寒河江尚子
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カフェグラマーのアリシアさんに取材。自分の好きを追求する毎日【Z世代の1日】

Z世代の1日の過ごし方にはどんな特徴があるのでしょうか。本記事では、1.4万人のフォロワーを抱えるインスタグラマー、アリシアさんを取材。そこからどんなことが見えてくることとは?

更新 2023.05.08 公開日 2023.03.16
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Z世代の過ごす1日とは

多くの情報に囲まれて育ってきたZ世代。1日の過ごし方には、どのような傾向があるのでしょうか。今回は会社員として働きながら、インスタグラマーとして日々の投稿や企業のタイアップ投稿などもこなすアリシアさんを取材。平日や休日の過ごし方、大切な時間などをお聞きしました。

アリシアさん

カフェでのスイーツ写真を中心に、自身のコーディネートなどを投稿したインスタグラムが人気で、現在のフォロワー数は1.4万人。
コロナ禍で趣味の海外旅行に行けなくなり、新たな趣味として2020年頃からカフェで過ごす写真をインスタグラムに写真をアップするようになったことがきっかけ。店ごとに違うメニューとの出会いや、店主との会話からカフェの魅力にハマり、週末は複数のカフェをはしごする。

また、ファッションも大好きなアリシアさん。企業からの声掛けで「femmely.」というセレクトショップを立ち上げ、自分の“好き”が詰まったブランドを運営している。

推しは、なにわ男子の大橋和也さん。忙しい毎日の中で、推し事をしている時間は何よりも癒されるそう。

平日の過ごし方

平日は、週5日フルタイムで勤務しているアリシアさん。企業から、インスタグラムのタイアップ依頼が来ることも多く、昼休みの時間を使ってやり取りをすることも。

6:30 起床 
朝ごはんはプロテインが定番。お気に入りは、ゆうこすさんプロデュ―スのプロテイン。タンパク質だけでなく、鉄分や葉酸など女性に必要な栄養素が摂れるので、カフェ通いで偏りがちな栄養を補充。

7:30 出勤
通勤時間中は、インスタの投稿準備をすることも。フォロワーさんの閲覧時間帯が18:00~21:00に集中していることから、18:00までに投稿できるように準備。

8:30 仕事開始

13:00 ランチ
コロナ禍で同僚とのランチがしづらくなり、持参したお弁当or1人で外食。この時間を利用して、タイアップ案件やセレクトショップに関する仕事をこなす。また、必ず推しの大橋さんの動画を観て、午後の仕事への英気を養う。大橋さんの笑顔を見るだけで笑顔になれるそう!

19:30 帰宅・食事
週5フルタイムで勤務しているため、自炊できない日はUberEatsなどの外食に頼ることも。

20:00~22:00 SNSタイム
インスタ関連のお仕事を行うほか、自身のフォロワーさんからのDMにも返信。フォロワーさんとは、カフェの話だけではなく、なにわ男子の話もできて楽しい。また、次に行きたいカフェを、インスタや食べログ、Twitter等でリサーチ。

22:00~23:00
お風呂でも、引き続きSNSタイム。推しの動画を観て充実の時間。

24:00
就寝

休日の過ごし方

休日はほぼカフェにいるというアリシアさん。行きたいカフェがたくさんあり、予定を詰め込んで、日に3~4軒回ることも。お店ごとにファッションを変更するため、実は大荷物で出かけるのだとか!

5:00~7:00 起床
遠方のカフェに行くときは5時台に起きることも。自然光(カフェグラマーの間では、キラリと呼ぶ)で撮影したいので、昼間が勝負。1店目は、お店の開店時間に合わせて向かう。

10:00~ カフェ巡り
一緒に出かけるのはインスタで知り合ったカフェグラマーの方がほとんどで、お互いが思う“かわいい”が合っていることが大事。
写真の画角などは他の人のインスタを参考にするというよりは、現地に行って、可愛い角度や瞬間を見つける作業が楽しいそう。朝に1軒、昼ご飯に1軒、おやつに一軒。夏は日が長いので、あと一軒行くことも。

17:00 帰宅
太陽光がある時間(キラリタイム)が勝負なので、帰宅時間は早め。

18:00~19:00 夕食
カフェで食べるのは甘いものが中心のため、夕飯は野菜多めにして調整。
飲み物も、コーヒーや甘い飲み物に偏りがちのため、意識して温泉水を飲む。

20:00~22:00 SNSタイム
撮影してきた写真をまとめ、リール作りなどを行う。

22:00~24:00
入浴 就寝

自分の“好き”を極めることが、幸せにつながる

アリシアさんのお話をお聞き、平日、休日ともに無駄なく時間を過ごすパワフルさに驚きました。カフェ巡りという「好き」をとことん極めた結果、約2年でインフルエンサーとして注目を集めるようになり、自分のブランドを持つまでの変化を遂げたアリシアさん。取材では「SNSは、かけがえのない、私のもう一つの居場所」と話してくれました。

また、クオリティの高い写真は全て独学。他の人の投稿を参考にしているのか聞いたところ「誰かの真似をするよりも、自分の思う“かわいい”を探す作業が面白いんです」と話してくれました。人と競わない価値観は、Z世代的。真似したり、競ったりするのではなく、自分らしさの追求が幸せにつながっているのかもしれません。

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