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一人暮らし女性の食費節約術って?続けるコツや外食費の減らし方を伝授!

ひとり暮らしの節約を成功させる鍵は、『食費を減らすこと』です。食費を減らすといっても、食べるのを我慢して不健康になってしまったら元も子もありません。美味しく健康的な料理を作る自炊のコツや、外食で得する方法を紹介します。

更新 2021.07.20 公開日 2021.07.28
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1人暮らしの女性、食費はいくら?

テーブルBASE

節約の第一歩は、支出の多くを占める『食費』を見直すこと。とはいっても、ついコンビニに立ち寄ったり、外食をしてしまったりして想像以上にかさんでしまう…。

みんなは食費にいくらかけているの?

単身女性の食費の1か月平均は¥30,779

通帳ケースBASE

政府が2020年に調査した家計調査によると、働く単身女性(34歳以下)の1か月の食費の平均は3万779円という結果でした。個人差もありますが、『交際費』も含めれば、3万円以上4万円以下が一般的といえそうです。

平均と比べ、「自分はまだまだ余裕がある」という人もいれば、「食費にお金をかけすぎかも」と節約意識が芽生えた人もいるのでは?食費を3万円前後に抑えるとすると、1日あたり1,000円以内に収めなければならない計算です。

自分の生活に合う予算を決めよう

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単に平均だけを見て食費の予算を決めるのは好ましくありません。というのも、住んでいる場所・収入・生活スタイルなどによって、その人に合った食費は大きく変わるからです。

無理に食費を3万円前後に抑えようとすれば、逆にストレスが溜まって無駄遣いが増えてしまう可能性だってありますよね。

自分に合う予算設定のために、まずは、過去の支出から毎月かかっている食費を割り出すことが大切です。「毎月の支出がわからない…」という人は、今日から数か月間、『家計簿をつける』ことを習慣にしてみましょう!

「エンゲル係数」を見れば使い過ぎかどうかがわかる。ターニングポイントは「25%」

生活費のうち、『食費にどれだけ費やしているか』を示したものを『エンゲル係数』といいます。一般的には、エンゲル係数が低いほど生活に余裕があり、高いほど、生活水準が低いことを意味します。

エンゲル係数(%)=食費÷消費支出合計×100

黒字が出た月のエンゲル係数を基準として、食費の上限を設定してみましょう。月々のエンゲル係数がわかると、食費に費やすお金が多いか少ないかが客観的に判断できますよ。

日本人の平均的なエンゲル係数は25%前後といわれています。生活費のうち、25%以上が食費であれば、使い過ぎといえそうですね。

食費を抑える3つのコツ

「食費を削るなんて貧乏くさい…」と思う人もいるかもしれませんが、自分の工夫と努力次第で大きく変わるのが『食費』なのです!ポイントを押さえれば、食事の質を下げずに食費を抑えることもできますよ。

1:基本は自炊で、たまに外食

外食派と自炊派を比べたとき、食費が安く上がるのは『自炊派』です。外食をすると、1回の食事だけで1,000~1,500円は軽く飛んでしまいます。

週の半分(3回)が外食の場合、1か月では約1万5,000円です。そこに食材費やランチ代、おやつ代を合わせれば、かなりの額になってしまいますよね。

仕事が忙しい中で毎日自炊をするのは難しいため、「外食は週に○回のみ」「外食費は月○円まで」と上限を設定します。時々、テイクアウトや総菜などの『中食』や『ミールキット』を活用して手抜きをするのも◎。

2:さ(砂糖)→し(塩)→す(酢)→せ(醤油)→そ(味噌)をそろえて、レシピに忠実に作る

料理が苦手な人は、外食やお惣菜の回数が増えてしまうものです。「おうちごはんが美味しい」「料理が楽しい」と思えるようになれたらいいですよね。「自分が作った料理がまずい…」という人の多くは、レシピを確認せずに自己流で料理をする傾向があるようです。

一度、レシピに忠実に作ってみましょう。野菜の切り方・調味料の分量・煮込み時間など、作り方を徹底的に守れば、失敗する可能性はほとんどないはず。慣れてきたら少しずつアレンジを加えるのがベターです。

調味料にこだわる必要はありませんが、『さしすせそ』に代表される『基本の調味料』はそろえておきたいですね。

料理に味付けをするときは、さ(砂糖)→し(塩)→す(酢)→せ(醤油)→そ(味噌)の順番に調味料を入れると、食材に味がよくなじみますよ。

3:お得に食材が買えるお店を見つけよう

自炊での節約は『いかに食材が安く買えるか』がポイントです。たった10円、20円でも、1か月分に換算すれば大きな差になります。

お米や冷凍食品は『業務用スーパー』、たまごや牛乳は『ドラッグストア』、野菜や果物は『個人の八百屋』というように、お得に食材がゲットできる店を探してみてくださいね。

さらに、会計時はクレジットカードや電子マネーなどの『ポイントが貯まる決済手段』がおすすめです。ポイントは支払いに充当できるため、実質的な値引きになります!

食材のムダをなくして出費を減らそう

パジャマと牛乳BASE

ひとり暮らしの自炊は『食材のムダ』が多くなりがちです。半分よりも割安だからとキャベツや白菜を1玉で買い、結局使い切れずに腐らせてしまった…というのはよくあるケースです。食材のムダをなくしつつ、手際よく自炊するコツを紹介します!

買い物から帰ったらすぐに小分けする

タッパーBASE

食材のムダを防ぐために、多くの人が実践しているのが『食材のストック』です。買い物から帰ったら、すぐに食材をフリーザーバッグなどに小分けにして、『冷凍庫』に入れましょう。冷凍保存なら比較的長く保存ができ、食材がムダになりません。

ほうれん草・小松菜・ブロッコリーなどの緑の野菜は、少し硬めに茹でて冷凍保存するのが◎。しいたけやネギは刻んで冷凍しておくと、そのまま調理に使えます。

肉や魚も1回分ずつに分けて保存するのがベターです。調味料をもみ込んで冷凍しておけば、調理時間もグッと短縮できますよ。

冷蔵庫を整理して見やすくし「食材の重複購入」を避ける

食材を購入した後に、「冷蔵庫に同じものがあった!」という経験はありませんか?『食材の重複購入』は、冷蔵庫の中に何があるかを把握しきれていないことが原因です。

まずは、冷蔵庫を見やすいように整理しましょう。食材のロスを防ぐアイデアとして、用途や消費期限ごとに分けて保存する方法があります。

上の段は『朝食用』、中段は『消費期限が近いもの』といったように、置き場所のルールを決めておきます。100均のプラカゴを活用すれば、冷蔵庫がゴチャゴチャになることもありません。冷凍庫のフリーザーバッグは立てて保存すると見やすいですよ。

買い出しに行く前に、冷蔵庫をチェックする習慣もつけておきたいですね。

食費節約にぴったり!ボリュームアップ食材3選

ピースをする女の子BASE

節約が上手な人は、価格が手頃でお腹も満たされる『ボリュームアップ食材』を積極的に活用しています。食材によっては、肉料理のかさ増しにも使えるため、食費がグッと抑えられますよ!

1:彩りがきれいになる「たまご」

『たまご』は食物繊維とビタミンC以外の栄養素を含んだ『完全栄養食品』です。腹持ちがよい上に、お弁当やおかずに添えれば彩りがパッと明るくなります。

ブランドや大きさにもよりますが、たまごの値段は1パック(6個入り)で200円前後が相場です。ドラッグストアではたまごや乳製品が意外と安く買えるので、立ち寄ったついでにチェックしておくといいですね。

また、たまごは『かさ増し』ができるのも大きな魅力です。少量の牛肉をたまごでとじれば、ボリューム満点の『すきやき風おかず』ができます。たまご1個を溶き、ひき肉と刻んだ野菜を入れて焼き上げた『スパニッシュオムレツ』もおすすめですよ!

2:長持ちで常備しやすい「乾物」

『乾物』は消費期限が長く、大量に購入してもムダになりにくい食材。魚の干物は焼くだけでおかずになるので、忙しい女性の強い味方ですよね!

お麩
高野豆腐
切り干し大根
春雨
わかめ・ひじき
干ししいたけ・きくらげ
パスタ・蕎麦・うどん
干物類

『お麩』は、味噌汁や煮物に入れるのもいいですが、豚肉を巻き付けて照り焼きにしたり、ハンバーグのかさ増しに使ったりといろいろな使い方ができます。乾物の中でも、お麩と高野豆腐にはタンパク質がたっぷり含まれているので、積極的に使いたいですね。

安価でヘルシーな『春雨』は、スープに入れるのもよし、春巻きや餃子の具にするのもよし。少ない量でも満足感を得られるため、女性にぴったりです♡

3:ヘルシーで安価な「こんにゃく」

節約食材の定番といえば『こんにゃく』。カロリーの少なさや価格の安さに目が行きがちですが、『おなかの砂おろし』ともいわれるほど『食物繊維』が豊富なんです!

「野菜不足で食物繊維が足りていない…」というときは、料理にこんにゃくをプラスするのが◎。野菜や肉と一緒に炒めたり、シンプルに醤油で味付けしたりと、調理のバリエーションは多彩です。

ただ、こんにゃくは特有の匂いがある上、味が染み込みにくいので『下処理』をするのが良いですよ。水洗いをして水分を切った後に軽く塩もみをすると、ぬめりや匂いが軽減されます。そのまま茹でて『あく抜き』をしましょう。

『あく抜き不要』と書いてあるこんにゃくは、サッと洗ってから使用してくださいね。

外食、テイクアウト費を抑える方法は?

財布Pinkoi

「外食はお金がかかっても仕方ない」と思っていませんか?クーポンやグルメモニターを上手に活用すれば、外食費が今の半分になる可能性もあるんです!お弁当が作れない日はおにぎりを作り、テイクアウトの回数を減らしましょう。

おにぎりを持って家を出る

自炊を始めたばかりの人にとって、毎日のお弁当作りはハードルが高いもの。だからといって、外食やコンビニご飯に頼れば、食費がどんどんかさんでしまいます。

まずは、簡単な『おにぎり』を作って持参しましょう!基本的に、好きな具を入れて海苔で巻くだけなので、忙しい朝でもそれほど負担にならないはず。

ご飯をたくさん炊いた日は、『海苔なしのおにぎり』を作って冷凍しておくのもいいですね。食べるときに加熱することを考えれば、具は梅干し・昆布・塩鮭などがおすすめです。

クーポンを使う

スマホケースPinkoi

外食をする際は、『割引クーポン』を最大限に活用するのがポイントです。その日の気分で外食せずに、事前に『キャンペーンがあるお店』『クーポン発行があるお店』を探しておきましょう!

クーポンは『LINE Pay』や『PayPay』などのスマホアプリ上で獲得できるほか、一部のグルメサイト・グルメアプリでもダウンロードができます。

ケンタッキーやマクドナルドなどのファーストフードを利用する人であれば、専用アプリをインストールしておくといいですね。『セブン-イレブンアプリ』や『ファミペイ』などの、コンビニアプリでもお得なクーポンがゲットできますよ。

また、最近では「捨てられてしまう食べ物を救う」フードロスの取り組みも盛ん。『TABETE』などのアプリを活用すれば、社会貢献にもつながる消費をすることも叶います。

グルメモニターを利用する

『グルメモニター』とは、指定されたお店に来店し、そのお店の料理や接客、環境などを評価する『消費者参加型の覆面調査』のことです。

『ミステリーショッパー』とも呼ばれており、モニターに参加してレポートや写真を提出すると、飲食代の一部、または全額がキャッシュバックされます。「食べるのが好き」「外食代を少しでも節約したい」という人はやって損はありません!

まずは、グルメモニターを募集するサイトを探して、会員登録をするのが最初のステップです。モニターは基本的に抽選式で人数が限られています。案件によっては、利用条件や提出条件が細かく設定されているため、事前にしっかりチェックしてくださいね。

美味しく健康的に食費を節約しよう

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『食費の節約=食べたいものを我慢する』ではありません!『自炊の回数を増やす』『まとめ買いをする』『クーポンを使う』などのちょっとした工夫をすれば、美味しく健康的に節約ができますよ。

節約を始める前にやっておきたいのが、『毎月の家計チェック』です。月々のエンゲル係数を算出した上で適切な食費を設定し、無理のない節約に挑戦してみてください♡

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