彼と一緒に住むための部屋選び、間取りがなかなか決まりません…
――彼とそろそろ同棲を始めようかという話に。
私は一緒にいる時間が多そうな1LDKがいいけれど、彼はお互いの距離をある程度保てる2LDKにしたいらしくて、なかなか間取りが決まらないんです…。
同棲をする上でとっても大切な部屋選びは、慎重になるからこそお互いに意見が合わない部分も出てくるはず。
そこで今回は同棲を考えているカップルさんに向けて、間取りを決めるときのポイントやおすすめの間取りのメリット・デメリットをご紹介します!
ぜひ記事を参考に、お互いが納得のいく部屋を見つけてみてください◎
同棲カップルはどんな間取りの部屋を選んでる?
実際に同棲を経験したカップルたちは、どんな間取りを選んでいたのでしょうか?選ばれる間取りの傾向を知れば、どんな間取りをチョイスすべきかわかってきますよ。
もっとも多いのは1LDK!
スマホでお部屋探しができるセルフ内見型賃貸サイトOHEYAGOの調べによれば、『同棲経験あり』と答えた人たちから厚い支持を受けていたのは『1LDK』です!『同棲経験あり』と答えた人の23.7%が、1LDKに住んでいる、もしくは住んでいたと答えています。
1LDKの次に人気を集めたのが『2LDK』(22.7%)で、以降は2DK・1DK・3LDKと続きます。同棲しているカップルは、1LDKや2LDKなど、リビングスペースがしっかりある広めの部屋を選ぶパターンが多いようです!
部屋数が多いほど満足度は高い傾向
OHEYAGOが行った調査では、各間取りに住んだ経験を持つ同棲経験者に『その間取りで満足していたか』も聴いています。
調べの結果、1LDK・2LDK・3LDK・4LDKと部屋数が多くなるにつれ、「満足だった」と答えた割合が高くなる傾向があるとわかりました!同棲経験者から人気を集めた1LDKの満足度は60.1%なので、1LDK以上の部屋であればおおむね満足度が高いことがうかがえますね。
なお、ワンルームや1DKなど部屋数が少ない間取りの満足度は、軒並み50%を下回る結果に。同棲する間取りを選ぶ上で、部屋の数は重要なポイントになりそう◎
間取りを決める前に確認したいポイント◎
2人にぴったりな間取りを選ぶには、いくつかのポイントを事前にチェックしておくのがおすすめです。ポイントを押さえて話し合えば、どんな間取りが自分たちに合っているかはっきりしてきますよ!
Q.間取り・立地・家賃どれを優先する?
何を優先して部屋を選ぶかは、前もってチェックしておきたいポイントの代表です。間取り・立地・家賃どれを重視するかによって、部屋選びの方向性が変わってきます。
自宅でテレワークをする機会が多いカップルなら、お互い快適に仕事をするために、家賃よりも部屋数の多さで選ぶと◎
また、同棲中に結婚資金をためたいカップルなら、間取りや立地を妥協してでも家賃が安い部屋に住むと、固定費が減るのでお金をためやすくなるはず。
何を優先すべきか順位を決めておけば、希望の部屋が見つからなかったときでも、譲ってもいいポイントが明確になるので、賢く部屋探しができますよ。
Q.2人の生活リズムは合っている?
2人の生活リズムが合っているかも、間取り選びの大きなチェックポイントです。生活リズムが揃っているかで、パーソナルスペースが必要かどうかも変わってきます。
夜勤や早朝出勤など、どちらかがイレギュラーな生活スタイルを送っていると、2人の生活時間帯が異なるため、ベッドに入る時間が変わってきます。もし寝室が同じだと、すでに寝ている相手を起こしてしまったり、安眠を妨げてしまったりすることもあるはず。
2人の生活リズムが異なるカップルは、2DKや2LDKなど、寝室にできる部屋が2つある間取りを選ぶと◎。生活のずれから生じるストレスを避けられますよ。
Q.プライベートな空間は必要?
同棲用の間取りを選ぶなら、『1人で過ごせるスペースが必要か』も考えておきましょう!人によっては、家にいる間中、相手が一緒にいる生活にストレスを感じる場合が。
どんな同棲が性に合っているかは人それぞれです。一緒にいる時間が長い方がうまくいくカップルもいれば、適度な距離感を保った方が気持ちよく同棲できるカップルもいるはず。
できるだけ一緒にいる時間が長い方が心地よい人は、共有スペースばかりの間取りでも快適に過ごせます。でも1人の時間がないとしんどさを感じてしまう人や、リモートワーク中心で自宅に仕事スペースが必要な人の場合、自分だけの空間がある方がストレスフリーに過ごしやすくなりまます。
同棲に向けて話し合いを重ねる中で、お互いがどちらのタイプなのか探っていくのがおすすめ。
Q.荷物の量はどれくらい?
それぞれが持っている荷物の量も、同棲する間取りを決める上で欠かせないチェックポイントです。荷物の量は個人差が大きいため、間取りを決める前に必ずチェックしておきましょう!
荷物の量に応じた収納スペースがある間取りを選ばないと、荷物が収まりきらず部屋に出しっぱなしになってしまい、物が散らかったり部屋が狭く感じたりする原因に…。
荷物の量をチェックするときは、それぞれの部屋に行ってみて、どれくらいの荷物があるのか確認し合うと◎。荷物の量を目で見て共有できるため、必要な収納スペースの大きさもイメージしやすくなりますよ。
同棲に向けた間取り選びで重視したいコト
間取り選びのチェックポイントを確認した後は、実際に間取りを選ぶステップに進みましょう!いくつかのポイントを押さえて間取りを決めれば、2人の理想とする部屋に出合うチャンスが広がりますよ。
2人でじっくり話し合う
間取りの決め方の基本は、2人で時間をかけて話し合うことです!意見が異なるままで間取りを決めると、住んでいるうちにどんどん片方に不満が溜まってしまうかもしれません。
どんな間取りで同棲を始めたいかは、人それぞれ異なります。手狭な間取りでも構わないという人もいれば、ゆとりのある間取りを希望する人もいるはず。
どんな同棲が理想かをしっかり話し合って、思い描くイメージを共有すれば、ちゃんと2人が気持ちよく過ごせる間取りが見えてきますよ。
どちらかの意見だけで間取りを決めると、一方にストレスが溜まって、同棲自体が苦しく感じるようになってしまう可能性も…。納得できるまで話し合い、2人にとってベストな間取りを探りましょう!
必要な部屋の数から選ぶ
間取り選びで重要なポイントになってくるのが、部屋の数です。部屋の数によって2人の生活スタイルが大きく変わってきます。
1DKや1LDKの場合、食事を取る部屋以外の部屋がひとつしかありません。その部屋が自ずと寝室となるため、必然的に一緒にいる時間が長くなります。同棲らしい濃密な時間を過ごしたいカップルにおすすめです。
一方2DKや2LDKは、食事を取る部屋に加えて2つの部屋があります。寝室を分ければ1人の時間が確保しやすいので、たとえ同棲でもプライベートは捨てられないカップルにおすすめです。
どんなスタイルで同棲生活を送りたいかをイメージすれば、理想の部屋数が見えてきますよ!
リビングスペースがあるかで選ぶ
リビングスペースの有無も、間取りを決める上で大切なポイントです。リビングスペースはLDKの『L』に当たる部分です。1LDKや2LDKなどリビングスペースがある間取りは、リビングスペースのない1DKや2DKよりも、生活する空間が広くなります。
寝室以外でくつろぐ時間を作りたいなら、リビングスペースがある1LDKや2LDKがおすすめです。ダイニングセットに加えソファセットも置けるので、2人でゆったりゲームを楽しんだり映画を観たりできますよ。
リビングスペースが必要かは、食事や睡眠などの時間以外をどんな風に過ごしたいかで決めましょう!
将来のことを考えて選ぶ
カップルによっては、先々のことを考えて間取りを選ぶと◎。結婚や出産を想定するなら、必要な部屋の数や広さが変わってきます。
これから同棲を始める部屋に住んでいる間、結婚して子供を作るつもりなら、2DKもしくは2LDKの部屋を選びましょう!子供が生まれた後も、部屋が2つあれば夫婦の寝室と子供部屋を分けられますよ。
2LDKをはじめとするリビングスペースが充実している間取りも、子育てを考えているカップルにおすすめです。十分なリビングスペースがあれば、赤ちゃんをお世話する空間が作れますよ。
将来的に家族になると考えているなら、『ライフステージが変わっても住み続けられる』という視点を持って間取りを選びましょう!
2人で過ごす時間が増える♡1DKや1LDKの特徴
間取りは、部屋の数やリビングスペースの有無によって特徴が異なります。部屋数が少ない1DKや1LDKには、どのような特徴があるのでしょうか?部屋数が限られているからこそ発生する、メリットとデメリットを紹介します。
一緒にいる時間がたっぷり持てる
1DKや1LDKは、DKやLDK以外の部屋がひとつしかないため、同じ部屋で生活する時間が自然と長くなるのが特徴です。
同じ部屋で食事を取り、同じ部屋で眠る生活になるため、多くの時間を2人で共有できます。多くのカップルがイメージする『同棲の形』に近い毎日が送れるはず。家族のような距離感が生まれるので、結婚の予行練習にもgood!
また、1DKや1LDKは顔を合わせる機会が多くなるので、たとえケンカをしても仲直りのチャンスがすぐに巡ってくるのは大きなメリットになりそうです。
プライベートが確保しにくい
部屋数が少なくて一緒にいる時間が長くなるメリットは、裏を返せば、『1人の時間が持ちにくい』というデメリットにもなります。
同棲は他人と一緒に暮らすことです。仲の良いカップルでも、家にいる間中ずっと同じ空間にいたら、お互いの存在がストレスとなる可能性があります。
「むしろずっと一緒にいたいから大丈夫!」と思って1DKや1LDKで同棲を始めても、いざ生活を始めてみると、お互いの存在感の強さに息が詰まってしまうかもしれません…。
一緒にいることで感じるストレスは、予想以上に負担が大きいものです。ストレスが原因で起こったケンカにより、同棲がうまくいかなくなるケースもあります。
1DKや1LDKに住む場合には、少し広めの部屋を選ぶことでプライベートを確保しやすくすると、お互い気持ちよく暮らしやすくなるはず。
1DKや1LDKがおすすめのカップルって?
同じ部屋数でも、DKかLDKかで間取りの特徴は変わってきます。それぞれの特徴を知った上で間取りを選べば、理想とする同棲生活により近づけるはず!1DKと1LDK、それぞれのおすすめのカップルのパターンを紹介します。
家賃を抑えたいなら1DK
とにかく費用を抑えて同棲を始めたいカップルには、1DKがおすすめです。1DKは1LDKに比べて広さがないため、立地条件や築年数が似ている場合、1LDKよりも家賃が安く済みます。
新生活は何かとお金がかかるため、コンパクトな間取りで家賃を節約できれば、ゆとりのある同棲生活が送れるでしょう!結婚やマイホーム購入のために貯金をしているなら、固定費が抑えられてお金がたまりやすくなりますよ。
家賃が安い分、利便性の高いエリアの物件も予算内で探せるのは、1DKのメリットといえます。そのため1DKは、広さよりも職場へのアクセスの良さを重視する人にもおすすめです。
リビングでくつろぎたいなら1LDK
寝室以外の部屋でまったり過ごしたい人には、1LDKがおすすめです。1DKのDKが4.5畳以上8畳未満しかないのに対し、1LDKのLDKは8畳以上と広々としたスペースがあります。
8畳もあれば食事を取るだけでなく、思い思いの方法でリラックスタイムを過ごせるはず!ソファとローテーブルを置けば、2人でまったりと過ごせる癒やしの空間が作れますよ。
友達を招いてホームパーティーを開きたい人にも1LDKはイチオシです。広々としたリビングスペースなら、仲間たちと過ごす時間もより楽しくなりそうな予感♪
お互いのプライベートを重視!2DKや2LDKの特徴
部屋数が多い2DKや2LDKは、1DKや1LDKよりも自由度が高いのが特徴です。部屋数の多さを生かす方法を考えながら間取りを選べば、イメージ通りの同棲が叶いますよ◎
プライベートな空間が持てる
2DKや2LDKは部屋数が多いので、1人で過ごすスペースを作りやすい間取りです。DKやLDK以外の部屋をそれぞれの部屋として使えば、これまでの2人のライフスタイルを守りながら同棲生活が始められます。
たとえ結婚を意識し始めたカップルでも、1人の時間を過ごしたいときはきっとあるはず。趣味に打ち込んだり、友だちとオンライン飲み会を開いたり、パートナーに干渉されずに楽しむ時間もたまには必要です。
2DKや2LDKの間取りなら、共有スペース以外の部屋が複数あるため、プライベートな空間を作れますよ。
また、リモートワークが中心の働き方をしている場合にも、自宅に集中できるスペースを確保する必要があります。この場合においても、2DKや2LDKであればワークスペースの確保が比較的しやすくなるので◎
すれ違い生活になる危険も
2DKや2LDKは、1DKや1LDKよりも個人の生活スタイルを尊重できます。それはメリットでもありますが、すれ違いを生む可能性もあることを覚えておきましょう!
それぞれが部屋にこもってしまっては一緒にいる時間は減ってしまいます。『同棲しているのにお互いの顔を見ない』という日が続いてしまうかもしれません。
生活スタイルの違いから食事の時間が合わないカップルは、特に注意したいところ。なぜなら、2DKや2LDKで同じ時間を共有できるのは、基本DKやLDKで食事を取っているときになるからです。
どちらかが残業で遅くなったり付き合いで外食したりする日が多かったりすると、食事を一緒に取らなくなるため、顔を合わせる時間が極端に減ってしまう可能性があります。
2DKや2LDKがおすすめのカップルって?
部屋数が多い2DKや2LDKは、リビングスペースの有無で特徴が異なります。共有スペースの広さがかなり違うため、住み心地にも差が生まれるはず。2DKと2LDK、それぞれのおすすめのカップルのパターンを紹介します。
パーソナルスペースを確保したいなら2DK
単に「プライベートな空間を作りたい」というカップルには、2DKがおすすめです。格安な家賃で2つの部屋がある間取りに住めます。
2DKは1980年代に流行した間取りのため、築年数が経った物件が多いのが特徴です。そのため広さに比べて家賃が安く、2LDKよりも手の出しやすい価格で部屋数の多い間取りに住めます!
在宅ワークをする人にとって、誰にも邪魔されずに集中できるパーソナルスペースづくりができるかどうかは、間取り選びの重要なチェックポイントになるはず。2DKなら格安で在宅ワークにぴったりのプライベート空間が持てるので、家でそれぞれ仕事をするカップルにおすすめの間取りです。
結婚後も住み続けたいなら2LDK
結婚しても引越しせずに同じ部屋に住み続けたいなら、2LDKを選びましょう!2LDKは間取りをフレキシブルに使えるため、ライフステージが変わっても気持ちよく住み続けられます。
さらに、結婚し子供が生まれれば、間取りに求める条件も変わってきます。子どものおもちゃや絵本、勉強机などを置く子ども部屋や、子どもがのびのび遊べるスペースが必要です。
2LDKなら、LDK以外の2つの部屋を夫婦の寝室と子供部屋に分けて使用できるところがポイント。また2LDKならリビングスペースも10畳以上と広いため、スペースを区切って子供が遊ぶ空間を作ることも可能です。
同棲のための部屋探しをする際の注意点
2人で暮らす部屋を探すとき、注意すべきポイントを紹介します。同棲用の部屋を探すときに気をつけるべきことは、1人暮らし用の部屋を探すときとは異なります。注意点をしっかり頭に入れた上で部屋探しをすれば、理想の間取りの部屋にも出合いやすくなるはず!
「2人入居可」の物件を探す
同棲用の部屋を探すときは、『2人入居可』かどうかチェックしながら進めると◎。『2人入居可』とは、家族・きょうだい・カップルなど2人で住むことが認められている物件に使う言葉です。1LDKや2DKなど、1人で住むにはちょっと広めの部屋に使われるケースが多くあります。
カップルで住む部屋を探すときには、『2人入居可』の部屋に絞って探すようにしましょう!賃貸サイトで物件を探す場合には、『2人入居可』の欄にチェックを入れて検索をかけるのがおすすめです。同棲できる部屋だけを簡単にピックアップできます。
不動産屋さんで相談しながら部屋を探す際にも、「2人入居可の物件を探している」としっかり伝えましょう!
入居を断られることも想定しておく
同棲カップルで部屋を借りるなら、入居審査で落とされるケースがある事実を知っておくと安心です。
入居審査を行う大家さんにとって結婚していない同棲カップルは、『家賃を滞納するリスクが高い』と判断される対象になりがち。関係がこじれてどちらかが出て行ってしまえば、家賃を支払う能力が落ちてしまうからです。
そのため同棲カップルに対する審査は厳しく、同棲を理由に落とされてしまう場合があります。
最近では、同棲カップルだからとの理由で入居を断られるケースは減っています。でも『審査で落とされるパターンもある』と知っておけば、心の持ちようが変わるでしょう!
2人にぴったりな間取りで、幸せな同棲生活を♡
同棲カップルにおすすめなのは、1DK・1LDK・2DK・2LDKなどの間取りです。2人にぴったりな間取りを探す作業は、それぞれがどんな同棲生活を理想としているか、じっくり話し合って共有するところから始まります。
お互いの意見をすり合わせて、2人でどんな毎日を過ごしたいかイメージを高めていけば、自ずとどんな間取りが自分たちに合っているかわかってくるはず。
紹介したチェックポイントや注意点を参考に、理想の間取りを探してみてくださいね!
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