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おいしく食べてSDGs!フードロス削減や生産者支援ができるスイーツ&フード8選

環境保護や社会貢献活動の一環で生まれた、スイーツやドリンクをご紹介します。この記事でご紹介するのは「ユーハイム」「パレスホテル東京」「レモネードbyレモニカ」「サンクトガーレン」「大丸心斎橋店本館」「toroa」「Minimal - Bean to Bar Chocolate -」「楯の川酒造」の8つ。みなさんが知っているブランドやお店の名前もあるのでは? フードロス削減や生産者支援、プラスチックの削減、緑化事業など、さまざまな側面からSDGsに貢献する商品ばかりです。おいしく食べて飲んで、身近なところからSDGsへの一歩、踏み出してみて。

更新 2021.09.17 公開日 2021.09.21
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スイーツやドリンクでSDGsに貢献できるって本当?

みなさんは「SDGs」と聞いて、思い浮かぶものはなんですか?

エコ商品の販売や、エコバッグの持参、プラスチックの削減など、身近なところにも、さまざまなSDGsへの取り組みがありますよね。

私たちが取り組みやすいものとして、「スイーツを食べてフードロスを削減」「お酒を飲んで生産者支援に貢献」など、食品分野でもさまざまなSDGs関連の商品が販売されているんです。

今回は、私たちの身近にある、環境保護や社会貢献活動の一環で生まれたスイーツやドリンクをご紹介します。

フードロス削減につながるスイーツやドリンクってどんなものがあるの?

1:寄付にもつながる「シェアザバウム」/ユーハイム

創業1909年、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたカール・ユーハイムから受け継がれるドイツ菓子のお店「ユーハイム」。

現在オンラインショップ限定で、ギフト菓子基準を満たさない、規格外とされるバウムクーヘンを詰め合わせた「シェアザバウム(ふんわりバウムクーヘン)」が販売されています。

人気商品「ふんわりバウムクーヘン」の製造時の最後の検品で、規定重量を満たしていなかったり、サイズが大きかったり、気泡が多く出ているなど、おいしく食べられるバウムクーヘンだけど、出荷条件を満たさないと判断されたものが、「シェアザバウム」のバウムクーヘンとして取り扱われているそう。

廃棄されるはずのバウムクーヘンのフードロス削減につながるだけでなく、「シェアザバウム」1点販売ごとに、子どもやひとり親家庭などを支援する各地の団体につながりを持つ、認定NPO法人おてらおやつクラブを通して、経済的に困難な状況にある家庭へバウムクーヘン1つがおすそわけさているそうですよ。

フードロス削減と寄付をかけ合わせた取り組みに、ぜひ注目してみてくださいね。

「シェアザバウム(ふんわりバウムクーヘン)」6個入 ¥756(送料+¥385)

2:ロスフード食材をもちいた「ケーク サレ」/パレスホテル東京

東京・千代田区にある「パレスホテル東京」は、フードロス問題を解決すべく設立された「フードロスバンク(FOOD LOSS BANK)」とコラボレーション。

B1Fペストリーショップ「スイーツ&デリ」にて、廃棄予定だったロスフード食材をもちいた、ホテルメイドの「ケーク サレ」が販売されています。

食材の味わい自体に問題はないものの、見た目が不揃いであったり流通規格に合わないために農家で廃棄される予定だったお野菜たち。それをお惣菜感覚で楽しめる「ケーク サレ」です。

廃棄予定だった野菜はもちろん、リッチな味わいのコンテチーズやベーコン、サンドライトマトとブラックオリーブを合わせて、具だくさんに仕上げられていますよ。

ホテルメイドの間違いないお味をご堪能あれ。

「ケーク サレ」¥850

3:廃棄される果皮を有効活用「丸ごと搾りレモンジャム」/レモネードbyレモニカ

レモネード専門店「レモネードbyレモニカ」では、レモネードを生産するときに廃棄されるレモンの果皮などを使用したオリジナルのレモンジャム「丸ごと搾りレモンジャム」が販売されています。

レモネード成分抽出後のレモンに残った、酸味や苦味などレモンのおいしさを活かした商品を作ることができないか1年以上の期間試行錯誤しできあがった「アップサイクル商品」です。

現在は「gourmet STORE(グルメストア) 金沢本店」のみで販売されています。レモネード成分搾汁後のレモンを丸ごと使用したジャムのおいしさをご賞味ください。

「丸ごと搾りレモンジャム」¥550

4:傷りんごを活用したビール「アップルシナモンエール」/サンクトガーレン

フルーツビールに力を入れているビールメーカー「サンクトガーレン」からは、りんごの産地としても知られる長野県伊那市の「傷りんご」を使ったビール「アップルシナモンエール」が、2021年9月24日(金)から秋冬限定で販売されます。

風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形、サイズにバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない果実を買い取ってビールに加工。こういった傷りんごは収穫量全体の3分の1にも及ぶのだそう。

このビールは傷りんご約500個を厚木市内の製パン店のオーブンを借りて焼きリンゴにするところからスタート。1シーズンで2,500〜3,000個のりんごが使われる見込みです。また品種の旬によって、使われるりんごも変わるそうですよ。

ベースにはカラメルソースのような甘く香ばしい風味の「カラメルモルト」を使った琥珀色のビールを使用。焼きりんごと風味が相まって、まるでアップルパイのような味わいのビールになっているそうです。

ハロウィンシーズンには、ハロウィンラベルのビールも販売されるそう。ぜひチェックしてみてくださいね。

「アップルシナモンエール」330ml ¥506(希望小売価格)

フードロス以外にもまだある!SDGsに貢献できるスイーツやドリンク

5:大阪の緑化活動に貢献!「心斎橋のはちみつ」/大丸心斎橋店本館

大阪の真ん中、大丸心斎橋店本館の屋上には、地上60m、約900平米の緑化エリアがあります。そこでは、都市養蜂が行われており、2021年5月には、なんと合計300kgを超えるはちみつが採取できたそう!

そのはちみつが、「心斎橋のはちみつ」として、B1Fはちみつ専門店「ラベイユ」で販売されています。

大阪の花々の蜜がブレンドされた美しい百花蜜で、2021年9月からは店内のレストランやショップにて、「心斎橋のはちみつ」を使ったメニューやスイーツも続々と登場中なんです。

例えばB1F「黒船」では、「心斎橋のはちみつ」を使ったなめらかなクリームがたっぷりと入った、ふわふわのカステラシフォン「黒船ファンク」が、2021年10月1日(金)から販売開始となります。

ほかにも館内にて、「心斎橋のはちみつ」を使ったお菓子やパン、ジェラート、そして「うどん」に至るまで、さまざまなメニューが販売されています。

気になる方は大丸心斎橋店へ足を運んでみてくださいね。

「心斎橋のはちみつ」36g ¥1,296、125g ¥3,996
「黒船ファンク」1個 ¥464

6:箱なし!緩衝材なし!「とろ生ガトーショコラ」「とろ生チーズケーキ」/toroa(トロア)

スイーツブランド「toroa(トロア)」からは、環境に配慮した取り組みとして「箱なし・緩衝材なし」の「とろ生ガトーショコラ」や「とろ生チーズケーキ」が販売されています。

初めて購入する人にはtoroaの世界観を体験してもらいたいという想いから、「箱あり」での購入がおすすめされていますが、もう一度食べたい、自宅用に気軽に買いたい、という方は、ぜひ箱なしの商品を手にとってみてほしい、とのこと。

また「とろ生ガトーショコラ」には、生産者に適正なお金が回るような仕組みで作られた、「人と地球の未来を考えたチョコレート」で作られています。

さらに、フードロス削減の観点から、アウトレット商品も販売されていますよ。

さまざまな観点からSDGsへ取り組むtoroaの「とろ生」なケーキ、試してみてはいかが?

箱なし「とろ生チーズケーキ」¥3,780
箱なし「とろ生ガトーショコラ」¥3,780

7:生産者支援に「カカオレアチーズケーキ」/Minimal - Bean to Bar Chocolate –

「カカオレアチーズケーキ」

チョコレート専門店「Minimal - Bean to Bar Chocolate -」では、希少なカカオの果肉「カカオパルプ」とホワイトチョコレートにクリームチーズを合わせた「カカオレアチーズケーキ」が、2021年9月21日(火)より販売されます。

上部の白い層には、希少なカカオの果肉「カカオパルプ」と、ニカラグア産カカオ豆から搾ったフレッシュな「カカオバター」を使ったオリジナルのホワイトチョコレートが、底に敷いたクッキー生地には、同じくニカラグア産カカオのココアパウダーが、使われています。

Minimalでは、プランテーションの名残があるカカオ産業のサステナブルな経済的自立を目指し、技術支援やフェアでエシカルな取引を行っています。「美味しくてきちんと売れる」カカオを作り続けることで、生産者の生活向上の一助にもなれれば、という想いがあるそうですよ。

実際に生産者の方々と出会い、豆を購入し、互いにカカオ豆の品質向上のため、試食やセミナーなどの取り組みをしているそう。

作り手のこだわりが感じられるひと品ですね。

「カカオレアチーズケーキ」¥3,510

8:アートを楽しみ、障がい者を支援する「Leave No One Behind」/やまなみ工房×楯の川酒造

「Leave No One Behind」

山形の酒造「楯の川酒造」から、独自のスタイルで表現活動を行い、世界からも注目されるアート作品を生み出し続ける障害者施設「やまなみ工房」とコラボレーションした商品「Leave No One Behind」が、2021年10月12日(月)より順次販売されます。

やまなみ工房は、約90名の通所者がそれぞれ独自のスタイルで表現活動を行っている障がい者施設です。日本酒やリキュールのデザインに、やまなみ工房のアート作品が使用されています。

家にいながらにして、アートを楽しみ、家飲みを楽しみ、そして障がい者支援もできる「一石三鳥」な商品となっているそう。

商品名の「Leave No One Behind」は「誰一人取り残さない」という意味。国連がSDGs達成に向けて取り組みを続ける中心課題であり、このコラボレーションを1回限りにはさせない、という想いも込められているのだとか。

お酒の種類は2種類で、日本酒の「楯野川 純米大吟醸」と、山梨産のりんご果汁を使ったリキュール「子宝 りんご」です。

2本がセットになったオリジナルボックス「Leave No One Behind オリジナルBOX vol.1」は数量限定。今しか入手できないオリジナルボックスです。

「楯野川 純米大吟醸 × 田村拓也」720ml ¥3,080
「子宝 りんご × 神山亜津美」720ml ¥3,080
「Leave No One Behind オリジナルBOX vol.1」¥8,800

おいしく食べてSDGs!できることから始めよう

スイーツやドリンクなら、フードロス削減や生産者支援、プラスチックの削減、緑化事業など、さまざまな側面からSDGsに貢献できそう。身近なところから協力できるのがうれしいですよね。

おいしく食べてSDGs! 私たちも、できることから少しずつ始めてみませんか?

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