初任給が振り込まれる時期

この春社会人になったZ世代は、そろそろ初任給をもらったという方が多い季節。
社会人として初めてお給料をもらい、使い道をいろいろと考え中という方も。
そこで今回は、Z世代を対象に『初任給の使い道』をテーマにしたMERYアンケートを実施。
Z世代が初任給をどのようなことに使おうと思っているのか探ってみました。
※2025年5月に実施した「Z世代のお金に関する調査」Z世代男女150人の調査結果に基づく
Q:初任給はいくらもらえましたか?

まず、「初任給はいくらもらえましたか?」と質問。
一番多かった回答は「10~20万円未満」で42.5%。
次に多かったのが「20~30万円未満」31.5%。
10~30万円が7割以上を占める結果になりました。
「三井住友カード」の調べによると、新卒社員の平均月収が大体20万円前後ですので、納得の結果になりました。
「10万円未満」という方も11%と決して少なくない結果に。
一方で「30~50万円未満」が11%、「50万円以上」が4.1%と平均よりも大きく上回る方も。
業界や大学卒、大学院卒などで差も出てきますが、大体平均ほどもらえている人が多そうです。
Q:初任給の使い道は?

そして、気になる「初任給の使い道」も質問。
結果は、
1位:貯金
2位:両親にご馳走/プレゼント
3位:趣味
4位:旅行
5位:服などのお買い物
となりました!
特に貯金と両親にご馳走/プレゼントが7割以上を占めており、将来を見据えたお金の使い方や、両親への感謝ということがZ世代にとっての初任給において重要でした。
将来のための貯金

一番回答の多かった「貯金」。
以前、Z世代の「日本の好きなところ」の調査で、日本の改善してほしいところに「給料を上げてほしい」「物価高をなんとかしてほしい」など、お金に対する不安を掲げているZ世代が多くいることがわかりました。
社会人になり、より一層お金に対する自己責任を感じるZ世代が多いはず。
だからこそ、初任給のうちから「貯金」を意識するという方が多いようです。
育ててくれた感謝を両親に

貯金と同じくらい多くの回答が寄せられた「両親へご馳走/プレゼント」。
これまで育ててくれた両親に、感謝の気持ちを込めて初任給でご馳走したりプレゼントを贈るという方が多い結果になりました。
なかには初任給を両親に渡すという人も。
自分に使っていくのはもちろん、両親に「しっかりと自立した」ということを示すためにも、初任給はベストなタイミングなのかもしれません。
貯金や両親に感謝を伝えるZ世代が多数!

Z世代の初任給の使い道は、貯金や両親への感謝を伝えることが多い結果に。
大変な世の中だからこそ、しっかりと未来を見据えて貯金をしたり、これまで育ててくれた両親に向けて感謝を伝えたり、Z世代にとっての初任給は、社会人になるうえでの大きな一歩であることがわかりました。
Z世代にとっては
「未来の自分に使う」
「大事な人に使う」
ということが重要といえそうです。
【調査概要】
『MERY Z世代研究所 お金調査』
調査期間:2025年5月23日(金)〜5月26日(月)
調査対象:全国のZ世代(1996年4月2日~2008年4月1日生まれ)の男女
集計サンプル数:150人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社MERY