MERYEDITORS Z世代の理想の30歳像とは？
少子高齢化や物価の高騰など、将来が不安になるような社会問題が増えつつある現代。
そんな時代に、これからの日本を担っていく10代～20代のZ世代は、どんな大人になりたいと考えているのでしょうか？
今回は、MERYの運営する『MERY Z世代研究所』が1,000人のZ世代に聞いた「理想の30歳の条件」のランキング結果を基に、彼らが思い描くリアルな将来像をご紹介します。
「お金に余裕がある」と「健康でいる」がTOP2に！
「あなたが30歳になった時、どんな状態でありたいと思っていますか。あなたの理想の30歳を教えてください」と問いかけたところ、第1位に選ばれたのは「お金に余裕がある」で、全体の65.2%が理想に挙げました。
男女別の結果でも、男性の62.9%、女性の66.1%に選ばれ、いずれも1位という結果に。
また、続く2位も、全体・男性・女性ともに「健康でいる」が理想とされていました。
Z世代全体のランキング（「理想像はない」と回答した人を除く）
別アンケでも“お金と健康が1位・2位であること”に全員が共感
MERYコミュニティ内でのアンケートでも、“お金と健康が1位・2位であること”にZ世代の回答者15人全員が「共感する」と答えました。
お金と健康が重要だと考える理由としては、“やりたいことをするための自立”を理由にした回答と、“結婚や子どもの土台のため”を理由にした回答の2パターンに大きく分かれる結果に。
日頃からZ世代がコスパを重視する傾向にあるのは、彼らが堅実的に将来設計を考えていることが影響しているのかもしれません。
・自立のため
「30代までには自立して、新しいことに挑戦する準備をしたい。自分のやりたいこと、新しいことに挑戦していくためにお金と健康が大事だと思ってます」（25歳女性）
「自分が好きに生活するため」（26歳女性）
「自由になんでもできる・どこでも行けるようにするための近道であると思ったため共感します」（24歳女性）
「現状がお金に余裕がなくて、不安が増えて心に余裕がなくて自然と選択肢が狭まっているので、お金に余裕があり自然と選択肢が増やせる生活をしたいので共感した。」（24歳女性）
「自立した強い女性になりたいから」（22歳女性）
「お金が無いと生きていけないしお金を稼ぐためには健康じゃないといけないから」（24歳女性）
・結婚や子どもを持つ土台のため
「30歳までにある程度お金がたまっていて、健康体であれば健康や出産も前向きに考えられるし、今よりも好きなことにチャレンジ出来そうだから」（23歳女性）
「年齢と共に結婚だったり、美容だったり、家だったり、色々なところにお金をかけたいので、お金がないのを理由にそれらを諦めたくないからです！」（24歳女性）
男女差が現れた項目は「結婚している」
先ほど挙がったお金と健康に加え、続く3位～5位までも「趣味」「仕事」「結婚」と同様の項目が男女ともに含まれる結果となりました。
ただ、結婚に関する回答では男女差が現れ、女性の場合は「結婚している」を理想に挙げた人が43.6%で、4位の「やりたい仕事に就いている」の43.8%とは0.2pt差でほぼ同等。
女性のみのランキング（「理想像はない」と回答した人を除く）
一方、「結婚している」を理想に挙げた男性は27.1%で、4位の「趣味がある」の40.6％と大きく差が開く形に。
結婚にどのくらい重きを置いているかは、男女で少し変わってくるようです。
男性のみのランキング（「理想像はない」と回答した人を除く）
お金に余裕のある、健康的な30歳でありたい
今回の調査では、多くのZ世代が“お金に余裕がある＆健康でいる30歳”を理想としているという堅実的な結果に。
その後に続く、やりたい仕事や趣味、結婚のためにお金や健康が重要であるという理由からも、彼らがしっかりと将来を見据えた考えを持っていることが伝わりました。
また、結婚への意識に関して男女差が現れやすいのは、Z世代においてもあまり変わらないようです。
【調査概要】
『MERY Z世代研究所 1,000人調査』（理想の30歳の条件）
調査期間：2023年3月15日（水）～3月20日（月）
調査対象：全国の1996年4月2日～2006年4月1日生まれの男女
回答者数：1,000人（Z世代女性 707人／Z世代男性 293人）
調査方法：インターネット調査
調査主体：MERY Z世代研究所
