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人生のバイブルはもう見つけた?一度読めば忘れられない名作で、スッと軽い心に

人生って楽しいことも辛いこともたくさんある。でも、どんな状況も最終的に全部自分の力になるの。そんな一言で表せない「人生」を深く考えさせてくれる作品「人生のバイブル」はもう見つけましたか?一度読んだらず〜っと忘れられないような名作って、辛いときもスッと心を軽くしてくれる気がする。そんな名作探しの旅に出かけてみましょ。

更新 2019.02.13 公開日 2019.02.13
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人生のバイブル

「人生」って一体なんだろう。
とても、ひとつの言葉では表せない。
楽しいことも、苦しいことも、全部が人生なの。

そんな人生と向き合うための「人生のバイブル」はもう見つけましたか?

一度読めば忘れられない

一度読めば、ず〜っと記憶に残るような名作。
それは「人生」とはなにか?という答えのヒントに繋がるかもしれない。

自分だけの人生のバイブルを見つけちゃいましょう。

心のわだかまりをスッと軽くして

心のわだかまりをスッと軽くしてくれるような名作に出合いたい。
そう思っている人は多いと思います。

今回は「人生」について深く考えることができる名作を5つ紹介します!

名作5選

(1)そうか、もう君はいないのか

まず最初は『そうか、もう君はいないのか』。
作者である城山三郎さんと奥さんの出会いから別れまでを描いた作品。

大切な人を失うとき、人は夢うつつの感覚のなかにいるのかもしれない。
その人を失った瞬間ではなく、何気ない日常に愛する人がいないことに気付くことで「そうか、もう君はいないのか」という言葉が自然に出てきた。

彼女はもういないのかと、ときおり不思議な気分に襲われる──。気骨ある男たちを主人公に、数多くの経済小説、歴史小説を生みだしてきた作家が、最後に書き綴っていたのは、亡き妻とのふかい絆の記録だった。終戦から間もない若き日の出会い、大学講師をしながら作家を志す夫とそれを見守る妻がともに家庭を築く日々、そして病いによる別れ……。没後に発見された感動、感涙の手記。

出典 www.shinchosha.co.jp

当たり前だと思っていた日常は、その人が隣にいて初めて当たり前になっていた。
でも気付いたときには遅かった。

「生と死」に向き合える作品です。

そうか、もう君はいないのか

¥464

読み終わるころには涙が止まらない。

「そうか、もう君はいないのか」という言葉を発するタイミングも、人間らしさが出ています。
ず〜っと記憶に残る作品ってこれのことかも。

大切な人と過ごす毎日が、全部尊いものに感じますね。

作者:城山三郎
出版社:新潮社

(2)こんな夜更けにバナナかよ

続いての作品は『こんな夜更けにバナナかよ』。
2018年12月に映画化もされて話題になっていた作品です。

筋ジストロフィーになってしまった鹿野に、初対面の人は同情の目を向けることもしばしば。
でも、実際の鹿野はかなりワガママで破天荒な人物。

ボランティアの現場、そこは「戦場」だった―筋ジストロフィーの鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦らボランティアの日常を描いた本作には、現代の若者の悩みと介護・福祉をめぐる今日的問題のすべてが凝縮されている。講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した名著。

出典 www.kinokuniya.co.jp

筋ジストロフィーを含めて、初めて「鹿野」という人物になる。
どんなことがあっても、拒絶して負けるのではなく、受け入れて仲良くなる大切さを、この作品は教えてくれるはず。

こんな夜更けにバナナかよ

¥950

このお話はノンフィクションなので、さらにリアルさが増します。
同じ人はひとりもいない。
だからこそ、お互いの個性を尊重して生きていく大切さに気付かせてくれる作品です。

作者:渡辺一史
出版社:文藝春秋

(3)流星の絆

知っている人もきっと多い、東野圭吾作の『流星の絆』。
幼少期に何者かに殺されてしまった両親の仇を取るために、3人の兄妹が犯人の息子に結婚詐欺として近づく。けれども、妹の「静奈」が犯人の息子に恋をしてしまう。

復讐と恋の入り交じった感情のなか、それぞれの登場人物の人間らしさを見ることができます。

惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

出典 bookclub.kodansha.co.jp

「生きる」意味を教えてくれる作品。
「何のために」「何を目標に」と、人生を考えると見つからない答えばかりが並びますよね。

でも、生きていれば何でもできる。
それを教えてくれる作品なのです。

流星の絆

¥939

テレビドラマ化もされた流星の絆は、当時大人気番組でした。そんな流星の絆のドラマが終わってもう10年以上が経つようです。
いつまでも読んだ人の心に残る作品なのです。

作者:東野圭吾
出版社:講談社

(4)博士の愛した数式

お次は『博士の愛した数式』。
事故の後遺症から新しい記憶が80分しか持たない博士。
その博士の家政婦「私」の目線で物語は語られます。

数学をこよなく愛した博士の人生が、自分の人生と向き合う時間を与えてくれるような気がする作品です。

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。

出典 www.shinchosha.co.jp

人生の綺麗な部分とドロドロな部分。
どちらもあるからこそ、人生はわくわくするものになる。

博士の数式の美しさは、複雑な構造があるからこそ、綺麗な答えが出たときの感動は言葉に表せない。
それはまるで苦しいことを乗り越えて、幸せを手に入れる人生のようですね。

博士の愛した数式

¥649

一度読めば、どんどん『博士の愛した数式』の世界観に引き込まれる。
「生きる」大切さを、しっかり考えることができる作品です。

作者:小川洋子
出版社:新潮社

(5)アラバマ物語

最後は『アラバマ物語』。
アメリカの小説家「ハーパー・リー」による作品で、原題は『To Kill a Mockingbird』。

舞台は1930年代のアメリカ南部。
人種差別が根強かった地域で、当時のリアルな雰囲気を描いた作品です。

舞台は1930年代のアメリカ南部アラバマ州。人種差別の色濃い町で、母を早くに亡くし、弁護士の父と暮らす兄妹。
その町で黒人の若者が、婦女暴行の無実の罪をかぶせられます。父は彼の弁護を引き受け、閉鎖的な町にあふれる人種差別や偏見のなか、陪審員が白人だけの法廷で、正義の戦いを挑んでいきます。
二人は、法廷に立つ父の姿を目にしたり、町で起こる多くのことを経験して、成長していきます。

出典 www.kurashi-no-techo.co.jp

センシティブな作品ですが、人が改めてお互いを尊重するために、一度は読んでおきたい作品。

読み終わったあとに、すごく何か大切なことを考えさせられます。

アラバマ物語

¥1,404

世界中で読まれている名作。
映画化もされているので、小説を読み終わったら映画を見て物語のイメージを浮かび上がらせるのもいいかも。

作者:ハーパー・リー
訳:菊池重三郎
出版社:暮しの手帖社

生きるって、尊い

「人生」とか「生きる」ことに深い意味をつける必要なんてないのかも。
ただ、今この地で生きていることがとっても尊い。

改めて、ひとつひとつの瞬間を大切にしようと思えたんだ。
人生のバイブルを片手に、新しい一歩を。

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