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「防災ごはん」ってどんな味?メスティンで炊くアルファ化米やタンパク質がとれる米粉クッキーを食べてみた!【実食レポ】

3月になると、いろいろな防災の催しが行われます。そして現在、オンライン上でも「#新潟防災フェア」が行われているんです! 新潟の企業が新潟ならではの、防災にも役立つグッズを作って販売している本フェア。MERYスタッフが実際にフェアに登場している防災ごはんやグッズを試してみた様子をお届けします♡

更新 2022.03.17 公開日 2022.03.11
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新潟のメーカーが集まったオンライン上の「#新潟防災フェア」

3月になると気になってくる防災グッズ。ニュースや雑誌、店頭でもいろいろな商品が紹介されていますよね。でも、「どんな感じなんだろう?」と気になっても、なかなか試すところまではいかないのでは。

応援購入サービス「Makuake」では、中越大震災以降、被災経験を活かし開発を進めてきた新潟のメーカーが集まって、オンライン上で「#新潟防災フェア」を開催しています。

新潟といえば米どころということで、お米にちなんだ商品がたくさん! とはいえ、防災ごはんって本当のところおいしいの!?

気になったくいしんぼうなMERYスタッフが、「#新潟防災フェア」に出品されている防災ごはんを実食した様子をお届けします♡

香ばしさがたまらない!パン屋さんが作った「お米と大豆で作った ライスクッキー」/山重

新潟市を中心にベーカリーを営む「山重」。「サフラン」と言ったら「あ!」となる新潟県民は多いはず。防災フェアにはパン屋から見たお米を使った商品として、「お米と大豆で作った ライスクッキー」を出品しています。

実はお米の消費量って、減り続けているんです。もちろん人口が減っていることも要因ですが、その他のものを食べる場面が増えていることも大きな要因。でも、お米を作る田んぼって、水を保つ機能や生物多様性を維持する上でも大切な場所なんですよ。

そんな場所を大切にしたい、お米を作る農家さんを身近に感じている新潟のパン屋さんならではの商品として、パン屋さんの技術で焼き上げたクッキーが登場です。

「お米と大豆で作った ライスクッキー」1袋(8枚入り)10袋セット¥3,690など

「お米と大豆で作った ライスクッキー」は名前の通り、米粉と大豆粉を使って作られています。大豆はタンパク質を豊富に含むので、タンパク質の補給もできちゃいます!

パッケージを開けると香ばしい香りがたまりません♡ そして、食べてみるとびっくり! 塩味なんです。ほんのりとした米粉と米飴の甘みは後からやってきます。さっぱりとした後味で、食べやすい味わい。

被災時には封を開けただけで食べられるものがあることが大切。誰もが食べやすい小さなクッキーは、非常時の力強い味方になりそうです。

3か月の賞味期限があるので、デスクに常備しておくと小腹が減ったときや、ランチを食べる余裕もないというあるあるな事態にも役立ちそうです。汁物との相性もいいので、インスタントスープとセットにしておきたいですね。

おかゆ専門メーカーが作った「白がゆ」/ヒカリ食品

ヒカリ食品「白がゆ」

病気のときに食べるイメージが強いおかゆですが、そんなおかゆを専門としているメーカーが「ひかり食品」。新潟のコシヒカリを使ったさまざまなタイプのおかゆをパックにして販売しています。

今回販売しているのは「白がゆ」10個入セット。

工場のある新潟県五泉市は、新潟県内では名水の里として知られる町。「5つの泉」の字の通り、湧き水がふんだんに出る場所で、新潟産コシヒカリと水だけを使ったシンプルなおかゆを作っています。

「白がゆ」(10個入)¥2,500

パックから出して、少々電子レンジにかけてからいただきます! シンプルだからこそ、お米の甘みを感じるおかゆで、誰もが食べられる味になっています。

これは被災時だけでなく、ちょっと体調が悪いなんていうときにも活躍してくれそうです!

賞味期限は5年6か月と超長持ちなのも、防災ごはんとして優秀なポイント! また、パックごと湯煎して温めることもできるので、万が一、電気が使えない状況でも、火があれば温かいおかゆを食べられます。ぜひ備蓄しておきたいですね。

ポン酢をかけたり、サラダチキンを乗せたりすると、中華風のおかゆとなって朝ご飯にぴったり。

シンプルだからこそ、いろいろなアレンジが際立ちそう。ぜひお好みの食べ方で楽しんでくださいね。

キャンプに使えちゃう!「お外ご飯体験キット」/関川産業

「お外ご飯体験キット」

新発田市で住宅設備関係から食に関するショップ「セキカワカナモノ」まで、幅広く手掛けている「関川産業」。

「お外ご飯体験キット」として、「竹かご入りおにぎりご飯セット」や「新潟産コシヒカリ炊き込みご飯とメスティンセット」、「新潟産コシヒカリ炊き込みご飯と大人の塩引き鮭とメスティンセット」など、アルファ化米を中心としたセットを販売しています。

今回は、「新潟産コシヒカリ炊き込みご飯と大人の塩引き鮭とメスティンセット」でごはんを炊いてみましたよ。こちらのセットはメスティン(網、収納巾着付き)、炊き込みごはん、大人の塩引き鮭、おにぎり塩(柚子塩)のセットになっています。

メスティンは、キャンプブームとともに2020年ごろからとても人気が高まっている角型の飯盒のこと。これひとつでいろいろな料理が手軽にできちゃうため、人気なのです。今回はこれで、お外でアルファ化米を炊きます!

「新潟産コシヒカリ炊き込みご飯と大人の塩引き鮭とメスティンセット」¥5,910

「お外ご飯体験キット」

固形燃料(25分用)、簡易コンロ、下に敷く耐熱シートなどを100円ショップで追加購入しました。最近では防災やキャンプに使えるグッズが100円ショップでもたくさん販売されているので、あわせてチェックしてみてくださいね。


「お外ご飯体験キット」

作り方は簡単! 簡易コンロとシート、固形燃料をセット。メスティンにひじきの炊き込みごはんを入れます。200mLの水を入れますが、パッケージで水を計れるようになっているので便利ですよ。

※屋外で火を使う場合は火気使用が許可された場所で行いましょう。

「お外ご飯体験キット」

10分ほど浸水させたら火をつけます。

25分ほどで火が勝手に消えました。タオルに包んで蒸らします。熱くなっているので気をつけてくださいね。

「お外ご飯体験キット」

10分くらい経ったら完成です! スプーンなどで上下を軽く混ぜていただきます~♪

アルファ化米とは、炊いたり蒸したりしたお米を急速乾燥させたものなので、通常のお米より早く炊けて時短になります。失敗も少なくて済みそう!

アルファ化米は通常のお米よりも長期保存が可能なので、まさに防災ごはん向きなんですよ。

アルファ化米の炊き込みご飯の具にはひじきの他に、昆布やしいたけなども入っているので、旨味がたっぷり。おにぎり塩をかけて食べると最高のご飯になりました。

また、大人の塩引き鮭は、開けるだけで食べられる鮭の切り身。塩味が効いているので、これと一緒に食べてもおいしいですよ。ほぐしてご飯に混ぜ込んでもおいしいと思います♡

防災バッグに入れておいて!手ぬぐいの形をしたタオル「テオル」&「テオルのマスク」/越後亀紺屋 藤岡染工場

「テオル」&「テオルのマスク」

それから最後にもうひとつ、ごはんではありませんが、防災バッグに入れておきたいグッズのご紹介をします。

阿賀野市で260年以上の歴史を持つ「越後亀紺屋 藤岡染工場」。江戸時代から手拭いを作ってきた老舗染物屋さんが今回フェアに出品しているのは、手ぬぐいの形をしたタオル「テオル」。

タオルのような吸水性を持ちつつも、手ぬぐいのようにさまざまな使い方ができるのだとか。

手ぬぐいは実は手を拭くだけでなく、物を包んだり、紐代わりにしたり、防寒としてマフラー代わりに巻いたりといろんな使い方ができるんです。ただ、ちょっと薄いので、破れやすかったり、すぐに水でビチャビチャになったりというデメリットも。

「テオル」「テオルのマスク」セット¥2,200など

「テオル」&「テオルのマスク」

そんな弱点を減らしたのが「テオル」。新潟県内の紡績メーカーとのコラボレーションで、パナマ織りという布巾として使われてきた生地を、タオルサイズに仕立てています。

真っ白に仕上げたのは、誰もが使えるから。そして、非常時にはマジックなどでメッセージを書きこむ用途を想定しています。

手ぬぐいよりもしっかりとした肌触りなのに、柔らか。水分もたっぷりと含みます。接触冷感作用を持つので、スポーツタオルとして使うのにもよさそうです♪

「テオル」&「テオルのマスク」

さらに、セットのマスクはこの生地を使ったもの。災害時に粉塵などから喉や鼻を守れるマスクです。

今回、こちらを試したMERYスタッフは、もともと喉と唇の乾燥対策に毎晩、布マスクをして寝ているのですが、こちらがぴったりでした! 適度な保湿感がありつつも息苦しさがないので、快適に眠れましたよ。

楽しみながら防災しよう!

新潟の企業が集まった防災フェア。いろいろなものが集まっていて、見るだけでも楽しいものでした。防災食は賞味期限が長いことも大切ですが、味を知っていることも大切なのだそう。

ぜひお休みの日のランチがてら、備蓄している防災ごはんのお味を確認してみてくださいね。自宅にない!という方は、防災意識が高まる3月に、必要な防災ごはん・グッズを揃えてみてはいかがでしょうか?

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