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ポイント運用ってなに?ポイント投資との違いやメリットも紹介

『ポイント運用』という言葉を聞いたことはありますか?ポイント運用とは、放ったらかしでポイントが増えるかもしれない、ポイ活ユーザーにうれしいサービスのことです。ポイント運用を初めて知った人に向けて、その内容やメリットを解説します。

更新 2022.06.17 公開日 2022.07.03
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そもそもポイント運用って?

『ポイント運用』の内容を、詳しく説明できる人は少ないかもしれません。ここでは、『ポイント運用とは何か』に加え、混同しがちな『ポイント投資』との違いを解説します。

貯まったポイントで投資を体験できる

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買い物やサービスの利用で貯まったポイントを使って『投資を体験できる』のが、ポイント運用です。株式や投資信託の価格に連動し、ポイントが増えたり減ったりします。

ポイント運用を理解する上で注目したいのが、その運用方法です。ポイント運用では、貯めたポイントを投資に使える『運用ポイント』に変換して運用するのが一般的です。

ポイントのまま運用するので、上がった利益もポイントで受け取ります。ポイント運用では、実際のお金が増えたり減ったりすることはありません。

ポイント投資となにが違うの?

ポイント運用と間違えやすいサービスに、『ポイント投資』があります。字面が非常に似ている両者の大きな違いは、ポイントを運用する方法です。

ポイント運用がポイントのままで投資するのに対し、ポイント投資ではポイントを現金化して運用します。そのため、ポイント投資では利益も現金で受け取ります。

ポイント投資は、ポイントが運用資金の元手であっても、実際の投資は現金で行うため、ポイント運用より本物の投資に近い仕組みといえるはず。

ポイント運用のメリット

ポイント運用は、『投資に興味があるけど、何から始めたらいいかわからない』という悩みを持つ人におすすめのサービスです。ここでは、初めて投資にチャレンジする人向けのポイント運用のメリットを紹介します。


手軽に始められる

ポイント運用のメリットは、手軽にチャレンジできるところです。ポイント運用は、実際のお金ではなくポイントで投資を行います。実際のお金を投資に回すわけではないので、たとえ損をしてもお金が減ることはありませんよ。

リスクを警戒し、投資に二の足を踏んでいる人は多いはず。でも、ポイント運用なら失敗してもポイントが減るだけなので、家計に負担を与えません。そのため、精神的なプレッシャーが少なく、チャレンジしやすい投資方法といえます。

使っていないポイントを有効活用できる

使い道に困ったり、有効期限が近付いたりしているポイントを活用できるのも、ポイント運用のメリットです。

ポイントを貯めるのが好きな人の中には、貯めることばかりに集中して使うことに無頓着な人も多いはず。また、ポイントに有効期限がある場合、期間内に使い切ろうとするあまり、不要な商品やサービスを買ってしまう人もいるでしょう。

ポイント運用は、貯めたポイントを『利益を生む源』として有効活用できますよ。ポイントに運用という形で働いてもらえば、放ったらかしで利益を運んできてくれるかもしれません。

口座を開設する必要がない

ポイント運用のメリットとしてよく挙げられるのが、運用をスタートするのに口座が必要ないところです。

株式や投資信託を購入するには、証券口座が必要です。口座を開設するには必要書類をそろえたり、審査を受けたりと時間がかかるので、思い立ったときに投資を始めることはできません。

でも、ポイント運用はポイントのままで投資に回す仕組みなので、口座開設は不要です。サービスのアカウントと、運用可能な数に達したポイントさえあれば、すぐにでも始められますよ。

ポイント運用のデメリット

投資初心者にうれしいメリットが多いポイント運用ですが、デメリットもあります。ポイント運用へのチャレンジを計画中の人は、デメリットも同時に知っておくと、後悔のない投資が実現するはず。

小さいながらもリスクはある

一般的な投資やポイント投資より規模は小さいですが、リスクが隠れているのがポイント運用のデメリットです。

株式や投資信託の価格に応じてポイント数が増減するポイント運用では、連動する金融商品の価格が下がると、ポイントが減る可能性があります。

『投資の体験』とはいえ、ポイント運用もれっきとした投資なので、元本は保証されていません。連動する株式や投資信託の値動きが大きくなれば、大幅にポイントが減ってしまう可能性もあることを覚えておいてくださいね。

大きな利益は期待できない

まとまった利益を得にくいのも、ポイント運用のデメリットといえます。ポイント運用で使うのは、買い物やサービスの利用で貯まったポイントなので、元手は少なくなりがちです。どんなにポイントが貯まっていたとしても、多くて数万円分が限度のはず。

ポイント運用は『ローリスク・ローリターン』の投資方法なので、投資に回せる額が小さければ得られる利益も小さくなります。大きく利益を出すよりも、少しずつ利益を重ねていくコツコツ派の人におすすめの投資法といえます。

ポイント保有者が亡くなっても相続できない

ポイントを持っている人が亡くなるとポイントが失効してしまうのも、ポイント運用のデメリットに挙げられますね。サービスで貯められるポイントは、相続の対象ではないことが多いからです。

株式や投資信託は、それを保有する人が亡くなっても、相続人が引き継げます。一方、ポイントは本人しか保有できない資産なので、保有者が亡くなると運用で貯めたポイントは失効してしまうのです。

ポイント運用サービスの選び方

ポイント運用では、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。ポイントの種類と投資できる対象に注目してサービスを選べば、あなたに合った運用が実現できるはず。

よく利用するポイントで選ぶ

ポイント運用のサービスを選ぶときは、普段から貯めたり使ったりしているポイントが使えるサービスを選ぶのが◎。そうすれば、投資に必要な元手が自然と貯まっていきますよ。

また、運用で増えたポイントを使いやすいことも、普段使っているサービスで運用を始めるメリットです。なじみのないポイントで運用を始めると、運用に必要なポイントがなかなか貯まらないうえ、使い勝手も悪いでしょう。

ポイント運用のうまみは、得た利益を使って初めて実感できるものです。普段使っているサービスなら使い方もよくわかっているので、増えたポイントを持て余す心配はありません。

投資できる対象で選ぶ

『投資の体験』としてポイント運用を始めるなら、『何の値動きに連動させて投資できるのか』でサービスを選ぶのも手です。対象となる金融商品の相場感覚がつかめるようになりますよ。

ポイント運用が連動する値動きの対象は、日本株やアメリカ株、現物資産の金などサービスによって異なります。

日本株の相場感覚を磨きたいなら、日経平均株価の変動に合わせてポイントが増減するコースを選ぶと◎。自分の予測をもとにして運用に回すポイント数を調整すれば、予測が当たっているかを運用結果で体感できますよ。

また、特定の金融商品を選ぶとそれに関するアンテナが強化されるのも、投資の対象でサービスを選ぶメリットです。いろいろな情報が入ってくるようになるので、自然と投資の勉強につながりますよ。

ポイント運用ができるサービス4選

ポイント運用ユーザーに人気のサービスを四つ紹介します。各サービスがおすすめの人もあわせて紹介するので、ポイント運用のサービス選びに迷っている方は参考にしてみてくださいね。

楽天PointClubのポイント運用

楽天PointClubのポイント運用は、楽天ポイントで運用できるサービスです。ユーザー数が600万人を突破した人気のサービスで、期間限定ポイントを除く100ポイントから運用可能ですよ。

楽天のポイント運用は、登録後にコースを選んでポイントを追加するだけで始められます。コースは変動が激しい『アクティブ』と変動が緩やかな『バランス』の二つで、積極的にポイントを増やしたい人はアクティブを、安定的な運用を目指す人はバランスを選ぶといいでしょう。

楽天のポイント運用がおすすめなのは、楽天市場をよく利用する人や、楽天カードを日常の買い物で使う人です。

PayPayのポイント運用

PayPayのポイント運用とは、PayPayで決済したときにゲットできるPayPayポイントでポイント運用できるサービスです。1円から運用可能なのが特徴で、ポイント運用を気軽に始めたい人に適していますよ。

始め方は、PayPayアプリから『ポイント運用』を選択し、コースを選んで運用額を追加するだけです。コースは値動きの激しい『チャレンジ』と、変動が緩やかな『スタンダード』、アメリカのIT企業中心の『テクノロジー』の3つがあります。短期で結果を出したい人はチャレンジを、長期でじっくり運用したい人はスタンダードを選ぶといいでしょう。

PayPayのポイント運用がおすすめなのは、PayPayを決済アプリとしてよく使用する人や、Yahoo!ショッピングを利用する機会が多い人です。

dポイント投資

dポイント投資とは、dポイントを使って投資できるサービスです。名前には『投資』とありますが、その内容はポイント運用そのものですよ。100ポイントから運用でき、投資信託の価格に連動しています。

選べる運用方法は『おまかせ』と『テーマ』の二つです。おまかせではさらに、積極的に運用する『アクティブコース』と、安定的に運用する『バランスコース』の二つに分けられます。テーマで運用する場合には、日経平均株価や金、米国大型株など10のテーマから好きな方法を選択可能です。

公式サイトでdポイントを運用ポイントに交換し、運用方法を選ぶことで投資をスタートできます。dポイント投資がおすすめなのは、ドコモユーザーやd払いを決済アプリとして利用している人です。

au PAY ポイント運用

au PAY ポイント運用とは、Pontaポイントで投資体験ができるサービスです。ユーザー数が100万人を超えた人気のサービスで、100ポイントから運用できますよ。

サービスを利用するにはau PAY アプリが必要で、ホームタブから『ポイント運用』をタップし、運用ポイント数を決定するだけで投資がスタートできます。コースは一つだけなので、コース選びに迷って運用が始められない人におすすめです。

アプリ内には、運用方法をミッション形式でレクチャーしてくれたり、他のユーザーの運用状況を参考にできたりするコーナーが設けられています。これらを参考にしながら運用にチャレンジすれば、自分の運用方法をレベルアップできるはず。

au PAY ポイント運用がおすすめなのは、auユーザーやPontaポイントを貯める機会が多い人です。

ポイント運用で眠っていたポイントを有効活用

DHOLIC

ポイント運用は、ポイントを使って投資の疑似体験ができるサービスです。知識のない人にはハードルが高い投資を手軽に体験できる、投資初心者向けのサービスといえます。

もし、使い道がなくそのままにしているポイントがあるのなら、ポイント運用を始めることで、小さな利益がうまれるかもしれませんよ。自分が日頃よく利用するサービスを選んで、ポイント運用にチャレンジしてみては?

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