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自分へのご褒美を買ったことのある20代は約9割!世代ごとの「贈り物・プレゼント」に関する意識とは?

大丸松坂屋百貨店が行った「贈り物・プレゼントに関する意識調査」のアンケート結果をご紹介します。普段どのようなシーンで贈り物やプレゼントをするか、どのような基準で選ぶのかを世代別に大調査。ほか世代との比較を通して、20代ならではの感性や実態を紐解きます。

更新 2023.10.04 公開日 2023.08.02
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世代ごとの「贈り物・プレゼント」に関する意識を紐解く

季節ごとのイベントや誕生日などのお祝い、手土産やプチギフトなど、さまざまなシーンで登場する「贈り物やプレゼント」。
 
手土産にぴったりなスイーツや、ギフト商品などを多数取り扱う「大丸松坂屋百貨店」では、全国の20~69歳の男女に対し、「贈り物・プレゼントに関する意識調査」を実施。世代別に、贈り物・プレゼントの実態を調査しています。
 
本記事では、そのアンケート結果をご紹介するとともに、20代とほか世代との比較にフォーカスし、20代ならではの感性や実態を紐解きます。

Q.直近1年以内に「贈り物・プレゼント」としたもので、あてはまるものは?

まずはこんな質問から。

直近1年以内に自分以外の誰かに贈った「贈り物・プレゼント」は、1位「誕生日プレゼント」(60.0%)、2位「父の日・母の日」(31.0%)、3位「訪問や外で会うときの手土産」(28.3%)と続きます。
 
男女別でみると、トップ3はいずれも男性よりも女性の方が10ポイント以上高く、女性のほうが「贈り物・プレゼント」を贈る傾向があることがわかります。

世代別に見ると、20代は特に「誕生日プレゼント」(68.3%)や「バレンタイン」(26.0%)を贈る傾向がほかの世代に比べて高く、一方で「父の日・母の日」(29.8%)はほかの世代と比べれば低い傾向にありました。
 
とは言え「父の日・母の日」も20代の3~4人に1人が贈っているので、ある程度年代問わず、根付いた文化だと言えそうです。
 
親世代では当たり前だった「お中元」や「お歳暮」は、50代以上のみトップ5にランクインしているという実態も明らかになりました。

Q.贈り物を選ぶときの基準は?

続いて「贈り物を選ぶときの基準」の質問には、「自分が良いと思ったもの」(50.2%)、「相手が欲しいと言っていたもの」(40.0%)、「相手に負担にならなそうなもの」(35.0%)と続きます。
 
男女ともに大きな差はなくとも、「相手が欲しいと言っていたもの」「相手に負担にならなそうなもの」が女性のほうが特に多く、より相手の趣味嗜好を考えて選ぶ傾向がある、とも言えそうです。

世代別で見ると、20代は比較的「自分が良いと思ったもの」のポイントが高く、一方「日常的には買えないけれど相手が欲しいと言いそうなもの」や「日常的には買えないけれど欲しいと思うもの」のポイントがほか世代よりも低い、という結果になっています。
 
どちらかといえば「よいものをシェアしたい」20代。「日常的に手が届かない」ようなものではない=高価なものではなくとも、自分や相手の価値観に合うものであれば積極的に勧めたい、そんな感性が垣間見えます。

Q. 喜ばれるプレゼントのリサーチ方法は?

喜ばれるプレゼントのリサーチ方法としては、「WEBで調べる」(62.9%)が圧倒的な1位に。
 
「デパートや専門店の店頭を探す」「贈る相手本人に聞く」と答えた割合は、男性よりも女性の方が10ポイントほど高い結果になりました。

世代別で見ると、若い世代ほど「Webで調べる」のポイントが高い傾向に。今はInstagramやTiktokなど、SNSを使って探す人も多いですよね。
 
全体を見ると、20代は「Webで調べる」(68.3%)「デパートや専門店のWeb通販を見る」(23.1%)「雑誌やWebメディアの特集を見る」(14.4%)「デパートや専門店の紙のカタログを見る」(10.6%)が平均よりも高く、「デパートや専門店の店頭を探す」(24.0%)「本人に聞く」(30.8%)が平均より低い結果になりました。
 
この結果より、「ほかの世代に比べて20代は、プレゼントを購入する前に、ある程度下調べをしたうえで購入する」傾向が強いことがわかります。
 
直接お店に行ったり本人に聞いたりする前に、いろいろな媒体を用いて調べる人が多いようです。

Q.「食べ物」の贈り物やプレゼントを選ぶとき、自分の分も欲しいと思ったことはありますか?

これは「食べ物」の贈り物に関する調査です。
 
スイーツや総菜など食の贈り物・プレゼントを選ぶ際、自分の分も欲しいと思ったことはあるか尋ねたところ、「とてもある」(25.0%)「ある」(58.5%)で、合計すると83.5%に。大半の人が「自分も欲しい!」と思っているようです。

特に女性は9割超え!

Q.自分が購入し体験した「美味しいもの」を誰かに贈ったことはありますか?

自分が買ったり、体験したりして、美味しいと感じて“良い”と思った「食べ物」を贈ったことがあるかを尋ねたところ「ある」と答えた人は66.2%という結果でした。
 
20代は、64.4%と平均的な結果でしたが、7割近くの人が自分が「良い・美味しい」と思ったものを誰かに贈ったことがあるようです。

Q.自分で自分にご褒美を買ったことはありますか?

「がんばった自分へのご褒美」、いわば自分への贈り物。買ったことがあるかと尋ねたところ、全体は77.9%、20代は87.5%の人が「ある」と回答しています。
 
20代はほかの世代に比べてご褒美を買ったことがある割合が高く、いわゆる「ご褒美スイーツ」「ご褒美コスメ」などの需要が高まっているとも言えそうです。

Q.自分以外から贈り物やプレゼントを貰ったら嬉しいですか?

でもやっぱり、プレゼントは自分からでもいいけれど、誰かに貰いたいもの。
 
ほぼすべての人が「自分以外から贈り物やプレゼントをもらったら嬉しい」と回答しています。

Q.もらったら特に嬉しいと思うものはなんですか?

「もらったら嬉しい贈り物・プレゼント」について尋ねたところ、全体では1位「知る人ぞ知る、または隠れた名店の商品」(43.8%)、2位「昔ながらの老舗店の商品」(34.1%)、3位「特に気にしない」(33.9%)という結果になりました。
 
一方で20代は「知る人ぞ知る、または隠れた名店の商品」41.4%がトップなのは変わらず、続いて「行列必至の人気店の商品」(36.4%)と続きます。全体で2位に挙がっていた「老舗の商品」は第5位(27.3%)と伸び悩みました。
 
「老舗の商品」が欲しいと答えた人の割合は、ほかの世代と比べると最も低く、「数量限定の商品」が29.3%と、ほかの世代に比べて高めのスコアとなっています。

20代の贈り物・プレゼントの需要とは

相手に贈るものは、やっぱり「自分も良い」と思うから勧めたい20代。
 
「昔ながらの良いもの」よりも「今しか買えない限定のもの」を好む傾向にありますが、それは特別高価なものではなく「日常的に買うことが可能」なものなようです。
 
InstagramをはじめとするSNSの使い方にもその傾向が見られるように、「日常の素敵なものを誰かとシェア(=共感)したい」「今ときめいたもの(=限定品)を広めたい」そんな意識が20代の根底にはあるのかもしれません。
 
20代は、ギフトを贈るための下調べはきちんと行う傾向にあります。
 
ギフトを提案する側も、そんな20代の目に留まるよう、旬のトレンドや期間限定のギフトの情報などを、しっかり発信していくことが大切なのかもしれないですね。

【調査概要】
「贈り物・プレゼントに関する意識調査」
調査対象:全国の20~69歳の男女 計520人
調査期間:2023年5月6日~5月7日
調査方法:インターネット調査
調査主体:大丸松坂屋百貨店

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