「ハーブの寄せ植え」はいかが?
羽根木にあるフラワーショップ「malta」オーナーの布山 瞳さんに、おうちで気軽に楽しめるお花について教わる連載「花のある日々」ですが、今回は少し趣向を変えて、グリーンものをご紹介します。テーマは「ハーブの寄せ植え」について。
あなたは自宅でハーブ、育てたことありますか?
冬越しできるハーブを植えてみて

ハーブというと、爽やかな春や夏のイメージが強いように思われる方も多いと思いますが、寒さに強いものも色々とあります。
冬越しできる逞しいハーブを寄植えをして、生活に取り入れてみませんか?
寄植えにおすすめなのが、アメリカ生まれの「Root Pouch」です。
ルーツポーチとは、リサイクルペットボトルとリサイクル天然素材で作られた不織布製の植木鉢。
通気性や透水性に優れているため、根がしっかり育ちます。
寄せ植えの仕方

寄植え方法
1.鉢底石を鉢の1/5入れます
2. 1/3程度の高さまで土を入れる
3. ポットから苗を出し、根についた土を軽くほぐす
4. 土を植物の間に足しながら、高さを調節する
5. 隙間ができないように土を足し、鉢の縁から2cm下まで土を入れる
6. 鉢底から流れるくらい、たっぷりと水を与える
おすすめのハーブはこの4つ!
【タイム】
刺激的な清涼感があり、魚や肉の臭み消しにも使われます。爽やかな香りとほのかな苦味が特徴で、リラックス効果も期待できます。
【ミント】
冬になると寒さで葉が枯れたようになってしまう場合もありますが、春になるとまた芽吹き、元気に育ちます。
紅茶、牛乳とミントの葉をお鍋で温めた「ミントミルクティー」も美味しいんですよ。
【ローズマリー】
冬でも枯れることなく害虫も着きづらく乾燥にも強く、とても育てやすいハーブです。
スープやシチューなどの煮込み料理の香りづけに、ローレルを使うようにローズマリーの枝葉を使うのもおすすめです。
【ホワイトセージ】
幼い苗は冬越しできないため、成長した株がおすすめです。
ネイティブアメリカンが聖なるハーブと呼び、儀式や祈りの場に用いたホワイトセージ。
葉を乾燥させ浄化(スマッジング)に使用できます。
以上、ハーブの寄せ植えについてご紹介しました。小さな苗なら200円ほどから購入できますので、ぜひお試しになってみてくださいね。
教えてくれたのは布山 瞳さん

布山 瞳さん
大学在学中、ファッションショーの開催や舞台装飾に取り組む。テレビ業界でキャリアをスタートした後、パリスタイルのアレンジメントを学ぶ。海外有名ブランドのショップディスプレー、ファッションショーに加えウェディングフラワーに携わる。2010年独立し「malta」を設立。
2017年世田谷区羽根木に店舗をオープン。店舗販売、結婚式だけでなく、店舗装飾、撮影装飾、ファッション誌カタログなど掲載多数。
季節感、色彩、素材の調和を大切に、暮らしを豊かにする提案をしている。