サステナブルってどういう意味?
SDGsと同じくらい最近よく耳にするのが「サステナブル」という言葉。
サステナブル(sustainable)は、sustain(持続する)+able(〜できる)からなる言葉で、「持続可能な」という意味があります。SDGsのSもサステナブルのSですよ。
つまり、持続可能とは、未来に向かって続けていけるということ。今の地球の状態を保ち、次の世代へバトンを渡せるような活動をしている場所……。
なんていうと構えてしまいそうですが、実は私たちがよく利用する「カフェ」にも、そんな取り組みをしている場所があるんです。
カフェはカフェでも、ただのカフェではない! 「サステナブルな取り組みをしているカフェ」3店をご紹介します。
身体にも地球にも優しい♡「サステナブルカフェ」3選
1:アートなヴィーガン料理で地球温暖化防止を考える「TREE by NAKED yoyogi park(ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク)」
幻想的なデジタル演出が人気の「ネイキッド」が手がけるカフェ、「TREE by NAKED yoyogi park」(ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク)では、アートなヴィーガンランチコースが楽しめます。
「ヴィーガン(動物性食品を食べない人のこと)はサステナブルな取り組みにどう関係するの?」と疑問を持った方。
実は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスは、食肉を作る過程においても多く排出されることがわかっています。
つまり、牛肉や豚肉を食べる量を減らすこと=地球温暖化に歯止めをかけることにも繋がるのです。
今年7月、ヴィーガン料理の数々とプロジェクションマッピングによるアートな空間が楽しめるランチコースが登場。
お店の地下にある木の根をイメージした円卓に着席し、プロジェクションマッピングの滝に包まれた空間に料理が運ばれてくると、太陽の木漏れ日が美しい森のような空間に変化!
うっとりするような空間でランチを楽しめます。
ヴィーガン料理というと「物足りない」というイメージがあるかもしれませんが、美しく盛りつけられたお料理はボリュームたっぷりです。
(写真は、コースの中のひと皿)
ヴィーガンランチコースで開発されたヴィーガン生食パンが「おいしい」と話題になり、食パンのテイクアウトや、食パンを使ったランチプレートも登場。
目でも舌でも楽しめるカフェで、地球温暖化防止への意識を高めてみませんか?
【店舗詳細】
『TREE by NAKED yoyogi park』
住所:東京都渋谷区富ヶ谷 1-10-2
TEL: 03-6804-9038
営業時間/11:00〜18:00(L.O 17:30)
定休日/火、水
※最新情報は、公式サイトでご確認ください。
2:お茶ついでに気になる社会課題に一票を♡「imperfect表参道」
一昨年、表参道ヒルズ同潤館1階にオープンした「imperfect表参道」。
「The world is imperfect, so do well by doing good. 不完全なこの世界。だから、いいことをして世界と社会をよくしていこう」というミッションを掲げ、おいしくてオシャレで世界や社会にも“Well(よい)”な「ウェルフード&ドリンク」を提供するカフェです。
ウェルフード&ドリンクとは、アフリカや中南米など生産地の環境やジェンダーに配慮し、農家の経済的自立をサポートするようなよい取り組みから作られたナッツ・スパイス・カカオ・コーヒーが材料となったスイーツやドリンクのこと。
私たちの「おいしい」を生産者の「うれしい」に繋げたいという考えから“ウェルフード”と呼ばれているそうです。
そして、店内中央に設置されているのは3台の投票箱。
生産地で取り組んでいる3つの社会課題解決プロジェクトの中から、自分が応援したいものに、商品購入時にもらえるチップを入れます。
「おいしいものを買って食べる」という、普段何気なく行っている「消費」は、社会をよりよくする「投資」にもなりうることを実感してほしい…との想いから、オープン当初から続いている取り組み。
3つのうち最も票を集めたプロジェクトは、imperfectが翌年度に現地で行い、報告してくれます。
現在投票できるのは以下の3つ。
1.環境:受粉を助けるミツバチの生育環境を整えよう!
2.教育:トウモロコシでコーヒー農家の食卓を支えよう!
3.平等:女性たちが平等に活躍できる社会を!
投票しにカフェへ行ってもOK、お茶しがてら投票するもOK。
ぜひ、気軽に社会解決の手助けに行ってみてください♡
【店舗詳細】
『imperfect表参道』
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館1F
電話番号:03-6721-0766
営業時間 /11:00〜21:00(日曜日のみ20:00閉店)
※当面、20:00までの短縮営業。最新情報は、公式サイトでご確認ください。
3:SDGsを身近に感じてアクションまで起こせちゃう!「新宿ダイアログ」
昼間はカフェで夜はバー、曜日によってオーナーが異なるため提供される料理もいろいろ、ワークショップスペースも有する……など、さまざまな特徴を持つカフェ「新宿ダイアログ」。
でもこちらのお店、一番の特徴はやはり「SDGsを身近に感じて、気軽にアクションを起こすことができる」というところなんです!
店内にはカラフルな可愛い観覧車のようなオブジェがありますが、ただのオブジェではありません。よく見てみると、観覧車のカゴにはSDGsの17の目標が書かれています。
ドリンクを1杯注文するごとにもらえる50円分のチケットを、自分が興味のある取り組みのカゴに入れることで、そのテーマに合った活動を行う団体に寄付ができるという仕組み。
17の目標をしっかり見て、そのうえで自分の気持ちや考えに向き合えるなんて、とても有意義な時間です。
昼間はカフェなので、もちろんメインは食事。
日・月・火・木・金に出店する「f-on」は、自家製おやきと自家焙煎のスペシャリティ珈琲が自慢のお店です。
注文を受けてから丁寧に焼いてくれる「おやき」は、ふっくらほかほか!
中の具材は、その日に揃う新鮮な食材を使うため、日によって異なります。”今日はどんなおやきかな?”と想像しながら行くのも楽しいですね♪
ヴィーガン対応もしてもらえます。
今年4月から水曜日に出店している「Teru cafe」は、動物性食品(肉・魚・卵・バターなど)を一切使用しない自然派ごはんを提供中ですが、デザートも人気♡
季節のタルトが提供されることもあります。
写真は、コンポートにしたドライいちじくがたっぷりのった「いちじくのタルト」。いちじく好きにはたまらないと評判の、ファンが多いスイーツだそうですよ。
土曜日の「ノムカフェ」は、無農薬の野菜を使った「旬の野菜のサンドウィッチ」などがいただけます。
オーナー自身が栽培した新鮮な野菜がたっぷり! 安心して頬張れるこだわりのサンドウィッチです。
3階のワークショップスペースでは、不定期にさまざまなイベントを開催中。
8月には廃油から作ったキャンドルを使い、目白大学とのコラボレーションでキャンドルナイトが開催されました。
食べて、学んで、アクションも起こせて……お腹も心も満たせるカフェですよ。
【店舗詳細】
『新宿ダイアログ』
東京都新宿区新宿3-1-32 新宿ビル1号館2・3F
TEL:03-6380-1256
営業時間/11:00~20:00(カフェタイム11:00~17:00、バータイム17:00~20:00)
定休日/無休(バーは月・火休)
この秋はサステナブルなカフェタイムを♪
サステナブルは持続可能という意味があるとお伝えしましたが、私たちの行動もサステナブルであることが大切です。
普段の生活の中で、自分にできることをコツコツと♡
美しい地球環境を守るために、有意義なカフェタイムを過ごしてみてはいかがですか?