関西観光の見どころって?
関東圏とは異なる言葉遣いや独特の食文化など、関西は全国でも強い存在感を放つ地域です。
今回は、そんな関西の2府4県観光の魅力・見どころに迫っていきましょう!
新旧の文化を楽しめる
関西は、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県の2府4県からなる地域です。古都・京都を筆頭に、1,000年以上もの長きにわたり日本の政治や文化の中心であった地域で、歴史的に重要な寺社や史跡などの文化財が数多く残っています。
一方で、商人の街と呼ばれる大阪を擁する関西は日本第2位の経済圏でもあり、食やファッション、エンターテインメントの分野でのトレンドのキャッチアップもしっかり。大阪発全国へ…というトレンドも多く見られます。
古きよき日本の伝統と、刺激的なトレンドを同時に楽しめるところが、関西観光の大きな魅力。
大阪|行くだけで盛り上がる観光地3選
関西という言葉から、真っ先に大阪を連想する人は少なくないですよね。魅力あふれる大阪の観光スポットの中から、そこにいるだけで楽しくなるような娯楽施設をピックアップしました!
日本一高い観覧車に乗ろう!「EXPOCITY」
EXIPOCITY(エキスポシティ)は、吹田市の万博記念公園に位置する日本最大級の複合施設です。
『「遊ぶ、学ぶ、見つける」 楽しさをひとつに!』をテーマとして、ミュージアムやシネコン、教育とエンターテインメントが融合したエデュテイメント施設など、8つのエンターテインメント施設が集結しています。
そんなEXIPOCITYの見どころのひとつが、レッドホースオオサカホイール。123mという日本一高い観覧車で、太陽の塔やあべのハルカスなどをはじめ、大阪の景色を一望できますよ!
ゴンドラは全面シースルー仕様のため、360度どこからでも抜群の眺めを楽しめます。
海の生き物たちと触れあえる「海遊館」
海遊館は、世界でも指折りの規模を誇る水族館です。すべての展示をじっくりと観て回ろうと思ったら、1日がかりになるかもしれません!
館内の展示はエリアごとにテーマが設定されています。日本の森や瀬戸内海、太平洋をはじめとして、南極大陸やグレート・バリア・リーフなど、世界各地の海や水辺の生き物たちを間近で観察できるのです。
太平洋エリアでは、海遊館のアイコン的存在でもあるジンベエザメがお出迎えしてくれます。巨大な体躯を悠々と泳がせる様子は、大人も子どもも必見の迫力ですよ!
大興奮が止まらない「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」
大阪のテーマパークといえば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでしょう!ファンの間では『ユニバ』の愛称でも親しまれています。
ハリウッド映画をテーマとしたアトラクションの数々や豪華絢爛なパレードなど、その見どころは盛りだくさんです!映画好きの人であれば、名作映画をモチーフとして細やかに作りこまれた園内のセットを眺めているだけでもワクワクできますよ。
2015年から開催されているユニバーサル・クールジャパンでは、日本発のマンガやアニメ、ゲーム作品をテーマとした期間限定のアトラクションやショーが展開されています。
大阪|にぎやかな雰囲気が魅力の観光地3選
人情味あふれる下町文化や人通りの絶えない賑やかな繁華街も、大阪の華のひとつ。エンタメからグルメまで思いのままな、イチ押し観光地を紹介しましょう!
展望台から大阪の街を一望「通天閣」
1912年にパリのエッフェル塔をモデルに建築された初代通天閣から始まり、100年以上にもわたって大阪の人々から愛されている建物です。火災による被害などの困難を乗り越えて、大阪の街並みに欠かせないランドマークとなっています。
塔の高さは約100mで、地上94.5m地点の野外展望台『天望パラダイス』では、吹きさらしのスリルを味わいながら下町・新世界を一望することが可能です。
秀吉の黄金の茶室にも負けないきらびやかな『黄金の展望台』では、通天閣の公式マスコットである3代目ビリケンさんの像にも会えますよ!
笑いで一体感が生まれる場所「なんばグランド花月」
創業100年を超えるなんばグランド花月は、西のお笑いの聖地です!
日本を代表する芸能プロダクションのひとつである吉本興業が運営するなんばグランド花月では、テレビで活躍している芸人さんたちの漫才や落語、新喜劇の演技を生で楽しめます。
会場全体が笑いでドッと湧き上がる一体感は、一度味わうとやみつきになりますよ!
施設内にはお食事処も多数あるので、「ちょっと休憩してから次の公演へ!」なんてことも可能です。お笑い好きの人なら、1日中いたって飽きない場所ですね!
観光客でひしめく難波の中心繁華街「道頓堀」
せっかく大阪に来たなら、大阪ならではの食も楽しみたいですよね!
グルメ観光なら、『食い倒れの街』として有名な大阪随一の繁華街・道頓堀がおすすめです。たこ焼きや串カツ、てっちり、ホルモン焼きなどの大阪グルメを、思う存分堪能できますよ。
名物となっている『グリコ』や『かに道楽』の巨大看板、テレビや雑誌で一度は目にしたことのある『くいだおれ人形』など、SNS映え間違いなしのユニークな撮影スポットも盛りだくさんです!
京都|古都の歴史に触れられる観光地3選
1,000年以上にわたって日本の政治・文化の中心地であった京都には、悠久の歴史と伝統に守られた史跡が数多く存在します。華の都が誇る文化財を巡りながら、時の流れに思いを馳せてみませんか?
五重塔と国宝・金堂がたたずむ場所「東寺」
世界文化遺産にも登録されている東寺は、真言宗の開祖・空海ゆかりの寺院として知られています。
東寺の境内にそびえ立つ五重塔は、古都・京都のシンボルのひとつ。高さは約55mで、木造建築の古塔としては日本一の高さを誇っています。
本堂である金堂は国宝に指定されており、本尊の薬師如来像が鎮座しています。黄金色に輝く如来の荘厳さは必見です。如来に対面して右側に日光菩薩像、左側に月光菩薩像が安置されています。
空海法師の月命日である毎月21日には、多くの露店で賑わう弘法市も催されているため、日程を合わせて観光するのも◎!
崖にせり出す舞台が有名「清水寺」
京都で寺院巡りとなれば、真っ先に候補に挙がるのが清水寺ですよね。音羽山の中腹にある清水寺の歴史は古く、源氏物語や枕草子、今昔物語集などにも登場する由緒正しいお寺です。
山に清らかな水が湧いていたことから、清水寺と名付けられました。その山水は今も『音羽の滝』の清水として、飲めば不老長寿・無病息災のご利益があると言われています。
そして、清水寺の一番の見どころといえば『清水の舞台』ですよね!地上約13mの高さがある舞台からは、京都市街を一望できるだけでなく、桜や紅葉などの季節の風景も楽しめますよ。
スピリチュアルな京都最古の神社「下鴨神社」
日本の国宝であると同時に、世界文化遺産にも登録されている下鴨神社は、京都を訪れたらぜひとも足を運びたい神社のひとつです。
境内に広がる糺の森には植生の原生林が生い茂り、その神聖かつ清浄な雰囲気からパワースポットとしても人気が高い場所です!
糺の森の中にある摂社・河合神社に祀られている神武天皇の母・玉依姫命は、女性守護の神と言われています。美容面でのご利益を与えてくれる神様として、深い信仰を集めていますよ。
京都|うっとりするような自然美の観光地3選
京の都は、四季折々の景観を楽しめる風光明媚な土地でもあります。大自然の美しさを堪能できる、京都屈指の景勝地をご案内しましょう。
宮津湾に浮かぶ日本三景の一つ「天橋立」
天橋立は、幅20~170m、全長約3.6kmの砂州に約5,000本もの松の木が立ち並ぶ、世にも珍しい地形を有する景勝地です。
展望所から眼下に美しい景色を見るもよし、砂浜を歩きながら間近に海風を感じるもよし、楽しみ方は十人十色ですよ!
天橋立を訪れたら、ぜひともやってみたいのが『股のぞき』でしょう。
天橋立に背中を向けて立ち、腰を曲げて股の間から景色を眺めると、直立して見るのとは異なった景色が現れます。距離感が不明確になることから、海が空のように見えるとも言われていますよ。
デートにも最適!嵐山のシンボル「渡月橋」
嵯峨野と嵐山の境に流れる桂川に掛かる渡月橋は、嵐山のシンボルとも呼べるスポット。
橋の上空を移動していく月を眺めた亀山上皇が、『くまなき月の渡るに似る(くもりのない夜空に浮かぶ月が橋を渡っているようだ)』と詠んだことから、渡月橋と名付けられたと伝えられています。華の都・京都らしい雅なエピソードですね!
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の美しい景色を楽しめる渡月橋は、カップルのデートスポットとしてもおすすめの観光地ですよ。
スリル満点の川下りが人気「保津渓谷」
亀岡の保津橋から嵐山の渡月橋にいたる保津渓谷は、河岸の浸食作用によってできた絶壁に挟まれています。奇石・怪岩に富んだダイナミックな景観に、大自然の迫力を感じられるでしょう!
保津渓谷では、スリル満点の川下りを楽しむこともできます。約16kmの行程には激流や深淵の箇所も多く、手に汗握るようなドキドキ感を満喫できるアクティビティです。
年間約30万人もの観光客が訪れる世界屈指の舟下り、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね!
兵庫|温泉でまったり癒やされる観光地2選
あちこち遊び歩くのもいいけれど、たまには温泉にでも浸かってまったりと過ごしてみませんか?兵庫の地が誇る日本屈指の名湯で、日頃の疲れやストレスを癒やしましょう!
開湯1300年以上の歴史「城崎温泉」
城崎温泉の歴史は非常に古く、2020年にはなんと開湯1300年を迎えました。平安時代から湯治の湯として栄え、近世に至っては数多くの著名人にも愛された名湯ですよ。
城崎温泉の外湯は全部で7つあり、両端に位置する『さとの湯』から『鴻の湯』までは徒歩で20分程度です。歩いて巡れる範囲内に温泉施設が点在しているため、温泉街全域を気軽に見て回れるところも魅力的ですね。
地域の名産である但馬牛のほか、冬場はカニやアワビなどの海の幸も味わえます。歴史ある温泉街の老舗旅館でリラックスしながら、旬の味覚の数々に舌鼓を打ちましょう!
関西の奥座敷で極上のもてなし「有馬温泉」
『関西の奥座敷』の異名を持つ有馬温泉は、紅葉の名所としても有名な六甲山の麓に広がる温泉郷です。日本最古の温泉地の一つで、7つの泉源から湧き出る温泉にはさまざまな効能があると言われています。
中でも、赤錆色に濁ったお湯が特徴的な『金の湯』と無色透明のお湯の『銀の湯』のふたつは、健康と美容に効く名湯として名高いです!
鉄分を多く含んだ金の湯には高い殺菌能力があり、怪我の療養時にぴったりの温泉です。対する銀の湯はアルカリ性の泉質のため、皮膚の新陳代謝を促す美肌の湯として女性から人気を集めています。
兵庫|一度は訪れたい代表的観光地4選
「兵庫の観光スポットといえばココ!」誰もがそう口を揃えるような代表的な観光地も、しっかり押さえておきましょう。観光スポットだって、基本こそ王道ですよ!
ARとCGで驚きの大発見「姫路城」
姫路城は、奈良の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産となった建物です。1346年に築城、1609年に再建され、その天守は現在国宝にも指定されています。
そんな悠久の歴史を持つ古城・姫路城ですが、城内ではARやCGなどを駆使した展示や解説が展開されています。伝統と最新技術のコラボレーションに、胸躍ること間違いなしですよ!
ところで、『白鷺城』という姫路城の異名は、白鷺が羽を広げているような優美な佇まいからきていることはご存知でしたか?城の敷地内は桜の名所でもあり、春には白漆喰の城壁と桜花の淡い桃色が鮮やかなコントラストを織り成します。
中華街で絶品グルメを食べ歩き「南京町」
兵庫・神戸でグルメ旅をするなら、絶対に外せないのが南京町です!横浜、長崎と並ぶ日本最大級の中華街のひとつで、中華料理店や中国食材・雑貨店などが約100店舗も集まっています。
北京ダックや豚まん、焼豚、ゴマ団子などのおいしい中華料理や点心が楽しめるのはもちろん、日本国内にいながら異文化の風を感じることができるスポットとしても人気が高いんですよ。
神戸港開港と同時期に誕生して以来、南京町では独自の文化が守られています。『春節祭』『中秋祭』といった、中華街ならではの年中行事も催されているので、時期を合わせて訪れてみるのも◎ですよ!
渦潮を見下ろす海上散歩「鳴門海峡」
鳴門海峡で発生する渦潮は、時として直径20mにも達する『世界最大級の渦潮』と言われています。
そんな渦潮の迫力を全身で感じられるスポットが、海峡に架けられた大鳴門橋の橋桁内にある『渦の道』です。
全長450mの海上遊歩道で、海上45mの高さから渦潮を覗き込むことができますよ!ここでしか味わえない、スリル満点の海上散歩です。
遊歩道の途中には4カ所の休憩所が設けられているため、体力に自信のない人でも無理なく楽しめますよ。
大パノラマの夜景に感激「六甲山六甲ガーデンテラス」
六甲ガーデンテラスは、日本でも有数の眺望スポットです!
六甲山上でもっとも標高の高い展望台である『自然体感展望台 六甲枝垂れ』をはじめ、敷地内に設置された複数の絶景ポイントから、それぞれ異なる趣きの景色を大パノラマで楽しめます。
施設内には4つの飲食店があり、そのうちどのレストランも抜群の眺めのよさを誇ります。おいしいディナーをいただきながら見る1,000万ドルの夜景に、心動かされない人はいないハズ。
奈良|世界遺産として有名な観光地3選
京都にも負けない古い歴史を有する奈良の地には、世界遺産に認定されている文化財が数多く存在します。日本を代表する大寺院で、清らかな気を感じましょう。
奈良の大仏様に会える「東大寺」
奈良の寺院といえば、真っ先に東大寺が思い浮かぶという人も少なくないでしょう。そして東大寺といえば、あの有名な『奈良の大仏様』ですよね!
大仏様の正式名称は銅造盧舎那仏坐像(どうぞうるしゃなぶつざぞう)といい、東大寺のご本尊にあたります。高さ15mにもなる巨大な大仏様は、日本の国宝にも指定されていますよ。
752年の大仏開眼以来、ゆうに1,000年以上にもわたって奈良の地から人々を見守ってこられた大仏様に、ぜひとも一度会いに行ってみてくださいね。
お写経で雑念を取り払おう「薬師寺」
薬師寺もまた、奈良を代表する古寺のひとつです。境内にある東塔は各重に独特のひさしが付いた三重塔で、日本で最も美しい仏塔と言われています!
そんな薬師寺では、白鳳伽藍復興のためのお写経勧進が行われています。
お写経は仏教の修行のひとつであり、お経を一文字一文字丁寧に書き写すことで、自分の心のあり方を見つめる機会となるのです。薬師寺に奉納したお写経は、大切に永代供養してもらえますよ。
道具を完備したお写経道場(年中無休・事前申込不要)も設けられているので、気になる人は要チェックです!
現存する世界最古の木造建築「法隆寺」
正岡子規の俳句『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』でも知られる奈良の法隆寺は、聖徳太子によって創建された、現存する世界最古の木造建築物です。
寺の中心である西院伽藍には、日本三大名塔のひとつでもある国宝・五重塔がそびえ立っています。国宝に指定されている木造の五重塔は全国に11ありますが、中でも群を抜いて長い歴史を持つのが法隆寺の五重塔なのです。
境内にある大宝蔵院には仏教にまつわる優れた美術品が多数所蔵されており、春と秋の観光シーズンには、それらの一部が『法隆寺秘宝展』の展示品として特別公開されています。
奈良|散策で心落ち着く観光地3選
市街地の喧騒から離れ、自然豊かな場所でゆったりとくつろぐのもよいですよね!散策にもぴったりな心安らぐスポットをピックアップしました。
清めの水に美景が映える「大峰山龍泉寺」
奈良・吉野に位置する大峯山龍泉寺は、役行者によって開かれたと伝えられる由緒正しい古寺です。
『龍の口』と名づけられた泉から湧く、清めの水に満たされた池がとくに有名です。龍泉寺の境内は山々に囲まれているため、透き通った清水には木々の緑や紅葉が映り込み、季節ごとに表情を変える風景を美しく演出してくれます。
本堂の近くに安置されている『なで石』も、龍泉寺に古くから伝わる不思議の一つですね。なでると軽く持ち上がり、叩いて持ち上げると重くなると言われています。ぜひとも一度、実際に試してみたいと思いませんか?
疲れたときは鹿たちと休憩「奈良公園」
観光地巡りに疲れたら、緑豊かな奈良公園で休憩するのはいかがでしょう?
奈良公園の名物といえば、園内を自由に歩き回るかわいい鹿たちです!奈良公園には、なんと約1,200頭もの野生の鹿がいると言われています。
鹿たちは人に慣れており、園内で購入できる鹿せんべいをあげようとすると、我先にと近寄ってきてくれます。愛らしい鹿たちとたわむれながら、自然あふれる園内を散歩するのもよいですね!
少し休んで観光を再開したくなったら、隣接する東大寺や興福寺、春日大社、正倉院などへ気軽に足を運べる好立地なところも◎。
遊歩道から渓谷美を堪能「みたらい渓谷」
大自然の息吹を感じながら散策したいなら、みたらい渓谷の遊歩道をおすすめします!みたらい渓谷に沿って洞川温泉まで伸びる、約7kmの道程です。
道の途中には勾配の急な上り坂などもありますが、コースはきちんと整備されており、階段や手すりも設置されているため、安心して山歩きを楽しめますよ。
エメラルドグリーンに輝く清涼な淵や奇怪な形の巨石など、目を見張る渓谷美を堪能してください!
滋賀|景勝と遊びを楽しめる観光地3選
母なる湖・琵琶湖と緑豊かな山々に恵まれた滋賀の地では、自然と歴史、そして遊びを融合させた新感覚の観光地がたくさんあります。
大人から子どもまで楽しめる厳選スポットを紹介しましょう!
雲の上へ絶景ピクニック「びわ湖バレイ」
びわ湖バレイの一番の見どころは、標高約1,100mの山頂から琵琶湖を一望できる展望スポット『びわ湖テラス』です。視界いっぱいに湖の青と空の青が広がり混ざり合って、境目が分からなくなるような不思議な感覚にとらわれます。
麓から山頂まではロープウェイに乗って移動しますが、このロープウェイもびわ湖バレイの名物のひとつですよ!
ゴンドラが進み、標高が上がるにつれて開けていく大パノラマの絶景には、思わず息を飲んでしまいます。天気がよい日には、滋賀・京都市内に留まらず、なんと大阪市内のビル群まで見渡せるのです。
レトロモダンな街を歩く「黒壁スクエア」
湖北・長浜駅のすぐ近くに位置する黒壁スクエアは、黒壁銀行の愛称で親しまれた古い銀行を改装した『黒壁ガラス館』を中心に、ガラスショップや体験型施設、おしゃれなカフェなどの多彩な店舗が連なるストリートです。
ガラス館の2号館にあたる『スタジオクロカベ』は工房併設型のガラスショップで、熟練の職人たちの制作現場を間近で鑑賞できます。実際にガラス作りを体験できるメニューも用意されており、子ども連れのご家族に大人気ですよ!
古きよき商店街の親しみやすい雰囲気と、アーティスティックなモダンさが入り混じる黒壁スクエアには、一度訪れたら忘れられない魅力があります。
修行体験で忍者気分に「甲賀の里忍術村」
甲賀の里忍術村は、村の敷地を丸々使って作り上げられた、余にも珍しい『忍者のテーマパーク』です!
かつて甲賀の忍者たちが使っていた本物の忍術道具が展示されている博物館を中心として、忍術道場や手裏剣道場など、大人から子どもまで楽しめる施設が点在しています。
中でも見逃せないのが『からくり屋敷』でしょう!
甲賀忍者の名門・旧藤林家の屋敷を解体移築したもので、一見すると普通の民家そのものですが、内部にはどんでん返しや落とし穴、隠し階段に抜け穴など、さまざまなからくりが仕掛けられているのです。
滋賀|歴史好き必見の観光地3選
かつて都が置かれたこともあった滋賀の地には、長い歴史を有する史跡が数多く存在します。自然豊かな土地柄のため、景勝も同時に楽しめますよ!
国宝でもある天下の名城「彦根城」
彦根藩の藩主であった井伊家によって築城された彦根城は、天下の名城の一つに数えられています。月明かりに浮かぶ夜の姿の美しさから、『月明 彦根の古城』として琵琶湖八景にも選ばれているほどです。
大津城から移築されたと伝えられる天守は国宝に指定されており、夜間にはライトアップが施されます。その壮麗さは一見の価値ありでしょう!
ちなみに、彦根城の天守前や冠木門付近の博物館前では、彦根市のマスコットキャラクター『ひこにゃん』のショーが毎日催されています。かわいいものが好きな方は、ぜひとも登場スケジュールをチェックしてみてくださいね!
湖上の大鳥居が神秘的「白髭神社」
近江最古の神社である白髭神社は、全国に約300もの分霊社がある由緒正しい神社です。神社に伝わる社記によれば、その創建はなんと2,000年以上も前であると言われています。
そんな白髭神社の一番の名物が、琵琶湖上に浮かぶ朱塗りの大鳥居です!湖面に佇む壮麗な姿は、滋賀を代表する絶景のひとつとして高い人気を博しています。
日中の青天の下の大鳥居や日没後にライトアップされた大鳥居も美しいですが、朝日が昇る瞬間、日の出の光が差し込む時間帯の神秘的な美景は格別ですよ!
武蔵坊弁慶ゆかりの地「比叡山延暦寺」
比叡山の奥地に建立された延暦寺は、古くから数多くの高僧を輩出し、日本仏教の発展の礎となった大寺院です。その歴史と功績により、世界文化遺産にも登録されています。
かの有名な武蔵坊弁慶も、延暦寺ゆかりの人物の一人です。渡り廊下をてんびん棒にして、常行堂と法華堂のふたつを担ぎ上げたという、すさまじい力自慢の伝説が残されているのです。これらのお堂は『弁慶のにない堂』とも呼ばれています。
滋賀と京都の境に連なる比叡山は、東に『天台薬師の池』と詠われた日本最大の湖・琵琶湖を、西に京都の街並みを一望できる景勝の地でもあります。拝観はもちろんのこと、自然散策にもぴったりのスポットですよ。
和歌山|1日まるっと遊べる観光地2選
和歌山観光の行き先に迷っているなら、ここで紹介するスポットを選べば間違いありません。丸1日かけても遊び尽くせないほどの魅力が詰まったアミューズメント施設で、最高の時間を過ごしましょう!
海上のリゾートテーマパーク「和歌山マリーナシティ」
和歌山マリーナシティは、大人から子どもまで楽しめるアクティビティ施設が集結したリゾートテーマパークです。
初心者から上級者まで海釣りを楽しめる釣り公園や、新鮮な海鮮料理を堪能できる黒潮市場、さらには日帰り温泉施設など、1日中でも遊べるスポットとなっています。
カップルやお子さま連れには、地中海の街並みを本格的に再現したテーマパーク『ポルトヨーロッパ』もおすすめですよ!
パーク内では観覧車やウォーターライドなどのアトラクションを満喫できるほか、花火やイルミネーションといった季節別のイベントも盛りだくさんとなっています。
愛らしい動物たちがお出迎え「アドベンチャーワールド」
南紀白浜にあるアドベンチャーワールドは、動物園に水族館、さらには遊園地まで、子どもたちの大好きな場所が集まった複合型テーマパークです。
パーク内の『サファリワールド』と『マリンワールド』では、それぞれ数多くの陸の動物・海の動物が展示されています。特に人気を集めているのがジャイアントパンダの大家族です!
お父さんパンダの永明(エイメイ)、お母さんパンダの良浜(ラウヒン)をはじめ、7頭ものジャイアントパンダが暮らしています。2020年には、赤ちゃんパンダの楓浜(フウヒン)が新たに誕生しました!
パンダのほかにも、希少なホワイトタイガーや迫力満点のライオン、かわいらしいペンギンなど、さまざまな動物たちを間近で見ることができますよ。
和歌山|見応え抜群の観光地4選
深い山々と豊かな海に囲まれた和歌山では、自然散策のロケーションに事欠きません。見ごたえ抜群の景勝地のほか、遊びごたえ抜群のアクティビティスポットも紹介しましょう!
迫力の洞窟探検に出発!「三段壁」
南紀白浜の三段壁は、同地域でもっとも古い歴史を持つと言われる景勝地です。高さ約50mの断崖であり、展望台から見渡す雄大な太平洋とどこまでも続く絶壁の連なりは、まさに圧巻の一言でしょう!
地下約36mの場所には、かつて熊野水軍の船隠し洞窟であったと伝えられる海蝕洞窟が広がっています。洞窟内へは、三段壁洞窟建物内にあるエレベーターで一気に降下することができますよ(要チケット購入)。
荒々しく鳴り響く波音にドキドキしつつ、ロマンあふれる神秘的な洞窟内を探検してみませんか?
ジェット船で渓谷クルーズ「瀞峡」
吉野熊野国立公園内にある瀞峡は、和歌山県・三重県・奈良県の県境にまたがる峡谷です。瀞峡では、ウォータージェット船で行く船の旅(往復約2時間)を楽しむことができます。
両側に絶壁を望む船旅の道程で続く、大自然が長い月日をかけて作り上げた風景は迫力満点です!巨石・奇岩の数々が連なる景観から、国の特別名勝及び天然記念物にも指定されています。
亀岩や狛犬岩、松茸岩などのユーモラスな奇岩の数々を見逃さないでくださいね!
初心者も上級者も満足のコース「熊野古道」
世界遺産にも登録されている熊野古道は、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の熊野三山への通じる参詣道の総称です。
参詣道は1本きりではなく、東西南北に分布する5本の道(伊勢路・紀伊路・中辺路・大辺路・小辺路)を指しています。道によって異なる景観を楽しめるため、何度も熊野を訪れる参拝客も少なくありません。
1本の道の中でも、区分によって踏破の難易度は大きく変わります。途中宿泊を含む上級者向けのロングコースから、初心者でも気軽に挑戦できるショートコースまで揃っているので、自分に合ったコースを選んでくださいね!
まるでジブリの世界と話題に「友ヶ島」
四つの小島から成る友ヶ島は、紀淡海峡に浮かぶ無人島群です。実は友ヶ島は、知る人ぞ知る廃墟マニアの聖地なのですよ!
かつて旧陸軍の要地であったことから、島中には現在でも砲台跡が点在しています。 月日の経過とともに朽ち果てた施設群の様子が、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』に出てくるラピュタの風景のようだと人気を集めているのです。
友ヶ島は無人島ではあるものの観光地化されており、風光明媚な景色を楽しめるハイキングコースが敷かれています。豊かな自然の息吹を感じつつ、在りし日の島の姿を思い浮かべるのも乙ですよ。
魅力あふれる関西へ出かけよう
古からの歴史を受け継ぐ文化財から最先端の技術を駆使した遊戯施設、自然そのものの美しさが目に鮮やかな景勝地まで、幅広い魅力を備えた関西は観光にぴったりの土地と言えますね。
府県ごとに異なる持ち味があるため、各地のスポットを楽しもうとすれば、1度の旅行ではとても時間が足りません!
ぜひ何度でも関西に足を運んで、関西観光の醍醐味を味わい尽くしてくださいね!
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、営業時間などの最新情報は公式HPなどでご確認ください。