オートミール、どうやって食べたらいいのか問題
2021年から爆売れしているというオートミール。「売れた物」や「トレンド大賞」といったランキングを総舐めでしたよね。
なんでも健康にいいとか、ダイエットにもいいとか、いろいろな噂を聞きます。……が、結局、どうやって食べればいいかわからない、または、一度食べてみたけれど、あまりおいしくなくて続かなかったという方も多いのでは?

実は複数のMERYスタッフが試して、続けられるオートミールレシピとして大絶賛しているのが、これぞうさんの「オートミール米化」。
オートミールを白米みたいな食感にしちゃうレシピだから、飽きずにおいしく食べ続けられるんです!
というわけで、「オートミール米化」を発案したこれぞうさんに、あれこれインタビューしちゃいましたよ♪
これぞうさんとオートミールの出会いとは?
海外ではシリアルとして食べられているエンバクという麦を押しつぶした食べ物である「オートミール」。煮込んだり、クッキーやマフィンに入れたりという食べ方が一般的です。
でも、煮込んでドロリとした食感を毎回食べるのはツライとか、マフィンを毎回作るのもダルイとかで、なかなか日本人には定着しにくかったのだとか。
そこで、日本人の主食である米のようにオートミールを食べられるレシピを提案したのが、これぞうさんです。
1冊目のレシピ本『オートミール米化ダイエットレシピ』(学研プラス)は15万部を超えるヒットに。そもそも、オートミールに注目することになったきっかけはどんなことだったのでしょうか?
「10年位前のことなのですが、海外に住んでいる姪が『オートミールは体にいいから、とりあえず食べてみろ!』と教えてくれたのがきっかけです。当時は体重が100㎏を超えていて、ダイエットの必要性を感じていたところでした」(これぞうさん)
『オートミール米化ダイエットレシピ』(学研プラス)¥1,430
海外では栄養が高いと評価されているオートミール。食物繊維が豊富なことに加え、鉄分やカルシムも含まれていて、栄養がたっぷりなので、ダイエットフード向きなのだそう。
「教えてもらったときは従来のお粥のように食べる方法で試したのですが、正直3日も持たなかったんです。体にいいことはわかるけれど、あの食感を毎日食べ続けるのはきつくて」(これぞうさん)
確かにお粥のようにしたものは好みが分かれるようで、SNSには「続けられない」という声もチラホラ。
「なので、オートミールからはしばらく離れていたんです。他の方法でダイエットを試しはしたのですが、案の定リバウンド。何度目かの糖質制限ダイエットをしていたのですが、やはりお米を食べたくて。
そこで思い出したのが、オートミール。見た目がお米みたいなので『水の量を調整したらお米のようにできるのでは?』と考えました。それでちょっと試したら2回くらいで割合が判明したんですね。ズボラな僕でも、レンジで食べたい分だけ作れるので食べ過ぎ防止にもなって、結果、2年で40㎏の減量に成功したんです」(これぞうさん)
それにしても2年で40㎏は大幅な減量!
「過去のダイエットではリバウンドで苦しんだことが何度もあったのですが、オートミール米化を取り入れてからはリバウンドもなくストレスも感じず、数年間体型維持ができていました。
そこで、同じように苦しんでいる方々の助けに少しでもなれたらと、Twitterで発信するようになりました。幸い、好意的な反響をいただき、とてもうれしかったです。
『我慢ではなく、少しの工夫で痩せられるのですね』と多くの方々から感謝されたことで、僕自身もとても勇気をいただき、前向きになれました」(これぞうさん)

100㎏を超えていたときはまったく運動をしていなかったというこれぞうさん、現在は、気が向いたときに軽いジョギングと筋トレをしているそう。痩せたことで見た目や体重以外に変化はあったのでしょうか。
「100㎏台のときは外に出ること自体が嫌で、引きこもりがちでした。痩せていくにつれて身体が軽くなり自信を持てるようになって、前向きになれました。おかげで運動をしてみようと思えるくらいに変われたんです。
疲れにくくなりましたし、汗をかいても気にならない、肌の露出が恥ずかしくなくなるなどの変化があり、外に出ることが嫌ではなくなりました。
さらに今から考えると、痩せるまで意外とあっという間でしたし、こんな自分でも痩せられたという自信がつき、言い訳や強がり、ストレスが減ったとも思います」(これぞうさん)
すごい変化! 見た目だけでなくマインドも変化していくのですね。
レシピ本を2冊出版するまでに!
Twitterでの投稿をきっかけに、2冊のレシピ本を出版することになったこれぞうさん。レシピを作るにあたってこだわった部分はどんなところなのでしょうか?
「あれこれ入れたらおいしくなるのは当たり前なので、どれだけ少ない材料で手間なく簡単においしく作れるかにこだわっています。
市販の加工品を使ったレシピも多く載せていますが、ダイエットするにあたって、手軽においしく作れるということが大切なんです。ダイエットする人は料理好きとは限りません。料理が嫌いな人が料理を作ることにストレスを感じると、僕のように続かずに過食に走ることになってしまいますので。
いかに無理なく続けられるかがポイント。簡単にするためには加工品も使いますし、洗い物もなるべく少なく、包丁もできるだけ使わずに作れるレシピを考えました。場合によっては器ひとつでレンチンだけで完成するレシピもあります。
大変だったのは、試作を含め、作った料理を全部食べきったことですね。オートミールの腹持ちがよすぎて、逆に辛かったです(笑)」(これぞうさん)
食事は毎日するもの。楽して続けられることが大切だと語るこれぞうさんの、お気に入りのレシピを教えてもらいました。
『オートミール米化がっつりヘルシーレシピ』(学研プラス)¥1,430
レンチンであっという間にできる!「カップチャーハン」の作り方
[材料]
オートミール 30g
水 45~50ml
(A)冷凍きざみネギ 適量
(A)ごま油 少量
(A)鶏ガラ 小さじ2/3
(A)中華味 小さじ1/3
(A)コンソメ ひとつまみ
卵 1個
(仕上げ用)お好みでごま油、粗挽き胡椒
「カップお好み焼き」もアレンジ無限!
[材料]
オートミール 10g
水 30ml
(A)千切りキャベツ 30g
(A)卵 1個
(A)無砂糖つゆ 小さじ1
(A)青のり 少々
スライスチーズ(とろけるタイプ)
低糖質お好みソース
カロリーカットマヨネーズ
鰹節、青のり
オートミールを食べる時に気を付けること&ダイエットのコツとは?
オートミールを毎日食べていくにあたって、気を付けることはあるのでしょうか?
「オートミールしか食べないのではなく、あくまで主食の置き換えとしてください。オートミールだけだと栄養面も偏りますので、体にいいものはバランスよく適度に食べていただけたらと思います。また、食物繊維が多いので水分はしっかり摂ってほしいです」(これぞうさん)
ダイエットを続けるコツのようなものはありますか?
「僕は白米が大好きすぎて、つい毎回食べ過ぎてしまいます。過去には糖質制限して痩せても、お米を我慢していた反動から食べ過ぎてしまいリバウンドしてしまったことが何回もありました。
オートミール米化を続けることで、40kg痩せて5年以上になりますが、リバウンドは一度もしなくなれました。現在は大好きな白米も毎日食べています。『最近ちょっと太ってきたかな?』と思ったら、オートミール米化ダイエット生活に切り替えるといった具合に調整しています。
何より、まずはやってみてください。やらなきゃずっと変われませんよ」 (これぞうさん)
まずはオートミールを買ってやってみよう!

ひとりでも多くの人と変われる感動を共有したいというこれぞうさん。レシピ本には、これぞうさんおすすめのオートミールや、複数のオートミールブランドをブレンドして、よりおいしく食べる方法、おにぎりやスープジャーに入れてお弁当にする方法など、さまざまな米化テクニックが載っています。
ダイエットが続かない方や、オートミールにチャレンジしてみたい方は、この機会にぜひチェックしてくださいね。
オートミール米化がっつりヘルシーレシピ
¥1,430
食物繊維が豊富で腸にもよく、血糖値も上がりにくいオートミールを米化し 、がっつり食べても健康的に痩せる料理を考案し大ヒットした『オートミール米化ダイエットレシピ』の最新刊。定番のチャーハン、おにぎり、リゾットをはじめ、マグロ丼、キンパ、シューマイ、ラップサンド、パフェ、さらにスープジャー弁当まで、「これもオートミール? 」と驚嘆するような魅惑のレシピを、前作を越える品数、ボリュームで掲載。
すでにオートミール米化を知っている人も、これから試してみたいという人も十分に楽しめる「新時代の主食」の作り方、バリエーションを、余すところなく紹介した一冊です。