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鎌倉の女子旅に人気のスポットを厳選!おしゃれなカフェや絶景、お寺など37選

鎌倉は、古都らしい情緒とビーチサイドの開放感がマッチした、独特な雰囲気が魅力の街です。豊かな自然や絶景を楽しめる上に、おしゃれなショップやカフェもたくさんあり、何度も訪れたくなります。女子旅にちょうどよい、人気スポットを紹介します。

更新 2022.02.20 公開日 2022.02.26
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「鎌倉」は女子旅におすすめのスポット!

鎌倉といえば将軍・源頼朝が幕府を開いた地です。日本の歴史を習った人なら、誰でも名前を知っているはず。山と海に囲まれた風光明媚な環境に、日本の中心地としての重みや、海沿いのカルチャーも加わって、唯一無二の魅力を持ったスポットになっています。

東京から近いのに、都会の喧騒を忘れられる鎌倉は、女子同士の気軽な旅にうってつけ。鎌倉の見どころと有名なイベントを見ていきましょう♪

鎌倉の魅力って?

鎌倉の魅力は、大きく次の三つに分けられます。

・美しい景観
・歴史と文化
・グルメ・買い物

三方を山に囲まれ、もう一方は海に面している鎌倉では、季節の花や新緑、紅葉といった山の風景と、青い海とのコントラストを楽しめます。

景色がよいため、昔から政治家や文化人の別邸が多かったのも、鎌倉の特徴です。古い邸宅を改築した美術館やレストランもあり、神社仏閣と合わせて歴史散歩を楽しみに訪れる人も少なくありません。

散策コースの途中には、地元の食材を使ったレストランやおしゃれなカフェ、こだわり雑貨の店などが点在。どこで休憩しようか、悩んでしまうほど。

鎌倉の有名なイベント

鎌倉では季節ごとに、さまざまなイベントが開催されます。長い歴史を持つ神社仏閣では、伝統的な祭礼や境内の自然景観を生かした年中行事が目白押しです。

歴史好きな人には、毎年9月中旬に行われる『鶴岡八幡宮 例大祭』がおすすめです。3日間にわたって実施される重要な祭礼で、最終日には武士の格好をした射手が、馬で駆け抜け的を射抜く『流鏑馬神事(やぶさめしんじ)』を見学できます。

貴重な文化財の限定公開や、有名人が参加する節分の豆まきも見逃せません。夏の夜には幻想的なライトアップや、海上に打ちあがるダイナミックな花火大会を楽しめますよ。イベントに合わせて、旅の計画を立ててみてもいいかも。

鎌倉の定番観光スポットといえば?

さて、鎌倉に行ったら必ず立ち寄りたい、定番の観光スポットを紹介しますね。鎌倉に初めて行く人はもちろん、行ったことがある人も、見逃していないかどうかチェックしてみてくださいね。

鎌倉巡りの拠点「鶴岡八幡宮」

『鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)』は、鎌倉のランドマークともいえる大きな神社です。源頼朝が鎌倉入りしたのと同じ1180年に建てられ、長い間政権の支えにもなってきました。

現在は鎌倉観光の拠点として、多くの人が参拝に訪れます。鶴岡八幡宮への参道は、由比ガ浜から本殿に向かってゆるやかに伸びる石段で、登り切った後に本殿から見る鎌倉の街と海の景色は最高です。

鎌倉を代表する神社だけあって、お守りやおみくじも個性的です。武神でもある八幡様にあやかった『刀守』や、八幡様のお使いとされる鳩の根付が入った『鳩みくじ』などは、参拝のよい記念になるでしょう。

鎌倉のシンボル「鎌倉大仏殿高徳院」

鎌倉といえば、『大仏』をイメージする人も多いはず。『高徳院(こうとくいん)』の本尊でもある大仏は、数ある鎌倉の仏像の中で唯一、国宝に指定されています。

大仏の高さは約11.3m、重さは約121tあり、近くで見ると迫力に圧倒されます。元々は大仏殿に鎮座していましたが、台風や津波の被害で建物は倒壊し、室町時代には現在の姿になったそうです。

ここでは別途拝観料を払えば、大仏の胎内を拝観できます。薄暗く、ひんやりとした胎内はとても神秘的で、強いパワーを感じられますよ。

お金のパワスポ「銭洗弁財天宇賀福神社」

『銭洗弁財天宇賀福(うがふく)神社』は、金運アップや商売繁盛のご利益があるとされる、お金のパワースポットです。

飢饉で苦しむ人々を救いたいと願う源頼朝が、夢に現れた『宇賀福神』のお告げに従い、湧き水を探して祠を建てたのが始まりとされています。
その後幕府の執権となった北条時頼が、湧き水で銭を洗って一族の繁栄を願ったことで、一般の人々も広く倣うようになったそうですよ。

湧き水は洞窟の奥にあり、とても神秘的です。お金を洗うためのザルを貸し出しているので、願いを込めながら洗ってくださいね。

洗ったお金は有意義なことに使うと、金運がアップするそうです。

食べ歩きが楽しい「小町通り」

『小町通り』は鶴岡八幡宮の参道から1本西側にある商店街です。参拝の帰りに立ち寄る人が多く、土産店や食べ歩きグルメの店がたくさん並んでいます。

お団子や抹茶ジェラート、いなり寿司のような和風のメニューはもちろん、食べ歩きの定番・コロッケや、地元の人に愛されるチョコレート専門店もあります。

ここでお腹を満たしておくと、その後の散策も充実するはず。お腹が一つでは足りないかもしれませんが、友だちと一緒なら大丈夫かも!?

境内で絶景も楽しめるスポット

鎌倉には、景観が自慢の神社仏閣がたくさんあります。古く趣のある社殿と、草花や海とのコラボレーションは、まさに絶景です。鎌倉ならではの景観を、思う存分楽しめるスポットを紹介します。

1年を通して花が彩る極楽浄土「長谷寺」

『長谷寺(はせでら)』は奈良時代に創建された、鎌倉でも有数の古いお寺です。日本最大級の、木彫りの観音様が有名ですよ。

長谷寺の境内には1年を通して美しい花が咲き誇り、まるで極楽浄土に来たかのように、参拝客の目を楽しませてくれます。

アジサイの名所としても人気で、眺望散策路まで足を伸ばせば、満開のアジサイに囲まれながら、眼下に由比ガ浜を一望できます。

歩き疲れたら、海の見えるレストラン『海光庵』で一休みしましょう。肉を使わずに作るヘルシーな「お寺のカレー」や、和風スイーツが好評です。

また境内では、かわいいお地蔵様にも出会えます。3体寄り添うように立っている『良縁地蔵』は3カ所あり、全て見つけると良縁に恵まれるそうですよ。

四季折々の景色が魅力「円覚寺」

『円覚寺(えんがくじ)』は、鎌倉幕府の執権・北条時宗が元寇の戦死者を供養するために建てた禅寺です。座禅や写経体験ができることでも知られており、夏目漱石も通ったそうですよ。

寺の山門は、漱石の小説『門』の舞台にもなっています。広大な境内には二つの国宝と、国の名勝に指定された庭園があり、どれも見ごたえがあります。

お釈迦様の歯が祀られる『舎利殿』は、建造物としては鎌倉で唯一の国宝です。年に数回のみ特別公開されるので、近くで見たい人は公式サイトで日程をチェックしてくださいね。

もう一つの国宝は、関東最大の鐘『洪鐘(おおがね)』です。鐘の近くにある『弁天茶屋』では抹茶や団子、カレーで腹ごしらえもできますよ。

また円覚寺の境内には、豊かな自然が残っています。梅・桜・新緑・紅葉と、森の木々が見せる四季折々の景色も、大きな魅力です。

美しい竹林は必見「報国寺」

『報国寺(ほうこくじ)』は、よく手入れされた美しい竹林が人気のお寺です。1334年に足利尊氏の祖父・家時によって創建され、鎌倉時代後期の歴史を知る上で、大変貴重な存在として知られています。

竹林は本堂の裏手にあり、ゆったりと散策できます。高いもので25mほどもある竹の間から見える木漏れ日は、とても幻想的ですよ。

竹は古来より、日本人にはなじみの深い植物です。天に向かって真っ直ぐに伸びる竹を見ていると、自然と心が安らぎそうですね。竹林の奥にある茶室『休耕庵(きゅうこうあん)』では、抹茶と干菓子のセットをいただけます。

別名はあじさい寺「明月院」

『明月院(めいげついん)』は、アジサイの名所が多い鎌倉の中でも、特に有名なスポットです。シーズンになると、境内がアジサイの花で埋めつくされることから、『あじさい寺』とも呼ばれています。

参道の左右には、淡いブルーのアジサイがせり出すように咲き誇り、『明月院ブルー』と名付けられるほどの迫力です。

また明月院では、本堂裏の庭園が見える『悟りの窓』も有名です。窓は壁の中央にぽっかりと丸く開いていて、庭の草木が切り取られたように浮かび上がります。

悟りの窓を目当てに参拝する人も絶えず、ハナショウブや紅葉のシーズンには、多くの人がカメラを手に訪れます。

江ノ電が目の前を通過「御霊神社」

鎌倉での移動手段に欠かせない江ノ電は、走っている姿もかわいらしく、鉄道ファンでなくても思わず眺めてしまう人気者です。海や花をバックに走る江ノ電を見るのも、鎌倉旅の楽しみといえます。

特に江ノ電の撮影スポットとして有名なのが、『御霊神社(ごりょうじんじゃ)』です。すぐ脇に江ノ電の線路があり、鳥居越しに電車が通過していく様子がよく見えますよ。

アジサイの季節には、花と電車が絶妙にマッチした、すてきな写真も撮れます。江ノ電がデザインされたお守りや、御朱印帳も見逃せません。

御朱印にこだわるならここ!

御朱印を楽しみに、神社仏閣を巡る人も多いはず。鎌倉にも、一味違う御朱印をいただけるお寺が2カ所ありますよ。御朱印コレクターの人は、チェックしてみてくださいね。

鎌倉最古のお寺「杉本寺」

『杉本寺(すぎもとでら)』は、734年に建立された鎌倉で最も古いお寺です。門の左右には、有名な仏師『運慶』作と伝わる仁王像が立っていますよ。

門の先から本堂までは、一面苔に覆われた石段が伸び、長い歴史を感じさせます。石段の両脇には白い奉納旗が並び、苔の深緑との美しいコントラストが楽しめます。

本堂に着いたら中に上がって、本尊の十一面観音様を拝みましょう。近くで拝見すると、観音様の優しさや美しさがよく分かるはず。

御朱印は本堂内の納経所でいただけます。杉本寺は『坂東三十三観音』の一番札所でもあり、宝印と一緒に『坂東第一番』の印も押してもらえます。鎌倉最古の寺で一番の印をもらえるなんて、素敵ですね!

数種類の御朱印がある「建長寺」

『建長寺(けんちょうじ)』は、鎌倉幕府5代執権・北条時頼が1253年に創建した禅寺です。『狸の三門』の別名を持つ大きな門の向こうには広い境内があり、僧の修行場や庭園、本尊を祀る堂などが点在しています。

建長寺では常時6種類の御朱印を用意している上に、境内の別院でもそれぞれ違う御朱印がいただけます。1度に全ての御朱印をもらってもよいですし、次回の楽しみにとっておいてもよいですね。

朱印所ではオリジナルの御朱印帳やお守りなどの授与品、お土産なども購入できますよ。

鎌倉のおすすめ自然スポット

アクティブな女子旅には、滝や海岸、ハイキングコースなど自然を満喫できるスポットもおすすめです。ピクニック気分で訪れたい、人気スポットを紹介します。

自然のミストでリフレッシュ「陰陽の滝」

『陰陽の滝(いんようのたき)』は、『称名寺(しょうみょうじ)』の敷地を流れる男滝・女滝の二つの滝の総称です。称名寺は空海が開いた霊場が元になった寺院で、空海が本尊の不動明王に祈った際に、水が湧いて滝になったと伝わっています。

小さな滝ながら、周囲は清らかなミストに包まれ、自然の神秘を感じられます。男滝は水流が強く危険なので近づけませんが、女滝は穏やかで、手を伸ばして清めることも可能です。滝の周囲は緑豊かで、深呼吸すれば心の奥までリフレッシュできそう。

鎌倉の代表的な海水浴場「由比ガ浜」

鎌倉を代表する海水浴場といえば、『由比ガ浜』海岸です。夏の海水浴やマリンスポーツはもちろん、ほかのシーズンもビーチを散策する人が絶えず訪れる、人気スポットです。

由比ガ浜はいつも波が穏やかなので、いきなり高波が来て濡れる心配もなく、安心して歩けますよ。波の音を聞きながら、しばし散策で疲れた体を休めましょう。

ただし、ここには賢いトビが飛んでおり、観光客の食べ物を狙っています。砂浜でのんびりとハンバーガーなど食べていると、たちまち取られてしまうことがあるので、注意してくださいね。

おしゃれショップで賑わう「七里ヶ浜」

鎌倉駅から江ノ電で約14分の場所にある『七里ヶ浜』は、全長約4kmの広大な海岸です。海水浴はできませんが、江ノ島をバックにヨットやウィンドサーフィンを楽しむ人の姿が見られます。

晴れた日には、富士山が見えることもあるんですよ。海岸のすぐそばを通る国道134号線や、駅から海岸への道沿いには、おしゃれなレストランやショップが建ち並んでいます。

砂浜に降りなくても、ショップを見て歩くだけで海を間近に感じられるはず。周辺には駐車場も多く、車で行きたい人にもおすすめのスポットです。

絶景目指してハイキング「衣張山」

『衣張山(きぬばりやま)』は標高120mほどの、小さな山です。とはいえ山頂からの眺めは素晴らしく、天気のよい日には、伊豆の大島や三浦半島まで見渡せます。展望台も整備され、手軽なハイキングスポットとして親しまれていますよ。

杉本寺や報国寺などからコースに入ることができ、歴史探訪や参拝を兼ねて歩けるのも魅力です。コース途中には、三浦半島方面へ抜けるために作られた『名越切通し(なごえきりどおし)』があります。

切通しとは山肌を削って人馬が通れるようにした道のことで、山に囲まれた鎌倉幕府への往来を楽にするために作られました。うっそうとした森の中を歩けば、当時の人々の暮らしを身近に感じられそうです。

頼朝公が見守る「源氏山公園」

『源氏山公園』は、源頼朝の鎌倉入りから800年を記念して作られた自然公園です。中央の芝生広場では、岩の上に胡坐をかいた大きな源頼朝像が、鎌倉の街を見守っていますよ。

桜や紅葉が美しく、北鎌倉や大仏方面に抜けるハイキングコースも人気です。北鎌倉側の『葛原岡(くずはらおか)』には、鎌倉幕府倒幕を企てた後醍醐天皇の側近・日野俊基(ひのとしもと)の墓があります。

また公園の近くには銭洗弁財天や国の史跡『化粧坂切通し』があり、豊かな自然を感じながら歴史散策ができて◎。岩肌がむき出しになった化粧坂切通しを通って、銭洗弁財天の洞窟にたどり着くコースでは、ちょっとした探検気分を味わえますよ。

展示をゆっくり楽しむスポット

明治から昭和にかけ、風光明媚な鎌倉には、よりよい創作環境を求めて多くの文化人が訪れるようになりました。鎌倉を愛した文化人の足跡が分かる、おすすめ展示スポットを見ていきましょう。

さまざまな文学者の展示「鎌倉文学館」

鎌倉には夏目漱石・島崎藤村・芥川龍之介・川端康成・与謝野晶子など、著名な文学者が多く滞在・居住していました。鎌倉に縁のある文学者は300人を超えるとされ、今も鎌倉に居を構えて創作活動に励む作家も多いようです。

『鎌倉文学館』では、鎌倉と関りの深い文学者の直筆原稿や手紙、愛用品などの貴重な資料を展示しています。旧加賀藩主・前田侯爵の別邸だった洋館をそのまま利用しているので、とても趣がありますよ。

ステンドグラスやアンティークな調度品など、館内のインテリアを見て回るだけでも、華族の一員になったようでワクワクするはず。

洋館の前にはバラ園があり、春と秋には色鮮やかなバラが咲き誇ります。『静の舞』や『流鏑馬』など、鎌倉ゆかりの名前が付いたバラもあるので、探してみてくださいね。

絵本原画が展示される「葉祥明美術館」

『葉祥明(ようしょうめい)美術館』は、絵本作家・葉祥明の世界観を表現した小さな美術館です。緑に囲まれたかわいらしい洋館は『建物自体が1冊の美しい絵本』とされており、入る前から心が温まります。

画家の一家が暮らしていたという設定の館内には、椅子やテーブル、本棚などの家具が置かれ、本当に人が住んでいたのではと思えるほど、くつろいだ雰囲気です。建物は2階建てで、1階には企画展示室と油絵の常設展示室、ミュージアムショップがあります。

2階にあるお父さんの書斎と子ども達の部屋には、葉祥明が描いた原画や絵本が展示されていますよ。館内は自由に見て回れるので、葉祥明の優しく温かな作品を心ゆくまで堪能してくださいね。

資料展示や上映も「鎌倉市川喜多映画記念館」

映画好きな人は、『鎌倉市川喜多映画記念館』に足を運んでみましょう。日本の映画界発展に大きく貢献した『川喜多長政・かしこ夫妻』の旧宅跡で、彼らの功績や映画の歴史を学べます。

写真やポスターなどの資料展示のほかに、上映室では映画を見ることも可能です。また敷地内には、川喜多夫妻が海外の映画関係者をもてなす場として使っていた別邸(旧和辻邸)が、当時のまま保存されています。

別邸は平屋の和風建築で、畳が敷かれた居間には大きなテーブルと椅子が置かれ、いかにも外国人に好まれそうな雰囲気です。

庭に植えられた大きな桜も、満開の時期にはきっと喜ばれたはず。別邸の公開は春と秋の数日間のみなので、見学したい人は日程をチェックしてから行きましょう。

鎌倉の思い出を作る体験スポット

その土地ならではの体験は、旅のよい思い出になります。鎌倉の思い出作りにぴったりの、体験スポットを紹介します。

古民家で陶芸体験「たからの窯」

『たからの窯』は森の中の古民家でオリジナルの器を作れる、陶芸体験教室です。手びねりはもちろん、本格的な電動ろくろも体験できますよ。経験豊富なスタッフがそろっているので、初めての人でも安心です。

作れる器の種類が多く、グラタン皿のような季節限定の器やハロウィンの『かぼちゃ』、『おうちごはんセット』といったユニークなメニューもあります。

公式サイトをチェックして、作るものを決めてから行くとよいですね。作品は窯で焼き上げた後、自宅まで送ってもらえます。どんな仕上がりになっているのか、楽しみに待つ時間も格別です。

着物で鎌倉散策がしたいなら「鎌倉 花のん」

古い建物が多い鎌倉は、着物姿がよく似合う街です。神社仏閣はもちろん、洋館や庭園も、着物で歩けば一段と気分が盛り上がり、写真映えも狙えます。

鎌倉で着物を借りるなら、『鎌倉 花のん』がおすすめです。季節や好みに合わせてスタッフが選んでくれるので、着物の知識がなくてもすてきなコーデが完成しますよ。

どの着物を借りても一律料金という、分かりやすい価格設定も人気です。予算を気にせず、好きな着物や帯を選べるのはうれしいですね。

かわいい和菓子が作れる「手毬」

ほんのりと甘い和菓子は、歩き疲れたときのおやつにぴったりです。食べるのも楽しいですが、かわいい和菓子を作ってみたい人もいるでしょう。

創作和菓子店『手毬』では、和菓子の手作り体験教室を開催しています。作ったお菓子はお土産にできます。

2021年の7月からは、月替わりでかわいい動物の和菓子を作る『キュートな動物シリーズ』が始まりました。食べるのがもったいないくらい、愛らしい動物のお菓子が作れますよ。

貴重な体験ができる寺院

神社仏閣の宝庫・鎌倉では、日本の伝統文化や仏教に関する体験プランも豊富です。旅行の土産話に最適な、珍しい体験ができる寺院を紹介します。

珍しい香道を体験「東慶寺」

『東慶寺(とうけいじ)』は、江戸時代の『縁切寺』として知られています。縁切寺とは、離婚を望む女性のための施設。当時は女性から離婚できなかったため、夫と別れたければ縁切寺を頼るほかにありませんでした。

もちろん現在の東慶寺には、縁切寺の役割はありません。緑豊かな境内でさまざまな体験ができるスポットとして、老若男女問わず人気のお寺となっています。

東慶寺の体験プログラムの中でも、特に注目したいのが『組香(くみこう)』です。組香とは数種類の香りを聞き分け、正しい組み合わせを当てる競技です。

競技とはいえ、勝敗にこだわる必要はありません。心を研ぎ澄まして、豊かな香りを楽しめればOKです。本物の香木を使った自然の香りに包まれて、穏やかなときを過ごしましょう。

静寂の中で写経体験「妙本寺」

『妙本寺(みょうほんじ)』は鎌倉幕府の有力な御家人・比企能員(ひきよしかず)の屋敷跡にあります。比企一族は源頼朝の乳母を務めていたことから、幕府内で権勢を誇っていましたが、後に執権・北条氏と対立し、滅ぼされてしまいました。

比企一族の菩提寺として創建された妙本寺は、日蓮聖人が開いた日蓮宗最古のお寺としても知られています。境内の奥には鎌倉で最大級のお堂があり、日蓮聖人が祀られていますよ。

妙本寺では、毎日『法華経』の写経体験を実施しています。写経はお釈迦様が示した仏道修行の一つで、祈願や供養の意味を込めて行うものです。デジタル全盛の時代に、墨と筆で写経する体験は、深く印象に残るでしょう。

境内で抹茶が味わえる「浄妙寺」

『浄妙寺(じょうみょうじ)』は足利尊氏の先祖・足利義兼が創建したお寺です。中興開基は尊氏の父親で、室町時代には鎌倉公方・足利家の菩提寺として栄えました。

浄妙寺の境内には、枯山水の庭園を眺めながら抹茶をいただけるカフェ『喜泉庵』があります。お茶受けには足利氏の紋が入った落雁(らくがん)か、鎌倉の有名和菓子店の上生菓子などがいただけます。

畳が敷かれた大広間に座り、ゆったりとお茶を飲む時間は格別です。庭園には水琴窟もあり、神秘的な音色を聞かせてくれますよ。

鎌倉で美味しい食事を堪能!

美味しい食事は、旅には欠かせないお楽しみ要素です。鎌倉に行ったらぜひ立ち寄りたい、おすすめレストランを紹介します。

テラス席が大人気「bills 七里ヶ浜」

『bills 七里ヶ浜』は、シドニー発祥のレストラン『bills(ビルズ)』の日本1号店です。『世界一の朝食』と呼ばれたフワフワのリコッタパンケーキを始め、パスタやサンドイッチ、卵料理などがいただけます。

オープン当初は大変混雑していましたが、国内の店舗が増えるにつれて徐々に落ち着き、のんびりと過ごせるようになりました。

店内は天井が高くて開放感があり、ほぼ全ての席から海が見えます。ゆったりしたソファ席やテラス席をキープできれば、海外のビーチリゾートにいるようにリラックスできそうです。

モチモチの鎌倉うどん「鎌倉 美水」

小町通りの裏手の静かな通りには、行列ができるうどん店『鎌倉 美水』があります。国産の材料を使った麺とだしは絶品で、天ぷらやご飯もの、デザートとのセットメニューが人気です。

うどんはもちろん、江ノ島漁港から仕入れる新鮮な魚介料理もおすすめです。単品でも注文可能なので、お腹の空き具合に合わせて選んでくださいね。

店の前にはいつも人が並んでいますが、店内が広くて回転も速いため、15分も待てば入店できるでしょう。

ホッと一息つける鎌倉の人気カフェ

歴史と文化の街・鎌倉は、カフェも一味違います。散策の休憩だけでなく、カフェ自体を目当てに訪れる観光客も少なくありません。賑やかな観光地にあって、ホッと一息つける人気カフェを紹介します。

名物はホットケーキ!「イワタコーヒー店」

『イワタコーヒー店』は、1945年に開店した老舗カフェです。川端康成やジョン・レノンも訪れたという、鎌倉の名喫茶として知られています。店の奥には中庭があり、庭に面した特等席が人気ですよ。

自慢のメニューは、バターとシロップをかけていただくクラシックなホットケーキです。子どもの頃、2段重ねになった分厚いホットケーキに、密かに憧れていた人も多いはず。

ノスタルジックな店内で、懐かしい子どもの頃の思い出を振り返ってみるのもよいですね!旬のフルーツを使ったサンドイッチやパフェ、手作りプリンもおすすめですよ。

行列のお目当ては巨大な白玉「茶房雲母」

『茶房雲母(さぼうきらら)』は、平日でも1時間待ちは当たり前の、人気甘味処です。長い行列に並んでまで食べたいメニューは、巨大な白玉が載ったあんみつです。

ピンポン玉ほどもある白玉は、注文を受けてから茹でるため、着席してからも20分は待たなくてはいけません。その代わり湯気が出るくらいできたての、モチモチ食感を堪能できますよ。

白玉メニューの一番人気は、『宇治抹茶白玉クリームあんみつ』です。別添えの抹茶蜜を、お好みでかけていただきましょう。蜜豆や磯辺巻き、冷やししるこも絶品です。

・店舗名:茶房雲母(さぼう きらら)
・住所:神奈川県鎌倉市御成町16-7
・電話番号:0467-24-9741
・営業時間:平日11:00~18:00 土日祝10:30~18:00
・定休日:木曜日

自然の中でのんびり「樹ガーデン」

天空のカフェと呼ばれる『樹(いつき)ガーデン』は、鎌倉駅から大仏方面へ向かうハイキングコースの途中に、突如現れます。深く生い茂る緑の中に、赤いレンガ造りの建物とテラスに咲くパラソルが見えてきたら、到着です。

宙に浮いているように見える様子は、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』に登場する、古い宮殿に似ています。テラス席からは四季折々の山の景色を見渡せるほか、晴れた日には富士山が見えるそうですよ。

カレーやパスタなどの軽食から、パンケーキ、ワッフルなどのスイーツまで食事のメニューが豊富で、ドリンクもたくさんあります。自然の中でゆっくり休んで、エネルギーをチャージしましょう!

鎌倉でショッピングするならどこ?

旅先でのショッピングタイムは、いつもと違って特別なひと時です。ぶらりと入ったお店では、すてきな出会いがあなたを待っているかもしれません。鎌倉でおすすめのショッピングスポットを紹介します。

レトロな文具に癒される「コトリ」

『コトリ』は小さな店内に所狭しと商品が並ぶ、懐かしい佇まいの文房具店です。商品はどれもレトロでかわいらしく、手に取るだけで心が弾みます。

ノートやペン、マスキングテープなど定番文房具のほかに、エコバッグ・はんこ・カレンダーなど雑貨類も豊富です。ポストカードやレターセットを買って、久しぶりに手紙を書いてみるのも◎。

オリジナル缶バッジが出てくるカプセルトイは、お土産にもぴったりです。文房具好きはもちろん、面白い雑貨が好きな人も時間を忘れて楽しめますよ。

雑貨とカフェを満喫「vuori」

『vuori(ブオリ)』は食器類を中心とした、生活雑貨を販売するお店です。海産物卸問屋の倉庫を改装した店内は、1階がカフェ、2階が雑貨の展示スペースになっています。

カフェではネルドリップで丁寧に淹れる本格的なコーヒーや、オリジナルレシピのスイーツ類をいただけます。夏にはかき氷、冬にはおしることいった、季節限定メニューも人気です。

一息ついたら階段を登って、2階にお邪魔しましょう。白壁と木製の家具がシックな店内に、陶磁器やガラスの器、古道具類がずらりと展示されています。カフェで使っている器と同じ作家の作品もあるので、気になる人はチェックしてくださいね。

新鮮野菜を買うなら「鎌倉市農協連即売所」

『鎌倉市農協連即売所』は、新鮮な鎌倉野菜を農家さんから購入できる直売所です。スーパーでは見かけない珍しい野菜も多く、見ているだけでワクワクします。

数種類の野菜をミックスしたセット商品は、鎌倉観光のお土産に最適ですよ。使い方がわからないときは農家の人に聞けば、おすすめの調理方法を教えてくれます。

野菜は朝8時頃から店頭に並び始めます。なくなり次第販売終了となるため、できるだけ早い時間帯に出かけましょう。

なお即売所と同じ建物内に、パン屋やシフォンケーキ専門店、スモークチーズの工房なども入っています。野菜を買うついでに、見て回るのもよいですね。

お土産にかわいいお守りもチェック!

近年は工夫を凝らしたお守りを授与する神社も多く、お守りを目当てに参拝する人も少なくありません。鎌倉土産にぴったりの、かわいいお守りが手に入るスポットを紹介します。

にぎり福がキュート!「本覚寺」

『本覚寺(ほんがくじ)』は室町時代の中期に創建されたお寺です。元々は源頼朝が幕府の鎮守として、この地に恵比寿様を祀る『夷堂(えびすどう)』を建てたのが始まりとされています。

夷堂は現在も寺の境内にあり、鎌倉・江ノ島七福神の一つとして親しまれていますよ。『にぎり福』は直径2cmほどの小さな丸いお守りで、正面には恵比寿様の笑顔が、裏には『福・健・財・愛・学』のいずれかの文字が書いてあります。

まずは5種類の中から、自分の願いに近い文字を決めましょう。次にそれぞれのかごから、好きな表情を選びます。同じ表情が二つとないため、お気に入りを探す楽しみも味わえますよ。1日に1回、手のひらに乗せてギュッと握ると、ご利益があるそうです。

厄除けの獅子頭守が人気「鎌倉宮」

『鎌倉宮(かまくらぐう)』は、明治天皇が後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の皇子・護良親王(もりよししんのう)を祀るために作らせた神社です。

護良親王は鎌倉幕府倒幕に貢献した勇猛な人物で、一時は征夷大将軍に任じられました。親王は戦いに赴くときに、厄除けとして兜の中に獅子頭(ししがしら)のお守りを忍ばせていたそうで、鎌倉宮でも獅子頭のお守りを授与しています。

木目のボディに鮮やかな朱色の頭がかわいいお守りは、郷土玩具のような素朴さです。獅子頭は古くから厄を食べ、幸せを招く縁起物とされています。玄関や車などに置いて、厄除けに活用してくださいね。

鎌倉の癒しスポットでのんびり過ごそう!

海辺のホテルRakuten Travel

ハイキングやショッピングで忙しく過ごした後は、広い海を眺めながらのんびりして帰りましょう。旅の締めくくりにふさわしい、癒しスポットを紹介します。

宿泊や食事もできる「材木座テラス」

材木座テラスRakuten Travel

材木座海水浴場の正面に建つ『材木座テラス』は、ビーチライフを楽しむ人のための複合施設です。ドッグサロンや会員制サーフクラブ、ヨガスタジオなどがあり、海好きの地元の人達が出入りしています。

開放感のあるガラス張りの建物が海にマッチして、とてもおしゃれです。そこにいるだけで、ビーチライフの上級者を気取れますよ。

1階にはホテルがあり、オーシャンビューの部屋が用意されています。ホテルのレストランは誰でも利用でき、営業時間も長いので、日帰りの人も安心です。開放的なテラス席を陣取って、旅の思い出話に花を咲かせましょう。

海に臨む展望温泉「稲村ケ崎温泉」

『稲村ケ崎温泉』は、夕日が美しい稲村ケ崎の目の前に建つ日帰り入浴施設です。タオルがレンタルできるほか、アメニティセットも買えるので、手ぶらで行けますよ。

『モール泉』と呼ばれる褐色がかったお湯は、疲労回復や冷え症改善などの効能があります。内湯からは窓越しに稲村ケ崎の海が見渡せ、江ノ島や富士山、大島まで見えることもあるそうです。露天風呂やサウナもあり、旅の疲れを癒すには最適ですね。

なお稲村ケ崎温泉にはレストランと足湯が併設されています。時間がない人は、足湯で温まってから帰るのもアリですよ。

鎌倉の名所へ足を運ぼう!

山・海・歴史・グルメ・ショッピングと名所ぞろいの鎌倉は、何度行っても新しい発見があります。全てにおいてレベルが高く、印象的な旅になるはず。お目当てのスポットを見つけて、足を運んでみてくださいね!

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、営業時間などの最新情報は公式HPなどでご確認ください。

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