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年金っていつから払うもの?公的年金の種類や保険料などまるっと解説♡

年金をいつから払うのかわかっていないという方は集合です!会社員であれば既に支払いが始まっていて給与から引かれているし、学生は申請をして猶予を受けている人もいるはず。公的年金について基本的な知識を押さえれば、正しく保険料を納付できますよ◎

更新 2022.05.17 公開日 2022.05.18
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実際はよくわかっていない、年金制度

ブラウスを着ている女性DHOLIC

自分がおばあちゃんになったら、年金がもらえるということはわかっている。
だけど、その年金はいつから支払うものなの?

そんなふうに、年金についてちゃんと理解できていないという人もいるはず。

今回の記事では、そんな方々のために、公的年金についての基本的な知識や、年金はいつから支払うものなのかまるっと解説。

しっかり知識を身につけて、正しく保険料を納付しましょうね♡

そもそも公的年金ってどんなもの?

公的年金は『国民年金』と『厚生年金』で構成されている年金制度です。

加入する年金制度は働き方によって決められています。

2種類の公的年金について、それぞれの特徴をcheck♡

日本に住む全員が対象の「国民年金」

日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満『全員』が加入するのが『国民年金』。
全ての人が対象のため、年金の基礎部分と位置付けられています。

高齢になったときの『老齢基礎年金』のほか、障害状態になったときの『障害基礎年金』や、遺族のための『遺族基礎年金』を受給できます。

国民年金の加入者は下記の通り3種類に分類可能です。
・第1号被保険者:自営業や学生など
・第2号被保険者:会社員や公務員など
・第3号被保険者:会社員や公務員の配偶者
第3号被保険者は会社員や公務員の配偶者である専業主婦・主夫です。

年収130万円未満で健康保険の扶養内であれば働いていても第3号被保険者ですが、それを超えると第1号被保険者として加入しなければいけません。

会社員や公務員が対象の「厚生年金」

『厚生年金』は会社員や公務員など、第2号被保険者が加入する年金です。
国民年金に加えて厚生年金にも加入するため、2階建て構造である年金の『2階部分』といわれることも。

2種類の公的年金に入っている状態のため、将来受け取れる年金も『老齢基礎年金』と『老齢厚生年金』の2種類です。
保険料は給料から毎月天引きされるため、加入者が自ら支払う必要はありませんよ。

ただし雇われていても、勤務先が『適用事業所』でないケースでは厚生年金に入れません。
厚生年金は事業所単位で適用される決まりです。
『法人の事業所』や『従業員が5人以上いる個人事業所』でなければ加入できない可能性があります。

保険料はいつから払うの?

公的年金の保険料を支払う時期は、国民年金と厚生年金で違います。

それぞれを支払い始めるタイミングを知り、正しく納付しましょう。

国民年金は20歳の誕生月から

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国民年金は『20歳の誕生月』から保険料を払い始めます。
20歳になってから約2週間以内に『国民年金加入のお知らせ』が届くため、保険料を納める手続きをしましょう。

払い終わるのは60歳の誕生日を迎える直前の『59歳11か月』です。
40年間(480か月)すべての期間支払うと、老齢基礎年金を満額受け取れますよ。

保険料を支払う期間に猶予や免除を受けていたり、未納の期間があったりすると、その分受け取れる年金額は減ってしまいます。

猶予・免除が10年以内であれば、後払いの『追納』をすると◎
支払っておくと満額に近づきますよ。

10年を超えると追納はできません。
このようなケースや未納がある場合は、60歳以上65歳未満の期間に『任意加入制度』を使い保険料を支払うのがおすすめです。

厚生年金は就職したとき

会社員や公務員が加入する厚生年金は『就職』したときが加入のタイミング。
年齢ではなく、適用事業所で働き始めたときに加入します。

保険料の支払い期間は『入社から70歳まで』が一般的。
国民年金は20歳から加入ですが、厚生年金は就職時に加入するため、20歳に満たなくても、就職すれば保険料の支払いが始まります。

ただし勤務先を退職すれば、その時点で脱退となります。
再就職先が適用事業所以外であったり、期間が空いたりするなら、国民年金の第1号被保険者となります。

再び適用事業所で働き始めれば、第2号被保険者として厚生年金へ加入できますよ◎

年金の保険料と納付猶予・免除制度

毎月支払う年金の保険料は決して安い金額ではありません。
具体的に支払う金額と支払い方法を見ていきましょう。

状況によっては支払えないケースもあるはず。
そのようなときに利用できるのが『納付猶予』や『免除』です。
制度について知っていれば、役立つタイミングがあるかもしれません◎

毎月の支払い額

公的年金の保険料は、国民年金と厚生年金で求め方が違います。

令和4年度の国民年金の保険料は『月額 1万6,590円』。
年齢や収入で変わることはなく、誰でも一律で支払います。

厚生年金の保険料は給料やボーナスの金額で異なるルールです。
定められた計算方法で求める『標準報酬月額』や『標準賞与額』に『18.3%』をかけて計算します。

ただし、計算で求めた保険料をすべて支払うわけではありませんよ。
保険料は勤務先と加入者本人で1/2ずつ支払います。

例えば標準報酬月額20万円であれば、保険料は3万6,600円。
そのうち、加入者の給与から差し引かれるのは1万8,300円です。

支払い方法は3種類

自営業や学生など第1号被保険者であれば、保険料を自分で支払わなければいけません。

下記の3種類から、払いやすい方法を選べますよ。
・口座振替
・納付書
・クレジットカード

指定の口座から自動的に引き落とされる口座振替なら、払い忘れがありません。
6か月・1年・2年分をまとめて前納で払えば割引が適用され、保険料が安く抑えられるのも魅力♡

納付書は期日までであれば、自分のタイミングで支払えます。
給料日後に支払いたいといった希望をかなえやすい方法ですね。

割安な保険料で前納できる納付書もありますよ。
クレジットカードで支払うと、保険料の納付でポイントを貯められるかもしれません。

手持ちのカードが年金保険料でもポイントを貯められる種類なら、活用するのが◎
クレジットカードでも前納できます。

知っておきたい納付猶予・免除制度

保険料の負担が大きいからと何もせず未納のままにしていると、その期間は年金に加入していない状態になってしまいます。失業や収入が減ったなど経済的な事情があるときには、『納付猶予』や『免除』を申請してみて。

国民年金の被保険者である学生であれば、在学中は『学生納付特例制度』で猶予の対象です。
納付額が減る分受け取れる年金額は減ってしまいますが、状況に合わせて利用すれば、暮らしを守りつつ年金制度の保障も受けられますよ。

また、次世代育成を目的として『出産前後の一定期間の国民年金保険料が免除される制度』もあります。
加えて厚生年金も『産前産後休業期間』や『育児休業等期間』は、保険料支払い免除の対象です。

年金の受給開始年齢は原則65歳から

国民年金も厚生年金も、受け取れるのは原則『65歳』から。

厚生年金は以前は60歳から受け取れましたが、制度が代わり、段階的に65歳まで引き上げられました。

ただし『繰上げ受給』を利用すれば、65歳より早く受け取れますし、『繰下げ受給』で65歳以降に遅らせることも可能ですよ◎

繰上げ受給なら満60歳から受け取り

65歳より早いタイミングで年金を受け取りたいなら『繰上げ受給』を利用できます。

1番早いと『60歳』から受け取れますよ。
ただし受給を前倒しした月数分の年金額が、一生涯減額される仕組みです。

減額の割合は1か月につき0.4%のため、60歳から受給し始めると『0.4%×60か月=24%』年金額が減ります。
仮に毎月10万円受け取れるはずだった場合では、受け取れる年金額は7万6千円です。

なお、老齢厚生年金の受給者が繰上げ受給をする場合は、どちらか一つの年金だけを繰上げるということはできず、二つを同時に繰上げることになります。

繰下げ受給では66歳以降に請求

老後資金に余裕があるなら『繰下げ受給』もいいかもしれません。
受給を後ろ倒しした月数分の年金額が、一生涯増額されます。

繰下げて請求できるのは、66歳以降75歳までです。

老齢基礎年金と老齢に厚生年金のどちらか一方のみ繰下げる、といった受給の仕方もできるため、ぜひ活用したいですね♡

年金額は加入期間によって変わる

受け取れる年金額は誰でも一緒ではありません。
加入期間によって受け取れる年金額は違いますよ。

令和4年度の国民年金であれば、満額で年に『77万7,792円(月6万4,816円)』受け取れますが、保険料を納付した月数が480か月に満たないときは、割合に応じて保険料が減額される仕組みです。

厚生年金は加入期間に加え、給与額でも年金額が左右されます。
例えば平均標準報酬43万9,000円で勤続40年だと、国民年金と合わせて年間で『186万5,052円(月15万5,421円)』受け取れる計算です。
これより報酬や勤続年数が少なければその分年金額は減りますし、報酬が多ければもっと多くの年金額を受け取れます。

公的年金の基礎を押さえておこう

国民年金と厚生年金で構成される公的年金は、仕組みを押さえて加入すると制度を存分に活用できて◎

20歳以上60歳未満の人全員が加入する国民年金は、20歳の誕生日月から保険料を払い始めますよ。

厚生年金は働き始めるときに加入するため、就職したら保険料を払う仕組みです。

ただし、状況によっては保険料を負担できないタイミングもありますよね。
そのようなときには納付猶予や免除制度を利用しましょう。

正しく手続きすれば、年金を受け取るときに後悔せずに済むはず。
制度の基本を理解し、適切に保険料を支払うことが大切です♡

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