Z世代が知らないモノとは一体…
みなさんは、10~20代前半のときに音楽を何で聴いていましたか?
Z世代はスマホで手軽に音楽を聴くのが当たり前となっていますが、Z世代より上の世代の方達はカセットテープやMD、CDだったりしたのではないでしょうか?
今回の記事ではそのような「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノ」を日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」がユーザーに対して行ったアンケート調査をもとにTOP10をご紹介していきます!
第10位 ビデオテープ(VHS)
第10位は、今では見かけることが無くなったビデオテープ(VHS)。
ビデオテープ(VHS)は、1970年代後半から普及し始めた、映像を記録するための家庭向け用テープで、1996年頃にDVDが登場するまで、一般家庭で広く利用されていました。
上書きされないためにビデオテープのツメを折ったことがあるという人もいるのではないでしょうか?
あと、側面に何を録画したか忘れないように細長い白いシールに番組タイトルなどを書いたり…なんていう思い出があるという人もいるはず。
「ビデオテープ→DVD→ブルーレイ」と映像を見るスタイルも時代と共に大きく変わり、今やZ世代はスマホやPCでインターネットに接続しながらどこでも動画を再生することができるストリーミングが主流となっています。
第9位 ワープロ
第9位は、1980年頃のオフィスで使われていた懐かしい機器のワープロ。
ワープロは、プリンタと一体になっているノートパソコンのような見た目で、文章の入力や編集、保存、印刷ができ、プリンタとの接続設定をしなくても書いた文章をすぐに印刷できる仕様になっています。
世界初の日本語ワープロは、東芝から1978年に発表されました。発売当初は価格が630万円で大手企業しか使えないような高級品でしたが、低価格化が進みオフィスでは欠かせない存在となっていきました。
1990年代後半から急速にパソコンが普及し始め、各メーカーがワープロの新製品を発売しなくなったため、その存在を知るZ世代は少ないようです。
インターネットが普及し始めたのも1995年頃のため、ワープロにインターネット接続をする機能がない点もZ世代では驚きのようです。
第8位 コンポ
第8位は、音楽を再生するために必要な機器が一体になっているコンポ。
CD・MD専用の再生機器を有線で左右のスピーカーに繋いだコンポが家にあったという人も多いのではないでしょうか?
大型の据え置きタイプが一般的ですが、重量が軽く移動させて使えるタイプもあります。
Z世代は、Bluetooth接続による無線スピーカーにスマホを同期して音楽を聴くことが当たり前。
そのBluetoothが登場したのは1999年頃なので、もはやZ世代の中には”有線でスピーカーに音楽を繋ぐ”という経験がない方もいるかもしれません。
第7位 カラオケの歌本
第7位は、カラオケの歌本。
カラオケで歌う曲を選ぶときに、分厚い冊子の「歌本」を使うのが当たり前の時代がありました。
JOYSOUNDで最初に歌本が登場したのが1992年だそうです。
電話帳サイズの分厚い歌本から曲を選び、リモコンで番号を送信した記憶があるという人や何の曲を歌おうか、歌本を友達とペラペラめくっていた…なんていう懐かしい思い出があるという人もいるのでは?
2000年代に入り、今では当たり前となったタッチパネル型リモコンが主流となりました。
「歌本」の時代が終焉を迎える頃に生まれたZ世代は知る由もありません。
第6位 8センチCD
第6位は1990年代のシングルCDメガヒット時代の主役だった8センチCD。
縦に長く手に収まりやすい形状が特徴で、小さくてかわいいサイズのCDを懐かしいと感じる人もいるのではないでしょうか?
2000年前後には直径12センチのマキシシングルが主流となり、その姿を見る機会はなくなりました。
音楽配信サービスでヒットソングを聞くZ世代では、その存在を知らない人が多いようです。
ちなみに、Z世代のみならず全世代から絶大な人気を誇るジャニーズアイドル嵐のデビューシングル「A・RA・SHI」は8センチCDで縦長ケースに入って販売されていました!
第5位 生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム
第5位は、生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム。
今となっては信じ難いですが、卒業アルバムに卒業生や先生の住所、電話番号が記載されていた時代がありました。
当時は、同窓会の案内や年賀状を送る際に相手から連絡先を聞き出す手間がかからず便利だったようですが…。
2005年に個人情報保護法が施行されたことを境に、多くの学校で住所や電話番号の記載をしなくなりました。
令和を生きるZ世代からすると都市伝説のような話なのかもしれませんね。
第4位 フロッピーディスク
第4位は、Z世代は知らない記録メディアのフロッピーディスク。
フロッピーディスクは、1970〜80年代に普及し1990年代後半まで利用されていて、通称”フロッピー”と呼ばれていました。
データを保存する媒体として使用されていましたが、1990年代後半になるとCD-Rをはじめとする光ディスクが登場し、マルチメディア化が進んで画像や音声などの大容量コンテンツが記録対象となりはじめたことにより、徐々に他の大容量の記憶メディアに置き換えられていきました。
Z世代は、クラウドストレージに保存することが主流なので、今使っている記録メディアといえば、USBメモリなどではないでしょうか?
第3位 フラワーロック
第3位は、フラワーロック。
フラワーロックは、1988年に登場した、音に反応して動く仕掛けになっているため音楽に合わせて花がひとりでに踊りだすおもちゃです。
鉢植えに植えられた1輪のヒマワリまたはハイビスカスの花がサングラスをかけて楽器を持った奇抜なデザインが特徴です。
1980年代後半から1990年代前半のバブル期にかけて放送されたトレンディドラマの小道具としても使用され、当時の20代を中心に大ヒット。
国内外で累計850万個販売されたそうです!
第2位 MD
第2位は、1991年頃に登場した録音メディアのMD。
それまで録音といえば主流はカセットテープでしたが、曲のスキップが可能で持ち運びしやすいなど便利な点が多いため、瞬く間にMDが普及しました。iPodが登場する少し前の話になります。
お気に入りのCDをレンタルしMDに録音し、MDケースに曲名をペンで書いて、ウォークマンで聴くという時代でした。
MDウォークマンで音楽を聴きながら通学していたという青春時代を思い出す懐かしいモノだという人も多いのでは?
友達や好きな人と貸し借りした方もいるかもしれません。
音楽配信サービスを利用してスマホ1つあれば音楽をいつでも聴くことができ、プレイリストも作り放題なZ世代からすると全く想像がつかないようです。
第1位 PHS
第1位は、携帯端末のPHS。
PHSは、通称”ピッチ”と呼ばれ、ガラケーが登場する前、ポケベルのあとに登場した画期的な携帯端末です。
それまでは、携帯電話の使用料金は月額10,000円以上となり若者が手にするには高価なため広くは普及せず、自宅の固定電話で友達と話しポケベルで連絡をとるという若者が多かったようです。
そこに1995年頃、月額使用料2,000〜3,000円と安価なPHSが登場し若者の間で一気に利用が広まりました。
「LINE」でコミュニケーションをとり、位置情報共有アプリを使って友達と待ち合わせをするZ世代にとって、”携帯電話番号”という個人情報を開示するという環境すら想像し難いのかもしれません。
PHSは、すでに一部の法人向けのものを除いて2021年にサービスは終了しているため、多くのZ世代はその存在を知らないようです。
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以上、大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノTOP10をご紹介しました。
Z世代より上の世代の方達にとってランキングに入っていたモノは懐かしいと感じるモノばかりだったのではないでしょうか?
スマホでひとつで動画・音楽再生、インターネット、買い物などあらゆることが済んでしまうZ世代にとって、何をするにも一つ一つ機械を揃えて使うということが考えられないという人も多いのかもしれません。
音楽やPC、携帯端末などはこれからもどんどん進化していき、今Z世代にとって主流のモノが懐かしいと感じる時代がすぐ来るでしょう。
【調査概要】
『大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノTOP10』
調査対象:10~24歳 男女 585人
調査期間:2023年1月13日~1月30日
調査主体:バイドゥ株式会社