Z世代は年末年始どう過ごす?

2023年も残り数日。
今年も様々な世の中のトレンドがZ世代の若者を中心に広まったのではないでしょうか。
そこで今回は、MERY Z世代研究所が全国の男女300名に調査した、「今年の漢字&年末年始の過ごし方」についてのレポートを発表します。
Z世代が選ぶ、今年の漢字や幸せな年末年始の過ごし方、経験したことのあるお正月文化とは?
早速見ていきましょう。
MERY Z世代研究所が調査した結果をレポート
Q:あなたにとっての今年の漢字(一文字)は?
今年の漢字を聞いた質問に対しての回答は画像のとおり。
1位に「変」、2位に「忙」、3位に「楽」「幸」「苦」がランクインしました。
今年は新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが「5類」となったこともあり、人々の関わりや環境に「変」化があった(変化したい)人が多いようです。
また、その影響で今までよりさらに「忙」しくなった、ということもありそうです。
選んだ理由でも、自身のライフスタイルに関連したコメントが多く見られ、Z世代にとっては、昨年以前より様々な交流が生まれた一年だったのではないでしょうか。
●選んだ理由のコメント
「変/引越しやバイト先を変えたり初めての職種にチャレンジしたりと色んな変化があったので変にしました」(23歳女性)
「変/自分の環境が変わって自分も成長することができたから」(16歳女性)
「変/変わったではなく、変わってないの意味です。来年こそは変わりたいです」(19歳女性)
「忙/実習があったり、就活があったりで忙しかった」(22歳女性)
「忙/仕事を始めた」(23歳男性)
「楽/高校生活を楽しんで、来年は受験生で今年ほど遊べなさそうだから」(17歳女性)
「幸/色々な出会いがあり幸せの1年だった」(21歳女性)
「推/推し活で充実した1年だったから」(24歳女性)
「顔/マスクをする機会が減り、顔を会わせる機会が増えたから」(22歳男性)
Q:あなたにとって幸せな年末年始の過ごし方は?
幸せな年末年始の過ごし方では、「家族や親戚で集まる」(36.33%)が1位に。
そして、2位「ごろごろする(何もしないで過ごす)」(28%)、3位「おせちを食べる」(19.67%)という結果になりました。
全体の3割以上が選んだ「家族や親戚で集まる」をはじめ、昔からある年末年始の過ごし方がラインナップされている中で、「動画・SNSを見続ける」や「ドラマや映画を見続ける」という回答は、SNSやサブスクリプションが当たり前になった今の時代を象徴する過ごし方だと考えられます。
Q3:経験したことがあるお正月文化は?
最後に、経験したことのあるお正月文化一覧はこちら。
1位「お年玉をもらう」(62%)、2位「おせちを食べる」(54.67%)、3位「お雑煮を食べる」(50%)のTOP3までは、過半数が経験したことがあると回答しました。
TOP3以下のお正月文化に関しては、経験したことがないZ世代の方が多いという結果になりました。
一方で、「年賀状を出す」(40.33%)が「SNSで新年の挨拶を投稿する」(21.67%)や「元日0時のタイミングで新年の挨拶を送る」(31%)を上回るというのも興味深く、コミュニケーションの方法が細分化されている現代だからこそ、他者や状況に合わせてより繊細な配慮がなされているようです。
「変」化のあった2023年、2024年のZ世代の動きにも注目
脱コロナでここ数年の状況から変化があった2023年。
昔から変わらないものもある中で、SNSや動画を見続けることが年末年始の過ごし方としてポピュラーになったように、世の中の「当たり前」は、今後も若者を中心に少しずつ変化していくことでしょう。
MERYでは、2024年もZ世代の動きに注目し、トレンドや傾向を調査していきます。
『MERY Z世代研究所 冬のイベント』調査概要
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2023年12月4日(月)~12月5日(火)
【調査対象】全国の1996年4月2日~2008年4月1日生まれの男女
【集計サンプル数】300名