本屋さんで思わず手に取るのは、美しい装丁

本屋さんを訪れると、思わず美しい装丁の本を手に取ってしまいます。
物語の中身も、言葉ももちろん大切だけど、表紙にも本の世界観は現れている気がするのです。
今回は、思わずパケ買いしたくなるような9冊の本を集めました。
見た目が気に入った本は、その内容にも深く共感できる気がするから不思議。
小説で物語の世界に浸り、エッセイの言葉たちに勇気づけられた後には、ぜひその美しさや愛らしさを写真に収めてみて。
小説・詩集:
好かれようとしない
¥734
朝倉 かすみ著/講談社
恋をすれば、誰もがもがいてしまう。かっこ悪くても、みじめでも、がむしゃらに生きてしまう。一目惚れした女性のリアルな姿を描いた物語。鮮やかなイエローの表紙が目を引きます。
デートの経験もある。男と寝たこともある、一度きりだけど。二十五歳の二宮風吹は「必死」が苦手。恋に飢えた顔を晒すぐらいなら地味で結構。そんな私が一目惚れするなんて。鍵屋の若旦那を想う気怠く、もどかしい日々。攻め手が分からない。そんなときアパートの大家が言ったー「好かれようとしないことよ」。
出典 books.rakuten.co.jp
ジヴェルニーの食卓
¥1,760
原田マハ著/集英社
巨匠たちの日常を覗き見したかのような不思議な感覚に陥ります。人々の愛や憧れに胸がきゅっと切なくなる物語。モネの睡蓮をモチーフにした表紙はうっとりとする美しさ。
モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘ーー彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。
出典 books.rakuten.co.jp
すみれの花の砂糖づけ
¥693
江國香織著/新潮社
江國香織さんの切り取った世界を存分に楽しめる一冊。うららかな日差しのなかで読みたい言葉たちが詰まっています。淡い色合いの表紙は乙女心をくすぐります。
恋人と心のまま体を重ねもするし結婚をしているしどこへでも旅することができる。大人の自由、大人のよろこび。だけど少女のころ、一人決然と向きあった、ままならなさ、かなしみは、変わらず健全ではないか!言葉によって勇ましく軽やかな、著者の初の詩集。
出典 books.rakuten.co.jp
82年生まれ、キム・ジヨン
¥1,620
チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳/筑摩書房
韓国ででは100万部を突破した、異例の大ベストセラー小説です。女性が強く生きていくために、一度立ち止まって考えたくなる作品です。日本版のカバーデザインは榎本マリコさんが手がけています。
ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかのようなキム・ジヨン。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。女性が人生で出会う困難、差別を描き、絶大な共感から社会現象を巻き起こした話題作!
出典 books.rakuten.co.jp
恥ずかしいことなんて何もない。彼となら、何でもできるー。幸福な家庭を守りたいのに、気の遠くなるほどの快感とオーガズムを与えてくれる男と出会ってしまった女。運命の相手を探すため、様々な男と身体を重ねていく女。誰にも知られずに秘密の恋人と痺れるようなセックスを楽しむ女。甘やかで、底知れない性愛の深みに堕ちていく女たちを描く、官能に満ちあふれた九つの物語。
出典 books.rakuten.co.jp
さようなら、私
¥586
小川糸著/幻冬舎
過去の自分にさよならしたいと願う人物が主人公の、3つの短編が収録されています。爽やかな読後感を楽しめる物語です。花と青空で満たされた表紙は、爽やかな空気を感じさせます。
中学時代の同級生が自殺した。お別れ会のために帰郷した私は、七年振りに初恋の相手ナルヤに再会する。昔と変わらぬ笑顔を向けてくれる彼だったが、私は不倫の恋を経験し、夢に破れ仕事も辞めてしまっていた。そんな私をナルヤが旅に誘い…。会社が嫌い、母親が嫌い、故郷が嫌い。でも、こんな自分が一番嫌いだった。だから私は旅に出ることにした。
出典 books.rakuten.co.jp
エッセイ:
人生が用意するもの
¥3,441
川上未映子著/新潮社
芥川賞作家川上未映子さんによる、共感が詰まったエッセイ。可愛らしくポップな表紙に目が留まり、引き寄せられるように手に取ってしまいそうです。
「世界のみんなが気になるところ」を論じ、あの三月を思い、人生のデコボコに微苦笑しながら、読者の意表を突きまくる最新エッセイ六十余篇。
出典 books.rakuten.co.jp
年齢を重ねるにつれ、体調不良、心の不調など、様々な問題は出てくるもの。そんな“ままならなくなってくる自分”をそのまま受け止めて、ぬるーく過ごす。無理も我慢もしない。面倒になったらやらない。自分を甘やかしてかわいがる。とかく無理しがちな現代人必読の“がんばらなくてもいい”と思える25篇。
出典 books.rakuten.co.jp
十七歳の夏スコットランドで迷子になり、研究の地オーストラリアで羊の尻尾を食べ、イランの遺跡を前に母と二人息を呑むー旅は苦手なのに、二十ヵ国以上を巡った作家上橋菜穂子が、異国の地で見聞きし、食べ、出会い、心動かされた出来事を表情豊かに綴る。物語を育む土壌となった旅にまつわる名エッセイ。
出典 books.rakuten.co.jp
こんな風に、写真に収めて
表紙が可愛く美しい本を手に入れたら、さっそく写真に収めましょう。
表紙が魅力的な本は、こんな風に手に持って撮るだけでお洒落な写真に仕上がります。
本の表紙が目立つよう、背景はシンプルにしてみて。
表紙の色に合わせてネイルを施せば、ワンランク上のお洒落さを演出できそう。
▷▷▷本を持つ手も、可愛くね
ネイルポリッシュN NL02 フラワークラウン
¥1,100
肌馴染みのいい上品なピンク色のネイルポリッシュ。透明感のある発色が魅力です。
こんな風に置き画として撮影するのもおすすめ。
お洒落なインテリアに馴染むような表紙の本をセレクトしてみてください。
シンプルながら洗練された印象の大理石のテーブルは、物撮りにぴったりです。
▷▷▷スタイリッシュなインテリアを手に入れて
コーヒーテーブル
¥4,500
モダンな印象の丸テーブル。ゴールドのアクセントが洗練された雰囲気を与えてくれています。お部屋がぐっとお洒落に格上げされるインテリアです。
その美しさと愛らしさを、記録して
思わずパケ買いしたくなるような9冊の本をご紹介しました。
買うきっかけは見た目でも、読み始めればきっとその世界観に浸れるはずです。
あなたも写真に収めたくなるような本を、手に入れてみませんか?