会話の8割が“やばい・すごい”。日常的にできる習慣づけで、ボキャ貧を抜け出そう
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会話の8割が“やばい・すごい”。日常的にできる習慣づけで、ボキャ貧を抜け出そう

前に読んだ本の内容だったり、最近見た映画の魅力を十分に伝えることができますか?今回は日常からできるほんの少しの習慣で、語彙力を増やしていこうという内容になっています。実際に読みながらチャレンジできるようにもなっているので、トライしてみてください。会話のほとんどを「やばい・すごい」で乗り切ってしまう方に読んでほしいです。

更新 2019.05.10 公開日 2019.05.10
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「………!!とにかくやばいの!!」

ある日の午後、友達に聞かれた。

友達「ねぇ、このまえ読んでた本さ、どうだった?おもしろかったなら、わたしにも貸して欲しい!」
わたし「おもしろかったよ!なんていうか…、やばかった!!」

友達「やばかったとは…(笑)どうやばいの??」
わたし「えっとねぁ…。う〜ん。とにかくすごいの。言葉じゃうまく説明できない!!から読んで欲しい!」

友達と別れた帰り道、わたしは自分の語彙力のなさを痛感した。
もう少し自分に表現できる力があれば、もっとあの本の魅力を伝えられたのに。
ボキャブラリーをもっと増やしたいっ。

語彙力レッスン開講です

そんなあなたのために、本記事限りの語彙力レッスンを開講いたします。
日常的にできることばかりなので、ぜひ習慣づけて活かしていってくださいね。

それでは、レッスンを始めます。

自分の言葉のクセを確認する

まず初めに、現段階でのあなたの会話のクセや口癖になっているものを確認していきましょう。

これは、よく言ってしまう言葉や表現を知り、話すときに見直していくために必要なことです。

○実際にやってみよう○

では、実際にやってみましょう。

「これから1分間で、自己紹介をしてみてください。」

このとき、周りに誰かがいたら聞いてもらったり、いない場合は録音をして確認をするようにしてください。
さて、どうでしたか?自分のクセは見つかりましたか?

自分に「なんで?どこが?」を常に問う

自分のクセを確認できたら次のステップに進みます。

それは、常に自分の思ったことに対して疑問を持つということです。
何かをかわいいと思った。それはなぜ?
面白いと思った。どのへんが?

些細なことから初めてみると、取り組みやすいと思います。

○実際にやってみよう○

それでは実際に練習をしてみましょう。

「この画像を見て、あなたはどんな感情を抱きましたか?
また、それはどうしてですか?どのあたりをそう思いましたか?」

できるだけ具体的に答えてみてくださいね。

言い換え・例えで話してみる

次のステップに進みます。
何かを発言するときに、いつもは言わないような言い方をしてみるのも語彙力を増やすことに効果的かも。

例えば、「子犬をかわいいと思った。」
これを言い換えるなら、小さい犬が愛らしく感じた。
また、例えて言うならば、子犬が人形のように可愛いと思った。

と、こんな感じです。

○実際にやってみよう○

練習タイムです。

「昨日の夜ごはんを思い出して下さい。
おいしかったですか?味はどんな風でしたか?」

言い換えや例えを使って話してみることができましたか?

気になった言葉はすぐに確認

次に行ってほしいことは、気になった言葉はすぐに確認をするということです。

わざわざ辞書を使う必要はありません。
お手持ちのスマホで、「〇〇 意味」と調べるだけで良いのです。
わからない言葉をそのまま放置しておかずに、すぐに調べる習慣をつけておくと、自分の中で新しい語彙として身につけることができるはず。

○実際にやってみよう○

では、実際に、次の文を読んでわからない言葉があったらスマホなどで調べてみてください。

「この料理はなかなか乙な味でした。」

文章を読む・聞く

また、大事なのが言葉の数を増やすこと。
そのために必要なのは、文章を読んだり聞いたりすることです。

本を読むことはもちろん、苦手な方は雑誌を読んだりテレビを見たりして、様々な言葉に触れてみてください。

自分のやりやすい方法で増やしていけるといいですね。

○実際にやってみよう○

ボッコちゃん

¥649

◯新潮社
◯星新一
星新一さんの作品は、ショートショートというかなり短い短編集が人気です。
ひとつひとつの話が短くて読みやすいのにしっかり面白いので、読書初心者の方にもおすすめです。

「あのね、この話はね、」

またあの友達と会う機会が訪れた。

わたし「あのね、この前はうまく言えなかったんだけど、この話は〜〜が良くて……みたいに面白かったんだよ。
だからぜひ読んで欲しい!」
友達「え、なんかめっちゃ興味わいた。ありがとう、読んでみるね!」

心の中でガッツポーズをしたわたしであった。

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