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宮田理江さん宮田理江
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夏フェスやキャンプのおしゃれ術♡街中使いもOKな着こなしとは?

夏本番を迎え、夏フェスやキャンプ、BBQなどの機会も増えてきましたよね。体を動かす場面が多いだけに、動きやすい服装を選びたくなりますが、自分らしいおしゃれも忘れたくないところ。機能性重視に傾きがちなフェス&キャンプ系のスタイルにも、最近は街中でも対応したくなるようなバリエーションが続々と登場しています。今回はそんなアウトドアシーンでも街中でも着回しがきくアイテムについて、ファッションジャーナリストの宮田理江さんに教えていただきました。

更新 2022.08.12 公開日 2022.08.12
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スタイリングやアイテム選びに一工夫するだけで、いつもとは違ったフェス&キャンプスタイルに仕上げられます。今回は英国発の総合アウトドアブランド「karrimor(カリマー)」から新コーディネートをピックアップ。リュックサックで有名なブランドだけに、ハンズフリーはお手のもの。アウトドアや外歩きが楽しくなりそうなスタイリングを見ていきましょう。

ロングスカート派

腰巻きで差し色 帽子とポシェットで立体感

カリマーロングスカート派

フェスやキャンプで、日焼けや虫よけに役立つボトムスがロングスカート。暑そうに思われがちですが、ゆったりシルエットを選べば、風が通るから意外と涼しく過ごせます。
着丈の長いマキシ丈は、日やけ・虫よけ対策はもちろん、レッグラインをカバーするうえでも効果的です。
 
まずは色に注目。帽子とスカートをブルー系で統一しています。白Tシャツで、さわやかなツートーンにまとめました。腰に巻いたイエローのライトジャケットが差し色効果を発揮。ウエスト周りにメリハリを加えたいときに使えるテクニックです。

カリマーロングスカート

上下それぞれ1枚でのスタイリングが多くなる、アウトドアの装いには、帽子やポーチといった「出っ張り系」の小物を取り入れると、立体感が加わって、おしゃれ感アップ。
素材や加工に気を配るのも、フェス&キャンプの大切な心得。帽子にはUV加工タイプを選んで。リネン素材なら涼しく過ごせます。
 
急な雨に備えて、マキシ丈スカートにははっ水加工を施したいもの。両手がフリーになるポーチは、財布もスマートフォンも収まる大きめタイプが便利です。

グリーン系を選んで、アウトドア気分をアップ

グリーン系

同じスカートを使った別のコーディネート。
かなり印象が違って見えますね。一番の理由は、グリーン系アイテムを取り入れたから。屋外でのフェス&キャンプにふさわしいナチュラルな雰囲気が備わりました。
 
長袖のスウェットトップスは日焼けや虫刺されを防ぐ効果が大。ロングスカートに合わせれば、のどかで優しげなコーデの出来上がり。キャップとトップスをグリーン系でそろえて、リラックスした雰囲気に。大ぶりのショルダーバッグでほっこり感を加えました。
 

グリーン系バックスタイル

 フェス&キャンプでは背中側からの視線を受けることも多くなります。後ろ姿の印象を強めるには、バックプリントが効果的。キャップから髪をあふれさせる小技で立体感も添えて。
 
足元はハイカットスニーカーという、ややストリート寄りのシューズを迎えて、軽快な表情をプラス。ハイキングブーツ感覚で履いた、街中ルックにも使えるスタイリングです。
 
グリーンとブルーはなじませやすい間柄です。自然界に由来する色だけに、山や海辺の眺めに溶け込む装いにぴったり。アウトドア気分を盛り上げたいときにぜひ取り入れてみて。

ショートパンツ派

セットアップで統一 程よい「きちんと感」を演出

セットアップ1

フェス&キャンプのボトムスで、ショートパンツは主役級の存在です。足さばきが楽なうえ、着心地も軽やか。フレッシュで元気なムードも、こういう場面でショートパンツが人気の理由です。
 
アクティブな見え具合は歓迎なのですが、幼く映ったり、「短パン」感が出ないようにしたいところ。そこで、上下がそろったセットアップなら、「きちんと感」を演出できます。ショートパンツはキーアイテムだから、チープに見えないデザインを選ぶのがおすすめ。ブランドロゴやポケットなどのディテールで違いを際立たせましょう。

マウンテンパーカーを羽織れば、ショートパンツの格上げが叶います。正面を全開にして、Tシャツをのぞかせて、すっきり見せたり、襟を立てて、凜々しく見せたりする小技も試してみてくださいね。

セットアップバックスタイル


着こなしのポイントは色数を抑えるところ。同系色を軸に2色程度にとどめると、全体がスマートな印象にまとまります。
 
背中側のアクセントに活用したいのは、表情を宿したリュックです。こちらは巾着タイプのナップサック。小ぶりサイズのおかげで華奢感が出て、バックショットに抜け感も備わりました。

ストリートテイストはベーシックカラーでシックにまとめる

カリマーベーシックカラー

気負わないフェス&キャンプの気分に合うのは、ストリートテイストの装いです。ショートパンツに合わせるなら、オーバーサイズのスウェットフーディが使えます。性別にとらわれない「ジェンダーレス」な印象に仕上がるのも、このスタイリングのいいところ。パートナーとシェアするような感覚で着こなしてみて。
 
華やいだイメージに盛り上げる選択肢もありますが、黒やグレーなどのベーシックカラーでまとめると、クールにまとまります。フェス&キャンプではチアフルな元気系のコーデが多い中で、あえて大人っぽく見せやすい色選びです。

ショートパンツは黒を選んで、ルック全体を引き締めています。デイパックとサンダルにも黒を配して、シャープなムードに。性別をあまり感じさせないスタイリングです。
 
熱中症対策の意味からも、飲み物はしっかり持ち運びたいところ。たっぷり入る大ぶりサイズのデイパックは、ボディを華奢見えさせる効果を発揮。白ソックスとスポサンのコンビネーションで、愛らしいハズしの雰囲気も醸し出しました。

シーンフリー派

シンプルでクールにまとめて、街中でも移動中でも着替え不要

カリマーブラック

アウトドア感を出しすぎないアイテムは、普段使いでも重宝します。フェス&キャンプではアクティブな装いが増えるだけに、街中でも使いやすいクールなアレンジは、かえって自分らしさを示しやすいコーディネート。
 
こちらのトップスは長袖に見えていますが、実は半袖になるトランスフォームタイプ。両袖を身頃の内側に設けたポケットに出し入れ自在。天気や気分に応じて、2wayで使い分けられます。ユニセックスの仕様なので、街中使いにも役立ちそうです。

ボトムスに選んだのは、多機能型のスラックス。お仕事シーンからフェス&キャンプまで、幅広い場面で着回せます。現地で着替える手間を省けるのもこのようなマルチシーン系ウェアのよさです。
 
上下の色をダークトーンでまとめれば、シックでモダンな印象をまとえます。靴だけは白を選んで、コントラストをくっきり。大きめのリュックサックは背中にタフ感を漂わせてくれます。

ハンズフリーが便利!自分オリジナルな装いを存分に楽しんで

疲れを減らし、一日をフルに楽しむには、両手の空くハンズフリーが大事。荷物は肩や背中に任せて、両手をしっかり解放しましょう。「カリマー」のボトムスにはポケットが多いのに加え、小物を引っ掛けられるループ類も備わっているので、いちいち背中のバッグを開け閉めする手間も省けます。

速乾性をはじめ、丈夫さや通気などの機能面は、タフなアウトドアシーンでの快適さにつながるから、信頼できるアウトドアブランドを選ぶことは大切です。「カリマー」は1946年に英国で創業した、75年以上の歴史を持つ本格派のアウトドアブランド。名前の由来は「carry more=もっと運べる」という頼もしい言葉。登山の伝説的ブランドとなり、今ではファッション性の高いウエアや小物類でも人気を得ています

フェスやキャンプは、被りを避けて、自分オリジナルな着こなしで過ごしたいイベント。ウェアだけでなく、帽子やバッグなどの小物使いもアレンジのポイントに。今回紹介した街中でも対応できるシーンフリーな着こなしは、ウェアの出番を増やしてくれます。まだまだ感染症対策に気を抜けない状況が続きますが、せっかくのオープンエアな場面だから、おしゃれの面でもしっかり楽しんでくださいね!

画像協力:カリマー

ファッションジャーナリスト:宮田理江さん

Profile:10を超えるメディアで連載を持つファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。新聞からSNSまで多彩なメディアを通じて海外・国内コレクションのリポートや最新トレンドの紹介などを発信。次シーズンのファッション予測、着こなしテクニックの解説、おしゃれ市場の動向分析、ファッション関連ニュースの執筆、映画のファッション読み解きなどを多面的に手掛けている。著書『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(ともに学研パブリッシング刊)は、中国、台湾、タイでも翻訳発売されている。

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