2月22日は猫の日ニャー!愛猫家のダレノガレ明美さんが猫カフェをプロデュース♡

以前MERYでご紹介した、映えスイーツが楽しめる新大久保の新たなおしゃれカフェ「NEW ORK CAFE」。ここがなんと、2022年2月27日(日)までの期間限定で、「Tasty for Cats ねこのいない、ねこカフェ」になっているんです!
カフェをプロデュースしたのは、愛猫家でもあるダレノガレ明美さん。
“ねこのいない、ねこカフェ”って一体、どういうこと~!?

このカフェは、食を通じて、保護猫活動や猫のことをもっと知ってもらうための取り組みに加え、猫モチーフのカフェメニューやグッズを購入することで、売り上げの一部を保護猫活動をしている「公益社団法人 アニマル・ドネーション」に寄付することが目的のとのこと。
どんなカフェになっているのか、さっそく取材してきました♡
保護活動を知ることが、猫を助ける第一歩

2月2日のオープン日には発表会も開催され、ダレノガレ明美さんと、公益社団法人アニマル・ドネーション(以下、アニドネ)の亀井雪代さんが登場。
保護猫活動の実態や課題など、リアルなお話を聞くことができました。
猫は「家族」!カフェが保護猫活動について知るきっかけになればうれしい

「物心がついた頃から猫ちゃんと一緒に生活していて、動物ではなく、家族として育ってきました。
それは今も続いていて、おうちに猫ちゃんが6匹います。5匹はもともと一緒に住んでいて、先月から預かり猫ちゃんが1匹います。
私は猫ちゃんもカフェも大好きなので、今回のねこカフェのお話をいただいてすごく共感し、わくわくしながら準備を始めました。
1匹でも多くの猫ちゃんに幸せになってほしいですし、たくさんの人に保護猫活動について知ってほしいと思っています」(ダレノガレさん)
預かり猫ちゃんを送り出すときは寂しいけど、幸せになってほしい

ダレノガレさんが保護猫活動を始めたのは、ニュースで見た殺処分の現状を知って、「同じ命なのに毎日、こんなに猫が殺処分されているの?」と驚いたことがきっかけだそう。
「自分でも何かできることはしたいと思って、SNSで情報発信をしたり、昨年末からは預かりボランティアも始めました。
預かりボランティアを始めたのは、保護猫活動をしている施設の方のアドバイスから。1匹目の預かり猫ちゃんを送り出すときは自分の子どものようにかわいがっていた分、泣いてしまいました……。でも、『幸せになってね』という気持ちが大きいです。
今、2匹目の預かり猫ちゃんがいるんですけど、もうすぐ知り合いの方が引き取ってくれることになっています」(ダレノガレさん)
また、1年以上前には、保護猫だったメイちゃんを引き取った経験も。
「メイちゃんは、道端で弱っていたところを保護した方が、私に連絡をくださって。そのとき、近くにいたのですぐ引き取りに行って、病院にも連れて行きました。
命が危険な状態で、病院で『あと数日間が生きられるか生きられないかの重要な時期』と言われたんです。
なので、最初の頃は、1日中つきっきりで2時間おきにごはんをあげてあたためていました。1年ちょっとでここまで成長しました」と、パネルの写真のメイちゃんを愛おしそうになでていたダレノガレさん。
猫に対する愛情がすごく伝わってきました。
※パネル写真の猫は、ダレノガレさんが飼っている保護猫だったメイちゃん。
殺処分はなくなっていない。少しでも保護活動を知ってほしい

アニドネは、「動物のために何かしたいな」という気持ちをつなげる寄付サイトの運営など、リアルな保護動物活動を広く知ってもらうための広報活動をしている団体です。
「保護猫活動の一番の課題は、『殺処分がなくならない』ことです。昨年発表された環境省のレポートでは、引き取られている猫は44,000匹、その中で殺処分されているのは約20,000匹という状況です。
この20年で殺処分率32.4%と、かなり改善はされてきてはいますが、ひとつひとつが命の数。それがなくならないということは、先進国の中でも頑張っていかないといけないと思っています。
ただ、ダレノガレさんのような預かりボランティアを通じて幸せになっている猫ちゃんもたくさんいますので、そういったポジティブな面も知ってほしいです。
また、保護猫活動といっても、猫と暮らすことだけではなく、ミルクをあげたりなど、さまざまな形があります」(亀井さん)
今回のねこカフェのような寄付につながるものを購入することや、保護猫について発信している方の情報を見たり、SNSの情報をリポストやシェアしたりすることも大切な活動のひとつとのことです。
「ただし、ウェブ上ではさまざまな情報が広がっているので、情報元がどこなのか、ということを意識していただきたいです。アニドネでも活動のレポートを発信していますし、認定団体さんも紹介しているので見ていただけるとうれしいです」(亀井さん)
カフェメニューも猫・猫・猫づくし♡

猫はいませんが、カフェに登場するメニューが可愛すぎるんです♡
ダレノガレ明美さんがプロデュースしたのは、
・ホットココア ¥800
・ざくろソーダー ¥700
・ロイヤルミルクティー ¥700
・ねこ型パンケーキ ¥1,200
・ねこカレー(小) ¥1,000
・ねこカレー(大) ¥1,600
の6品。
そのほかにも、猫モチーフのメニューがあります!
・アフォガード ¥900
・マリトッツォ ¥1,000
・いちごパフェ ¥1,300
・アフターヌーンティー ¥3,500
MERYスタッフが試食しました♡

まずは、「ざくろソーダー」を試飲。
ダレノガレさんが「美意識が上がって、よく飲んでいる大好きな飲み物」なのだそう。「お酢は体にいいですし、フルーツを入れて、女の子が好きそうな見た目にしました」とのこと。
ざくろの酸味と、ベリーの甘酸っぱさが効いていました。ビターなココア味の猫型クッキーとも相性抜群です。
美容を気にする人や、甘いものを多く食べられないという人におすすめ!

続いては、「ホットココア」。
ココアの上にたっぷりのホイップクリームとカラフルなチョコスプレー、猫型クッキーがトッピングされた、見た目が超キュートなドリンクです♡
「ホットココアは、すごく思い入れがある飲み物。子どもの頃、家族とスキー場に行ったときに、父がスキーを滑っているのを見ながらよく飲んでいたココアを再現しました」(ダレノガレさん)
甘さ控えめのホイップクリームを溶かしながら飲むと、ちょうどいい甘さになります。
ほかのプロデュースメニューも、猫モチーフがあちこちに♡
「ロイヤルミルクティーやパンケーキは女性が好きだと思ったので、猫ちゃんのアートや猫型にして可愛く仕上げました。
ねこカレーは、男性が来てもがっつり食べられるようにメニューに入れました。ライスが猫型になっています」(ダレノガレさん)

近年大ブームになった「マリトッツォ」も猫型でお目見え。
甘さ控えめのホイップクリームがたんまり挟まれています。チョコペンで描いた猫の顔や粉糖で作られた猫の足跡がキュートでたまらない♡
添えられているストロベリー、ブルーベリー・ラズベリーの甘酸っぱいソースをつけたり、粉糖をつけて、味変も楽しめますよ♪
トレイに敷かれているペーパーマットには、地域猫や保護猫についての情報が詳しく書かれています。食べたあとに、じっくり読んでみてくださいね。持ち帰ることもできますよ。

最後は、バニラアイスとエスプレッソをかけた「アフォガード」に、猫型クッキーをのせたメニューをご紹介。
バニラアイスとエスプレッソがいい具合にお互いを中和しているので、甘いものが苦手な人や、コーヒーが苦手な人も、完食できるおいしさです♪
「かわいすぎて崩せない!」という人もいるかもしれませんが……猫型クッキーを砕いて、かけて食べると違う食感のスイーツとしても楽しめます!
試食をしていない、カレーやパンケーキ、パフェ、アフターヌーンティーは、なかなかのボリュームがありそう。
一度に全メニューを制覇するのは難しいと思うので、気になるメニューがたくさんある人は、何回か通うことをおすすめします。
猫のワンポイントがついたグッズも販売中!

ダレノガレさんのブランド「CAROME.(カロミー)」とカフェのコラボグッズも販売!
(写真左から)
・DAILY USE TOTE BAG ¥700
・BIG TOTE LOGO PRINT ¥3,000
・CAT EMBROIDERY T(BLACK&WHITE) 各¥3,000
その他、
・DAILY USE SMALL BAG ¥1,800
・DAILY USE face towel ¥500
・DAILY USE HEADBAND ¥2,000
の7品を展開。
コラボグッズの猫のロゴマークや、メニューについているクッキーの猫型はダレノガレさんの飼い猫の後ろ姿を採用したそうで、「ひとつひとつが大切で、とても愛おしい商品たち」と話していました。本当に可愛すぎです♡
グッズはECサイトでも販売中! カフェに来れない遠方の人も、チェックしてみてくださいね♪
店内も猫への愛であふれてる♡

壁や電球にも猫の姿や足跡があしらわれ、猫のぬいぐるみや、いろんな種類の猫の写真が飾られています。
猫がいなくても、猫愛であふれているカフェなんです。
現地へ行って、どこに猫がいるのかすみずみまで探してみると、より「ねこのいない、ねこカフェ」を楽しめますよ♪
「ねこのいない、ねこカフェ」で幸せな時間を過ごして♡

最後に、ダレノガレさんからのメッセージです。
「猫が好きな方はもちろん、猫アレルギーがあって猫ちゃんと一緒に生活がしたくてもできない方でも、今回のねこカフェにはリアルな猫がいませんので『一緒に行こうよ』と誘えますし、ぜひお越しいただきたいです。
おいしいスイーツやドリンクを楽しみながら、お友だちや恋人、家族と一緒に、『こういう現実もあるんだな』とか『こういう保護方法があるんだな』という保護猫活動について知っていただくきっかけになればうれしいです」
新大久保駅直上のフードホール「Kimchi, Durian,Cardamom,,,」にあるこちらのカフェ。
買い物帰りに立ち寄ったり、猫好きの友だちと一緒に、ぜひ訪れてみて♡
【店舗情報】
『Tasty for Cats ねこのいない、ねこカフェ』
期間 :~2022年2月27日(日)
場所 :東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル3F
電話 :03-6908-8055
営業時間 :11:00~22:00(21:00 L.O.)
定休日 :月曜日