生理用品、もっと気軽に使えたらいいのに……。
「生理用品がない!」
急な生理に、焦った思いをしたこと、ありませんか?
また、昨今では「生理の貧困」といったテーマを含め、生理用品に関するさまざまな議論が起こっているんです。スコットランドでは、生理用品を無料提供する法案が成立したことが、一時期大きな話題となりました。
生活に欠かせないものだからこそ、もっと気軽に使えたら、うれしいですよね。
そんな「生理用品」にまつわる素敵な取り組みが、ファミリーマートで試験的に開始されたんです。
「ファミリーマート東京家政大学店」にて生理用品を無料提供
ファミリーマートでは、大手コンビニエンスストアとしては初めて、生理用品用のクラウドシェルフ「つながるナプキンBOX」の試験設置を始めました。
「クラウドシェルフ」とは、アイテムを自由に寄付・利用できる助け合いの仕組みのこと。
今回設置されているのは、女性の利用客が多い「ファミリーマート東京家政大学店」です。
店内トイレに設置されている「つながるナプキンBOX」のナプキンは、無料で利用することが可能。特にお店への申し出も必要ありません。
未使用の生理用品を、店内トイレにて設置してある専用ボックス「つながるナプキンPOST」に寄付することも可能で、寄付された生理用品は店員が検品の上、クラウドシェルフへと補充されます。
まさに「つながる」プロジェクトなんです。
試験設置されている店舗スタッフに事前にアンケート実施したところ、以下のような意見が挙がっています。
「私の場合、当該用品の使用日は本当に憂鬱で、過去に何度もトイレに駆け込み、手持ちが少なくなるこもあるのでとても助かります」(学生アルバイト・女性)
「トイレットペーパーと同じ扱いで設置ができれば、いざという時に安心できるのでいいですね」(パート店員・女性)
女子大学構内にあり、利用するお客さんのほとんどが女性であるという「ファミリーマート東京家政大学店」。もちろんそれだけではなく、店舗とお客さんの信頼関係が成り立つからこその取り組みであると言えそうです。
全国のファミリーマートで「生理用品各種2%引き」も!
「つながるナプキンBOX」の設置期間は2022年3月4日(金)より約3か月間。同時に2022年5月30日(月)までは、沖縄県を除く全国のファミリーマートにて「生理用品各種2%引き」サービスが行われています。
「本当に生理用品を必要としている人に届けたい」、そんな想いから誕生した今回のプロジェクト。
今回は限定店舗での取り組みとなりますが、少しずつその輪が広がって、いつかもっと自由に生理用品を使える日が来るかもしれません。
「生理用品がない!困った!」なんて叫ぶ人がいなくなる世の中になると、とても素敵ですよね。