オトナ、なら知っていますか?

カフェに入って
「お飲み物はいかがなさいますか?」
と店員さん。
『ホットの紅茶でお願いします。』
答える私。
「紅茶はダージリン、アールグレイ、アッサムがございます。」
『えーっと…、アールグレイで?』
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貴方はこの違い、知っていてオーダーできていますか?
“今更聞けない、オトナの紅茶学”開校します

言われてみればいつもなんとなくで選んでいて、どう違うのかなんて知らない…。
知らなくったって、きっと生きていけるけれど。
でも知っていたらきっと
これが教養というものでしょう。
“今更聞けない、オトナの紅茶学”開校します。
キーワードは
・ブラックティー
・フレーバーティー
・ブレンド
この3つの違いを押さえておきましょう。
産地で呼ばれるのがブラックティー

農園から摘採した茶葉をそのまま乾燥・発酵させ、茶葉本来の味や香りを楽しむことができる紅茶です。
「ダージリン」「アッサム」といったように、茶葉の産地で呼ばれます。
紅茶の茶葉は産地、等級、収穫時期によって大きく風味が異なります。
また、同じダージリンでも茶園によってもかなり異なってきます。
インド産のブラックティー
:ダージリン
:アッサム
:ニルギリ
スリランカ産のブラックティー
:ウバ
:ヌワラエリア
その他有名産地のブラックティー
:キーモン
:ジャワ
ブラックティーに香り付けしたのがフレーバーティー

フレーバーティーとは紅茶や緑茶などをベースに、花びらや果皮などで香り付けを施したもの。
最近ではキャラメルやチョコレート、ストロベリーのフレーバーのものもありますね。
アップルティーやローズティーなどもこの中に含まれます。
:アールグレイ
間違われやすいのですが、アールグレイは実はベルガモットで柑橘系の香りをつけたフレーバーティー。
すっきりとしたフレーバーなのでアイスティーにするのもおすすめです。
「茶葉本来の味を楽しめるのはアールグレイだよね〜」
という発言はトンチンカンなので気をつけて。
これらの茶葉を混ぜ合わせたのがブレンド

◯◯ブレンドというのはこれらの茶葉をそれぞれのカフェやお店の配分で混ぜ合わせたもの。
つまり、よく見かける「オリジナルブレンド」というのものは、そのお店ごとに風味が異なるのです。

紅茶とは茶ノ木の葉を使用したもののこと。
この茶葉を使用していないカモミールティーやローズヒップティーなどは紅茶ではなく「ハーブティー」に分類されます。
ちょっとだけ、人生が豊かになるかも

知らなくったって、きっと生きていけるけれど。
でも知っていたらきっと、紅茶を飲む楽しみに、紅茶を選ぶ楽しみが少し増えるでしょう?
知っていたらティータイムを重ねる分だけ、少しずつ人生が豊かになる気がする。
これが“教養”というものなのでしょう。