NISAとiDeCo
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iDeCoとNISAの違いって?特徴やメリット・デメリットを解説

iDeCoやNISAで資産運用を始めたくても、「どちらがいいかわからない」という人もいるはず。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、自分に合う方法を選んでみて。仕組みが違う制度のため、似ている点や違う点もチェックしましょう♡

更新 2022.02.19 公開日 2022.02.24
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iDeCoとNISAどっちが自分に合ってるのかな?

考える女性DHOLIC

資産運用を始めてみたいなと思っているんだけど、iDeCoとNISAの違いがよくわからない…と悩んでいませんか?

そんな方のために今回の記事では、iDeCoとNISAのそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。
自分にピッタリの資産運用が見つかりますように♡

iDeCoって何?

自分に向いているのがiDeCoかNISAか判断するには、それぞれの制度について知ることが大切。

まずは、iDeCoがどのような目的でつくられた制度かという点や、加入できる条件についてご紹介します。

任意で始められる私的年金制度

iDeCoは老後の資金作りを目的とする『私的年金制度』です。
厚生年金や国民年金では不足する、老後資金を補うためにつくられました。

同じ年金制度ではありますが、主体的に利用できる点は厚生年金や国民年金と異なります。
加入そのものも運用方法も自分の意思で決定できます。
税制優遇を受けられるため、お得に資金を運用できる制度です。

運用の成果が出れば、掛け金より大きな老後資金を形成できるかもしれませんね◎

iDeCoに加入できる条件

ピンクのブラウスを着た女性DHOLIC

iDeCoはすべての人が加入できるわけではありません。加入するには、以下のような条件があるんです。

・20歳以上60歳未満(2022年5月より、60歳以上でも国民年金被保険者などであれば加入可能になります)
・企業型確定拠出年金に加入していない
・企業型確定拠出年金に加入している場合、会社が支払う掛け金の上限を引き下げ、会社がiDeCoの併用を認めていること

もともと自営業者などに限られていたiDeCoですが、条件さえ満たせば会社員でも利用できますよ◎
ただし、状況によっては会社の負担金額と退職金の額が減る可能性もあるため要注意。

また、『国民年金保険料の納付を免除されている人』『海外に住んでいる人( 2022年5月より、国民年金に任意加入していれば加入できるようになります)』『農業者年金の加入者』も、加入できません。

NISAの概要と種類を知ろう

iDeCoと同様に、資産形成の役に立つ制度としてNISAがあります。
NISAの制度について概要をチェックしましょう!

一般NISAとつみたてNISAについて、それぞれの特徴も見ていきます。

非課税で投資ができる制度

投資をすると、株式や投資信託を保有している間は普通分配金を受け取れます。
売却時には譲渡益が発生するかもしれません。
これらの利益に税金がかからず、『非課税』になるのがNISAの特徴です。

利用するには専用の口座を開設しましょう!

1:一般NISA(口座開設期間:2023年まで)
※新しい制度になった後は、2024~2028年まで

2:つみたてNISA(口座開設期間:2024年まで)

3:ジュニアNISA(口座開設期間:2023年まで)
※ 2023年の制度終了が決定済み

の3種類があります。

一般NISAとつみたてNISAの違い

NISAには『一般NISA』と『つみたてNISA』があります。
一般NISAの特徴は最長5年間、年間120万円まで非課税投資枠があります。

2024年からは1階部分の積み立て枠が年間20万円、2階部分のその他枠が年間102万円の2階建てになることが決まっています。
投資対象が株式・投資信託・REITなど複数あるのも特徴。

一方、つみたてNISAは年間40万円までが非課税枠の上限です。
しかし、非課税期間は20年間と一般NISAより長く設定されています。
投資対象は限定されていますが、その分投資初心者でもチャレンジしやすいですよ♡

iDeCoとつみたてNISAを比較してみよう

税制優遇を受けられる資産形成の方法としてiDeCoとNISAがあります。
NISAの中でも、つみたてNISAはiDeCoと似ている仕組みです。

どちらも長期間続けることで成果を実感できるはず。
ふたつの制度の違いを確認しましょう!

iDeCoとつみたてNISAの共通点

洗練されたお財布Pinkoi

iDeCoとつみたてNISAはどちらも、将来に備えるために利用する制度です。
iDeCoは月5,000円以上、つみたてNISAは月100円以上と少額から積み立てられるため、若いうちからでも始めやすいはず♡

ただし、加入対象は20歳以上のため、10代以下は加入できません。
また、どちらも投資対象に投資信託が含まれているのも特徴です。

プロに運用を任せられる投資信託なら、初めて投資をする人でも安心して始められますよ◎
受給の利益が非課税になる点も同じです。

iDeCoとつみたてNISAの異なる点

さまざまな共通点があるiDeCoとつみたてNISAには、違う点もあります。
違いに注目すれば、自分に合う制度がどちらか判断しやすくなるはず。

最も大きな違いは、途中で引き出すことが可能かどうかです。
つみたてNISAはいつでも途中で引き出すことができますが、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。(iDeCoは、加入期間が10年に満たない場合、61~65歳まで引き出せません)
掛け金の上限額も異なります。

iDeCoは加入している年金制度によって、年額14万4,000~81万6,000円まで掛けられます。
一方、つみたてNISAの掛け金は年額40万円が上限です。

さらに、iDeCoの掛け金は所得控除の対象になりますが、つみたてNISAの掛け金は所得控除されません。
iDeCoには受取時の税制優遇もあるため、NISAより大きな節税効果を得られます。

iDeCoのメリット・デメリット

私的年金制度として加入できるiDeCoは、一般的な投資と比較して有利な点が複数あります。
しかし、メリットばかりではありません。

原則途中解約できない・手数料がかかるなどのデメリットもあることも押さえておきましょう。

メリット:税制優遇を受けられる

iDeCoのメリットとして代表的なのは、『税制優遇』を受けられる点です。
税制優遇を受けられるタイミングは3種類あり、NISAと比較しても手厚いのが特徴といえます。

『掛け金の拠出時』に受けられるのが所得控除です。
所得から掛け金分を差し引けます。
所得金額は所得税や住民税を計算するために用いられるため、差し引かれることで所得税や住民税の負担が軽減されますよ◎

利息や配当、売却益などの『運用益が非課税』になるのもメリット。
通常であれば約20%の税金がかかるところ、iDeCoであれば非課税になります。

さらに、受取時にも税負担を軽減する措置があります。
分割なら『公的年金等控除』によって、一括なら『退職所得控除』によって負担が軽減される仕組みです。

メリット:元本確保型商品を選べる

株式や投資信託による資産運用は預貯金と異なり、元本割れのリスクがあります。
タイミングによっては、掛け金より受け取れる金額が少なくなるかもしれません。

しかしiDeCoであれば、定期預金といった『元本確保型』の商品を選べます。
元本確保型は変動型と比較してリターンの少ない商品ですが、基本的には損をすることはありません。

元本が確保されている商品で、安定した運用をしたい人にも取り組みやすいはずです♡

デメリット:原則途中で解約ができない

一方、デメリットとして挙げられるのは、原則として『途中解約できない』点です。

老後資金として積み立てるiDeCoは、60歳まで引き出せません。
場合によっては途中解約もできますが、死亡や高度障害状態などの厳しい条件が定められています。
1度加入すると、60歳まで掛け金を支払い続けなければならないのです。

掛け金の減額(年1回)や休止はできますが、気軽に利用できる仕組みとはいえません。

デメリット:手数料がかかる

手数料がかかる点にも注意しましょう!
税制優遇が受けられたとしても、手数料を考慮すると利益はその分減ってしまいます。
場合によっては、手元に入る運用益がごくわずかになるケースも。

どの金融機関でiDeCo口座を開設したとしても、下記に記載する国民年金基金連合会に支払う手数料は同じ金額です。
・加入・移換時手数料(初回のみ):2,829円
・加入者手数料(掛け金納付の都度):105円
・還付手数料(還付の都度):1,048円

このほか、金融機関ごとに異なる手数料もかかります。
金融機関独自の手数料は、条件を満たすと無料になるケースもあるので、開設前に比較するといいですね。

NISAのメリット・デメリット

税制優遇を受けながら投資できるNISAにも、メリット・デメリットがあります。

いつでも売却できる自由度の高さがある反面、口座の開設数には制限がありますし、損失が出るかもしれません。
メリット・デメリットを把握した上で利用すると、制度を活用しやすいはず。

メリット:いつでも売却・引き出しができる

NISAのメリットは、いつでも売却・引き出しができる点です。
iDeCoのように、原則60歳まで掛け金を支払い続けるといった縛りはありません。
マンションの購入や結婚など、まとまった資金が必要になったときに引き出せる自由度の高さが魅力です。

ただし、売却して引き出した非課税投資枠の再利用はできません。

例えば、3月に一般NISAの非課税枠で投資した50万円を7月に全て引き出した場合、この年の非課税枠の残りは70万円です。

デメリット:開設できる口座は1人1つのみ

非課税枠が設けられているNISA口座は、複数開設すれば非課税枠が増えてお得になりそうですよね。
しかし、開設できるNISA口座は『1人ひとつ』と決められています。

たとえ複数の金融機関でNISA口座の申し込みをしたとしても、開設される口座は一つのみです。
税務署が口座開設の申請を受け付けた順に手続きされます。

そのため、誤って複数の金融機関で申し込んだ場合、NISA口座が開設される金融機関を任意では選べません。
希望の金融機関がある場合には注意しましょう。

デメリット:損失が出る場合がある

NISAで資産形成に取り組むと、『損失』が出る可能性があります。
運用中に投資した株式や投資信託が値下がりすれば、元本割れするかもしれません。

運用している金融商品が値下がりして損失が出た場合、通常の課税口座で運用している場合は利益と損失を相殺する『損益通算』ができます。
しかし、NISA口座は損益通算の対象外です。

例えば、NISA口座で損失を出し、課税口座で利益が出たケースでは、NISA口座の損失は考慮されず、課税口座の利益にそのまま税金がかかります。

また、NISA口座から課税口座へ資金を移動する際は、実際に購入したときの時価ではなく、非課税期間終了時の時価を購入額として考えます。
そのため、購入時と移動時の差額によっては、課税される金額が増えて損になるケ-スもある点に注意が必要です。

iDeCoとNISAどちらを選ぶべき?

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資産形成に役立つiDeCoとNISAは、それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、目的に合わせて選ぶのがおすすめ◎

iDeCo・一般NISA・つみたてNISAのどれを選ぶべきか、参考になる情報をご紹介します。

iDeCoとNISAは併用可能

NISA口座はひとつしか開設できませんが、年金制度のiDeCoと投資の税制優遇制度であるNISAは、併用できます。

例えば、老後資金を貯めるiDeCoと、マンション購入資金のつみたてNISAという使い分けも可能です。
資金が許すのであれば、どちらも利用すると税制優遇を最大限受けられて◎

どちらか一方に限定するよりも、かかる税金を抑えやすくなりますよ。

長期的に老後資産を形成するならiDeCo

長い時間をかけて『老後資金』を作りたいと考えている人に向いているのがiDeCoです。

原則60歳までは売却も引き出しもできませんが、だからこそ着実に資金を作れます。
20代や30代といった若いころから始めることで、大きな資産を作りやすいはず。

積極的な投資で利益を追求する運用方法もあれば、元本割れを避けて確実に掛け金を積み立てていく運用方法もありますよ。

短い期間で積極運用するなら一般NISA

現時点でまとまった資金があり、数年ほどの『短い期間』で運用したいなら、一般NISAが適しています。
一般NISAであれば株式にも投資可能です。

短い期間の投資でも、積極的な運用で大きく資産を増やせるかもしれません。
自由なタイミングで売却や引き出しができるのも魅力です♡

購入した商品が値上がりしたタイミングや、資金が必要になったタイミングで、自由に現金化できますよ。

少額でのコツコツ運用ならつみたてNISA

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これから資産を作りたいと考えているなら、少額から投資できるつみたてNISAが◎

上限の年間40万円を積み立てる場合でも、1か月の金額は約3万3,000円なので無理なく続けられるでしょう。
数百円から始められる金融機関もあるため、20代のうちに少しずつ投資を始めたい人にも向いていますよ。

中長期的に安定していると金融庁が選んだ商品のみが投資対象である点も、投資初心者にぴったり◎
長期間かけて少しずつ資産形成を目指す人に適していますよ。

無理のない範囲で資産運用を始めよう♡

赤のお財布Pinkoi

資産運用を始めるなら、iDeCoやNISAを活用してみてください。
老後資金作りにはiDeCo、まとまった資金を積極的に運用するなら一般NISA、コツコツ資金作りをするならつみたてNISAが向いています。

どの制度も税負担の優遇措置があるため、活用するとお得ですよ。

NISA口座はひとり1口座のみですが、iDeCoとNISAの併用はできるため、予算が許すなら同時に利用しても◎
初めての投資にも適している制度のため、無理のない範囲でチャレンジしてみましょう♡

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