28歳ってどんな時期?
社会に出てから数年が経ち、あっという間に28歳。
28歳は仕事やプライベートにさまざまな差が出始める時期ですよね。
新卒で就職し始めた頃は同じような生活を送っていたのに、今では休日が合わず会えていない…なんていう友だちもいるはず。
徐々に貯金額にも差が表れているかもしれません。
今回の記事では、28歳の理想の貯金額をご紹介。
無理なく貯金額やお金を増やす方法として、支出の見直しや投資についても解説するので、最後までお見逃しなく♡
ライフスタイルに差が出始める頃
28歳になると、友だちから結婚式の招待状が届いたり、子どもの写真がプリントされた年賀状が届いたりすることが増えますよね。
一方で、プライベートのほとんどの時間を趣味に使っている友だちもいるはず。
新卒で働き始めたときは似たような生活をしていたのに、段々とライフスタイルに差が出てくる時期です。
暮らし方が違えばお金の使い方も違います。
コツコツ貯め続けてきた人は、100万円を超える貯金があるかもしれません。
趣味や遊びにたくさんお金を使っていれば、思ったほど貯金ができていない人もいるはず。
暮らしにもお金にも差が生まれてくる、分岐点のような年頃です。
20代の月ベースの理想貯金額は?
一般的に理想の貯金額は手取りの10%といわれています。
手取り20万円なら月2万円を貯金に回す計算です。
余裕があるなら20%を目標にしてもいいかも♡
同様に手取り20万円であれば、4万円を貯金してみましょう。
もしも現時点で、毎月の手取りの10%を貯金できていないなら、この機会に支出を見直してみるのがいいかも。
無駄な支出を減らせれば、その分を貯金に回せますよ◎
28歳の平均的な貯金額ってどれくらい?
「今の貯金額だと少ないかも?」と不安に思っているなら、まずは同じ28歳の人がどのくらい貯金しているのか、チェックするのがおすすめ。
平均値のみで比べてしまいがちですが、中央値も見てくださいね♡
25~29歳女性の平均年収は328万円。貯金額の平均は?
まずは28歳の平均年収をチェック。
国税庁の『民間給与実態統計調査』によると25~29歳女性の平均年収は、328万円。
預貯金額の平均値は、金融広報中央委員会の『家計の金融行動に関する世論調査』で確認できます。
ただし、20代は前半と後半で貯金額の差が大きい年代です。
28歳では30代の貯金額の方が実態に近い可能性も考えられるため、20代・30代の平均値を参考にしてみて。
・20代:86万円
・30代:165万円
さらに、最近では預貯金だけでなく、投資信託や株式、債券、個人年金保険などを持つ人も増えていますよね。
それらの金融資産を含む貯蓄額の平均値も見ておきましょう。
・20代:106万円
・30代:359万円
金融資産を含めると金額がグンッと高くなり、20代と30代では2倍以上の差があることがわかります。
平均値よりも「中央値」なワケ
一般的な貯金額をチェックするときには、平均値を見てしまいがち。
しかし平均はすべての数値を足すため、必ずしも平均的な暮らしをしている人の貯金額を表していない可能性があります。
そこで参考になるのが、中央値。
すべての数字を小さい順に並べ、真ん中に位置する数値を指します。
『家計の金融行動に関する世論調査』によると、金融資産を含む貯蓄額の中央値は下記の通りです。
・20代:5万円
・30代:77万円
平均値と比較すると極端に小さな金額となり、両者の差がかなり大きいですよね。
このことから28歳では、貯蓄をしている人はたくさん貯めていて、できていない人はごく少額しか貯められていないと考えられます。
貯蓄ゼロの人は4人に1人、意外に多い!
『家計の金融行動に関する世論調査』によると、20代の27.1%、30代の24.1%は年間の貯蓄額が0円となっています。
まったく貯蓄をしていない人が4人に1人程度はいるとわかります。
これは、貯金や貯蓄がなくても大丈夫ということを示すものではありません。
しかし現実として貯蓄がまったくできておらず、万が一に備えられていない人も少なからずいるとわかる結果です。
20代・30代ともに、年間手取り収入のうち平均で16%を貯蓄にまわしているというデータも出ています。
しっかり貯蓄している人もいることを意識し、できることから始めてみましょう♡
無理なくお金を増やすおすすめの方法
貯金ができていない人の中には、「生活費にいくらかかっているのか把握できていない!」という方も多くいます。
まずは暮らしの収支を把握するために、家計簿から始めるのがおすすめ◎
支出をコントロールできるようになったら、投資にも取り組むとお金を増やしやすくなるはずです♡
収支を把握し出費を減らす
まずは毎月いくら収入があり、そのうちいくらを何に使っているかを確認してみて。
家計簿を付けてみると、意外なところにたくさんお金を使っている可能性がありますよ。
特にコンビニでの買い物やコーヒー代は、1回の支出が数百円と少額のため、ついつい使ってしまいがち。
気がつくと毎月数万円を消費しているケースも多いものです。
節約を意識するなら、固定費の見直しもポイント。
スマホを格安SIMに乗り換えるだけでも、数千円の節約に。
固定費は1度見直すとずっと節約効果が続くため、早めに取りかかるのがおすすめです。
手書きの家計簿を付けるのが負担なら、手軽に使える家計簿アプリで手間を減らせますよ◎
貯金だけではなく投資をする
収支を見直し貯金を確保できたら、一部は『投資』に回すと◎
20代からコツコツ始めれば、市場の変動リスクを最小限に抑えながら資産形成を目指せるはず。
投資について専門的な知識を持たない人でも、投資信託を積み立てる方法であれば、積立預金のような感覚で始めやすいかも。
税制優遇を受けられる『つみたてNISA』なら取扱われている投資信託が限定されていて、初心者でも選びやすいですよ◎
投資なら、預貯金より高い利息を受け取れる可能性もあります。
(※場合によっては、元本割れのリスクもあります)
将来を見据えて貯蓄しよう♡
貯蓄額の平均値は、20代が106万円・30代が359万円です。
ただし、中央値はそれぞれ5万円・77万円のため、貯金できている人とできていない人の差が大きいと考えられます。
28歳はライフスタイルも貯金額も差が出始める時期。
将来に備えるためにも、手取りの10%の貯金を心がけてみて♡
貯金が難しい人は、収支を見直すタイミングかも。
家計簿をつけてお金を使い過ぎているところがないか確認してみましょう。
支出を減らし貯金ができるようになったら、一部を投資にまわすのも効果的ですよ◎