「TABETE」受け渡しイメージ
田中いつき

捨てられる食べ物をアプリでレスキュー♪フードロスを解消できる「TABETE」とは?

「TABETE」は、アプリを通して飲食店のメニューを購入することで、フードロスを解消できるサービス。「フードロスって結局、何?」という疑問にお答えするとともに、アプリの仕組み、実際にライターがレスキューした様子をご紹介します。

更新 2021.06.17 公開日 2021.06.19
目次 もっと見る

アプリでフードロスが解消できる「TABETE」とは?

「フードロス」「食品ロス」という言葉を見かけたことはあるでしょうか?

これは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。日本国内では毎年なんと600万トンの「食品ロス」が出ているのだそう(平成30年度食料需給表)。

飲食店においては、材料を仕入れて調理したものの、天気やコロナ禍で人の動きが読めないなどの原因で、思ったように売れない場合も多く、どうしても売り切れない商品が出てしまうものです。

それを解消できるアプリが「TABETE」。手軽に利用できて、エコにも貢献できるというアプリをチェックしてみましょう。

お店で余ってしまう食事を登録している「TABETE」の仕組み

飲食店では前日までに仕入れはもちろん、仕込みをすることが多いのですが、お客さんが思うように来なくて、余ってしまうということが起きます。

また、当日に予約のキャンセルが出てしまうことも。食品は洋服や雑貨のように翌日に販売するということができないものが多いので、余った食べ物は捨てられてしまう運命でした。

そうしたときに、アプリに掲載することで、買いたい人にお知らせしようというのが「TABETE」の仕組みです。

カフェやレストラン、パン屋さんなど幅広い飲食店が首都圏・各都市圏を中心に1,525店舗登録しています。お店は、廃棄の危機にある食べ物を1品から出品することができ、出品したメニューはすぐにTABETEアプリに掲載されます。

出典tabete.me

お店によっては、作りすぎた食事以外に、いつもはお店では出さない食材の端材で作った「TABETE」でしか買えない商品が出ていることもあるそう。また、賞味期限間近ということで、多少割引かれた値段で出品されていることも。

「『TABETE』では、各商品の出品理由なども書かれていて、ロスになってしまう事情やお店の思いも知ることができます。『納得感のある消費』をする機会にもなると思います」と、「TABETE」を運営する(株)コークッキングの広報担当の山田晴香さんは話します。

買う人はアプリを見て、欲しい商品が出ていたら注文しカードで決済。お店に伝えた時間に取りに行くという仕組みになっています。この購入のことを「TABETE」では「レスキュー」と呼んでいます。

TABETEの社会的インパクト出典tabete.me

2020年4月1日から2021年3月31日までの1年間で計73,680食が「TABETE」を通して廃棄の危機から「レスキュー」されたそう。重さにすると推計36.8トン!

これは捨てられていれば燃えるごみとして処理されていたはずで、食品ゴミの削減を通じて推計101.3トンのCO2排出削減に貢献した計算になるそう。言い換えれば約36.8万個分のおにぎりの廃棄を削減したことになり、杉の木の約7,200本分の年間CO2吸収量にあたるそう。

「フードロスは社会課題のひとつであり、誰でも関係のあるテーマ。身近なお店で食べ物を『レスキュー』するというところから、関心を持ってもらえたらうれしいですね」(山田さん)

自分の欲しいものを購入しただけで、エコに繋がるというのは素敵ですよね。

ライターが「TABETE」でレスキューしてみた

「TABETE」利用時スクリーンショット

ライターが実際にレスキューしてみました。アプリを起動すると近くで出品しているお店の情報が出てきます。今回はパン屋さんの商品をレスキューします。

「TABETE」利用時スクリーンショット

お店の画像をタップすると商品の詳しい情報が出てきます。よく読んでから、引き取りに行ける時間と購入個数、クレジットカード情報を入力すればOK!

商品をうけとる女性出典tabete.me

お店にはアプリでの購入があった連絡がすぐに入り、レジで準備してくれています。引き取り時間にお店を訪れ、「『TABETE』で注文した者ですが」と店員さんに伝えると、すぐに商品を引き渡してくれますよ。

クレジットカードで決済が済んでいるので、受け取り次第帰れて、とってもスムーズ!

「TABETE」でレスキューしたパン

今回、購入した商品はこちらの通り。¥1,200相当の商品を¥680で購入することができました。

普段、自分では選ばないパンも入っていましたが、それがおいしかったりして、新鮮な体験に。福袋的な楽しさがありましたよ。

「TABETE」利用時スクリーンショット

アプリのマイページでは、レスキューした食品の重さや、削減できたCO2量を見ることができます。

自分の行動が、どのくらいエコに貢献できたのかを数字で確認できると、またレスキューに行くモチベーションになりますよね。

どんな理由でもOK!楽しく「TABETE」でレスキューしよう

「お気に入りのお店を助ける気持ちで使うもよし、レスキューしたいという気持ちから初めてのお店を訪れるもよし、ご自身のその日の気分に合わせてお店とのご縁を楽しんでいただけたらうれしいですね」と山田さん。

初めて行った場所で、アプリを起動してお店を探索するのも楽しそう。いろいろな楽しみ方で、気軽にエコ活動しましょ♡


対応端末 :iOS13.0以上のiPhoneおよびAndroid OS6.0 以上のAndroid
App Store :apps.apple.com/jp/app/tabete/id1392919676
GooglePlay:play.google.com/store/apps/details?id=me.tabete.tabete

spacer

RELATED