Z世代のバッグの中身を調査!
Z世代といえば、スマホやキャッシュレスなどを使いこなしてスマートに生活しているイメージが強いですよね。
そんな彼らは、普段出かける際にバッグへどんな持ち物を入れているのでしょうか?
今回、約100人のZ世代に“バッグの中身”を詳しく伺ってみたところ、意外な必需品や気になる被りアイテムなどがお目見え。
また、人気のバッグブランドや型についても、彼ららしい傾向が!
日々の生活が現れるバッグの中身には、Z世代たちのこだわり・考え方を紐解くヒントが転がっているかもしれません。
※2022年12月に実施した「MERYユーザーアンケート」105人の調査結果に基づく
Z世代に欠かせないバッグの中身TOP3は…
第1位は“財布”
最も多く声が上がった持ち物は「財布」(101人)で、全体の約9割以上に及びました。
キャッシュレス化が進む中、デジタルデバイスを使いこなすZ世代にとっても“財布が必須アイテム”というのは少し意外に感じる人もいるかもしれません。
身だしなみに関わるアイテムも重要
2番目に持ち歩いている人が多数だったのは、「ハンカチ」(73人)で、次点で多かったのは「ポーチ」(52人)でした。
最近だと、スマホやちょっとした小物が入るくらいのミニサイズのバッグが流行していますが、コスメや衛生用品など身だしなみに関わるアイテムはきちんと持ち歩いている人が多い印象で、Z世代=ミニマム派とは限らないようです。
財布、ハンカチ、ティッシュ、ポーチ、イヤホン、前髪カーラー、携帯用ケープ
(21歳・専門学校生)
財布、アルコール消毒液、紙ハンカチ、リップ、絆創膏、薬、ネイルオイル、エコバッグ、鍵、ミラー
(25歳・会社員)
そのほかの被りアイテムにも注目!
イヤホンは“AirPods”推し
固有名詞で挙げられた持ち物の中で特に多かったのが、『Apple』社製のワイヤレス型イヤホン「AirPods」(7人)です。
オーディオ機器系では、ほかにもワイヤレスイヤホンやBluetoothイヤホンといった回答が挙がっており、出先で使用するイヤホンは、デジタルデバイスにサッとつなげられる無線タイプを愛用している人が多いよう。
学生も含まれるZ世代の中で、相場が約2万~3万円前後のワイヤレス型イヤホンが人気という結果を見ると、彼らはオーディオ機器を購入する際、金額よりも“使い勝手と品質の良さを兼ね備えているかどうか”を重視しているともいえそうです。
財布、ハンカチ、ハンドクリーム、リップ、櫛、AirPods、頭痛薬
(27歳・会社員)
お財布、ハンカチ、ティッシュ、目薬、ワイヤレスイヤホン、リップ
(22歳・大学生/大学院生)
お財布、リップ、Bluetoothイヤホン、モバイルバッテリー
(17歳・高校生)
ブランドは“無印良品”がアツい?
ブランド単位でいうと、衣服・生活雑貨・食品など幅広いジャンルの“しるしの無い良い品”を取り揃え、世代問わず人気を集める『無印良品』の名前がちらほらと!
シンプルかつ質の高い商品が豊富で、身の回りのものをまとめて購入できる無印は、現代をスマートに生きるZ世代にも欠かせない存在なのかもしれません。
財布、コスメポーチ、ハンドクリーム、ハンカチ、ティッシュ、香水、除菌グッズ、無印良品の携帯用コロコロ、筆記用具
(20歳・大学生/大学院生)
財布、鍵、手ぬぐい、ティッシュ、エコバッグ、ちょっと食べられるお菓子(今は無印のラムネ)、リップ、パウダーファンデ、絆創膏、薬、替えのマスク
(25歳・専業主婦)
“エコグッズ”も必需品に…
ここ近年は、“SDGs”や“サステナブル”といった言葉をよく見かけるようになったり、街中でもプラスチック製レジ袋が有料のお店が増えてきたりと、環境に配慮した時代の流れがやってきていますよね。
実際、今回のアンケートでも、「エコバッグ」(15人)や「水筒」(4人)といったエコグッズを持ち歩いている人が目立ちました。
トレンドに敏感なZ世代にとっては、流行りに乗るという意味でも、エコグッズの存在がスマホや財布と同じくらい必需品になってきているのでしょう。
財布、スマホ、家の鍵、折り畳み傘、エコバッグ、ハンカチ、ティッシュ
(24歳・会社員)
お財布 ハンカチ ポーチ 水筒
(22歳・その他)
Z世代のお気に入りバッグは?
1位は“COACH”、ハイブランドも人気
今回のアンケートでは、持ち物とともにお気に入りのバッグについても詳しくお伺いしてみました。
まず、ブランド名で最も名前が挙がったのは『COACH(コーチ)』(7人)で、次いで人気だったのは『LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)』(5人)。
全体を通すと、前述のLOUIS VUITTONをはじめ、『PRADA(プラダ)』や『CELINE(セリーヌ)』など、ハイブランドの名前が多く見受けられたのが印象的でした。
SNSに写真や動画を投稿することが日常になっているZ世代にとって、お気に入りのバッグ=写真・動画に映る頻度が高い存在でもあるため、ハイブラを含め、SNS映えしやすい有名ブランドバッグが好まれるのかもしれません。
COACHのショルダーバッグ
(26歳・パート/アルバイト/フリーター)
ヴィトンのアルマ
(22歳・大学生/大学院生)
フルラのショルダーバッグ、セリーヌのトートバッグ
(24歳・会社員)
“ショルダー型”が好まれる
バッグの型でいうと、ブランドを問わず「ショルダーバッグ」(35人)派が全体の約3割を占めていました。
写真や動画の撮影はもちろん、知り合いとの連絡やお店での支払いなど、スマホを片手に生活しがちなZ世代にとって、肩がけや斜めがけができて両手の空くバッグに自然と支持が集まりやすいのでしょう。
また、両手が空くという観点だけで考えると、リュックにも同じくらい支持が集まりそうですよね。
しかし、持ち物のTOP3である財布・ハンカチ・ポーチが最低限入ること、そしてハイブラバッグが人気なことを踏まえると、ほどよいサイズ感で、比較的リーズナブルに購入しやすいショルダーバッグへ手が伸びるのは納得かもしれません。
サンローランのショルダーバッグ
(23歳・大学生/大学院生)
ZARAのショルダーバッグ
(23歳・会社員)
下北沢のセレクトショップで買ったショルダーバッグ
(24歳・会社員)
Z世代は“スマホ生活における実用性”を重視する
Z世代のバッグの中身について調査してみましたが、ひとつひとつの持ち物に注目することで、彼らのこだわりや考え方が透けて見えましたね。
オーディオ機器やバッグブランドに関しては、“スマホ生活における実用性”を重視したお高めアイテムが人気だった点も注目ポイントでした。
流行りだけでなく実用性もしっかり意識する、そんなZ世代の堅実的な側面を知れたのは大きな発見だったのではないでしょうか?