「アドベントカレンダー」って知ってる?
11月頃になると、雑貨屋さんやコスメブランドなどから「アドベントカレンダー」というものが発売されます。クリスマスまでひとつひとつ開封して、中に入っている小さなギフトやお菓子などを楽しむアドベントカレンダー。毎年楽しみに購入されている方もいらっしゃるかもしれません。
でもそもそも「アドベント」ってなんでしょう?なぜクリスマスまでカウントダウンするの?
今回はいまさら聞けない「アドベント」の意味や楽しみ方を解説いたします♪
「アドベント」って?何をカウントダウンするの?
クリスマスまでをカウントダウンするアドベントカレンダー。でも、サンタクロースが来てくれる日をカウントダウンしてるわけではありません!
ご存じの方も多いと思いますが、クリスマスとは、キリスト教の救世主、イエス・キリストの生誕を祝うお祭りです。
「アドベント(Advent)」とは、ラテン語の「Adventus(アドベントゥス)」から来ていて、「到来」を意味します。つまり、イエス・キリストの到来=生誕を待ち望む期間のことで、日本語では「待降節(たいこうせつ)」などと呼ばれます。
アドベントカレンダーは、イエス・キリストのお誕生日であるクリスマス(12月25日)までをカウントダウンするためのカレンダーです。
アドベントはいつから始まるの?どんなことをするの?
アドベントの期間はキリスト教の宗派によって異なりますが、一般的にはクリスマス前の、12月25日に最も近い日曜日から数えて、4週間前の日曜日から始まります。
つまり、2022年の場合は12月25日が日曜日なので、その4週前の11月27日からスタートです!
多くの教会では、アドベントが始まると4本のキャンドルが置かれ、最初の日曜日には1本目のキャンドルに火がともされます。次の日曜日が来たら2本目、その次は3本目…と1本ずつともしていき、最後の週には4本すべてのキャンドルに火がともり、クリスマスが近いことを知らせます。
アドベントカレンダーも本来はこれと同じ意味のものですが、一般的に販売されているものの多くは12月1日~24日の期間となっています。いずれにせよ、クリスマスを楽しみに待つ期間という意味では同じですね。
本格派から手作りまで♡アドベントの楽しみ方
ではアドベントの期間はどんなことをすればよいのでしょうか。もちろん、クリスマスを楽しみに指折り数えて過ごすだけで十分ですが、どうせなら今年はツウな楽しみ方に挑戦してみませんか?♡
シュトーレンを少しずつ食べる♪
ドイツで有名なクリスマスのお菓子、シュトーレン。ドライフルーツがたっぷり入って、表面に粉砂糖がかけられたケーキです。ドイツではアドベントの期間中、シュトーレンを少しずつスライスして食べるのが定番。シュトーレンは寝かせることで味がなじんでおいしくなり、焼き立てから少しずつ味が変わっていきます。
日本でも洋菓子店やパン屋などでよく販売されているので、クリスマスまで少しずつ楽しみながら頂くのもおすすめです♪
アドベントカレンダーを手作り♡

ここ数年で日本でもよく知られるようになったアドベントカレンダー。市販のもので楽しむのももちろんOKですが、手作りして誰かにプレゼントするのもとってもおすすめです♡
こちらは編集部Kaoriが昨年作ったアドベントBOX。小さな袋に番号を振り、中にプチギフトやお菓子を詰めて箱に入れ、友人にプレゼントしました♪カレンダータイプよりもかさばらなくておすすめです。
ちなみに、アドベントカレンダーが作れるキットは100円ショップでもいくつか販売されています。気になる方は探してみてくださいね♪
クリスマスが待ち遠しい!アドベントも楽しんで♡
「アドベント」の本来の意味を知ると、アドベントカレンダーを開封するときの気持ちも少し変わってきますよね。キリスト教徒の人たちにとって大切で特別なクリスマス。キリスト教を信仰していなくても、大切な人を想いながらクリスマスを楽しみにする時間が特別な時間であることに変わりはありません。
シュトーレンや手作りカレンダーなど、今年はアドベントも思いっきり楽しんでみてくださいね♡