見た目だけ真似しても、お洒落になれない

最近よく見かけるハッシュタグ、「フレンチガーリー」。「おパリ女子」として雑誌で取り上げられたり、人気になっていますよね。
でも一体、フレンチガーリーとは何なのでしょうか。髪をハイトーンに染めて、白いフリルのブラウスを着て、ピンクがかった加工をすれば、フレンチガーリーになるのでしょうか。
そこに貴女なりの美学がなくちゃ、
ファッションは、貴女なりの美学…美しく生きることに対する哲学が表に出てきたものだと思います。フランスのカルチャーを理解することで、貴女は本当の意味でもっとお洒落になれるはずです。
この記事では、そんなフランスのお洒落の美学を学ぶことができる本を5冊紹介します。
『In Paris』
『In Paris』は、ブランド『Rouje』のプロデュースを始め、パリのItガールとして有名なジャンヌ・ダマスが20名のパリジェンヌを紹介している本です。
パリジェンヌの暮らし、生き方が、お洒落のヒントになりそうな1冊です。
ジャンヌが撮影した写真も掲載されています。そのどれもが自然体なのにお洒落です。
私たちが考えているよりも、生粋のパリジェンヌたちは自然体でアクティブなのだと感じさせられます。
In Paris:20 Women on Life in the City of Light
¥2,276
Jeanne Damas、Lauren Bastide(著)、 Georgina Collins(翻訳)/Viking
ミルキーなピンクのカバーは、インテリアとして飾っても◎普段洋書を読まない人も、この機会にチャレンジしてみるのはいかがでしょう?
『フランスの配色』
フランスの映画や本などを読んでいて、色彩感覚が素敵だな、と感じることはありますよね。
こちらの『フランスの配色』は、フランスの絵画やポスターなどを例にとって配色について解説をしてくれる本となっています。
例えばこちらはフレンチガーリー好きにはお馴染みの『マリー・アントワネット』のワンシーンを例にとっています。
配色について学べると同時に、眺めているだけでも、幸せな気分になる本です。
フランスの配色
¥3,246
城 一夫 (著)/パイインターナショナル
配色を学ぶことで、ファッションやインテリアを選ぶ視点が広がりそうですね。色についての基本事項から分かりやすく解説してくれるので、初心者さんでも楽しめます。
こちらも併せてどうぞ
フランスの伝統色
¥3,080
城 一夫 (著)/パイインターナショナル
こちらはフランスのエスプリが生んだ伝統色について紹介した本です。解説の丁寧さはもちろん、写真の美しさも特徴で、眺めているだけでもうっとりとした気分を味わえます。
例えばこちらのページには「ブルー・モネ」という色が解説されています。芸術やお菓子、ファッションブランドなどから色が生まれているのがフランスならではという感じがします。
様々な色のルーツや素敵な「色名」について知ることで、フランス文化にも詳しくなれてしまうような本です。
『フランス人は10着しか服を持たない』
インパクトのあるタイトルが話題となったこちらの『フランス人は10着しか服を持たない』シリーズ。
アメリカ人の著者が、フランス留学中に出会った「マダム・シック」に学んだ、「暮らしの質」を高める秘訣について書かれた本です。
物に溢れているのに心が満たされない…そんな感覚を持っている人に特におすすめの本です。この本を読むことで、ファッションセンスを磨くことはもちろん、暮らし方、生き方を変えるきっかけを得られるかもしれません。
フランス人は10着しか服を持たない
¥715
ジェニファー・L・スコット(著)神崎朗子(訳)/大和書房
ファッションについてはもちろん、フランス人女性のメイクのポイントや、買い物の仕方、食事などについても知ることができる本です。フランスになんとなく憧れを持つ方は、まずこちらの本を読むと憧れの正体が分かると思います。
『フランス名詩選』
フランス名詩選
¥1,012
安藤 元雄、渋沢 孝輔、入沢 康夫(編)/岩波書店
世界中から愛されている、フランスの詩。こちらは15世紀のヴィヨンから,19世紀のボードレール、現代に続くプレヴェールまで幅広く紹介している本です。詩に触れることで、フランス流のエスプリを感じることができますよ。
詩を読むのも、文化を理解するための1つの手段です。
こちらは有名な詩ばかりが紹介されているので、教養を身に付けるためにもおすすめです。
好きだからこそ、リスペクトを
フランスについて知りたい、センスを磨きたい人におすすめの本を紹介しました。
好きだからこそ、リスペクトを。リスペクトするためには、知識を。
表層的な部分だけではなく、カルチャーも含めて参考にすることで真のお洒落さんになることができそうです。是非読んでみて下さいね。