トリートメントを毎日使うのはだめ?

髪のダメージを補修したり、髪の保湿をしてくれるトリートメントですが、毎日の使用を控えたほうがいいものもあるって、知っていましたか?
ここからは、トリートメントの適切な使用頻度について解説していきます。
毎日使うのがよくないといわれる理由
髪をツヤツヤにしてくれるトリートメントですが、毎日使うとかえってよくない場合も。
油脂やシリコンが高配合されているものを毎日使用すると、髪がコーティングされすぎて、カラーやパーマをするときに薬剤がうまく染み込まなくなる可能性が。
トリートメントの適度な使用頻度
トリートメントに適した使用頻度は、その種類によって変わってきます。
トリートメントとひとことでいっても、サロンで施術してもらうトリートメントや市販のトリートメントなど、種類はさまざま。
そのなかで毎日使用しない方がいいもの、毎日使用していいものがあるんです。
以下に使用頻度の目安をご紹介しますが、使っているトリートメントの説明書をよく読んだり、美容師さんに相談するなどして、正しい頻度でトリートメントをしてみてくださいね。
市販のトリートメントは毎日してOK
入浴時に行う、シャンプーの後のトリートメントは、基本的には毎日行って大丈夫です。
市販されている一般的なトリートメント剤は、シャンプーをすると落ちるように作られているため、髪に残って悪影響を及ぼすことは考えづらいもの。
中には、説明書の中に「週に●回」などと使用頻度が書かれているものもあるので、その際は指示に従って使いましょう。
サロン専売品のトリートメントは週に1~2回程度
ヘアサロンで購入した、サロン専売品のトリートメントは、週に1~2回程度の使用で十分に効果を発揮してくれるはず。
サロン専売品のなかでも、ダメージヘアを修復する集中トリートメントなどは、効果が得られるぶん、価格も高めなので、スペシャルケアとして週に1~2回程度の実施でOK。
毎日使用する一般的なトリートメントと組み合わせて使うといいですね。
ヘアサロンでのトリートメントは月に1回程度
月に1回は、ヘアサロンでプロにトリートメントをしてもらうのがおすすめです。
特に、カラーやパーマをしたあとは、髪がアルカリ性に傾いて、ダメージを受けやすい状態になっているので、トリートメントも一緒に行ってくださいね。
トリートメントの種類と役割
「治療」や「手当て」といった意味を持つトリートメント。
ヘアケアアイテムのトリートメントには、どんな種類と役割があるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう♡
トリートメントとコンディショナーの違い
「トリートメントとコンディショナーって同じものじゃないの?」と思っている方も多いはず。
ふたつとも、髪をケアしてくれるヘアアイテムですが、その違いは「髪の内部までケア」するか、「髪の表面をケア」するかという点にあります。
コンディショナー
コンディショナーは髪の「表面」になめらかさを与え、キューティクルの傷みを抑えて指通りをよくしてくれる作用が。
シリコンや高級アルコールの他、髪に吸着しやすい加水分解コラーゲン、カチオン性界面活性剤などがコンディショニング成分として配合されているものが多く、髪の内部まで浸透して髪の傷みを補修する機能を持つ製品も増えてきています。
トリートメント
トリートメントは髪の「内部」に成分を浸透させて髪の傷みを補修したり、髪表面のキューティクルを保護したりする効果をもっています。
コンディショナーの機能(髪の表面をケア)にプラスして、髪の内部までケアしてくれるものが、トリートメントです。
コンディショナーと同じように高級アルコールやカチオン性界面活性剤を主成分とし、アミノ酸や油分、毛髪保護タンパク質など、髪を補修したり、より質感よくするために作用する成分が配合されています。
トリートメントは自宅で使用するものからサロンで施術を受けるものまで、タイプも効果もさまざま。
下記で詳しく解説していきます♡
インバストリートメント
インバストリートメントとは、自宅でシャンプーの後に使用する「洗い流すタイプのトリートメント」のこと。
髪のダメージを抑えて、指通りをなめらかにしてくれる効果があります。
濡れた髪に使うので、髪の内部に成分が浸透しやすく、洗い流すときに髪全体にトリートメントが行き渡るのがメリット。
価格もお手頃なものが多く、デイリーに使えるものや、集中ケアできるものなど、種類も豊富です。
市販品は、基本的には毎日使用できるものが多いですが、サロン専売品など補修効果の高いものは、週1~2回程度の使用でOKな場合も。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントとは、自宅で洗髪後やドライヤーを使用する前などにつける「洗い流さないタイプのトリートメント」のこと。
ドライヤーの熱から髪を保護し、ダメージを抑えて指通りをよくしてくれる効果があります。
濡れた髪にも乾いた髪にも使え、特にダメージが気になる部分にだけつけるなど、量の調節もしやすいのがメリット。
オイルタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、ミストタイプなど、種類が豊富なので、髪質やスタイリングのイメージによって使い分けることができます。
市販のものは、基本的に毎日使用できるものがほとんどです。
特に、ヘアドライヤーやヘアアイロンなど、髪に熱を当てる前には、ダメージを防ぐためにも必ず使用するのがおすすめ。
サロンのトリートメント
サロンのトリートメントとは、美容院で美容師さんに施術してもらうトリートメントのこと。
髪質やダメージの度合いに応じてプロの美容師さんに施術してもらえるので、自宅でのホームケアよりも効果が高いのが特徴です。
特に、カラーやパーマをかけたあとは髪がダメージを受けているため、サロンのトリートメントを利用するのがおすすめ。
サロンでのトリートメントの持続効果は、数週間~1か月程度というところが多いので、1か月に一度くらいの頻度で行うのが目安です。
トリートメントの正しい使い方

トリートメントは、正しく使うことで効果が発揮されます。
正しい使い方をマスターして、ツヤツヤの髪を手に入れましょう♡
水気をきる
髪が水気を多く含んだ状態だと、トリートメントが薄まったり流れたりして、効果が十分に発揮できなくなってしまいます。
トリートメントの前には、髪の水気をよくとっておきましょう。
また、シャンプー剤が髪に残っていても、トリートメントの効果が薄れてしまうため、しっかりシャンプー剤をすすぐのもポイント。
アウトバストリートメントをつける前も同様に、タオルドライをしっかり行い、髪全体の水気をよくとってくださいね。
そうすることで、トリートメントをよくなじませるとともに、ドライヤーの時間を短縮することができます。
適量を使う
トリートメントは、製品に記載してある量をつけるようにしましょう。
多くつければ効果がより増す、というものではありません。
多くつけすぎると、トリートメント剤が頭皮や髪に残り、雑菌の発生やニオイの原因になる場合も。
髪を乾かしたときに、髪が柔らかくなるくらいの使用量が目安です。
毛先を中心に
トリートメントをつけるときには、ダメージを受けやすい毛先を中心に。
毛先に揉み込むようにつけたら、次に髪の中間部分につけていきます。
最後に目の粗いコームでとかし、髪の毛1本1本にトリートメント行き渡らせるのもポイント。
また、中間から毛先に向かって指でツルツルと馴染ませると、髪の表面のキューティクルが整い、乾かした時にまとまりやツヤが生まれるのでおすすめです。
このとき、髪の根元にはトリートメントをつけないよう注意しましょう。
トリートメントには油分が多く含まれているため、地肌につくと毛穴の詰まりの原因になったり、頭皮トラブルのもとになることもあるので、気をつけてくださいね。
放置時間は指示通りに
インバストリートメントをつけたら、製品に記載してある通りの時間をおいて、トリートメント成分を髪に浸透させましょう。
放置している間は、蒸しタオルやシャワーキャップで髪を包んでおくと、髪の内部まで成分が浸透しやすくなるのでおすすめ。
ただし、よりよく浸透させようと長時間放置してしまうのはNG。
頭皮や髪のべたつき、抜け毛、髪のボリュームダウンの原因になることも。
また、ヘアカラーしたての髪に、トリートメントを長時間置きすぎると、カラーの褪色を早めるので注意が必要です。
ある程度の時間が経過したら、トリートメントがそれ以上浸透することはないので、製品の指示通りの時間放置したら洗い流しましょう。
ヌルヌル感がなくなるまですすぐ
インバストリートメントを洗い流すときのポイントは、ヌルヌル感がなくなるまですすぐこと。
すすぎ残しがあると、かゆみなどの頭皮トラブルの原因になりますが、すすぎすぎてもトリートメントの効果を減らしてしまう可能性があります。
すすぎはじめのヌルヌル感が残らない程度まで洗い流せばOK。
流し残しの多い襟足や背中などにトリートメントが残ってしまった場合は、シャワーでよく洗い流しておきましょう。
監修者:ヘッドコンシェルジュ株式会社 稲穂かな(いなほ・かな)さん
2019年、全身エステを凌ぐヘッドスパの大きな魅力と可能性を知り、ヘッドコンシェルジュ株式会社をCEO滝村晃平氏が設立。「究極睡眠に導くヘッドスパ専門店」として東京・青山に1号店がオープン。斬新なコンセプトと質の高いサービスが話題となり、多数のメディアに取り上げられる。銀座・新宿・二子玉川と展開を進め、現在も全国に店舗を拡大中。
インバストリートメントの編集部おすすめ
シャンプーのあとに使うインバストリートメントは、バスタイムのマストアイテム♡
デイリーに使えるものから、週1~2回のスペシャルケアまで、おすすめのインバストリートメント7選をご紹介します。
いち髪 プレミアムヘアトリートメントマスク
いち髪 プレミアム ラッピングマスク トリートメント
¥973
一晩で絹髪へ導いてくれるトリートメントヘアマスクです。
「純・和草プレミアムオイル」が、極上の質感をキープしながら、濡れ髪の摩擦によるダメージを予防。
髪のシルエットが変わり、思わず髪を下ろしたくなる絹のような仕上がりに♡
満開の桜の香りも華やかです。
パンテーン エフォートレス ウェザープルーフトリートメント

パンテーン エフォートレス ウェザープルーフトリートメント
¥891
どんなお天気でもまとまる髪に♡
ジェル・ヴェール美容乳液が髪の表面を均一に覆ってキューティクルを保護するとともに、独自処方のトリートメント成分が髪の芯まで浸透してダメージを集中補修。
さらにダブルビタミンPro-V処方で、寝ている間も髪を潤いで満たしてロック。
雨・風・湿気・乾燥から髪を守り、するんとまとまります。
fino プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク

fino プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
¥1,540
傷みきった毛先まで、まるで根もとと同じくらいなめらかな髪に仕上げてくれるヘアトリートメントです。
浸透美容液ヘアマスクがとろけるように髪になじみ、髪表面のキューティクルを整えてしっとりまとまる仕上がりに♡
特に傷んだ髪におすすめ。
高い効果を発揮するので、週に1~2回の使用が適しています。
ツバキ プレミアムリペアマスク

ツバキ プレミアムリペアマスク
¥929
待ち時間0秒、すぐに洗い流せるヘアマスクです。
補修や保湿効果に優れた濃密美容成分が瞬時にたっぷり浸透し、髪内部にとどまって密封するため、毛先まで極上のなめらかさに♡
すぐ洗い流せるのに、サロン帰りのような髪の仕上がりに。
高いトリートメント効果があるので、週に1~2回の使用がおすすめ。
ダイアン エクストラナイトリペア ヘアマスク

ダイアン エクストラナイトリペア ヘアマスク
¥990
寝ている間に集中ダメージ補修ができるトリートメントヘアマスクです。
美容成分をたっぷり閉じ込めたビタミンEカプセル配合で、髪の乾燥や静電気を防ぎ、傷んだ髪も毛先までしっとりまとまる髪へ♡
カラーリングやパーマ、乾燥などでダメージを受け傷んだ髪にもおすすめです。
オルナオーガニック リペアトリートメント

オルナオーガニック リペアトリートメント
¥2,037
植物由来の保湿成分で、自然なツヤ髪へ導いてくれる無添加トリートメントです。
23種の植物由来美容エキス、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体など、贅沢な12種の美容成分が髪のダメージを補修するとともに、保湿してしっとりまとまる髪に♡
オーガニックの基準を満たした成分を使用しているので、敏感肌の方にもおすすめ。
ラックススーパーリッチシャイン モイスチャー うるツヤ保湿トリートメント

ラックススーパーリッチシャイン モイスチャー うるツヤ保湿トリートメント
¥980
髪に塗布してから30秒~1分経つと洗い流してOK! 忙しい毎日の強い味方になってくれるトリートメントです。
放置時間は短くてもしっかり保湿♡
アロエエキスやココナッツウォーターをベースにしたウォータリーエキスルを配合し、パサつく髪を保湿してしっとり髪へ導いてくれます。
朝摘み果実とウォーターブロッサムの香りがさわやか。
アウトバストリートメントのおすすめ
オイル、ミルク、ジェル、ミストタイプなど、さまざまな種類があるアウトバストリートメント。
スタイリング剤として使えるものも多いので、ぜひ自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
ここからは、おすすめのアウトバストリートメント7選をご紹介します。
LMHR(ルミナスヘア) アウトバストリートメント クリームミスト

LMHR(ルミナスヘア) アウトバストリートメント クリームミスト
¥2,310
ミストタイプの、新感覚アウトバストリートメントです。
ミストタイプなので、髪をセットしたあとにも使用可能。外出先でも使いやすいのがメリットです♡
髪馴染みのいいナッツ系オイルを中心に、5種類の植物性オイルが配合されていて、乾燥・静電気など、日常生活で受けるダメージから髪を守り、潤いを与えてくれます。
MACHERIE(マシェリ) アクアデュウエナジーEX

MACHERIE(マシェリ) アクアデュウエナジーEX
¥738
パサつきが気になる髪におすすめの、ゼリータイプのアウトバストリートメントです。
濃密パールハニージュレ配合で、根もとから毛先までをじっくりダメージ補修。
静電気やドライヤーの熱から髪を守って、ずっと触れていたくなるようなツヤ髪に♡
スモーキーカット香料が配合されているので、イヤなにおいが付きにくいのもポイント。
365Plus MAYU アウトバストリートメント

365Plus MAYU アウトバストリートメント
¥3,300
天然由来の「メドウラクトン」が髪の表面をカバーすることで潤いバリアを作り出す、ノンシリコンタイプのアウトバストリートメントです。
トリートメントするたびに髪が少しずつ潤いバリアで覆われて、潤いと艶のある美しい髪に。
ほのかに香るやさしいさくらの香り♡
ルフト ヘアオイル

ルフト ヘアオイル
¥2,130
アウトバストリートメントとしても、スタイリング剤として使用できる、高機能2WAYヘアオイルです。
気になる熱ダメージと、カラーやパーマによる髪のダメージを補修。
静電気や乾燥ダメージから髪を優しく保護し、扱いやすくまとまりのある柔らかい髪へ♡
軽い質感でさらっとした使い心地なので、オイルのベタベタ感が苦手という方にもおすすめ。
エッセンシャル キューティクルケア オイル

エッセンシャル キューティクルケア オイル
¥626
ドライヤーの熱や乾燥、静電気など、日常生活で受けるストレスから髪を守ってくれるオイルタイプのアウトバストリートメントです。
「ヘアサプリオイル」配合で、つけた瞬間からするする髪へ♡
べたつかないオイルタイプなので、朝でも日中でも使えます。
ミルボン ジェミールフラン メルティバター

ミルボン ジェミールフラン メルティバター
¥1,874
ミルボンのクリームタイプのアウトバストリートメントです。
まとまりを記憶させるモイストモリンガバター配合で、夜つくったまとまりを朝までキープ。
毛髪補修成分のカルボキシメチルアラニルジストルフィドケラチンがダメージ毛を補修。
オリーブスクワランが毛先までの指通りをケアします。
ピオニー&ラ・フランスのやさしい香り♡
モモリ まとまり続く トリートメントバター

モモリ まとまり続く トリートメントバター
¥873
髪に艶を与え、保湿しながらスタイリングできるノンシリコンのトリートメントバターです。
うるおい成分の蟠桃(ばんとう)エキスと、毛髪保護成分の桃オイル配合で、日中の乾燥から髪を保護してしっとりまとまる髪に♡
ハンドやボディなど、全身に使えるのもうれしいポイントです♪