GODIVA dessert Harajuku
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チョコレートだけじゃない「GODIVA」の出店ラッシュ。プレミアムチョコレートブランドの新たな取り組みとは?

Z世代を惹きつける体験型の取り組みについて、実例をご紹介。今回は、2023年7月、原宿にオープンした「ゴディバ デザート」の旗艦店を掘り下げます。インフルエンサーの「おさき」さんを1日店長に迎えたオープンイベントなどの施策について、PRの森田さん、「GODIVA dessert Harajuku」店長の肥後さんにお話を伺いました。

更新 2023.12.14 公開日 2023.08.14
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女子高生インフルエンサー「おさき」さんが一日店長に。オープン日は大盛況!

GODIVA dessert Harajuku

1926年にベルギーで創業、プレミアムチョコレートブランドとして人気のゴディバ。そんなゴディバのチョコレートを使用したオリジナルクレープが食べられる「GODIVA dessert Harajuku」が2023年7月にオープンしました。オープン記念イベントとして、YouTubeなどのSNS総フォロワー数200万人以上を誇る「おさき」さんが1日店長に就任。Z世代の間で話題となりました。

プレミアムチョコレートブランドによるZ世代向けの戦略について、PRを担当する森田久美子さん、「GODIVA dessert Harajuku」の店長を務める肥後輝さん(以下、敬称略)にお話しいただきました。

GODIVA dessert原宿店オープンイベントおさきさん

――オープン記念イベントの反響はいかがでしたか?

森田:「オープン当日は朝8時から並んでくださる方がいらっしゃったり、おさきさんのうちわを持って開店を待つファンの方がいらっしゃったりと、『GODIVA dessert Harajuku』にご注目いただけたと実感しています。イベント中、おさきさんが応援してくれるファン一人ひとりに丁寧に挨拶して、一緒にお話をしている姿が微笑ましかったです。イベントを知らない方も通りがかりに注目して立ち止まってくれていましたし、SNSでも『#godivadessert』『#ゴディバデザート』とハッシュタグをつけた投稿が多く見られ、大成功だったと思います」

今までのゴディバのイメージをくつがえす、かわいい雰囲気のお店

GODIVA dessert Harajuku

――みんなが知っているゴディバの印象と違って、とてもかわいいお店ですね。こだわったポイントなどを教えてください。

森田:「もともと『ゴディバデザート』というブランドで、ワンハンドデザートやチョコレートドリンクなど、食べ歩きを楽しめるメニューを揃えたお店を展開しており、原宿を含めて国内に6店舗あります。

原宿に出店した理由は、Z世代に人気の街なのはもちろん、クレープの聖地であり食べ歩きがしやすい街だからです。従来のゴディバはゴールドの大人っぽい配色で高級なイメージがあると思いますが、『GODIVA dessert Harajuku』はかわいいペールピンクとペールグリーンを基調としています。クレープなどのメニューと一緒に撮影したときに、SNS映えするような内装にしたところはこだわりのひとつ。店内の奥の壁にあるクレープの電飾もポイントです。

また、Z世代だけでなく親子で来店された方も楽しめるよう、手土産になるような商品の物販もしており、従来のゴディバよりももっと気軽に入っていただけるようにしました」

GODIVA dessert Harajuku限定商品

――お店の特徴などを教えてください。

森田:「ゴディバなので、チョコレートづくしなのは最大の特徴です。以前から『ゴディバデザート』で人気の『ショコリキサー』というチョコレートドリンクに、『GODIVA dessert Harajuku』限定メニュー『リッチショコラテイスト ショコリキサー』を開発して販売しています。

また、『GODIVA dessert Harajuku』のクレープ生地は、豆腐を入れてもちもちした食感にしているのがポイントです。豆腐はヘルシーでお肌にも良さそうですし、原宿店のメインターゲットであるZ世代の女性に気兼ねなく食べてもらえるようにしました。

GODIVA dessert Harajuku ノベルティ

また、『GODIVA dessert Harajuku』では、¥2,160(税込)以上購入すると、カプセルマシンを回してノベルティがもらえる「ゴディバデザート オリジナルノベルティ」のプレゼントも実施。

カプセルの中身は、オリジナルのマスキングテープ、キーホルダー、ミニ付箋の3種類。カジュアルに楽しんでもらえる施策となりました」

※プレゼントはなくなり次第終了となります。

Instagramを見ていただいた数は、過去1か月の最高値に

GODIVA dessert Harajuku

――SNS投稿への反響はいかがですか?

森田:「オープンの告知をご覧になった方から、SNSを通して『クレープいいな、原宿行きたいな』とか、『原宿にクレープが食べられるお店ができるんですね』など好反応をいただいておりました。

当日のSNS発信にも皆さん反応してくださって、『美味しそう! 行ってみたいです』『東京の方がうらやましいです』などのコメントも多くいただきました。

InstagramとTwitterをお客様に見ていただいた数は、通常の投稿の約3〜4倍にものぼり、Instagramでは、『GODIVA dessert Harajuku』のオープンにまつわる投稿について、過去1か月で最高値の閲覧数を獲得しました。

今までのユーザーさまだけでなく、おさきさんをきっかけに『ゴディバデザート』を知ってくださったZ世代の方からの反応もとても良かったです。これからも、SNSでの発信を強化していきたいと思っています」

ショップスタッフの制服は、「GODIVA dessert Harajuku」限定でカジュアルなTシャツとエプロン、キャップを着用。プレミアムチョコレートブランドがグッと親しみのあるイメージに。

GODIVA dessert原宿店 店内

――オープン後の客層や人気商品を教えてください。

「GODIVA dessert Harajuku」店長 肥後:「オープンしてから、Z世代を中心にご家族連れや海外から観光に来ている方も多くご来店いただいています。混み合うのはやはり土日と夕方ですね。Z世代に人気なのは、原宿店限定の『リッチショコラテイスト ショコリキサー』と『スペシャルクレープ ハラジュク』。
ほかに、『ショコリキサー チョコミント』、『メロン ショコリキサー』(ともに数量限定)も人気です。

お土産では、夏場も溶ける心配がないチョコレートクッキーなどがご好評いただいています。お客様が入店されたとき『お店がかわいい』と言ってくださる方が多くうれしいですね。『GODIVA dessert Harajuku』は海外のお客さまも多いので、今後は海外の方への対応も強化していきたいです」

ゴディバがZ世代に身近なブランドに!

GODIVA dessert Harajuku

――今後の展望を教えてください。

森田:「『ゴディバデザート』は現在、『GODIVA dessert Harajuku』を含め全国に6店舗あり、もっと増やしていければと思っています。現在、SNSの取り組みとして、Instagramでアンバサダーを10名募集し、ファンになってくださる方を増やす活動を始めています。今回の原宿店オープンでも実際に食べてレポートをアップしてもらったことで、認知拡大につながったと考えています。

また、2023年8月4日(金)に、世界初、ゴディバのベーカリーショップ『GODIVA Bakery ゴディパン 本店』が有楽町にオープン。こちらもアンバサダーの皆さまと一緒にPR施策を進めています。ファンの皆さまと一緒にブランドを盛り上げていきたいと思っています」

ゴディバの新展開にZ世代からの注目が集まりそう

GODIVA dessert Harajuku

プレミアムチョコレートブランド、ゴディバが身近に感じられるお店、「GODIVA dessert Harajuku」。新たなZ世代のファンを獲得するために、写真映えするメニューやかわいい内装といったところにこだわりが見られました。原宿の新たな人気店として、今後ますます目が離せません。

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