どんな職業が私には合っているんだろう?
就活や転職のタイミングで、どんな職業に就くのがよいのか考えている、または迷っているけどなかなか決めきれない…という人は少なくないはず。
将来を考えれば考えるほど、自分の中で何を優先すべきか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、女性が職業選びをする時に見るべきポイントや、目的別のおすすめの職業を紹介していきたいと思います!
女性が職業選びで見るべきポイント
できるだけ安定した大企業で働くのが立派なことと、かつては考えられてきました。しかし、終身雇用制度が機能しなくなったり、「人生100年時代」と呼ばれる平均寿命の上昇などで、現在は事情が大きく変わってきました。
単に大企業や官公庁を選べばOKという時代は終わり、「安定」の意味が大きく変わっています。
安定の意味を見直そう
仕事の安定といと、かつては一つの会社で定年まで勤め上げることを指していました。しかし、企業が終身雇用制度を維持できなくなってきている今、同じ企業で働き続ける人は減っています。
同時に活発になっているのが『副業解禁』の動きです。これにより会社の仕事以外にも、プライベートで好きな仕事をする選択肢が増えました。
また、進化し続けるAI技術により、近い将来には約半数の仕事がなくなるともいわれています。今後、マニュアル化できる業務はどんどん機械化が進み、人の手はあまり必要にならなくなるかもしれません。
このような時代の変化により、『安定』の意味が変わってきています。転職しても役立つスキルを身につけられる仕事や、ロボット技術やAI技術などの自動化業務では代替できない仕事などが、今後の安定した仕事になっていきます。
女性が働きやすい会社の条件
女性が仕事を探すときには、安定と同時に『女性の働きやすさ』も考えるのが重要になってきます。例えば、『能力主義』で『女性リーダーがいる』、もしくは『女性の意見が反映されやすい』会社はおすすめです。
同時に、家庭や子育てを両立しやすい職場であるかどうかも判断基準にしましょう。今は考えていなくても、いずれは結婚して家庭を持つかもしれないことを考慮して選ぶと、働き続けやすくなるので◎
・規則的な業務
・労働と収入のバランスが取れている
・フレックスタイム制や在宅勤務など、フレキシブルな働き方が可能
・産休・育休などの制度を利用できる
・整った労働環境
これらがそろっていれば、安心して働きやすいはず。
安定を求める女性に人気の職業
「安定した仕事に就き、腰を据えて働きたい」と考えているなら、『公務員』『経理職』『食品メーカー』が向いていますよ。働く環境が整っている職場が多く、ワークライフバランスを取りながら働くことができる業態です。
公務員
国や地方自治体の職員として働く『公務員』は、安定した仕事代表ともいえる職業ですね。景気に左右されにくい上、福利厚生が整っています。
産休・育休を始めとする制度を利用しやすい点も、民間企業とは比べ物になりません。ライフステージに合わせて、その時々に必要なサポートを受けやすい環境です。
男女間で生じやすい給与格差といった問題も、公務員であれば発生しにくいはず。結婚や出産を機に退職することなく、ステージ合わせた働き方をし続けたいと考えている女性にぴったりですね◎
経理職
専門知識やスキルを生かしたいなら、『経理職』が向いていますよ。蓄積した知識や経験が重宝される仕事ですし、どのような業種の企業でも必要なポジションなので、復帰しやすい点もポイントです。
また、経理職全体の男女比に大きな差はなく、キャリア志向の女性も活躍しやすい仕事といえます。さらに、業務量や残業時間の調節をしやすいのも経理職の魅力です。
経理の仕事は日次・月次・年次に対応していて、繁忙期と閑散期がはっきりしています。スケジュールがほぼ確定しているので、先の予定に合わせて調整しやすいでしょう。
残業時間も月10~20時間という企業が多く、家庭との両立がしやすい仕事ですよ。
食品メーカー
女性ならではの感性や感覚を生かした仕事をしたい人に人気なのが『食品メーカー』です。女性をターゲットとした商品を開発することが多い食品メーカーでは、女性視点が重要視されます。
結婚や出産を経験したなら、その経験が商品開発につながるかもしれません。女性ならではのアイデアを生かせれば、やりがいも得られますよ。
ただし、総合職として就職した場合、全国転勤の対象者となる可能性があります。地元や現在住んでいる場所など、特定の地域で働き続けたいと考えているなら、一般職として応募する方がよさそうです。
産後復帰しやすい人気の職業
妊娠・出産は女性の一生の中でも特に大きなイベントです。仕事を続けたいと考えていても、自分の体やお腹の中の赤ちゃんを優先せざるを得ないことも出てくるはず。そのようなときに役立つのが、キャリアが1度途絶えても復帰しやすい職業です。
歯科衛生士
復帰のしやすさで考えるなら『歯科衛生士』が向いています。専門学校や大学で決められたカリキュラムを学び、国家試験に合格することで得られる資格のため、ブランクがあっても再就職しやすい仕事です。
全国にはコンビニよりたくさんの歯科医院があり、職場候補にも困りません。活躍の場がたくさんあることも、復帰のしやすさにつながりますね。
また、診療時間が決まっていること・予約制が一般的であることから、仕事の忙しさはほぼ一定にキープされる環境です。残業も発生しにくいはず。
保育士
『保育士』は全国的に人材が不足している職業です。そのため資格取得者であれば、すぐにでも働き始められる可能性がありますよ。この状況が続けば、復帰もスムーズにできるでしょう。
正社員・契約社員・パートなどさまざまな雇用形態があるため、状況に合わせて働き方を変え、ずっと働き続けるスタイルも実現できますよ。非正規雇用であれば残業や休日出勤が発生しにくく、続けやすいはず。
また、活躍の場が多いのも魅力です。保育園はもちろん、放課後児童クラブや児童福祉施設などでも必要とされています。
看護師
女性が多い仕事の代表として挙げられるのが『看護師』です。多くの看護師が在籍している病院では、産休・育休の制度や復職しやすい仕組みも整えられています。
大勢の女性が従事しているからこその働きやすさがある仕事です。そのため、1度退職しても「子育てが一段落したから」と復帰する人もたくさんいます。
キャリアプランも明確で、正規職員として看護師長を目指す道もありますよ。介護業界や保育園など病院以外の業界で働くことも視野に入れると、さらに幅広い選択が可能です◎
スキルをいかせる人気の職業
手に職をつけて活躍するには、スキルの身につく『システムエンジニア』『Webデザイナー』『ファイナンシャルプランナー(FP)』が人気ですよ。どの仕事も独立できる可能性がある、実力重視の仕事といえます。
システムエンジニア
『システムエンジニア』はシステム開発の上流工程を担う仕事です。クライアントからヒアリングした内容を元に、必要な機能を盛り込んだシステム設計をします。
プログラミングをはじめとするITの専門知識はもちろん、関係各所とのコミュニケーションやマネジメントのスキルも欠かせません。全体的には男性が多い傾向ですが、女性だからこそ活躍できる面もありますよ。
女性ならではの気配りや細やかなコミュニケーションによって、要望を上手く聞き取れたり、スムーズなチーム運営につながったりします。ただし、納期直前は残業が発生することも多く、仕事の負担が大きくなりがちみたい。
webデザイナー
HTMLやCSSなどの知識が必須の『webデザイナー』は、実力重視の仕事です。そのため、性別はもちろん年齢・学歴・資格も関係ありません。現場で活躍できれば等しく評価されますよ。
自分のセンスを生かして活躍できる可能性があるため、クリエイティブな仕事を目指したい人にぴったりですね。若いうちに実力とつながりを獲得しておけば、独立も夢ではありません。
自宅で働ける体制を作れれば、家庭との両立がぐっとしやすくなりますね。ただし、繁忙期や納期直前の忙しさには注意が必要です。企業に所属している場合には、残業や休日出勤も発生しやすいみたい。
ファイナンシャルプランナー
比較的取得しやすい国家資格である『FP』は、女性ならではの視点を生かした仕事ができます。家族の資金計画を考える時には、夫婦の働き方や妊娠・出産などが深く関わるものです。
ライフイベントで起こるさまざまな変化を考慮し、計画を立てるときには実体験が役立ちます。将来的に結婚したり子どもを産んだりすれば、その経験を仕事に生かせるのもポイントですね。
FPの最終的な目標は、保険を始めとする金融商品の販売です。アドバイスのみで料金を取っているFPもいますが、企業で働く場合にはノルマに追われながら働くケースが多いはず。
ノルマをどれだけ達成したかが昇格や賞与を左右するため、数字にこだわれる人に向いていますよ。
好きを仕事にしたい女性に人気の職業
好きなことを仕事にすれば、毎日楽しく過ごせそうですよね。人気の職業の中にも、好きなことを生かせるものがあります。ここでは、その中でも代表的な『インテリアコーディネーター』『ネイリスト』『アパレルスタッフ』をチェックしましょう!
インテリアコーディネーター
お客様の希望がかなうよう、インテリアを調整・配置するのが『インテリアコーディネーター』の仕事です。インテリアショップのレイアウトを担ったり、不動産会社のモデルルームをコーディネートしたりします。
インテリアコーディネーターだけで働き続けてもいいですが、関連する業界で活躍する道もありますよ。例えば『宅建』という資格を取得すれば、インテリアのアドバイスやコーディネートもできる不動産の専門家として差別化が可能です。
キッチン設備について詳しくなれば、使いやすさとコーディネートを両立した設備の販売もできます。自分次第で活躍できる範囲を広げられるのもおすすめポイントです◎
ネイリスト
自分の手元がきれいに彩られていると、自然とやる気が湧いてきますよね。『ネイリスト』はお客様にそんな気持ちを与えられる仕事です。
1対1でコミュニケーションを取りながら作業するため、会話を楽しめる人にも向いています。お客様と良好な関係を築ければ、リピートにつながるかもしれません。
ネイリストとしての資格や技術があれば、働き方の選択肢はさまざまです。ネイルサロンで正社員やパートとして働いてもいいですし、自ら開業することも夢ではありません。子育てしながら自宅で開業するネイリストもいますよ。
アパレルスタッフ
ファッションが好きなら、『アパレルスタッフ』を目指すのもいいですね。大好きな服に囲まれて仕事ができる上、新商品を誰よりも早くチェックできますよ。
ただし、仕事は想像以上に体力勝負です。商品の陳列や補充、マネキンのディスプレイ変更などはもちろん、ほぼ1日立ち仕事なので体力を奪われます。
また、休みを取れるのは平日が中心です。土日や年末年始は仕事が入る可能性が高いため、家族や友だちと予定を合わせるのが難しいかもしれません。
女性の割合が多い人気の職業
職業によってはほとんどが女性というケースもあります。働いている女性がたくさんいる職業の中でも、特に人気があるのは『秘書』『エステティシャン・セラピスト』『客室乗務員』。子どものころに夢見ていた職業という人もいるかもしれませんね!
秘書
スケジュール管理や来客対応、メール対応や書類作成など、上司の手が回らない事務的な作業を代わりに担うのが『秘書』の仕事です。上司が本来の仕事に専念できるよう、細かな気配りで対応しなければいけません。
企業の規模によっては社長のほか、役員にも秘書がつくケースがあります。秘書の仕事で身につくマナーや事務能力などのスキルは、他の仕事にも生かせるものばかりです。そのため、秘書としてキャリアを積むだけでなく、他の職業への転職にもいかせます。
正社員の仕事はもちろん、契約社員やパートとしても働ける可能性があるため、状況に合わせて働き方を選びやすい仕事ですよ。
エステティシャン・セラピスト
『エステティシャン』と『セラピスト』は、どちらも働き方の融通が利きやすいのがメリットです。正社員で働き続けることはもちろん、時短勤務や業務委託などでも働けますよ。
中には託児所を併設している会社もあるため、子育て中でも無理なく働きやすい職業といえます。未経験や無資格から始めて技術を身につけられるのも魅力ですね◎
エステティシャンであれば、基本技術であるハンドエステを身につけることで、ブランクがあっても復帰しやすくなりますよ。一方、セラピストは50代や60代で開業している人も珍しくありません。
整体・アーユルヴェーダ・リフレクソロジーなど種類豊富なため、興味を持てるものを選ぶといいですよ!
客室乗務員
「英語を使って仕事がしたい」「いろいろな国へ行ってみたい」と考え、『客室乗務員』に憧れている人も多いはず。女性の職業として常に人気がある仕事です。
花形職業と呼ばれることもある客室乗務員には、華やかなイメージがあります。しかし、実際には生活が不規則で大変な仕事です。雇用条件も決していいものではなく、採用から数年間は契約社員として働くのが一般的です。
仕事の条件で選ぶというよりは、海外との関わりや、常に自分を高めていたいというモチベーションのために希望する仕事といえます。
自分が目指したい職業を見つけよう
女性に人気の職業を15種類紹介しました。大切なのは自分が「目指したい」と思える仕事を見つけることです。また同時に、安定についても考えなければいけません。
以前のように大企業に就職すれば安泰という時代ではなくなった今だからこそ、どのような仕事に取組み、スキルを身につけるのがいいか、じっくり考えることが大切です◎
少し先の未来を見据えながら、後悔しない職業選びをしましょう!
何から始めたらいいの?ちょっぴり焦っている大学3年生さんに贈る就活講座AtoZ
大学3年生になって就職活動を意識しているという人もいるはず。今回は、就活をどう始めるかの手順をご紹介します。まずは自己分析で、今までの頑張りから身についたあなたの強みを再確認。自分がどんなことをしたいかのヒントも得られるかも。強みがわかったら企業を調べてみて。興味のある分野の企業には、インターンシップも参加してみると◎
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