Z世代の浴衣事情を調査してみました!

コロナ渦で中止などが相次いでいた花火大会や夏祭りといった夏のイベント。
しかし、今年の夏は数多くのイベントが数年ぶりに通常規模で開催されるようです。
夏の風物詩となるイベントが多く開催されることで、浴衣を着る機会も多くなりそうですね。
そこで今回は、2023年7月に実施した『夏のトレンドに関するMERYアンケート』の結果をご紹介しながら、Z世代のイマドキの浴衣事情についてお届けします。
浴衣の着用について
Q:今年、浴衣を着たいと思いますか?
まず最初に「今年、浴衣を着たいと思いますか?」と質問してみました。
すると、「はい」と回答した人が89.9%、「いいえ」と回答した人が10.1%という結果に。
Z世代の約9割が今年、浴衣を着たいと思っているということが明らかになりました。
Q:今年着る浴衣はどれを予定していますか?
「今年着る浴衣はどれを予定していますか?」と聞いてみたところ、「持っているものを使う(54.5%)」と回答した人が一番多く、次いで「新しく購入した/購入する予定(22.7%)」「レンタルする(20.5%)」「家族/友達に借りる(1.1%)」「その他(1.1%)」と続きました。
このことから、Z世代の半数以上が既に持っている浴衣を着ようと考え、新しく購入する人は意外と少ないということがわかりました。
Q:浴衣を着る際、どのようにして着ますか?
「浴衣を着る際、どのようにして着ますか?」と質問。
一番多かったのが「家族/友達に着付けてもらう(43.8%)」で、次いで「(YouTubeなどを見て)自分で着る(28.1%)」「お店で着付けてもらう(26.0%)」「その他(2.1%)」という結果に。
意外だったのが、自分で着ている人が全体の3割を占めていること。
今やYouTubeを始めとした様々なSNSで自分で着付けできる方法の動画が沢山あるので、簡単にできてしまうようですね◎
浴衣を着たい場所について
Q:浴衣を着てどこに行きたいですか?
「浴衣を着てどこに行きたいですか?」と質問してみました。
一番人気だったのが「花火大会(90.1%)」で、2位は「夏祭り(84.2%)」という結果に。
夏ならではのイベントに浴衣を着て行きたいと考えていることがわかりました。
3位は京都・浅草・金沢・鎌倉といった「古都(39.6%)」。
夏のイベント以外にも風情がある古都へ浴衣を着て行ってみたいと考えている人も多いようです。
4位は「家族/友達とのイベント(15.8%)」、5位は「テーマパーク(7.9%)」と続きました。
浴衣の色とデザインについて
Q:最も着たいのは何色系の浴衣ですか?
「最も着たいのは何色系の浴衣ですか?」と聞いてみたところ、「白系」が20.6%で一番人気で、次いで「紺系(17.5%)」「水色系(14.4%)」「ベージュ系(11.3%)」「ピンク系(9.3%)」がTOP5を占めました。
全体的に落ち着いた色の浴衣を着たいと思っているZ世代が多い傾向が読み取れます。
Q:どんなデザインの浴衣を着たいですか?
最後に「どんなデザインの浴衣を着たいですか?」と質問。
一番人気だったのは、花火・金魚・蝶々・しぼりといった「古典柄(57.3%)」で、半数以上のZ世代が回答していました。
2位は浴衣の王道デザインの「花柄(38.5%)」、3位はストライプ・格子柄・チェック柄・ドット柄といった「モダン柄(25.0%)」でした。
4位と5位には「レース(22.9%)」や「シフォン素材/チュール素材(12.5%)」といった透け感がある素材がランクインしました。
着こなし方について
着こなし方に対するコメントでは“小物”に関するコメントが多く見られました!
浴衣を着るときにこだわりたいポイントについての自由記述のコメントでは、浴衣そのものよりも兵児帯やレース小物といった“小物”に関するコメントが多く見られました。
「兵児帯」に関するコメントでは、帯の上から兵児帯をつけてアレンジしたい、兵児帯はくしゅくしゅした素材がいいというこだわりが見られました。
■帯の上からくしゅくしゅした兵児帯もつけて華やかにしたい!(22歳女性)
■後ろの帯がくしゅくしゅになる生地がいい(23歳女性)
■帯を兵児帯にしたい(23歳女性)
■兵児帯でアレンジをすること(25歳女性)
オーガンジーなどのくしゅっとした兵児帯でアレンジするのが流行中!
レースのインナーやトップスなどで可愛くアレンジしたい!
「レース小物」に関するコメントでは、レースのインナーやトップスを着てアレンジしたいという回答が目立ちました。
他にもレースの帯留やつけ袖、手袋を合わせたいという人も。
■レースの帯留などを使ってみたい(22歳女性)
■レースのトップスとつけ袖。可愛くヘッドドレス付けたりする(21歳女性)
■中にレースのインナーを着たい(16歳女性)
■インナーにレースのトップスを着たい(21歳女性)
■中にレースのインナーを着て、上から浴衣を着てレースがさりげなく見えるようにして着たいです(22歳女性)
■スタンダードな着方しかしたことがないので、レースのトップスを着たり柄と合わせてアクセサリーをつけたりしたいです!(23歳女性)
■インナーにレースのトップスを着る。手にもレースの手袋をしたい(25歳女性)
■インナーにレースのトップスを合わせるのと、手袋もレースで合わせるか、シンプルに飾り帯を使って着たい(25歳女性)
ひと手間アレンジした浴衣を着るのが主流!
以上、Z世代の浴衣事情をお届けしました。
アンケート結果から、Z世代の約9割が今年、浴衣を着たいと考えていることが明らかに。
その背景には、アフターコロナで数年ぶりに数多くの夏の風物詩となるイベントが開催されることが要因にあると考えられます。
浴衣のデザインは、白系で古典柄のデザインが人気であることがわかりました。
また、帯の上にくしゅくしゅとした素材の兵児帯をつけたり、レース小物をプラスしてアレンジするのがトレンドのようです。
『MERY Z世代研究所 夏のトレンドに関するMERYアンケート』
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2023年6月30日(金)~7月7日(金)
【調査対象】全国の1996年4月2日~2008年4月1日生まれの女性
【集計サンプル数】117人