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田中いつき
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カリスマ産婦人科医・宋美玄先生に聞く! 女子の体とうまく付き合う方法

いつも一緒にいるけれど意外と知らない自分の体のこと。テレビやSNSで活躍している産婦人科医の宋美玄先生の近著『女医が教える オトナの性教育』には、女子会や彼との会話で出てくる、女性の体についてのアレコレがたくさん載っているんです。書籍から、毎月憂鬱な生理痛や、デリケートゾーンのかゆみやにおいへの対処法などについて紹介します。

更新 2022.08.24 公開日 2022.08.25
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宋美玄先生の近著『女医が教える オトナの性教育 今さら聞けないセックス・生理・これからのこと』がお役立ちなんです!

なんとなーく、学校の保健の授業を受けたり、雑誌の特集を見たりしてわかったような気がしているけれど、生理痛は人によって痛みが違うみたいだし、デリケートゾーンのケアの方法の正解は未だにわからないし、大人になっても謎が多い自分の体のこと。

SNSやTVで活躍しているカリスマ産婦人科医・宋美玄先生の著書『女医が教える オトナの性教育 今さら聞けないセックス・生理・これからのこと』には、そのあたりの「正解はよくわかんないけど、誰かに改まって相談するのも恥ずかしい……」ということがたくさん載っているんです。

エッセイ風の漫画が導入してくれるのでとっても読みやすいのも◎。本の内容から一緒に勉強してみましょう♡

毎月憂鬱な生理痛。とりあえず温めているけれど、結局どうするのが一番いいのかな?

生理痛対策としてメジャーになってきている「温活」。何もしないよりはいいかなと思ってカイロを貼ってみているけれど……。

「子宮は、からだの中心部にあって外気の影響を受けないし、温かい血液が流れる太い血管が周りに何本も通っています。人体の中でも冷えにくい臓器なんです。心臓や肺の冷えがあおられることがないのに、なぜ子宮ばかりが冷えるといわれるの? 子宮の温度、誰が計ったの? と、突っこみたくなることばかり」(宋美玄先生)

なんと、生理痛に温活は無効なのだそう。でも、確かに冬のどんなに寒い日でも、指先よりお腹が冷たいなんていうことは無いですもんね。

生理痛の原因は「プロスタグランジン」という物質が分泌されることによるもの。

「鎮痛剤には、プロスタグランジンの生成を抑える成分が含まれています。温めても治らない生理痛に今すぐ対処したいなら、『鎮痛剤』を飲むことです」(宋先生)

それも「痛くなる前」に飲んだほうが効果が高いのだそう。目からウロコですよね。

とはいえ、「鎮痛剤でも痛みが引かないとか、ひどい痛みの場合は子宮内膜症などの病気の可能性が十分にあり得ます」とのことなので、そういう場合は我慢せず婦人科を受診して、相談しましょう。

そもそも、生理の普通って何?

自分の経血の量って、他の人より多いのか少ないのか、わからなくないですか? 20代の女性であれば、もうかれこれ生理と10年くらいは付き合っていて「まあ、毎月こんなものだし」と思いがち。

でも、ちょっと待って。今、10人に1人は生理が重くなる「子宮内膜症」という病気だと言われているんです。

「鎮痛剤を飲まないと耐えられないほどの、ひどい痛みが毎度起きる場合は、子宮内膜症の可能性が高いかもしれません」(宋先生)

そのほかにも、レバー状の塊が多く出たり、出血がダラダラと続く場合などは、「チョコレートのう胞」や「子宮筋腫」という病気が隠れている場合も。これらは放っておくと不妊の原因のひとつにもなります。

「年に一度は病院で、子宮と卵巣の検査をするのがおすすめです」(宋先生)

逆に何もしていないのに生理が来ないという場合も、妊娠の可能性以外に病気が隠れていることが! ぜひ、婦人科にかかる習慣を身に付けましょう。内診台に乗るのが不安な場合は、腹部からの超音波検査で済ませられることもあるそうなので、医師に相談するといいですよ。

実は生理をコントロールする選択もあり!

痛みを回避するのはもちろんですが、そもそも生理を止めたり軽くしたりするという選択肢もあります。それには「低用量ピル」や子宮内に入れておく子宮内黄体ホルモン放出システムである「ミレーナ」を使います。

「毎月、毎月生理があるというのは、子宮や卵巣に相当な負担をかけているということ。負担の原因である生理を止めることは“自分のからだを守ること”になるのです」(宋先生)

生理を止めることは何も悪いことではありません。

低用量ピルは保険適用・ジェネリックなら月に1千円程度。ミレーナは保険適用で1万円台前半ですが、5年間は効果が持続するのだそう。

どちらも継続的に婦人科にかかる必要は出てきますが、毎月痛みに苦しむことを考えたら、かなりコスパがいいのではないでしょうか?

実はMERYスタッフもミレーナを入れているのですが、ほぼ出血がなくなり痛みからも痒みからも解放され、快適です。正直、もう生理のある生活には戻れないなと思っています。

かゆい!くさい!こんな人にはなかなか言えないお悩みはどうしたら?

かゆみやにおいがあるからといって、デリケートゾーンをゴシゴシ石けんで洗っていませんか?

実は、膣を洗うのはNG! 粘膜である性器を洗いたいときは、デリケートゾーン専用ソープを使うといいのだそう。

「膣の中には、元々“いい菌”がいるんです。その菌のおかげで、雑菌の繁殖が抑えられているのですが、膣の中を普通のソープで洗ってしまうと、そのいい菌が死んでしまうのです。そうすると雑菌が繁殖し、かゆみ、炎症などのトラブルにもなりかねないし、いいことはありません」(宋先生)

よかれと思ってやっていたことが逆効果だったとは……。

では、デリケートゾーンのかゆみやにおいはどうしたらよいのでしょうか。

「毛が密集していれば蒸れてかゆみも起こりがち。毛に排泄物や生理の血などがついてしまうこともありますよね。アンダーヘアをなくすだけで、そういったお悩みが解消され、めちゃくちゃ快適になることもあります」(宋先生)

VIO脱毛するとなるとお金もかかるし……と躊躇している人に朗報です。なんとハサミで短くカットするのも効果的とのこと! 整えるくらいにしておけば温泉などでも恥ずかしくないですし、手軽に自宅でできますよね。

それでもかゆみやにおいがおさまらないときは、婦人科で相談してくださいね。

あなたの体のことを決めるのは、あなた自身!正しい知識をきちんと取り入れて、体と仲よく過ごそう♪

自分の体のことなのに、知らないことがたくさんあって驚いてしまった人もいるのでは。なんとなくの知識で「いつもそんなものだし……」と、我慢する必要はまったくないんですよ。

究極的には自分の体を守れるのは自分だけ。正しい知識を身に付けて自分の体と仲よくなりましょう♡

『女医が教える オトナの性教育 今さら聞けないセックス・生理・これからのこと』には今回取り上げたこと以外に、セックスや性感染症、妊娠などのトピックスも掲載されています。気になる方はぜひページをめくってみてくださいね。

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