Z世代とアラフォー・アラフィフ世代、上手に付き合うには?
Z世代の上司や親世代にあたる、アラフォー・アラフィフ世代。Z世代とは価値観が異なる人も多い世代です。
「シンプルWiFi」などを提供する株式会社GSSは、全国の10~20代のZ世代男女400人に対し「Z世代のアラフォー・アラフィフの悩みへの回答アンケート」を実施。
コミュニケーションの取り方や、アラフォー・アラフィフ世代がタイムパフォーマンスを上げるためのアドバイス、「これはやめてほしい!」と思っていることなどを調査しました。
本記事では、アンケート結果を詳しく紐解きます。
アラフォー・アラフィフ世代の「Z世代とのコミュニケーションの取り方」
まずはアラフォー・アラフィフ世代の「Z世代とどうやってコミュニケーションを取ればいい?」というお悩みから。
Z世代にフリーコメントで尋ねたところ、たくさんの意見が挙がりました。
中でも多かったのが「仕事なら必要最低限の会話でいいと思う」(18歳・女性)、「ジェネレーションギャップという言葉があるくらいなので考え方が変わってくるのも当然」(20歳・女性)など、「無理にコミュニケーションを取ったり合わせたりする必要はない」という回答でした。
それでもやはりチームを円滑に進めたり、Z世代のことを理解したりするためには、コミュニケーションが必要不可欠なのも事実。こんな意見も挙がっています。
「褒められたり認められたりするとうれしいのは、世代関係なく同じです」(17歳・女性)
「流行りのものを理解してみたらどうでしょうか?」(17歳・男性)
「意外と上の世代寄りの考えの人が多いので、あまり決めつけずに接したほうがいい」(25歳・女性)
自分たちがうれしいことはZ世代もうれしいという意見や、「Z世代だから」と決めつけずに話せば大丈夫という意見などに見られるように、そんなに身構えずに接すればいいのかもしれません。
アラフォー・アラフィフ世代の「タイムパフォーマンスの上げ方」
続いては「タイムパフォーマンスの上げ方」について。
ちなみにZ世代に「普段タイムパフォーマンスをどの程度意識しているか」聞いたところ、プライベートでも仕事(学業)でも、約4割の人が「タイムパフォーマンスを意識している」と答えています。
そんなZ世代にアラフォー・アラフィフ世代がタイムパフォーマンスを上げるにはどうしたらいいか聞いてみました。
「やらなくてもいいことをやらないと割り切る」(15歳・女性)
「お金をかければ解決することは、サービスに頼るのも大切」(24歳・女性)
「40~50代は部下など他の人にかかる時間が多いので、信頼し周りに任せる」(17歳・女性)
「無計画に行動せず、やることを順序立てて頭で考えてから行動する」(20歳・女性)
特に仕事面では、「自分でやったほうが早いから」と仕事を請け負ってしまう上司の姿もよく見かけますよね。後輩を育てるという意味でも、誰かを信頼し任せることで時間が有効活用できるかもしれません。
アラフォー・アラフィフ世代に「これはやめてほしい!」と思っていること
最後に、Z世代が思う「アラフォー・アラフィフ世代にこれはやめてほしい!」と思うことをご紹介します。
やはり「昔の自慢話」や「高圧的な態度」などを嫌悪しているZ世代が多い中、以下のようなコメントも挙がっています。
「最近の若者は~などと言うのはやめてほしい」(19歳・女性)
「昔の価値観を押し付けないでほしい」(21歳・女性)
「飲みニケーションはやめてほしい」(25歳・男性)
「身体的特徴についての発言、プライベートについての質問」(24歳・女性)
「セクハラやパワハラ、結婚や恋愛などは聞かないでほしい」(25歳・女性)
「LGBTQへの正しい理解を持ってほしい」(20歳・女性)
などなど。時代を感じる意見も散見されました。
アラフォー・アラフィフ世代がZ世代と分かり合うために
仕事での関わりを中心に、少なからず、違う世代の人ともコミュニケーションを取る必要がある世の中。
ジェネレーションギャップがあるのは当然として、その上で円滑にコミュニケーションを取るためには、やはり少しでもお互いを理解しようとする気持ちが大切なのかもしれません。
話してみたら、意外な共通点も見つかるかも。
「こういう世代だから」と口に出すのではなく、だから「こういう言動がよろこばれるはずだ」という意識を持って、アラフォー・アラフィフ世代はZ世代と関わっていければいいですね。
【調査概要】
「Z世代のアラフォー・アラフィフの悩みへの回答アンケート」
調査対象:10代~20代のZ世代 男女400名
調査期間:2023年12月28日~12月29日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社GSS「シンプルWiFi」