美容業界に転職したい!
今の仕事が向いてなくて、転職を考え中。
転職するなら、自分の好きな美容系のお仕事がしたいな。
そんなふうに未経験で美容系のお仕事に転職したいと考えている方は、仕事のスキルを証明できる資格を持っていると希望のサロンや企業に採用してもらいやすくなるので、資格を取得しておくのがおすすめです◎
そこで今回の記事では、美容系資格11個と、資格を取るメリットをご紹介。
自分が転職したいと思っているお仕事に転職しやすくなるために、関係のある資格をチェックしてみてくださいね。
美容業界への転職に資格は必要?
美容業界に初めて転職したいと思っているなら、資格を取っておいたほうがいいのか気になるはず。
まずは、美容系の仕事と資格の関係について見ていきましょう。
資格が必須の仕事は少ない
実は、美容業界で資格を持っていなければつけない仕事は多くありません。
美容師や理容師をはじめ、一部の仕事には国家資格がいりますが、それ以外の仕事だと資格はなくても就職できます。
エステやネイルサロンで働いているスタッフを見ると、プロの技術を感じることがありますよね。
ただ、どちらにも法律や制度で何か必要な資格があるわけではなく、それぞれ自分で役に立つ資格を取ったり、資格はなくてもスキルを磨いたりしています。
美容師や理容師の資格がいらない美容系の職種では、民間の団体が資格を用意しているケースがほとんどです。
資格はあった方が転職しやすい
未経験から美容業界へのキャリアチェンジを考えている人には、自分の目指す仕事に深く関係する資格がおすすめです。
仕事のスキルを証明できる資格を持っていると、希望のサロンや企業に採用してもらいやすくなります◎
採用する側が求めるのは、知識と技術があり、すぐに戦力として活躍してくれる人です。
資格を持っていると、仕事自体はしたことがなくても、短い期間で活躍できるようになると期待されます。
つきたい美容系の仕事が決まっているなら、その仕事で生かせる知識やスキルが身につく資格を、ピンポイントで探してみましょう!
資格は新しい業界に乗り込もうとする人にとって、強い武器になるはず。
スキンケアやメイクに関わる美容系資格
ビューティーアドバイザーやメイクアップアーティストに興味がある人には、スキンケアやメイクに関わる美容系資格がおすすめです。
どんな仕事をしたいかイメージした上で資格を選ぶと、転職を進めやすくなりますよ◎
日本化粧品検定®
日本化粧品検定®は、美容に興味があるや美容系専門学校の学生、すでに業界で働いている人が受けられる資格試験です。
化粧品や美容についての知識を広めるために、つくられました。
試験の内容はスキンケアやメイク・ネイルなど、美容に関わるジャンルを広くカバーしています。
1~3級まで三つのレベルがあり、3級はオンラインで受験できて手軽です。
1・2級はマークシートを使った筆記試験で、3級は4択式のチェック方式で試験が進みます。
日本化粧品検定®がおすすめなのは、ビューティーアドバイザーやエステティシャンを目指す人です。
お客さんにたしかな知識をもとに提案ができるようになり、自信を持って仕事に取り組めるはず。
【文部科学省後援】日本化粧品検定
スキンケアアドバイザー
スキンケアアドバイザーは名前のとおり、スキンケアに関する正しい知識を問う資格です。
お客さん一人ひとりの肌状態や悩みにフィットするアドバイスができる、アドバイザーを目指します。
検定で出る問題の内容は、肌の仕組みや化粧品の基礎知識など、美容に直接関わる知識だけではありません。
美容のプロとしての意識や印象をよくする話し方など、売上アップやリピーターづくりにつながる接客の知識も問われるのです。
課題レポートの70%が正解なら、スキンケアアドバイザーの資格を取れます。
もしレポートが合格点に足りなかったとしても、無料で何度でも出し直せるのが魅力です!
スキンケアアドバイザーの資格は、肌の悩みに向き合う仕事ならどの職業でも役立ちます。
基礎化粧品を多く扱うビューティーアドバイザーを目指す人には、特におすすめです◎
一人ひとりの肌悩みに合わせたアドバイスができれば、あなたから買いたいと思ってくれるお客さんに出会えるかもしれません!
美容資格|人気のスキンケアアドバイザー資格通信講座
日本メイクアップ技術検定
日本メイクアップ技術検定は、正しいメイク術をマスターしているかどうかをテストする資格です。
メイクを仕事にする人のスキルや、接客力を上げるのに役立ちます。
実技試験のみで行われるこの検定は、1~3級の3レベルです。
3級は誰でも受験でき、試験の内容は下準備としてのスキンケアやベースメイク・チーク・ハイライトです。
2級は3級を受かっているか、3級と同じ日に受験する人だけが受けられます。
スキンケアにはじまり、フルメイクアップまでの仕上がりで判定する決まりです。
1級は2級を受かっていないと受験できません。
モデルの悩みに沿ったイメージメイクを審査されます。
日本メイクアップ技術検定がおすすめなのは、メイクアップアイテムを多く扱うビューティーアドバイザーを目指す人です。合格できるスキルがあれば、商品のよさが最大限に伝わる接客ができますよ!
メンタルメイクセラピスト®
メンタルメイクセラピストは、外見に悩みを持つ人をメイクの力でサポートする『メイクセラピスト』を育てるための資格です。
世の中には大きなシミや生まれつきのあざ・手術あとなどを見られるのが嫌で、社会とのうまく関われない人がいます。
そんな人達をメイクでサポートするのが、メイクセラピストの仕事なのです。
メンタルメイクセラピスト検定®では、お客さんに満足できる見た目を提供するメイク技術が問われます。
合格には、心理的な課題を解決するメンタルケアの技術も必要です。
試験には筆記と実技のほか、論文試験もあります。
1級に合格するには、インターンの経験も積まなければなりません。
メンタルメイクセラピストがおすすめなのは、医療現場で活躍できるメイクアップアーティストを目指している人です。
患者さんの手術あとやケガのあとをメイクでカバーしてあげれば、後ろ向きになりがちな患者さんの心を前向きに導けるはず。
ホーム - メンタルメイクセラピスト(R)検定
パーツを美しくする美容系資格
ネイルやまつげなどのパーツを美しくする仕事にも、持っていると転職が有利になる資格があります。
ネイルサロンやアイラッシュサロンが求めているのは、すぐにお客さんの前に出せる即戦力です。
資格を取得してスキルや知識を証明できれば、役に立つ人材として採用される確率がアップしますよ!
ネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、ネイリストに必要なスキルと知識を持っていると証明できる資格です。
日本ネイリスト検定試験センターが主催していて、海外でも活躍できるネイリストを育てることを目的としています。
1~3級までの三つのレベルがあり、3級はネイリストとしての基礎をマスターしていることを証明するものです。
義務教育を修了していれば誰でも受験できます。
検定の方式は、実技試験と筆記試験の両方です。
ネイリスト技能検定がおすすめなのは、ネイリストを目指す人すべてです。
ネイリスト技能検定に合格していれば、すぐに現場に立てる即戦力として転職しやすくなりますよ。
技能検定試験 概要
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定は、ジェルネイルの知識と高いスキルを持ち合っていることを証明する資格です。
全国で10万人以上が取っている資格で、お客さんが安心して施術を受けられる『安全なジェルネイル』を広めるためにつくられました。
初級・中級・上級と三つのレベルがあり、初級ではネイルケアやジェルネイルの基礎知識を問われます。
検定は実技試験と筆記試験です。
初級と中級では、ネイリスト技能検定の一定以上の級を取得していると実技試験の第1課題(ネイルケア)が免除されます。
JNAジェルネイル技能検定も、ネイリストになりたい人すべてにおすすめできる資格です。
多くのサロンはジェルネイルをメニューに取り入れているため、ジェルネイルの知識と技術を持つ人材への期待は大きいといえます。
JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会
JEA技能検定試験
JEA技能検定は『日本アイリスト協会』がつくった、正しい技術を持ったアイリストを育てるための資格です。
『アイリスト』とは、まつ毛にエクステをつけたりパーマを施したりする専門職で、施術には『美容師免許』が必要です。
そのためアイリスト関連の資格は、美容師免許がないと受験できないものも少なくありません。
美容師免許がなくても受験できる級があるので、これからアイリストを目指したい人もすぐに受けられて◎
1~3級と三つのレベルがあり、美容師免許がなくても受けられるのは3級です。
実技試験と筆記試験で判定します。
JEA技能検定試験|一般社団法人日本アイリスト協会
エステ業界で有利な美容系資格
エステティシャンを目指すなら、各協会の『認定エステティシャン』を取るのがおすすめです。
認定エステティシャンはスクールで技術を磨かないとチャレンジできないので、エステティシャンとして確かなスキルを持つことの証明になります。
AJESTHE認定エステティシャン
AJESTHE認定エステティシャンは、『日本エステティック協会』が主催する資格です。
合格すれば、エステの基礎知識とスキルを持っていると証明できます。
受験できるのは、次の条件をすべて満たしている人です。
・年3回行われる『エステティシャンセンター試験』に合格している
・日本エステティック協会の認定校で300時間以上、または1000時間以上のコースを修了している/または実務経験が1年以上ある
・日本エステティック協会の正会員
筆記試験(エステティシャンセンター試験)と、フェイシャルとボディの実技試験で合否が決まります。
資格・検定 | 日本エステティック協会
AEA認定エステティシャン
AEA認定エステティシャンは『日本エステティック業協会』が主催する資格試験です。
レベルは基礎資格の『認定エステティシャン』にはじまり、一つ上の『上級認定エステティシャン』、1番上の『認定インターナショナルエステティシャン』まで用意されています。
入り口となる認定エステティシャンは、次のどちらかに当てはまれば受験できます。
・日本エステティック業協会の認定校でカリキュラムを履修した
・サロンでの実務経験を1年以上持っている
合否判定の基準は、エステティシャンセンター試験(筆記試験)と実技試験の出来ばえです。合格した後、協会に登録することで資格を取得できますよ。
AEA公式サイト|資格取得について
最強の美容系資格は国家資格!
美容系の資格の中でも、国家資格の『美容師免許』や『理容師免許』は取るのが難しい資格です。
ただ、その分だけ高いスキルや知識の証明にもなります。
国家資格がいる仕事につきたい人は、十分な勉強時間を取って合格を目指してみてはいかがでしょうか?
美容師免許
『美容師』免許と聞くとサロンで髪を切ったり、パーマやカラーを施したりする仕事をイメージする人が多いかもしれません。
ただ、ほかにも美容師免許が必要な仕事はあります。
メイクやヘアスタイルをセットする『ヘアメイクアップアーティスト』や、まつげエクステやまつげパーマを施術する『アイリスト』が例です。
簡単に言うと、首から上の見た目を美しく変える施術は、美容師免許がないとできません。
美容師免許を取るには、都道府県の知事が指定する美容学校を卒業し、美容師試験を受けます。
試験は筆記試験と実技試験の両方です。
受験資格に年齢は関係ないため、働きながら夜間課程を卒業すれば、社会人でも合格を目指せますよ。
美容師法の概要 |厚生労働省
理容師免許
理容師免許も美容師免許を同じく、国家資格の一つです。
理容師免許を取ると、理容室でカットやカラーリング、シェービングなどを担当できるようになります。
美容師免許との違いは、担当できる仕事の種類です。
理容師は美容師にできないカミソリを使ったシェービングが認められていますが、美容師ができるヘアセットやメイクはできません。
理容師免許も、都道府県知事の指定した理容学校を卒業すると、受験できるようになります。
実技試験と学科試験に合格して申請すると、理容師免許がもらえますよ。
理容学校にも夜間課程があるため、働きながらでも合格を目指せます。
理容師法の概要|厚生労働省
美容系資格を取ってステップアップしよう♡
美容系資格の多くは、資格がなくては就職できないというものではありません。
ただ、ほかの業界と同じように、美容業界でも即戦力になる人が求められています。
未経験からキャリアチェンジをしたいなら、つきたい仕事に関わる資格を取ったほうが、転職を進めやすくなりますよ◎
ご紹介した資格の中で気になるものがあれば、詳しくチェックしてみてくださいね。
仕事に必要なスキルだけでなく、向上心もある人と評価してもらえるかもしれません。
美容系の資格を取って、あなたの人生を望む方向にステップアップさせましょう♡