、ふるさと納税の大きな魅力です。
そんなふるさと納税をテーマに、Z世代社会人を対象としたアンケート調査を実施しました!
※2024年12月に実施した「Z世代社会人に関するMERYアンケート」Z世代社会人150人の調査結果に基づく
Q:ふるさと納税をやった経験はある?

はじめに、「ふるさと納税はやっていますか?」と質問しました。
「毎年やっている」と「今年はやらないが過去やったことがある」と答えた人の割合は、合わせて約4割でした。
全体としては「やったことがない」派が多かったものの、ふるさと納税をやった経験があるZ世代は一定数いることがわかりました。
Q:おすすめのふるさと納税先や返礼品は?
人気の納税先や返礼品のジャンルは?
続いて、ふるさと納税をやった経験があると答えた人に対し、“おすすめのふるさと納税先や返礼品”を伺ってみました。
まず、納税先として人気No.1だったのは「北海道」で、返礼品としてはホタテやお米、スイーツを選んでいる人が目立ちました。
その他には、もつ鍋が名物の「福岡」や、卵を使った郷土料理の明石焼きが有名な「兵庫」なども、複数人から回答が寄せられました。
Z世代の間では食べ物系の返礼品が人気で、グルメなイメージの強い県や自治体が納税先として支持を集めているようです。
人気だった納税先と返礼品の一例
「北海道・紋別市/ホタテ」
「北海道/ルタオのケーキ」
「福岡/もつ鍋」
「兵庫・たつの市/夢王という卵」
その他で注目だった返礼品
その他で注目だった返礼品もいくつかご紹介します。
甘いものに関する返礼品の中でも人気だったのがフルーツ!
「山形/さくらんぼ」
「長野/シャインマスカット」
「和歌山/みかん」
といった返礼品が挙げられました。
最近Z世代の間では、韓国発のフルーツ飴「タンフル」がトレンドに。
今年は、砂糖の代わりに氷水を用いた「氷タンフル」もSNSで大バズりました。
タンフルが流行していた影響もあり、返礼品にフルーツを選ぶ人が目立ったのかもしれません。
食品系の返礼品を挙げる人が目立つ中、
「静岡/トイレットペーパー」
「富山/ティッシュ」
などのペーパー類をチョイスしている人もちらほら。
生活に欠かせない消耗品も返礼品として選ばれやすいみたいです。
Q:ふるさと納税をやらない理由は?

ふるさと納税をやっていないと答えた人には、その理由を具体的に聞いてみました。
TOP3は、1位が28.4%の「興味がないから」、2位が27.3%の「収入が少ないから」、3位が19.3%の「手続きがめんどくさいから」といった結果に。
Z世代は年齢層的に社会人歴が浅い人も少なくありません。
そのため、税金の控除や還付をメリットとした制度にあまり興味を持てないことや、収入が少ないといった理由が上位に入りやすかったのではないのでしょうか?
約4割がふるさと納税をした経験あり、食品系の返礼品が需要高め
Z世代社会人の約4割がふるさと納税をした経験があると回答し、ホタテやお米を筆頭とした食品系の返礼品が人気でした。
一方、ふるさと納税をやらない理由としては、ふるさと納税自体に興味が持てない、収入が少ないといったことが挙げられました。
Z世代の中でも社会人経験が浅い人にとっては、ふるさと納税は少しハードルが高い存在なのかもしれません。